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【事例あり】動画制作の流れ・コツを解説!起承転結を意識しよう

【事例あり】動画制作の流れ・コツを解説!起承転結を意識しよう

スマートフォンでの動画撮影チェックシート【31項目】

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近年動画コンテンツの需要が高まり、多くの企業はPR動画を作るようになりました。その影響もあって、現代社会には動画コンテンツで溢れています。そのような状況の中でも多くの人に見てもらうような動画を作るために、具体的に何を意識すればいいのでしょうか。
その答えはズバリ、「起承転結」を意識して動画にストーリー性をもたせることです。
ここでは、起承転結を上手く取り入れた動画制作の流れをお伝えします。

動画制作は何から始めればいいの?

動画制作を大きく分けると以下の3つのステップに分かれています。

1.構成を考える
2.撮影する
3.編集して媒体にアップロード


今回は、このステップごとに意識すべきポイントを解説していきます。

構成を考える際のポイント

動画制作で一番初めに行うことは、動画の構成を考えることです。実はこの「動画の構成を考える」が3つのステップの中で一番大切です。では、どのようなことに気をつけて動画の構成を決めていけばいいのでしょうか?大事なポイントは2つあります。

目的・ターゲットを明確にする

まずは、動画の目的・動画を見てもらいたいターゲット層を明確にしましょう。
企業のことをもっと知って入社してもらいたいのか、それとも自社商品を購入してほしいのか、動画を制作する目的は様々です。目的を明確にすることで、動画を見た視聴者にその後どのような行動をしてほしいのか決めることができます。

また、ターゲット層を明確にすることで動画の雰囲気や強調すべきメッセージが見えてきます。「二兎を追うものは一兎をも得ず」という言葉があるように、欲張って万人受けを狙うと、どの層にも届かなくなってしまうかもしれません。
ターゲット層を決定する際は、「最も見込みのあるユーザー」はどの層なのか?ということを意識することが大切です。

「起承転結」を意識した構成にする

冒頭でも述べたように、多くの人に見てもらえる構成にするためには「起承転結」を意識することが大切です。
なぜ「起承転結」を意識することが大事なのでしょうか?
百聞は一見にしかずということで、まずは実際の事例を見てみましょう。
民泊物件.com PR動画
こちらの動画では、「物件を実質タダで借りられた」というインパクトのあるシーンを冒頭に持ってくることで、視聴者に「どういう仕組みなんだ?」と興味をもたせています。
そこからサービスを紹介していく構成にすることで、内容が視聴者の印象に残りやすくなっています。このように、動画の始まりで視聴者に興味を持ってもらう仕組みを作ることは、とても大切です。
起承転結についてまとめると、以下のようになります。

1「起」で動画の内容を理解してもらう
起承転結の「起」は物語の始まりを意味します。この動画がどのような動画なのかを瞬時に視聴者に理解してもらうことが大切です。

2「承」で話を展開させていく
「起」で物語が始まったら、「承」で物語を展開させていきます。
例えば、「起」で背景を視聴者に説明したとすれば、「承」では、問題点や課題点を挙げるというような構成にすると、視聴者をより自然に物語に引き込むことができます。

3「転」で問題の解決策を提示する
「転」では、これまでの物語の展開を覆したり、問題が解決されたりと様々なパターンがあります。大切なのは、「起承」で積み上げてきた流れから「転」で強い主張を持ってくることです。このようにすることで、視聴者の印象に残るような構成の動画に仕上がります。

4「結」で物語の最後を締めくくる
最後にこの動画で伝えたかったことをしっかりと視聴者にアピールしましょう。
商品のPR動画なら実際にその商品によってどういうメリットが生まれるのか視聴者に伝わるようにすることが重要です。

動画撮影の進め方

動画の構成が決まったら、必要なシーンを撮影していきます。
動画の規模や内容によって必要な工程は多少異なりますが、ここからは主な動画撮影の進め方を説明していきます。

企画

動画の構成を元に、絵コンテを作成し、撮影に必要なものの準備やそのスケジュールを確認します。既に動画の素材が集まっている場合には必要ないですが、これから撮影をする場合には特に事前準備が必要です。

場所によっては、事前に撮影許可を申請しないといけない場合もあるかもしれません。
また、キャスティングのためオーディションが必要になるかもしれません。撮影に行くための車の手配なども含め、撮影のためのスケジューリング等を企画します。

参考動画を探す

動画撮影において、参考動画を探すことはクリエイティブなプロセスの一部です。
それは、他の成功した動画を見ることで、新しいアイデアや効果的なアプローチを学ぶことができるからです。参考動画を探すことで動画制作のクオリティを向上させることができます。

自分のアイディアだけでは思いつかないような、カメラの設定やライティングの方法などプロのスタイルを学べます。
ただし、他人の作品を模倣するのではなく、自身の個性を加えることに注意しましょう。他の動画からは、インスピレーションを得つつ、独自のアプローチを持って制作に取り組みましょう。

出演者を決め、日程をおさえる

動画に出演する人を決めます。社員を登用するか、プロに依頼するか、あるいはオーディションをするかなどを決定します。
短時間の動画でもプロがでれば動画のクオリティは全く違ったものになります。キャスティングは動画の良し悪しを左右する大事なものです。
オーディションをする場合は、少なくとも1週間はかかるため、事前に逆算してスケジューリングしておく必要があります。

キャストを決めたら、メインの演者からエキストラまで出演者を細かく決定し、日程調整(ブッキング)を行います。

香盤表の作成

香盤表とは、撮影当日の全体の動きをスケジュール表にまとめたものです。
これは、キャストだけでなく、スタッフの動きも記載されています。撮影には多くの人がかかわるので、共通認識がないと混乱してしまいます。
台本をもとに、撮影時間や移動時間などを計算し、作成しておきます。

撮影準備

まず、ロケをする場合には、事前に撮影場所の下見をしておきます。
場所を確認するだけでなく、撮影許可をとったり、撮影する画角の確認や照度なども確認し、必要な機材を準備しておきます。
カメラ、照明、音声などの機材調達に加え、必要に応じた小道具なども準備が必要です。

持っていない機材が必要になる場合には、レンタルで借りることもできます。また、必要であれば、撮影当日の弁当の手配なども行います。
撮影許可については公共の場所だと、撮影許可が出るまでに時間がかかる場合があるので余裕を持って行う必要があります。

撮影前にナレーションを撮っておくこともあります。そうすると、撮影すべき動画が決まるうえ、先にナレーションが入っているため編集も楽になります。結果として、制作期間が短くすみます。

撮影

事前準備を整えたら、当日は香盤表にしたがって撮影を進めていきます。
クライアントが立ち合い、必要なカットを正確に撮影していきます。会社紹介や商品アピールの動画は、見せ方にもこだわりがあるはずです。
撮ってしまった後では修正がきかないので、必ず撮影当日に納得のいく撮影を確実に行います。

編集

動画が撮影出来たら動画を編集します。編集には無料で使用できるソフトなどもあり利用しやすくなっています。
プロが使う有料の動画ソフトもあります。用途に応じて活用しましょう。

動画撮影のポイント・テクニック

動画撮影をする際にも、いくつか大事なポイントがあります。

カメラを固定する

動画を撮影する際、基本的にカメラは固定して撮影するようにしましょう。
カメラを固定することで、手ブレを防ぐことができ、動画のクオリティを挙げることができます。

1カットを3秒以内にする

動画の視聴者を飽きさせないために、「1カット3秒以内」を意識するようにしましょう。
同じようなシーンが3秒以上続くと、視聴者が離脱してしまう可能性が高まってしまいます。テンポのいいスムーズな動画を制作するためにも、「1カット3秒以内」を心に留めて動画撮影をしましょう。

基本的にズームはしない

遠くから被写体に向かってズームをしていく撮り方はおすすめできません。
遠くからズームをしていくとどうしてもぶれてしまったり、画質が粗くなってしまいます。危険なので近づけないなどの場合は難しいですが、ズームして撮りたいときにはできるだけ自分から被写体に近づくようにしましょう。

引きと寄りを駆使する

ずっと同じ距離から引いて撮影をすると、画面が間延びしてしまいます。
また、ずっと寄りの映像ばかりでは全体の様子が分かりにくくなってしまいます。
動画を撮るときは、引いて全体を撮る映像と被写体に近づいて撮る映像を組み合わせると良い動画になります。

動画の最初と最後に余裕を持たせる

動画の撮影開始は、スタートボタンを押してから数秒後にしましょう。スタートボタンを押すとどうしてもぶれてしまったり、そのために開始部分の映像が悪くなってしまったりするおそれがあります。
最初と最後に余裕を持たせておくと、後で編集をする時にその部分をカットすれば良いので便利です。

カメラワーク・画角に気を使う

動画制作において、カメラワークと画角は重要な要素です。例えば、料理の紹介動画では寄りのアングルが食材の詳細を引き立て、旅行動画では引きのアングルが美しい風景を捉えるのに適しています。

また、撮影前にショットリストを作成し、どのシーンでどのカメラワークや画角を使用するかを計画することも重要です。
カメラワークや画に気を使うことで、スムーズな制作プロセスが可能になり、高品質な動画が制作できます。シーンに合った適切なカメラワークと画角を選びましょう。

動画編集のポイント・テクニック

動画編集をする際にもいくつか抑えるべきポイントがあるので、紹介します。

テロップの文字数は最小限にする

伝えたいメッセージが多いからと言って、視聴者に多くの情報を与えすぎると、視聴者は情報を処理しきれなくなり、離脱してしまいます。テロップの文字数・表示する時間は特に気をつけて、編集するようにしましょう。

無駄な部分は積極的にカットする

動画撮影のポイントでも述べましたが、動画制作において動画のテンポは非常に大切です。無駄な部分は積極的にカットしてテンポの良い動画制作を心がけましょう。

音楽や効果音の雰囲気は統一する

音楽や効果音は、動画にメリハリをもたせることができます。
しかしながら、動画と効果音の雰囲気がバラバラだと、統一感がなくなって魅力的な動画とはかけ離れてしまいます。しっかりと適切な場所に適切な音楽を取り入れることを意識しましょう。

エフェクト・モーションを活用する

エフェクトとは撮影した素材に特殊効果を入れることです。

例えば、シーンの切り替えやタイトルやテキストにアニメーションを付けたりすることもできます。同じような画面がたんたんと続いていく動画は見ていて退屈です。
時には、エフェクトやモーションを活用して動画にメリハリをつけましょう。
ただし、あまり多用してしまうとかえって見づらくなるので注意しましょう。

あらかじめ用意したテンプレートを使用する

動画の編集を全て一から行っているのでは、膨大な時間がかかってしまいます。
そのため、編集にはあらかじめテンプレートを用意しておくと、時間の短縮になります。
また、統一感も生まれるので、動画が見やすくなる効果も期待できます。よく使う物のフォルダをまとめて保存しておくとか、「明るいイメージ」「暗いシーン」などと名前を付けて使いやすくしておきましょう。

動画全体の質を高めるためのポイント

動画の質を高めるにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
ここでは、動画全体の質を高めるためのポイントを解説します。

映像素材の質を高める

どんなに編集が上手いとしても、元の映像素材の質が悪ければ動画の質は上がりません。
動画全体のクオリティを上げるにはまず、映像の一つ一つにこだわって、映像素材の質を高めるようにしましょう。

エフェクトを駆使する

今や、様々なエフェクトが用意されていますが、数が多い分使いこなすのは大変です。
せっかく用意されていても使いこなせなければ宝の持ち腐れなので、まずは使用してみて色々な効果を試してみましょう。
また、エフェクトの編集が上手い動画を沢山見て研究するのもおすすめです。

テロップの入れ方を工夫する

テロップを付けることで映像の理解がしやすくなったり、大事な部分で印象付けることができたりと重要な役割を担っています。テロップは、入れる位置や大きさ、色にも注意しましょう。

BGMや効果音を効果的に使う

ハラハラする場面や感動的なシーンなどで、BGMを入れれば雰囲気を一層盛り上げることができます。

また、嬉しいシーンや悲しいシーンなど視聴者の感情を動かしたい時に、音は重要な役割を果たします。
効果音は特に入れすぎると雰囲気を壊してしまう場合もあるので注意が必要です。意図をもって効果的に使用するようにしましょう。

テンプレートを作っておく

テンプレートを使用すると、ブランドの統一性を高め、ブランディングを強調できます。また、テンプレートを作成しておくとその後の制作プロセスで多くの時間と労力を節約できます。
さらに、テンプレートを使用すると、デザインやアニメーションのエラーを最小限に抑えることができます。

テンプレートの使用は動画制作プロセスを効率化し、品質を向上させるために重要な役割を担います。特に継続的に動画コンテンツを制作する場合、テンプレートを作成しておくことはとても役立ちます。

ショートカットを活用する

動画制作において、ショートカット(ショートカットキー)の活用は効率的な方法であり、動画全体の質を向上させるために重要です。

ショートカットを使うと、一般的なタスクを迅速に実行できるうえ、同じアクションやエフェクトを繰り返し実行する際に一貫性を保つことができます。また、手作業での操作よりもショートカットを使用することで、誤った操作やミスのリスクを低減できます。
さらに、ショートカットを知っていれば、クリエイターはより創造的な側面に専念できます。クリエイターにとって、ショートカットを学び、活用することは必要不可欠なスキルです。

動画の重要性

今や、多くの人がYouTubeやSNSを通じて動画をみています。
動画は短い時間で、文章よりも多くの情報を伝えることができ、理解もしやすいため様々な場面で活用されています。
クリエイターや芸能人だけでなく、リクルートや商品PRのためなどで企業も積極的に動画を配信しています。今後も需要は増え、その重要性は増していくでしょう。  

まとめ

いかがでしたか?
今回は動画制作の流れについて解説してきました。
特に動画の構成の部分は、「起承転結」を意識するだけで魅力的な動画に近づけることができるので、ぜひ試してみてください。
いきなり起承転結を意識して構成を考えるのは難しいという方は、YouTubeなどで動画を探して参考にするという方法もおすすめです。

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