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パーソナライズド動画のマーケティング効果は?【基礎知識や動画事例を紹介】

パーソナライズド動画のマーケティング効果は?【基礎知識や動画事例を紹介】

パーソナライズド動画のマーケティング効果は?【基礎知識や動画事例を紹介】

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多くの企業がITの発展と共に様々なマーケテイングに挑戦してきました。近年では、パーソナライズド動画を活用したマーケティングが注目を集めています。
web上にパーソナライズド動画について記載されている記事は少なく認知度は低いものの、誰もが一度は『見たことのある』『似たようなものを知っている』動画になります。そこで今回は、パーソナライズド動画の基礎知識を紹介していきたいと思います。

この記事は、こんな方におすすめです

  • ✅ パーソナライズド動画を使った効果的なマーケティング施策を検討している
  • ✅ 顧客ごとに最適化された動画コンテンツを効率よく作成したい
  • ✅ 自社サービスの認知拡大やエンゲージメント向上を図りたい

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パーソナライズド動画とは

そもそもパーソナライズド動画は、英語だとpersonalised videoと呼ばれ、個人顧客の名前を内容に含めた動画を指します。
従来より、メールマガジンでこのようなパーソナライズドマーケティングは行われていました。
しかし、動画市場の著しい成長によって、パーソナライズドマーケティングにも動画を活用する動きが多くみられ、メールマガジンの代わりをパーソナライズド動画が担うようになってきています。

パーソナライズド動画の最大の魅力は、動画内に自分の名前や会社名などが直接あてはめられ、友達からメッセージを受けているような感覚になることです。
パーソナライズディング効果は、動画が本来持つ感情性の刺激を高めるため高い親近感が感じられます。このような強力な武器が、パーソナライズド動画が注目されている理由になります。

パーソナライズド動画の強みは?

パーソナライズド動画の魅力によって得られるメリットや強みはどんなものでしょうか?通常の動画と比較して、以下のような特徴があります。

クリック率増加やエンゲージメントが高くなりやすい
長期的な関係性を構築しやすい


なぜこのような特徴があるかというと、パーソナライズド動画内では自分が主人公になり、数多くの場面で名前が呼ばれたりします。
人間心理学によると自分の名前が呼ばれる事は響きが良く、承認欲求が満たされる効果があります。この効果によって自然と動画に関心が沸き、クリック率増加などに影響しているとされています。

さらにカリフォルニア大学の実験によると、名前を呼びあうことで86%以上のカップルが長期的な関係を築いたとの報告があります。
このことからもパーソナライズド動画内で個人名をあげることが、企業とお客様の関係を長続きさせ、商品やサービスを長期的に購入してくれる理由ではないかといわれています。

パーソナライズド動画が企業にもたらす影響とは?

パーソナライズド動画の強みを活かし、マーケティングが成功した企業の事例を紹介していきましょう。

顧客の66%が自分たち固有のニーズを解決してほしいと思っている(Salesforce社)
パーソナライズドビデオを送った20件の契約申請のうち、15件が1年間に成約した(SalesLoft社)


今回は2点の事例をピックアップしていきましょう。

顧客の66%が自分たち固有のニーズを解決してほしいと思っている。(Salesforce社)

アメリカに本社を置くCRMソリューションを中心としたクラウドコンピューティングサービス会社のSalesforce社が実施した調査によると、『固有のニーズを解決してほしい』と解答した顧客の割合は2019年に49%だったものが2021年には66%にまで増加したと発表しています。

この結果は、コロナなどによって私たちの社会が大きく変化し不確実なことが増えたため、それぞれのニーズに合わせたパーソナライズを求めているためではないかと推測されています。
この調査をもとに、固有のニーズを解決するサービスを展開したところ、Salesforce社は利益増加しました。

パーソナライズドビデオを送った20件の契約申請のうち、15件が1年間に成約した(SalesLoft社)

セールス・エンゲージメント・プラットフォームのSalesLoft社が実施した調査によると、パーソナライズド動画を契約申請の際に書類と共に送付したところ20件中15件が成約しました。
このことから、パーソナライズド動画が契約の進展に一定の効果があることがわかりました。

パーソナライズド動画の見本6選

パーソナライズド動画の魅力やその実証実験まで紹介してきましたが、では実際作成されたものを見ていきましょう。作成の参考にしてみてはいかがでしょうか?

CADBURY


イギリスの世界的に有名な菓子メーカーのCADBURYが配信したパーソナライズド動画になります。この動画の視聴者はGeorgeという設定で作られ、音楽を流しながら写真や手紙を思い出ボックスに入れていく様子が流れています。
動画終盤には思い出ボックスがお菓子の箱に変わり、『母への感謝を伝えるにはCADBURYのお菓子はどうでしょうか?』と最終的に宣伝しています。

NIKE


世界中でスポーツ関連用品を扱うNIKEが配信したパーソナライズド動画になります。この動画では視聴者が、登場人物のランナーとリンクし、達成したマラソン距離やタイムなどを動画内で振り返っています。
視聴者とNIKEの目標は一緒で、共に目標達成へと努力しようというコンセプトを伝えています。このパーソナライズド動画によって視聴者とブランドの距離感が縮まったとの声が数多く上がりました。

BLUEBIZ


世界各地の航空会社のロイヤルティプログラムであるBlueBizが配信したパーソナライズド動画になります。
この動画での視聴者はJOHNという設定ですが、すべてのお客様の誕生日をお祝いしBlueBizとの長期的な関係を築きたいという想いから作られています。

かつて、メールマガジンなどで誕生日メールが届けられたように、BlueBizはパーソナライズド動画で同様に誕生日祝いをしています。ありふれた手法ですが、思いやりが一番伝わるパーソナライズマーケティングになります。

マニュライフ生命保険株式会社


パーソナライズド動画を上手く活用している代表的な業界としてあげられる保険業界。
そんな保険業界において、パーソナライズド動画を特にうまく使いこなしているパイオニア的な存在と言えるのが、「マニュライフ生命保険株式会社」です。

こちらは、マニュライフ生命保険株式会社の公式YouTubeチャンネルにアップされているパーソナライズド動画で、サービスの内容がメインのパーソナライズドされたサービス紹介動画です。
それぞれの顧客に最適化されており、動画内では、顧客の契約内容についてお知らせするサービスの紹介がおこなわれています。

マニュライフ生命保険株式会社では、契約内容のお知らせをそれぞれの顧客に対して年に1回おこなっていますが、その際、メールの本文にパーソナライズド動画を埋め込む形で活用しています。
動画では、ただ契約内容についてのすり合わせをおこなっているだけではありません。その顧客の年代やニーズに合うと思われるその他の商品の紹介などもおこなわれています。

チューリッヒ保険会社


マニュライフ生命保険株式会社と同じ保険業界を代表する有名企業、「チューリッヒ保険会社」。
医療保険から終身保険までさまざまな保険商品を取り扱っているチューリッヒ保険会社ですが、そんなチューリッヒ保険会社もパーソナライズド動画を積極的に活用している企業の一つです。

こちらの動画は、万が一自動車事故にあってしまったときの対処方法について解説しているパーソナライズド動画です。
動画内で顧客の名前をテロップで表示したり、顧客が住んでいる地域の修理工場に関する案内を入れるなど、顧客が自分ごととして捉えられるような動画になっています。

また、動画の最後には、マイページへのログイン画面などそれぞれのサービスにアクセスできるボタンも用意するなどかゆいところに手が届く作りになっています。
パーソナライズド動画のお手本のような動画です。

東京海上日動火災保険株式会社

1879年創業の日本を代表する保険会社、「東京海上日動火災保険株式会社」。
東京海上日動火災保険株式会社では、自然災害のリスクに対する防災情報やそれぞれの顧客の補償内容をパーソナライズド動画で配信する取り組みをおこなっています。

現在は、防災情報や個々の契約内容に関する内容を周知するといった限定的な方法での活用となっていますが、今後は、気象情報とリアルタイムに連動したより詳細な防災情報の提供や、契約内容や事故の状況に応じたよりきめ細やかなサービスをパーソナライズド動画を通じて提供していく予定だとしています。

パーソナライズド動画を活用する際の注意点

パーソナライズド動画は、個人に寄り添った動画であるがゆえに運用には慎重な配慮が求められます。ここでは、パーソナライズド動画を活用する際の注意点を解説します。

個人情報の取り扱いには最大限の注意を

パーソナライズド動画では、個人を特定できる情報を扱う場面が多くあります。これらの情報は、視聴者の共感や親しみを引き出す一方で、取扱いにミスが生じた場合には重大なトラブルに発展しかねません。

そのため、事前に「どの情報を、どの目的で使用するのか」を明確に定義し、社内で統一したガイドラインを整備しておくことが重要です。
また、視聴者に対しても、「この動画は○○様のご契約情報をもとに作成されています」などの説明を加えることで、不安を和らげる効果が期待できます。

演出が過剰にならないようにする

パーソナライズド動画の最大の魅力は、「自分のために作られた」という実感を視聴者に与えられる点です。
ただし、この魅力も使い方を誤ると逆効果になることがあります。例えば、動画内で過剰に名前を連呼したり、不自然な形で個人情報を挿入したりすると、視聴者が居心地の悪さを感じてしまう場合があります。

効果的なパーソナライズは、あくまで自然な文脈の中に組み込まれていることが前提です。特別扱いされているという印象は、あくまでさりげなく与えることがポイントです。

コンテンツの質は高く保つ

パーソナライズドであること自体が大きな武器ではありますが、それだけでは十分とはいえません。視聴者は、「自分のために作られた動画」であることを認識するからこそ、内容に対してより厳しく目を向ける傾向があります。

仮に動画内で誤った情報が紹介されていたり、クオリティが粗かったりすれば、「これが自分のための動画か」と不快感を覚える可能性も否定できません。
だからこそ、動画のストーリー展開やナレーションの自然さ、映像の美しさといった基本的な品質もおろそかにしてはいけません。さらに、視聴者の過去の行動や関心に基づいたメッセージが盛り込まれていれば、動画への信頼度や納得感はより高まります。

配信方法と視聴環境に注意する

パーソナライズド動画は、内容だけでなく届け方も重要です。どんなに魅力的な動画を作っても、視聴者がスムーズに動画にアクセスできなければ、その効果は発揮されません。
また、近年ではスマートフォンでの視聴が主流となっているため、動画の表示速度や通信量にも気を配る必要があります。高画質すぎて再生に時間がかかるような動画は、途中で離脱されてしまうリスクが高まります。

さらに、視聴後の導線も工夫すべきです。動画の最後にマイページへのリンクを設けたり、資料請求ボタンを配置したりすることで、次のアクションへと自然に誘導できます。

まとめ

さて今回は、パーソナライズド動画について紹介してきました。
誰もが一度は経験したことのあるパーソナライズマーケティングにも、動画が数多く活用されてきています。動画を活用することで、個々のニーズに答えようとしている旨を届けることができます。ぜひともこの技法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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