医療・福祉関連の企業・商品紹介のご相談事例

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医療・福祉関連の企業・商品紹介のご相談事例
ご相談内容

学会発表や研究会向けの専門性の高い動画を、自社で手軽に制作・配信できる仕組みを検討したい。

業種:医療・福祉 規模:10〜49名 企業・商品紹介に関するご相談

博士ドットコムからのご提案

専門性の高い内容を動画で伝えるための「内製化」の方向性整理

ご相談いただいたのは、少人数体制で高度な医療・研究開発に取り組む企業様でした。学会発表や研究会で使用したスライド資料を活用しながら、自社の研究内容やコンセプトを分かりやすく伝える動画を作りたいというお話でした。一方で、毎回外部制作会社に依頼すると費用と時間の負担が大きく、少し内容を修正したいだけでも都度やり取りが発生してしまうことが課題になっていました。そこでまず、どのような動画をどのくらいの頻度で作るのか、学会や研究会向けの説明動画と、医療関係者・取引先向けの情報提供動画をどのように整理するのかといった「用途の棚卸し」からご一緒しました。そのうえで、将来的な事業拡大も見据えつつ、今の規模でも無理なく始められる内製のスタートラインを一緒に描いていくことを提案の軸としました。

PowerPoint取り込みとAIナレーションで、専門スライドをそのまま動画化

次に、具体的な制作フローのイメージを持っていただくため、メディア博士の編集画面を用いたデモンストレーションを行いました。メディア博士はクラウド型の動画編集ツールで、専用ソフトのインストールは不要、社内のパソコンからブラウザだけで利用できます。今回特に関心を持っていただいたのが、既存のプレゼン資料を活用できるPowerPoint取り込み機能でした。スライドデータをアップロードすると、指定したページと秒数で動画タイムラインに自動配置され、ノート欄に記載した原稿をAIナレーションとして読み上げることができます。これにより、専門用語が多い分野でも、話したい内容をテキストで整えるだけで説明付きの動画が作成可能です。また、もともとスライド内に用意している図やイラストに、画面切り替えのアニメーションや拡大・移動といった動きを加えることで、学会場での口頭発表に近い分かりやすさを再現できます。さらに、撮影した映像やオリジナルのイラスト素材も組み合わせられるため、研究コンセプト紹介や患者説明用のアニメーション動画など、用途に応じて表現を広げられる点をご説明しました。

将来の事業拡大も見据えた配信プラットフォームと伴走サポートの提案

動画を作るだけでなく、「誰にどの動画を見せるか」を細かくコントロールしたいというご要望に対しては、メディア博士が提供する動画配信プラットフォームの活用イメージをご紹介しました。医療関係者や取引先など、視聴対象ごとにログインIDを発行し、グループ単位で閲覧可能な動画を出し分けることで、学会向けコンテンツと患者向けコンテンツを明確に切り分けることができます。また、どの動画がどの程度視聴されているのかを分析し、次の企画や資料改善に活かせる点も、研究成果の発信と相性が良いポイントです。ただし、現在の規模では本格的な配信プラットフォーム運用は負担が大きいとのお考えもあったため、当面は動画編集機能を中心に検討し、事業が拡大し動画の本数や視聴者が増えてきた段階で段階的に導入するという選択肢をご提案しました。その際には、当社側で初期の動画テンプレート作成や社内向けレクチャーを行い、社内スタッフだけで回せる体制に育てていく伴走支援が可能であることもお伝えし、長期的なパートナーとしてご活用いただけるイメージを共有しました。

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