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学校の授業に動画を活用するメリットとは?事例をまじえながら懸念点や課題について解説!

学校の授業に動画を活用するメリットとは?事例をまじえながら懸念点や課題について解説!

2023.07.30 2022.07.30

学校の授業に動画を活用するメリットとは?事例をまじえながら懸念点や課題について解説!

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新型コロナウイルスが流行している影響もあり、教育の現場でも急速に活用が進んでいる「動画」。
学校によって差はあるものの現在では通常通りに登校して授業が受けられるようになっていますが、生徒一人ひとりにパソコンと高速のインターネット環境を提供するGIGAスクール構想を国が本気で進めていることを考えると、教育現場での動画の活用が今後ますます重要になっていく可能性は高いと考えられます。

​​​​​​​そのため、年代や学校の方針に限らず、どの学校も授業での動画の活用について真剣に考えなくてはいけません。
今回は、授業での動画の活用について詳しく紹介していきます。

映像授業の種類

映像授業の種類にはどういったものがあるのでしょうか。実際、動画の授業と言っても、学校内で視聴するタイプかそうでないかの違いがあります。
そこで、ここでは学校に来て教室で視聴するタイプとそうでないタイプに分けてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください!

学校に来て教室で視聴する

現代の学校教育では、授業形式の一つとして「動画授業」が注目されています。特に「学校に来て教室で視聴する」タイプの動画授業は、従来の教育形態に新たな息吹をもたらしています。

一例として、理科の実験授業が挙げられます。教室内で映像を流すことにより、具体的な実験手順を視覚的に生徒に示すことが可能です。
教師が一つずつ説明するのとは異なり、動画ならば一度に全員が同じ情報を得ることができます。また、実験の結果や予期せぬ事態が発生した場合でも、すぐに一時停止して必要な説明を加えることが可能です。

このように、「学校に来て教室で視聴する」動画授業は、教育の効率化や情報共有、さらには生徒の理解度向上に大きく貢献しています。動画授業はこれからの教育現場においても、さらに導入が進むでしょう。

家庭など校内以外で視聴する

教育の場は学校だけではありません。「家庭など校内以外で視聴する」動画授業は、その新しいタイプの一つです。教育の柔軟性を高め、様々な状況に対応可能な学習環境を提供しています。
このタイプの最大の利点は、時間や場所に束縛されず、個々の生徒が自身のペースで学習できることです。

たとえば、英語のリスニング教材を動画授業として提供すれば、生徒は家庭や図書館など自分の好きな場所で、何度でもリピートして聞くことができますし、学校で理解できなかった部分を自宅で再度視聴し、自己学習を進めることも可能です。
さらには、生徒の健康状態や気象状況など、学校に通えない理由があった場合でも、教育の機会を逃すことなく、学習を続けられるという利点もあります。

しかし、このタイプには自己管理能力が求められます。教師の直接的な監督がないため、生徒自身が学習計画を立て、それを遂行する能力が必要となります。
そのため、動画授業の導入に当たっては、生徒への適切な指導やサポート体制の構築も重要となるでしょう。

総じて「家庭など校内以外で視聴する」動画授業は、従来の学習スタイルに新たな選択肢を提供し、教育の可能性を広げています。これからも多様な生徒のニーズに応える形で、その活用方法はさらに広がっていくことが見込まれます。

学校の授業に動画を活用するメリット

学校での授業における動画は、新型コロナウイルスの影響によって登校できなくなってしまった期間の学習をサポートするためだけに活用できる限定的なものではありません。
動画を活用することで、教育現場におけるさまざまな問題を解決してくれる可能性を秘めています。

また、問題の解決だけでなくメリットももたらしてくれます。
学校の授業に動画を活用することで期待できるようになる4つのメリットについて解説していきます。

好きなタイミングで学び直すことができる

普段の授業を撮影し、動画でアーカイブとして残しておくと、生徒が好きなタイミングで見返して学び直せるようになります。
例えば、自宅で宿題をしていてつまづくところが出てきたときに動画で学び直して解き直したり、授業で理解できなかった部分を復習したりといった形で活用可能です。

見返すことができるためノートを取ることに必死にならずに授業に集中できる

授業中に一生懸命ノートを取ることは悪いことではありませんが、ノートを取ることが目的になってしまうと授業の内容が頭に入らず、結果的に勉強についていけなくなってしまいます。
ただ、ノートを取っている生徒は後で見返して学習するためにノートを取っていたりもするので責めることもできません。

動画は、そういった問題の解決にも一役買ってくれます。
授業の様子を撮影して動画としてアーカイブに残しておけばいつでも動画を見直して学習できるので、授業中にノートを取る必要がありません。
「今ノートを取らないと…」という焦りから開放されることも、生徒にとっての大きなメリットになります。

休んだ日の授業を学び直すことができる

体調を崩して学校を休むと、その間の授業を丸々受けられなくなってしまいます。
教科書で自主的に学び直すこともできますが、それだけでカバーできないケースも少なくありません。

実際、そういったことが原因で勉強についていけなくなる子どもも少なくありませんが、授業動画をアーカイブとして残しておけば、いつでも好きな場所・好きなタイミングで学び直すことができるので、そういった問題も起こりにくくなります。

学校に通うのが困難な生徒も同じように教育が受けられる

学生の中には、何かしらの理由で学校に通うのが困難な生徒もいます。
学校側としても、自宅で学べるようにしたり保健室など教室以外の場所で学べるようにしたりするなど、それらの生徒がどうにかして勉強についていける環境を整えていたりもしますが、カバーしきれていないのが現状です。

ただ、授業動画を配信することで場所を選ばずに授業を受けられるようになれば、こういった問題の解決につながる可能性があります。

他の生徒や先生の目が気にならない

生徒たちは各自のペースで学習を進められるため、他人の進度や評価に気を取られることなく、自身の理解に集中できます。
例えば、数学の問題解説動画を利用すれば、解説の途中で難しく感じた部分を何度でも戻して見直すことが可能です。これは授業中に手を挙げて質問するのが恥ずかしい生徒にとって、大きな支えとなります。

また、教師の立場からも、生徒一人一人に合わせた授業を展開することが容易になります。全体の進度を気にすることなく、各生徒の理解度に応じた指導が可能になるのです。
動画授業によって他の生徒や先生の目を気にせず自分のペースで勉強ができることでより定着率の高い学習に取り組むことができるメリットが享受できます。

学校の授業に動画を活用する上での懸念点や課題

授業に活用することでさまざまなメリットをもたらしてくれる動画ですが、活用するには解決しなくてはいけない懸念点や課題がいくつかあります。
実際に動画の活用に取り組むのであれば、これらの懸念点や課題に配慮した上で進めなくてはいけません。

学校の授業に動画を活用する上での3つの懸念点や課題について解説していきます。

設備を整える必要がある

学校の授業を撮影して授業動画として配信するには、動画を撮影できる環境を整えなくてはいけません。
最近はスマートフォンのカメラの性能が向上しているためカメラはスマートフォンのものでも問題ありませんが、最低でもマイクは用意しておきたいところです。

授業動画は画質以上に音声の聞き取りやすさが重要になるので、パソコンやスマートフォンなどのデバイスに取り付けられる外部マイクを導入しましょう。
また、より見やすく質の高い動画を用意したいのであれば、マイクだけでなくカメラや照明も用意するべきだと言えます。

教員のIT関連の知識を底上げする必要がある

授業の風景を動画化して共有するには、

・撮影
・編集
・共有

などの作業を教員がこなさなくてはいけません。
外部の業者に委託するという方法もありますが、そういった方法を取り入れることができない学校も多いかと思います。

そこで必要になってくるのが、教員のIT知識の底上げです。
パソコンの基本操作はもちろん、撮影や編集をおこないシステム上に動画をアップして共有するといった一連の動作をそつなくこなせるレベルの知識を身につける必要があります。

セキュリティやプライバシーに配慮する必要がある

授業動画は、その学校に通う生徒が活用するための動画で一般的に広く公開するようなものではありません。
そのため、外部の人が動画を視聴できないようにするなど、セキュリティやプライバシーへの配慮も必要になります。

YouTubeの限定公開を活用するといった方法もありますが、限定公開はURLが流出してしまうと簡単に視聴できるようになってしまうので、専用のシステムを用意するなどの対応を検討する必要があります。

分からないところの質問がしづらい

動画授業には「わからないところの質問がしづらい」という課題も存在します。伝統的な教室授業ならば、生徒は直接教師に質問を投げかけることが可能です。
しかし、動画授業ではその機会が制限され、即時のフィードバックが得にくいことがあります。

例えば、英文法の複雑な部分を学んでいて疑問が生じた時、動画だけでは十分な解答を得られないこともあるでしょう。このような時には、即座に教師に質問し、その場で疑問を解消することが難しいのが現状です。
これを解決するためには、動画授業と教師との直接対話を組み合わせたハイブリッド型の授業スタイルが有効であると考えられます。また、オンラインでの質問フォーラムを設ける、専用のメールアドレスを通じて質問を受け付けるなど、様々な対策が求められます。

動画授業は便利なツールではありますが、それだけで全てをカバーするものではありません。教師と生徒の直接のコミュニケーションも重要な教育要素であることを忘れないようにしたいものです。

授業を受ける際に緊迫感がない

また、「授業を受ける際に緊迫感がない」ことも懸念点として存在します。教室で授業を受ける際の一定の緊張感や集中力は、学習成果にとって重要な要素です。

動画授業では、自由に一時停止や巻き戻しができるため、受け身の姿勢が強くなりがちです。さらに、自宅などリラックスした環境での学習は、意識が散漫になりやすいというデメリットも存在するでしょう。
これに対する対策として、学習計画の作成や目標設定が有効です。例えば、一つの動画を視聴するごとに自己テストを設ける、一定の時間帯に集中して学習するなど、自分なりのルールを設けることで、集中力や責任感を高めることが可能です。

また、教師からの定期的なフィードバックや進捗管理も重要です。生徒が自身の学習進度を理解し、自己評価を行うことで、学習意欲の向上や自己管理能力の育成に繋がるでしょう。
教育の場としての動画授業は、生徒自身の自発性や能動性を必要とします。その成果を最大化するためにも、適切な学習環境とサポート体制の構築が重要です。

授業に動画を活用している学校の事例2選

授業動画は実際の授業の内容を撮影するだけでもそれなりに効果を発揮してくれますが、生徒のことを考えると、よりわかりやすく学びやすい動画を制作して用意してあげる必要があります。
そこでぜひ参考にしてほしいのが、実際に授業に動画を取り入れている学校の事例です。

授業動画はセキュリティやプライバシーに配慮する必要があるということもあって紹介できる事例は多くありませんが、2つほど参考になりそうな事例を紹介していきます。

横須賀学院


神奈川県の横須賀市で小中高一貫教育を提供している私立校、「横須賀学院」。
私立の学校は入学してくれる生徒がいなくなると経営が立ち行かなくなってしまうため、公立の学校以上に動画の活用に力を入れるべきだと言えます。

実際、横須賀学院は動画で学べるオンライン授業の取り組みに力を入れていますが、こちらの動画はそんなオンライン授業のダイジェスト版としてYouTubeの公式チャンネルにアップされている動画の一つです。
教師が黒板を用いて授業をおこなっている様子だけでなく、問題文や詳しい解説の図解を合間に挟むなど、理解度を高めるための工夫が取り入れられています。

スタディサプリ


定額でプロ講師による4万本以上のわかりやすい授業動画が見放題になる大人気のサービス、スタディサプリ。
スタディサプリの事例は学校の事例というわけではありませんが、授業を動画化して配信している専門的なサービスということもあって参考になるポイントが多いのでチェックするべきです。

こちらの動画は実際にスタディサプリで配信されている授業動画のダイジェスト版ですが、黒板以外の余計なものが映り込んでしまわないように配慮するなど、生徒が集中できることを意識して動画を作っていることが伝わってきますし、非常に参考になります。

まとめ

実際に動画を活用している学校の事例を交えながら、授業での動画の活用について紹介してきました。
学校の授業における動画の活用は、今後ますます欠かせなくなっていくのは間違いありません。

そのときになってから慌てて対応するよりも、今の段階から試験的に活用を開始し、ノウハウを蓄積しておくべきです。
動画活用のノウハウがなく、どう進めていけばいいかわからないという場合は、動画制作をサポートしてくれる企業やサービスもあるので、それらを活用しながら取り組んでみてはいかがでしょうか?

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