この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ 企業内でスマホや一眼カメラによる動画制作を検討している
- ✅ クオリティを高めつつ、社内で効率よく動画を量産したい
- ✅ 編集や配信まで含めて、誰でも使えるツールを探している
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動画撮影に用いることができるカメラの種類
近年ではスマートフォンのカメラ性能が著しく向上し、誰でも手軽に高画質な動画を撮影できるようになりました。一方で、動画のクオリティにこだわるならば、目的に合ったカメラを選ぶことが非常に重要です。
ここでは、動画撮影に用いることができる代表的なカメラの種類を紹介していきます。
スマートフォンカメラ
スマホカメラはもっとも手軽な撮影機材の一つです。最近のスマホは4K撮影や強力な手ブレ補正、明るさ自動調整など、動画撮影に十分な機能を搭載しています。
SNS用の短尺動画やイベント記録、日常のVlog撮影などに向いており、編集アプリとの連携もしやすいため、初心者には特におすすめです。ただし、マイク性能や暗所撮影に限界があるため、必要に応じて照明や外部マイクを併用するのが望ましいです。
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)
スマホよりも一歩進んだ画質を求める方に適しているのがコンデジです。操作が簡単で持ち運びやすく、自動でピントや明るさを調整してくれるため、機械操作が苦手な方でも扱いやすいのが魅力です。
最近ではVlog向けのモデルも多く、バリアングルモニターや高音質マイクを内蔵したタイプもあります。ただし、レンズ交換はできないため、より高度な表現には限界があります。
一眼レフ・ミラーレスカメラ
本格的に動画制作を行いたい方には、一眼レフやミラーレスカメラがおすすめです。センサーサイズが大きいため、背景を美しくぼかしたり、暗所でもノイズの少ない高品質な映像を撮影できます。
さらに、レンズを交換することで、広角・望遠・マクロなど多彩な表現が可能になります。操作には慣れが必要ですが、企業の製品紹介やマニュアル動画など、一定以上のクオリティを求められる現場で力を発揮します。
アクションカメラ(GoProなど)
小型で軽量、防水・耐衝撃性能に優れたアクションカメラは、屋外や運動時の撮影に最適です。自転車やヘルメットに装着できるため、臨場感あふれる映像を記録できます。
手ブレ補正も強力で、歩きながらの撮影でも安定した画が得られる点が魅力です。屋外の作業記録や現場レポートなど、特定の用途に向いた機材です。
Webカメラ・USBカメラ
自社内で解説動画やマニュアル動画を収録したい場合は、Webカメラも有効です。PCと接続してそのまま撮影できるため、セミナーや会議動画の収録に最適です。
画質は機種によって差がありますが、フルHD以上の高解像度モデルを選べば十分な映像クオリティが得られます。安価で導入しやすいため、まずは社内で簡易的に始めてみたい企業におすすめです。
初心者におすすめの動画の撮影方法と撮影のコツ5選
普段動画を撮影する機会がない方や動画を撮影した経験がない方であっても、基本的な撮影方法や撮影のコツを意識すれば、クオリティの高い動画を撮影することは可能です。
初心者におすすめの動画の撮影方法と、撮影するときに意識したいポイントの中でも特に重要度の高いものを、5つ厳選して紹介していきます。
脇を締めて手ブレを抑えながら撮影する
これまで動画を撮影したことがない方が撮影する映像に多いのが、「手ブレ」です。
最近のスマホやカメラには手ブレを補正する機能が搭載されているため、ある程度の手ブレであれば軽減されますが、動きが激しくなるとどうしても手ブレが発生してしまいますし、目立ってしまいます。
初心者の方の場合、高い確率で脇を開いた状態で撮影してしまっている傾向にあるので、脇を締めるのを意識しながら撮影するようにしましょう。
脇を締めると腕が固定され、手ブレの発生をだいぶ軽減できるようになります。
もしどうしても手ブレが発生してしまう場合は、三脚を活用してみてください。
最近はスマホ用の安価な三脚も登場していて、100円ショップで購入できるものもあります。
被写体にピントを合わせて撮影する
スマホで動画を撮影する際や、一眼レフカメラやミラーレスカメラのマニュアルフォーカスを使って動画を撮影する際に気をつけたいのが、「ピントのズレ」です。
最近のスマホはオートフォーカスの機能が優れているので、基本的に撮影したい被写体にしっかりとフォーカスを合わせてくれますが、まれにフォーカスが合っていない場合があります。
その場合は、画面内の被写体をタップし、フォーカスを合わせてから撮影するようにしましょう。
一眼レフカメラやミラーレスカメラのマニュアルフォーカスの場合は綺麗にピントを合わせるのが難しいので、オートフォーカス機能で撮影するようにしてください。
明るさを調整して撮影する
動画の撮影に慣れていない方が撮影する動画の映像は、極端に暗くなってしまい、見づらくなってしまっているケースが少なくありません。
明るさは動画のクオリティにおいて非常に重要な要素になるので、実際に撮影し始める前によく確認してから撮影するようにしましょう。
スマホの場合、種類にもよりますが、画面をタップすることで明るさの調整がおこなえるようになっています。
画面の暗い部分をタップすると明るくなり、画面の明るい部分をタップすると暗くなるようになっているので、最適な明るさに調整してから撮影するようにしましょう。
一眼レフカメラやミラーレスカメラの場合は、ISO感度で明るさを調整してから撮影するようにしてください。
アングルや構図を意識する
動画の撮影に慣れていない初心者の方がついやってしまいがちなのが、同じアングルや同じ構図での撮影です。
例えば、子どもを撮影する場合、立ったまま上から見下ろすようなアングルだと子どもの表情がわかりにくくなってしまいます。
少し面倒に感じるかもしれませんが、座って子どもと同じ目線の高さに合わせた状態で撮影すると、より臨場感のある画になりますし、子どもの表情もわかりやすくなります。
構図についても、毎回顔をアップにした状態で撮影するのではなく、時折引きの画も取り入れてみるようにしましょう。
引きの画を取り入れることで映像に変化が生まれ、より魅力的な動画になります。
カメラワークを取り入れる
より魅力的な動画を撮影したいのであれば、カメラワークも積極的に取り入れましょう。
せっかく動画を撮影しているわけですから、カメラワークでも動きをつけてあげるべきです。
被写体による「ズームイン」や被写体から離れる「ズームアウト」はもちろん、左右にカメラを動かす「パン」や、上下にカメラを動かす「ティルトアップ」や「ティルトダウン」も積極的に活用しましょう。
動画のクオリティを上げたいときにおすすめの4つのアイテム
先ほど紹介した撮影方法とコツを意識しながら撮影すれば、よりクオリティの高い動画が撮影できるようになるはずですが、さらにクオリティを高めたいのであれば、動画の撮影に活用できるアイテムの導入を検討してみるべきです。
動画のクオリティを高めてくれる4つのアイテムについて紹介していきます。
一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ
最近のスマホには高画質で高機能なカメラが搭載されているため、わざわざ高価なカメラを購入しなくてもクオリティの高い動画を撮影できます。
しかし、色味やボケ感などまだまだ本格的なカメラに及ばない部分もあるので、より映像のクオリティを高めたいのであれば一眼レフカメラやミラーレスカメラの購入を検討してみるべきです。
最近ではVlogなどの動画撮影に特化したカメラやリーズナブルなカメラも登場してきているので、ぜひ検討してみてください。
マイク
クオリティの高い動画を撮影したいと思った場合、つい映像ばかりに目を向けてしまいがちですが、音声も意識しなくてはいけません。
最近のスマホや本格的なカメラには高品質のマイクが搭載されていますが、本格的なマイクと比較すると見劣りしてしまうため、本格的なマイクの購入も検討してみるべきです。
本格的なマイクを導入することで、欲しい音をよりハッキリと拾えるようになるのはもちろん、ノイズや風の音などのいらない音が抑えられるようになり、よりクオリティの高い映像を撮影できるようになります。
照明
映像のクオリティを高めたいと考えたときに欠かせないのが、「照明」です。
実際に撮影して比較してみるとわかりますが、十分な光源があるのとないのとでは映像の質に大きな差が生まれます。
また、照明を上手く活かしきれるようになると、映像の表現の幅が広がり、よりクオリティの高い映像を撮影できるようにもなります。
最近は5,000円以内で購入できる本格的な照明も登場してきているので、ぜひ購入を検討してみてください。
編集ソフト
撮影に慣れてきたタイミングでチャレンジしたいのが、編集ソフトを使った動画の編集です。
撮影した素材をカットして余計な部分を省いたり素材同士をつなぎ合わせて一つの動画にできるようになると、表現の幅が広がりますし、動画のクオリティも高くなります。
スマホの場合は無料で利用できるアプリが複数ありますし、機能は制限されるものの、一眼レフカメラやミラーレスカメラ向けの編集ソフトにも無料で利用できるものがあるので、それらを利用して編集にもチャレンジされてみてはいかがでしょうか?
まとめ
動画の撮影にチャレンジしたいと考えている方や動画のクオリティを高めたいと考えている方向けに、初心者におすすめの動画の撮影方法と撮影のコツについて紹介してきました。
動画の撮影方法にも基本的な撮影方法やコツがあるため、それらを少し意識するだけで動画のクオリティは見違えるほど向上します。
実際今回紹介させてもらったポイントを意識しながら撮影してもらえれば、これまで撮影してきた動画とのクオリティの違いに驚くはずです。
また、あわせて紹介させてもらったアイテムを取り入れれば、動画のクオリティをさらに向上させることができるので、ぜひアイテムの導入も検討してみてください。