Twitterにアップロードできる動画のサイズ・形式は?
Twitterではアップロードできる動画のサイズと形式が定められています。まずは、正しいサイズと形式をよく理解するようにしましょう。
Twitterにアップロードできる動画は最大512MBまで
Twitterでは、動画ではなんでもアップロードできるのではなくファイル容量が決まっています。その容量は512MB。
512MBと言われてもいまいちピンとこないと思いますが、例えば5分7秒の動画(解像度360p)をYouTubeで視聴した場合41.2MBのデータサイズがかかります。500MBだとこの動画を約62分再生することができます。
視聴する動画のデータサイズや解像度によってデータサイズには誤差があるので参考として捉えるようにしてください。
Twitterにアップロードできる動画の長さは140秒以内
Twitterにアップロードできる動画の長さは140秒(2分20秒)以内と定められています。決められた時間に収まるように動画の編集を行うようにしましょう。
Twitterにアップロードできるファイル形式
ファイル形式とは、パソコンで作成した書類や写真、動画などをデータファイルとして保存するためのルールのようなものです。書類であれば「.pdf」、写真が画像であれば「.jpeg」などがあります。
Twitterのスマートフォンアプリからアップロードする場合は、拡張子が「.mp4」もしくは「.mov」の動画を準備するようにしましょう。
一方でPCブラウザから動画をアップロードする場合の拡張子は「.mp4」です。スマートフォンアプリとは異なり、「.mp4」PCブラウザからアップロードする場合は「.mp4」のみ対応していますのでご注意ください。
Twitterにアップロードできる動画の縦横比
Twitterにアップロードできる動画の縦横比は、1:2.39〜2.39.1の範囲です。
縦と横の比率があっていないと、再生された時に横が見切れることもあります。自分がアップロードしたい動画にあったサイズを選びましょう。
Twitterにアップロードできる動画の解像度
解像度とは、画面のピクセル(px)を示しています。Twitterにアップロードできる動画の最小解像度は32px×32px。最大解像度は1,920px×1,200pxもしくは1,200px×1,920pxです。
スマホ(iOS/Android)から動画ツイートをする方法
それではスマートフォンから動画をツイートする手順を見ていきましょう。iphoneが搭載しているiOS、Androidともに動画をツイートする手順は同じです。
ただし、撮影した動画をツイートする場合と事前に編集を行った動画をアップロードする場合は手順が少し異なります。それぞれ手順を解説していますので、使用用途に応じて確認してください。
スマホ(iOS/Android)で撮影した動画をすぐ投稿する方法
Twitterのアプリを立ち上げて撮影を行えば、撮った動画をすぐにツイートすることが可能です。面倒な編集などは不要ですので、手軽に動画をツイートしたい人におすすめの方法です。
1.Twitterを開いて投稿画面を表示させる
2.投稿画面の左側にあるカメラマークをタップ
3.撮影モードに切り替わるので動画を撮る
4.文章も一緒に添えてツイートする場合は文章を入力
5.「ツイートする」をタップして投稿完了
※再撮影を選択すると再度動画の撮影を行うことができます
スマホ(iOS/Android)から編集済みの動画をツイートする方法
事前に撮影を行い、編集まで完了した動画をアップロードする場合は以下の手順で行ってください。
1.Twitterを開いて投稿画面を表示させる
2.投稿画面の左下にある写真のマークをタップ
3.カメラロールが開くのでツイートしたい動画を選択
4.文章も一緒に添えてツイートする場合は文章を入力
5.「ツイートする」をタップして投稿完了
PCブラウザからTwitterに動画投稿をする方法
次に、PCブラウザからTwitterに動画投稿を行う方法について解説していきます。手順は以下の通りです。
1.ブラウザを開く
2.Twitterにログインする
3.投稿画面を開いて画面左下にある写真のマークをクリック
4.アップロードした動画を添付する
5.「ツイートする」をクリックして完了
アップロードには時間がかかる場合もありますので、途中でTwitterやパソコンを閉じないようにしましょう。
Twitterへ動画投稿をするときの注意点
SNSの中でも特に拡散するスピードが早いと言われているTwitter。誤った動画を投稿してしまうと思わぬトラブルに発展する可能性もありますので、動画投稿を行う場合は以下の事項に注意しましょう。
著作権を侵害しているような動画は投稿しない
自分の考えや気持ちを作品として表現したものを「著作物」、著作物を創作した人を「著作者」、著作者に対して法律によって与えられる権利のことを「著作権」と言います。
引用元:
「みんなのための著作権教室」著作権とはどんな権利?
著作権とは上記のように定められており、それを勝手に利用することは禁止されています。
Twitterを見てみると、テレビ番組のワンシーンが切り取られた投稿などが数多くあります。それらは全て、著作権の侵害になる可能性が非常に高いので投稿を行わないようにしましょう。
テレビ番組だけではなく、アーティストのミュージックビデオなど販売されているコンテンツを勝手に投稿した場合は刑事事件に発展することも考えられます。
「知らなかった」では済ませることができませんので、著作権を侵害しているような動画は一切投稿しないようにします。
無断撮影の動画は投稿しない
面白い人物などの動画を撮ってTwitterに投稿している人もたくさんいますが、中には許可を得て撮影しているのか疑ってしまうような内容のコンテンツも多く投稿されています。
例えばバスや電車の中で寝ている人の動画。投稿すればたくさんの人の興味を引くことができるかもしれませんが、これは肖像権の侵害になる可能性があります。
肖像権とは、日常生活などを無断で撮影されたり、撮影された動画や写真を勝手にSNSに掲載された際に受ける精神的苦痛から守る権利です。
「これくらいいいだろう」と考えて動画をTwitterに投稿する行為は肖像権の侵害になるかもしれません。そして場合によっては、相手方から訴えられることも考えられます。
肖像権侵害の慰謝料相場は10〜50万円程度だと言われていますが、事件の内容や被害の状況によっては100万円以上の慰謝料を支払うことになるかもしれません。
社会的に許されない動画を投稿しない
以前SNSにモラルに欠ける動画が相次いで投稿され、問題になったことをご存じでしょうか。その中でも社会的に許されない動画や写真をアップしたがために起こってしまった事件が「ブロンコビリー冷蔵庫事件」です。
アルバイトが大型冷蔵庫のなかに入っている投稿なのですが、この投稿がSNSに投稿されると瞬く間に批判の嵐を呼び、冷蔵庫の中に入っていたアルバイトは解雇。新聞などの各種メディアで取り上げられたことから店舗は営業が難しい状況まで追い込まれ最終的には閉店を余儀なくされました。
このように社会的に許されないコンテンツを投稿してしまうと、たくさんの人に迷惑をかけるだけではなく自分自身の人生にも被害が及びます。動画を投稿する場合は、投稿しても問題がないかを考えるようにしましょう。
Twitterへ投稿する動画の編集方法・ポイント
せっかくTwitterに投稿をするのであれば、たくさんの人の目に触れる「バズる動画」を作りたいですよね。Twitterへ動画を投稿する場合は、先ほど紹介した長さとサイズ内に収める必要があります。
簡単にできるように見えますが、意外と難しいため編集方法とポイントについてまとめてみました。
動画を制限時間内に収める方法
Twitterでは、投稿できる動画の長さが140秒(2分20秒)決まっています。もしも投稿したい動画の長さが140秒よりも長い場合は、編集を行わなければいけません。最も簡単な方法は、いらない部分を切り取ることです。
それでもなお140秒以内に収まらない場合は、動画全体のスピードを早めることも方法の1つです。動画の再生速度を上げることによって実質140秒以上の長さでも収めることができます。
サイズを512MB以内に収める方法
Twitterに投稿することができる動画サイズは、最大512MBと決められています。動画の編集を終えたのにサイズが512MB以上だった場合はこちらの方法を試してみてください。
・ビットレートを下げる
・解像度を下げる
・フレームレートを下げる
・動画の長さを短くする
ビットレートは「オンラインコンバータ」、解像度は「Wondershare Filmora」、フレームレートを下げる場合は「VideoProc」など専用のソフトを使えば簡単に行うことができます。
長い動画をTwitterに投稿する方法
動画を140秒以内に収める方法を紹介しましたが、場合によっては長い動画をそのままTwitterに投稿することもあるかもしれません。その場合は、投稿したい動画をいくつかに分割して順番に投稿する方法を行いましょう。
多少使いづらいかもしれませんが、現在の仕様では分割しての投稿が最も手軽な方法となっています。
Twitterでバズる動画は短い動画が多い
最近のSNSでは、写真よりも圧倒的に動画が支持されていますがそれを象徴しているのがTikTokです。TikTokを見てわかるように、再生時間が比較的短い動画が最近はよく見られている傾向が高いです。
そのためTwitterでも長い動画を投稿するのではなく、クオリティの高い短い動画を投稿するとバズる可能性が高まると言えるでしょう。
Twitterに動画を投稿できないときはどうする?
せっかく動画を作成しても、場合によってはTwitterに投稿できないこともあります。そのような時は、以下の項目を見直してみてください。
動画のサイズや形式などを確認する
Twitterに投稿できる動画は、サイズ、形式、時間が決められています。またスマートフォンからは、「.mp4」と「.mov」の動画が投稿できますが、PCブラウザの場合は「.mp4」のみです。細かな部分もよく確認しましょう。
スマートフォンの設定を確認する
Twitterや動画に問題がなければ、スマートフォンの設定を確認しましょう。
iphoneやAndroidの設定を開き、Twitterからカメラへのアクセスが許可されているかを見ます。アクセスが許可されていないと動画を添付してツイートすることができません。
通信環境を確認する
動画を投稿する場合、重要になるのが通信環境です。通信環境が悪ければ正しいサイズの動画を用意していても一向に投稿することができません。
Wi-Fiに繋いでいるのであればなるべくルーターの近くに移動する・端末の再起動を行うなど通信環境を見直しましょう。
アプリのバージョンを確認する
Twitterのバージョンが最新かどうかも確認するようにしましょう。最新バージョンでなければ、すぐに更新してください。
まとめ
今回は、Twitterに投稿できる動画サイズを中心に編集方法や投稿する際の注意点について解説しました。撮った動画を簡単に投稿できるTwitterですが、動画サイズにはルールがあることを忘れないようにしましょう。
また、動画であればなんでも投稿して良いわけではなく、著作権や肖像権を侵害しない動画であるかは投稿する前にきちんと確認する必要があります。
「これくらい大丈夫」と甘い考えを持っていると思わぬ事態になる可能性がありますのでご注意ください。