現状は、作業手順が口頭で伝えられ、記録として残りにくいことが課題でした。導入済みの仕組みがあっても「作るのが面倒」「今のやり方で足りている」と感じると、結局は隣で教える運用に戻りがちです。そこでまず、何をマニュアル化すべきかを棚卸しし、全てを重たく作り込むのではなく、日々の業務で“繰り返し発生する困りごと”や“共有すると効果が出やすい小技”から着手する方針を提案しました。作成対象と運用ルールを絞ることで、推進側が社内に説明しやすい形に整えます。
パソコン操作などは、動画より静止画の方が確認しやすい場面が多くあります。メディア博士では、画面録画で動画を作ることも、スクリーンショット+テキストで手順を整理することもでき、同じページ内で組み合わせて運用できます。たとえば「迷いやすい分岐だけは短い録画で補足」「他は静止画で要点だけ表示」といった設計により、最後まで視聴しないと分からない問題を避けられます。ページの型(レイアウト)を揃えることで、人によるばらつきを抑え、探す側にとっても“読む負担が少ない”状態を作ります。
一度作って終わりになりやすい環境では、月次で成果が見えづらくなります。そこで、メディア博士の活用を「マニュアル作成」に閉じず、日常の改善ネタや業務の小技共有を“短く作ってすぐ出す”運用へ広げる提案を行いました。投稿テーマの決め方、社内周知の仕方、継続のための設計は、伴走型のコンサルティングとして支援します。推進部署と連携し、社内の状況に合わせて企画を更新しながら、常に使われる知識共有の土台へ育てていく進め方をご提案しました。