現状は、部署ごとに異なる編集環境が混在し、端末入れ替えや担当変更のたびに環境再構築・設定確認が発生していました。そこで、ブラウザでログインして使えるクラウド型のメディア博士に統一し、フォルダ階層で部門別に整理する運用をご提案しました。必要に応じてフォルダへアクセス制限を設定し、機密性が必要な素材も扱えるようにします。プロジェクトを共有できるため、途中まで作成した動画を別担当が引き継いで完成させる体制が作れ、属人化と引継ぎの負担を同時に軽減できます。
作業紹介・教育・安全啓発など、現場の工程を短い単位で細かく編集するニーズに対しては、直感的な編集画面とショートカット操作でスピードを上げる進め方をご提案しました。テロップは自動文字起こしで下書きを作り、必要箇所だけ整えることで工数を圧縮できます。また、文字サイズ・配色・レイアウトを「セット」として保存し、ワンクリックで使い回せるようにすることで、初めて触る担当者でも一定品質を再現できる状態を作ります。結果として、動画の見た目が担当者ごとにブレる問題を抑え、教育コンテンツの統一感を出せます。
教育対象が多様な現場では、テロップの多言語化や読み上げ音声の付与があると理解のハードルを下げられます。メディア博士では、文字起こししたテロップをベースに翻訳・音声化を行い、必要に応じて音量調整で「映像はそのまま、音声とテロップで補助する」形も取れます。さらに、撮影時に映り込んだ人物の顔などは自動検出によるモザイクで対応でき、編集負荷を抑えながら運用ルールに沿ったコンテンツ制作が可能です。これらを踏まえ、まずは部門内で型(テンプレート)を作り、制作の標準手順を固めた上で、全社へ展開していく流れをご提案しました。