人物動画の撮影方法
人物動画の撮影方法にはこれと言った決まりはありませんが、
・企画する
・機材をセッティングする
・撮影する
・編集する
という流れで撮影するのが一般的です。
それぞれの工程について詳しく解説していきます。
企画する
人物動画を撮影する場合、まずおこなうべきなのが「企画」です。
・どういった映像を制作したいのか
・その映像を制作するためにはどういった映像が必要になるのか
・どこで撮影をおこなうのか
など、撮影をおこなう前に決めておくべきことはたくさんあります。
しっかりと企画しておけば、後はその企画書通りに撮影するだけなので撮影自体もスムーズに進みます。
一方、企画せずにいきなり撮影を始めてしまうと、撮影に手間取ったり映像の撮り直しなどのトラブルが発生しやすくなったりするので注意しましょう。
機材をセッティングする
企画が完了し、実際に撮影する日になったら、撮影をおこなう前に機材をセッティングしていきます。
撮影する環境にもよりますし使用する機材にもよりますが、
・カメラ
・レンズ
・マイク
・照明
など、セッティングする機材は多岐にわたります。
実際に撮影したり録音したりしながらセッティングをおこない、「機材のセッティングミスが原因で撮り直しが必要になってしまった…」ということがないようにしましょう。
撮影する
機材のセッティングが完了したら、いよいよ撮影です。
メインの工程で大変な工程でもありますが、ここまでの準備を入念におこなっておけばスムーズに撮影できるでしょう。
よりクオリティの高い映像を撮影するために意識するべきポイントについては後ほど詳しく紹介していきます。
編集する
撮影が完了したら、撮影した素材を編集して動画を完成させていきます。
編集についても企画に沿っておこなっていくだけですが、視聴者が見たときに違和感を感じるような編集を避け、最後まで見てもらえる映像を意識しながら編集するようにしましょう。
人物動画を撮影するときに意識したい2つのポイント
動画の撮影はちょっとしたことを意識するだけで映像のクオリティが一気に高まるので、映像のクオリティを高めるポイントを事前に把握した上で撮影をおこなうべきです。
ここでは、人物動画を撮影するときに特に意識しておきたい2つのポイントについて紹介していきます。
少し長めに撮影する
人物動画を撮影する場合どういった映像がどれくらい必要になるかについても考えた上で撮影をおこなうことになりますが、その際、それぞれのカットは本来必要な秒数より少し長めに撮影するようにしてください。
なぜなら、編集の段階になって映像の尺が足りなくなってしまうケースがあるからです。
少し長めに撮影しておけばそういったケースにも対応できますが、ギリギリの長さで撮影してしまっているとそういったケースに対応することができず撮り直す必要が出てきてしまいます。
長めに撮影することで不要な部分が出てきてしまったとしてもカットすればいいだけなので、それぞれのカットは数秒長めに撮影するようにしましょう。
素材はなるべく多く用意する
なるべく多くのカットを撮影したり、同じカットをさまざまなアングルから撮影するのも、人物動画を撮影する際に意識したいポイントの一つです。
これも映像の撮り直しを避けるための対処法です。
必要なカットを予定通りすべて撮影したとしても、編集の段階になって別の映像が必要になってしまうことは多々あります。
できるだけさまざまなカット・さまざまなアングルで撮影をおこない素材をなるべく用意しておくと、そういったケースにも対応できるようになるのでおすすめです。
人物を動画で撮影するときあると便利な5つのアイテム
最近はスマートフォンやタブレットに高性能なカメラやマイクが搭載されているためスマートフォンやタブレットだけで人物動画を撮影することも可能ですが、よりクオリティの高い人物動画を撮影したいのであれば、映像のクオリティを向上させるアイテムの活用をおすすめします。
ここでは、特におすすめの5つのアイテムについて紹介していきます。
カメラ
スマートフォンやタブレットに搭載されているカメラでも動画を撮影することはできますが、クオリティの高い映像を求めるのであれば、
・ミラーレス一眼
・一眼レフカメラ
・ビデオカメラ
などを用意するべきです。
これらの機材は写真や動画を撮影することに特化した製品なので、スマーフォトンやタブレットでは撮れないような映像を撮影できます。
さまざまなメーカーがさまざまなモデルを発売しているため選ぶのが大変ですが、それぞれのメーカーやモデルの特徴をチェックしながら予算にあわせて選ぶようにしましょう。
レンズ
ミラーレス一眼や一眼レフカメラは、レンズを交換してさまざまな映像を撮影できるという特徴があります。
そのため、イメージしている映像に合わせて、その映像を撮影するのに最適なレンズを購入して人物動画の撮影に活用するのもおすすめです。
レンズの種類が増えれば増えるほどさまざまな映像を撮影できるようになりますし、表現力の高い映像を撮影できるようになるので、レンズの購入も検討してみてください。
照明
屋外での撮影や窓からの光で光量を十分に確保できる屋内などでの撮影であれば必要ありませんが、そうでない場合は照明の導入が必要になります。
光量が足りずに暗い映像になってしまうと、被写体となる人物の魅力を視聴者に十分に伝えることができません。
照明があるのとないのとでは映像の質が大きく異なるので、光量を確保するのが難しいと感じられる場合は照明の導入も検討してみてください。
ジンバル
動きのある人物動画を撮影する場合に用意しておきたいのが、「ジンバル」です。
ジンバルとはカメラを持って移動するときやカメラを動かしたときに発生する手ブレを抑制してくれる機械で、動きのある映像の撮影には必須になります。
マイク
セリフのある人物動画を撮影したいと考えているのであれば、マイクの導入も検討しなくてはいけません。
スマートフォンやカメラにはマイクが内蔵されているのでそのマイクで音声を収録することもできなくはありませんが、マイクとしての性能はそれほど高くなく、雑音の入った聞き取りづらい音声が収録されてしまいがちです。
雑音が入っている音声や聞き取りづらい音声は視聴者の離脱をまねいてしまうので、性能の高いマイクを導入して音声を収録するようにしましょう。
まとめ
人物が登場する動画や人物が映像の主役となる動画を撮影したいと考えている方向けに、人物動画の撮影方法について紹介してきました。
今回紹介させてもらったクオリティの高い映像を撮影するポイントを意識しながら正しい方法で撮影をおこなえば、素人が撮影したとは思えないような人物動画を撮影できるようになるはずです。
また、あわせて紹介させてもらったアイテムを活用すれば、よりクオリティの高い人物動画にすることもできます。
いきあたりばったりで撮影する動画とは一線を画すような映像を撮影できるはずですので、今回の記事の内容を参考にしながら人物動画の撮影にチャレンジしてみてください。