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動画編集におけるエフェクトとは?種類や使い方もあわせて解説!

動画編集におけるエフェクトとは?種類や使い方もあわせて解説!

2024-09-17 2023-02-12

動画編集におけるエフェクトとは?種類や使い方もあわせて解説!

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「動画のクオリティをあげるためにエフェクトをかけたい」「動画編集のエフェクトにはどのような種類があるのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。エフェクトはインパクトを与えたり、動画を見やすくしたりする効果があります。
しかし、一口にエフェクトと言っても種類があり、それぞれ特徴や与える印象が異なります。また、使い方を間違えると効果が薄れたり、見づらくなったりしてしまうため注意が必要です。

​​​​​​​そこで本記事では、動画編集におけるエフェクトの種類や使い方などを詳しく解説します。
これから動画を編集する予定がある方や、よりクオリティの高い動画を作成したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

動画編集におけるエフェクトとは

動画編集におけるエフェクトとは、撮影素材に追加する「特殊効果」のことです。タイトルやシーンの切り替え、音声、映像などに使用されます。主にエフェクトには、以下のような効果があります。

・動画に動きがつくため、クオリティが高くなる
・視聴者の印象に残りやすくなる
・場面転換がスムーズになるため、動画が見やすくなる


上記のように、エフェクトは動画素材の魅力を引き出す役割があります。
ただし、エフェクト素材はデータの容量が大きく、スペックの低いパソコンを利用している場合や、高度な編集ができない動画編集ソフトを使用している場合は、エフェクトが使えない場合もあるため注意が必要です。

主な動画エフェクトの種類

一口にエフェクトと言っても、多くの種類があります。種類によって与える印象も異なるため、「このシーンをどのように見せたいのか?」などを明確にした上で、適切なエフェクトを選定することが大切です。
下記では、動画編集に使える主なエフェクトを紹介します。

トランジション

トランジションとは、映像を切り替えるときに使うエフェクトです。動画と動画のつなぎ目をスムーズに見せたり、印象的に見せたりする効果があります。トランジションには種類があり、代表的なものは以下の通りです。
 

ディゾルブ

ディゾルブとは、前のカットがフェードアウトするのに合わせて、後のカットがフェードインするトランジションです。前後のシーンが溶け合うように見えることから、「dissolve (溶ける)」という名前がついたと言われています。
 

フェードイン/フェードアウト(ホワイトアウト/ブラックアウト)

フェードイン(ホワイトアウト)とは、画面を徐々に明るくして、次の映像につなげるトランジションです。反対に、フェードアウト(ブラックアウト)は、画面を徐々に暗くして、次の映像につなげるトランジションを指します。
どちらのトランジションも、シーンの切り替えにメリハリや明確な区切りを持たせたいときに使用されます。
 

スライド/押し出し

スライドとは、前のカットの上に次のカットが重なる形で映像が切り替わるトランジションです。また、前のカットを次のカットが押し出す形で切り替わるトランジションは、押し出しと言います。
 

ワイプ

ワイプとは、画面が拭き取られるように、前のカットから次のカットへ切り替えるトランジションです。すっきりとした印象を与えます。
トランジションは動画のクオリティを上げるのに効果的ですが、使いすぎると逆効果になるため注意が必要です。

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスとは、写真やイラスト、文字などの素材に動きや音をつけるエフェクトです。動画のオープニングを中心に使用される場合が多く、エフェクトの中で最も使用頻度が高いエフェクトと言えます。
視聴者の興味を引いたり、より分かりやすく伝えたりする効果があるため、重要なエフェクトです。

キーフレーム

キーフレームとは、アニメーションやエフェクトの値を変更するために使用するものです。変更できる値には、スケール、位置、回転、アンカーポイント、不透明度などがあります。なお、キーフレームの種類は以下の3つです。

・リニア:直線を使ってオブジェクトを動かす
・停止:フリーズや一時停止の効果を作る
・ズームイン/ズームアウト(ペジェ):直線的なキーフレームに曲線を加えて変化を滑らかにする

スピードランプ

スピードランプとは、動画の一部を早送りやスローモーションにするなど、速度を変更するためのエフェクトです。
動画編集ソフトごとに呼び名が少し異なり、「タイムリマップ」や「リタイミング」と呼ばれることもあります。動画にメリハリをつけたいときに、使用される場合が多いです。

サウンドエフェクト

サウンドエフェクトとは、効果音のことです。笑い声や拍手などの人が発する音から雨や風などの自然の音まで、さまざまな音に関するエフェクトを指します。
BGMとは別に挿入することで、よりリアリティのある映像に仕上がります。

カラーエフェクト

カラーエフェクトとは、動画の色に関するエフェクトです。さまざまな種類がありますが、代表的なものは以下の通りです。
 

モノクロ

動画をモノクロ(白黒)に変えるエフェクトです。カラーとモノクロを上手く組み合わせることで、より印象的な動画に仕上がります。
 

カラースプラッシュ

動画内の色を一つだけ選択し、他の部分はモノクロに見せるエフェクトです。強調したいものがあるときに使用されます。
 

色の置換

動画内のものを一つ選択し、色を置き換えるエフェクトです。例として、髪色や洋服の色を変えるなどの使い方が挙げられます。

クロマキー合成

クロマキー合成とは、映像や画像内にある特定の色を透明にして、別の映像を合成するエフェクトです。背景色は緑色や青色が多いですが、黒色などもあり、撮影内容によって使い分けます。
クロマキー合成の具体的な利用場面は、テレビの天気予報や映画、ゲーム実況などです。

トランスフォーム

トランスフォームとは、動画の素材を変形できるエフェクトです。タイトルやロゴを強調したいときや、場面転換時に挿入するコメントを目立たせたいときなどに利用します。視聴者に対してインパクトを与えたい場合に効果的です。
なお、動画編集ソフトによって異なりますが、トランスフォームで変更できる点は以下の通りです。

・アンカーポイント
・位置
・スケール
・歪曲
・歪曲軸
・回転
・不透明度
・シャッター角度
・サンプリング

水平反転

水平反転とは、映像を左右反転させるエフェクトです。ダンスの振り付け動画やヨガ・体操の動画などに利用されています。水平反転のエフェクトを利用すれば、動画内の人物の動きと視聴側の動きを一致させることが可能です。
そのため、動画内の動きを参考にするようなダンスやヨガの動画に利用すると、より分かりやすい動画に仕上がります。

画面分割

画面分割とは、複数の動画を1画面で流すことができるエフェクトです。スプリットスクリーンもしくはビデオコラージュと呼ばれることもあります。
画面分割は編集次第でいくつも増やすことができますが、同時にいくつもの情報が動画内に存在するため、伝えたい内容によっては注意が必要です。

動画編集時にエフェクトを使用する方法

動画編集時にエフェクトを使用するには、以下の3つの方法があります。下記では、それぞれの方法について解説します。

エフェクトを自作できるソフトを使う

一つ目は、エフェクトを自作できるソフトを使う方法です。よりオリジナル性のあるエフェクトを使用したい方は、3Dソフトなどから自作する方法もあります。
しかし、動画を編集するよりも高いスキルが必要になるため、初心者の場合は難しいです。

動画編集ソフトのエフェクト素材を使う

二つ目は、動画編集ソフトのエフェクト素材を使う方法です。簡単なエフェクトから高度なエフェクトまで、幅広く搭載されています。
ただし、動画編集ソフトによってエフェクト素材は異なるため、動画のイメージに合わせて適切なものを選定することが大切です。

素材サイトからダウンロードする

三つ目は、素材サイトからダウンロードする方法です。無料のサイトもあれば、有料のサイトもあります。「動画編集ソフトにはないが、自作するのは難しい」という場合に最適です。
なお、素材サイトを選ぶときに確認するべきポイントは以下の通りです。
 

利用規約

一つ目の確認するべきポイントは利用規約です。サイトにフリー素材と記載があっても、商用利用可能ではないケースがあります。エフェクト素材を商用利用する場合は、以下の3つを確認することが重要です。

・商用利用が可能か
個人利用は問題なくても、商用利用はできなかったり、有償としている素材サイトもあります。
企業が動画制作をする場合は、SNSアカウントへの投稿、YouTube広告配信なども商用利用に該当するため、まずは「商用利用が可能か?」という点を必ず確認しましょう。

・エフェクト素材の加工・編集が可能か
「ダウンロード素材の加工・編集は不可」と記載があるにも関わらず加工・編集を行ってしまうと、著作権を侵害してしまうことがあります。そのため、加工・編集が可能かどうかも必ず確認しましょう。
なお、加工・編集の可否は配布元の利用規約ページに書かれている場合が多いです。

・クレジット表記は必要か
素材サイトによって、「利用の際はクレジット表記必須」と記載されている場合があります。クレジット表記とは、素材を提供している人や団体名を明記することです。
利用規約に違反すると、トラブルにつながるケースも考えられるため、こちらも必ず利用前に確認するようにしましょう。
 

素材の画質・クオリティ

フリーのエフェクト素材サイトを利用していると、同じサイト内でも素材によって画質やクオリティが異なる場合があります。動画のエフェクトは、動画の印象やクオリティなどを左右する重要なものです。
そのため、エフェクト素材を探す際は、画質やクオリティが均一か、制作したい動画に合っているかという点に着目するようにしましょう。

動画にエフェクトをかける際の注意点

動画にエフェクトをかけるときは、注意点を押さえることが大切です。下記では、具体的な注意点を5つ解説します。

編集前に動画のイメージを明確にする

一つ目の注意点は、編集前に動画のイメージを明確にすることです。イメージによって使用するべきエフェクトが異なります。動画のイメージを考慮した上で、適切なエフェクト素材を選定することが重要です。なお、動画のイメージを決めるときは、具体的に決めるようにしましょう。
例えば、「〇〇のような動画を制作して、〇〇に見てもらう」など、ターゲットも出来るだけ明確にすることをおすすめします。完成動画のイメージがないままエフェクトをかけると、全体の統一性がなくなってしまいます。

エフェクト素材はまとめてフォルダ管理する

二つ目の注意点は、エフェクト素材をまとめてフォルダ管理することです。フォルダ管理していないと、どこにエフェクト素材があるのか分からなくなってしまいます。
エフェクト素材以外のBGMや効果音、動画のシナリオなども1つのフォルダに整理しておくことをおすすめします。

場面転換のときはトランジションを使う

三つ目の注意点は、場面転換のときはトランジションを使うことです。シーンの切り替わりにトランジションがないと、視聴者は違和感を持ってしまいます。
特にイラストアニメーションや短いBGMを伴う静止画を挟むケースが多いです。

エフェクトをかけすぎない

四つ目の注意点は、エフェクトをかけすぎないことです。エフェクトをかけすぎるとソフトが重くなってしまうだけでなく、伝えたいことが伝わりにくい動画に仕上がってしまいます。
しかし、エフェクトが少なすぎると単調な動画で、視聴者の印象に残りづらいです。そのため、エフェクトを適用させるべきかどうかの見極めが重要となります。

エフェクトのトレンドを把握する

五つ目の注意点は、エフェクトのトレンドを把握することです。エフェクトには流行もあるため、種類によっては古いイメージを与えてしまうかもしれません。
動画編集に慣れている場合でも、常に新しいエフェクトをチェックすることをおすすめします。

動画のエフェクトが視聴者に与える印象

動画にエフェクトをかけることによって、下記のような印象を与えられます。下記では、動画のエフェクトが視聴者に与える3つの印象を解説します。

動きのある動画で、最後まで楽しめる

視聴者が最後まで楽しめるような動画にするためには、動きをつけることが大切です。どんなに内容が良い映像でも、動きがなければ単調な印象を与えてしまいます。最近は、特にテンポが重要となっているため、積極的に動画に動きを取り入れるようにしましょう。
使用するエフェクトによって効果は異なりますが、エフェクトをつけることによって動画に動きや展開が生まれます。

シーンの切り替えをスムーズにしてくれる

動画内でシーンが切り替わるときは映像が大きく変化するため、視聴者は違和感をもつ可能性が高いです。違和感は視聴者を離脱させる大きな要因の一つであり、なるべく取り除かなければなりません。シーンの切り替えに効果的なのがトランジションです。
視聴者に対して、これから映像が切り替わることを前もって印象づけられるため、その違和感を大幅に軽減できるようになります。

動画の世界に視聴者を引き込める

エフェクトは映像に変化を与えたり、強調したりできるため、視聴者を引き込みたいときに効果的です。特に尺の長い動画の場合、テンポが同じだと飽きてしまいます。
そこで、画面の切り替え時などにエフェクトをかけることで、メリハリをつけられます。

まとめ

今回は、動画編集におけるエフェクトについて詳しく解説しました。エフェクトは、インパクトを与えたり、動画のクオリティを上げたりする役割があります。
エフェクトによって与える印象が異なるため、それぞれの特徴を理解した上で、適切なものを選定することが大切です。

また、エフェクトをかける箇所の見極めも重要となります。エフェクトにはさまざまな効果がありますが、かけすぎると逆効果になるため注意が必要です。見づらくなるだけでなく、伝えたいことが伝わりづらい動画に仕上がってしまいます。
クオリティの高い動画は、販促や集客、ブランディングなどに効果的です。本記事を参考にして、自社の動画を作成してみましょう。

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