番組風動画で動画を魅力的なものに
一言で「番組風動画」と言ってもイメージがつかない方がいるかもしれません。
動画活用事例をいくつかご紹介します。
整体師の山中義弘さんの動画では、肩甲骨はがしのやり方を一方的に話す動画ではありません。体の仕組みを解説するために、動きを取り入れ視聴者に飽きさせない工夫をしています。
東京消防庁では、天ぷら油の火をどのように消すのかを紹介するために、料理番組風の動画テイストにして、バラエティ色高めの動画を制作しました。
番組風動画は、さまざまなアプローチで動画コンテンツを制作することが可能です。
一方的に情報や知識を紹介する動画でも、アプローチを大きく変えれば視聴者にインパクトを与え、再生率の向上や拡散につなげることが期待出来るでしょう。
番組風動画を制作するために必要な5つのSTEP
番組風動画を制作したいけれど、どのような手順で進めれば良いか分からないという方のために、初心者にも簡単に出来る「5つのSTEP」を紹介します。手順に沿って分かりやすい動画を制作しましょう。
STEP1 動画コンセプトと合致した理想の番組をイメージする
動画制作時に最も大切なことは、番組の世界観をイメージすることです。制作前に動画の完成形をイメージし、必要な素材やBGM、テロップ素材を事前に絵コンテとして共有しましょう。
イメージが具体的につかない方は、動画のコンセプトと近いテレビ番組を思い浮かべてください。
テレビ番組の構成や、テロップ、BGMなどを参考にして動画に何を反映すべきかを検討します。
STEP2 撮影のセットにも工夫をする
動画の世界観が固まり、動画の内容・テーマが決定した後はいよいよ撮影に移行します。
撮影時に特に重要なことは、どこでも撮影をするのではなく画面が華やかになるような工夫を心がけてください。
会議室の無機質な部屋で撮影をするのであれば、世界観と合致するような装飾を施し、思い切って撮影するためのスタジオを借りるなど工夫を心がけましょう。
編集で全てを解決するのではなく、撮影時のレイアウトにも気を配り動画を華やかなものにしてください。
イメージしている番組で真似したいシーンがあれば、カメラアングルなどを参考にしながら動画を制作しましょう。
STEP3 テロップに緩急をつける
動画撮影をした後は、番組風動画に仕上げるためにテロップをつけます。テロップには大きくわけて3つのテロップがあります。
「演者テロップ」「補足テロップ」「ガイドテロップ」呼び方はさまざまですが、それぞれの役割について解説します。
演者テロップは、話し手が話す内容を反映したテロップです。出演者や動画のテーマによってカラーリングを検討します。
最近では話し手の情報を全てテロップに集約をするケースもありますが、作業効率や動画内容を考慮してテロップの量を調整するようにしてください。
補足テロップは、話し手の情報に補足して追加するテロップを指します。テロップの上に座布団を配置し、話し手とは違うことを分かりやすく表現します。
補足テロップは番組によって使い方がさまざまですが、商品情報、話し手のツッコミ、動画の流れなどを伝える汎用性が高いテロップです。
ガイドテロップは、話し手が今何かを説明するために記載をするテロップです。画面右上など、画面の邪魔にならない場所に配置をして動画のテーマを分かりやすく紹介します。
テロップを使い分けるだけでも、動画が華やかになります。ぜひ実践してください。
STEP4 フレームや静止画で画面を華やかに
テロップを追加しても、動画がどうしても番組風にならない時は、フレームや静止画を入れながら画面を華やかなものにしましょう。
ダイジェスト映像や、動画の企画説明時には企業ロゴの背景で紹介など、本編とは別のセクションを構築することで、「番組感」を演出することも可能です。
動画が淡々と進行してしまうのであれば、フレームや静止画を加えながらオリジナリティの高い動画コンテンツを制作しましょう。
STEP5 アイキャッチを入れる
動画のところどころで企業のロゴや番組名を入れる「アイキャッチ」を活用して、テンポよくまとめる手法も効果的です。
アイキャッチを入れることで、動画の切り替えを分かりやすくするだけでなく、知名度向上にも繋がります。
10分以上の動画を制作する際にはアイキャッチを活用して視聴者に情報を分かりやすくまとめるようにしてください。
番組風動画で気をつけること
番組風動画を制作する際には、気をつけなければならないこともあります。番組風動画を仕上げる際に、以下の3つのポイントに気をつけながら制作を進めてください。
適度に装飾をおこなう
テロップ、BGM、フレームは動画の趣旨に合ったものを配置してください。過度にテロップを配置したりしてしまうと、本来伝えたい情報を視聴者に伝えられないことも考えられます。
特に注意が必要なものは、話し手のテロップです。
番組風動画の中には、話し手の会話内容を全て動画に反映した作品もあります。作品の方針によって笑い声などが不要になることもあります。
あくまでテロップやフレームは、動画を華やかにするための手段です。動画の邪魔をするような作りは避けるようにしてください。
視聴者が見やすい作りを追求する
番組風動画を制作する際に大切なことは、視聴者に親切な作りであるかどうかの見極めが大切です。大切な情報を紹介するパートでは、テロップを長めに表示させる、間が悪いと感じるパートはカットをするなど工夫を心がけましょう。
完成後に動画を視聴して、テロップが動画を邪魔していないのかも見極めてください。
番組風動画の中には、視聴者を不快にさせてしまうこともあります。過度に気をつける必要はありませんが、動画を再生し視聴者の誤解を生じる可能性がある動画であれば公開前に社内で話し合うことも大切です。
プロへの依頼が難しい方は動画制作支援ツールの活用を
番組風動画を制作するために、1本の作品を仕上げるためにかなりの時間を割く必要があることもあります。
どうしても制作が困難だと感じる場合は、制作会社への依頼を検討しましょう。制作会社に依頼をすることで、希望の納期に完成度の高い番組風動画を依頼することが出来ます。
プロへの依頼のハードルが高いと感じている方は、動画制作支援ツールの活用がおすすめです。支援ツールを活用することで、簡単な操作で本格的な動画を制作することも可能です。
支援ツールによって完成度が大きく異なるので、サービスを吟味しながら動画を制作しましょう。
まとめ
・番組風動画は少しの工夫で制作可能
・完成形をイメージする
・ハードルが高いと感じた時はプロへ依頼をする
本日紹介したテクニックを参考にして訴求力の高い動画コンテンツを制作してください。
メディアは3つの簡単なSTEPで動画制作を可能にする支援ツールです。バリエーション豊かなフレーム、テンプレートを活用した番組風動画の制作も可能です。
皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。