ある金融関連企業では、商品やサービスの説明資料、利用者向けの操作案内を動画化し、営業支援と業務効率化につなげたいというご相談がありました。一方、動画編集の専門人材を新たに配置する予定はなく、関連部門の担当者が通常業務と並行して制作できることが重要でした。そこで、企業向けクラウド型動画編集ツール「メディア博士」を活用し、既存の説明資料を取り込んでAIナレーション付き動画に変換する方法をご提案しました。操作案内には画面録画を使用し、収録音声から自動で字幕を作成できます。用途別のテンプレートも活用することで、担当者の編集経験に左右されにくい制作体制を目指します。
特に重視されていたのが、重要な説明動画について、誰がどこまで閲覧したかを確認できることです。メディア博士の動画編集機能のみでも再生回数や平均視聴時間は確認できますが、視聴者ごとの履歴を管理するには、ログイン機能を備えた専用プラットフォームが必要です。そこで、動画制作と配信管理を組み合わせ、閲覧者ごとのログイン履歴、再生状況、視聴完了状況を把握する構成をご案内しました。また、重要な説明の途中離脱を抑えるため、注意喚起の表示など、利用目的に応じた画面設計も検討できます。ただし、視聴記録だけで説明内容の理解や法令上の要件充足まで証明できるわけではないため、確認方法は社内の基準に沿って設計することが重要です。
もう一つの重要な検討条件は、セキュリティ監査に必要な操作履歴の管理でした。ログイン状況や利用状況の一部は管理画面で確認できますが、アップロードやダウンロードなどの詳細な操作履歴は、提供側への調査やデータ開示依頼が必要となる場合があります。そのため、取得可能な記録と開示手順を事前に確認することをご提案しました。また、動画の制作者と閲覧者でアカウント管理が分かれることへの懸念もあったため、管理者の役割や運用ルールを整理する必要があります。伴走型サポートを通じて制作研修や初期運用を支援し、操作性、視聴分析、セキュリティ要件を踏まえた継続的な動画活用を目指します。
このような企業様におすすめです