SNS投稿やWEB動画広告、YouTube用の動画を制作する際、すべての撮影素材を自作すると時間とコストがかかってしまいます。そこで、フリー動画、画像を使用しようと検討する方も多くいるのではないでしょうか。
しかし、サイトによっては他の動画と似たような素材を集めてしまうこともあります。
そこで、今回は「プロ顔負け」の動画素材を無料で集める方法について解説します。動画だけでなく、おすすめの画像サイトも紹介するのでぜひ参考にしてください。
フリー動画・画像素材を使うメリット・デメリット
フリー動画、画像素材を使うメリット・デメリットについて解説していきましょう。
メリット
メリットは、無料で素材を繋ぎ合わせることでオリジナルコンテンツの制作が可能です。イメージ動画、画像を作品に取り入れることで、訴求力の高いコンテンツを制作することができます。
コストがかからないので、撮影手間を省き短時間でコンテンツを制作できる点もあります。
デメリット
フリー動画、画像サイトは多くの制作者が利用をしているので、人気の高い素材はかぶってしまうことがあります。場合によってはフリー素材を使用していると認識され、企業の信頼度を低下させてしまう恐れがあります。
フリー素材を使用する際は、他の製作者が使用しないものを意識して選ぶようにしてください。
【商用可能】おすすめ無料動画素材サイト5選
商用可能で活用できる、おすすめの無料動画素材サイトを5つ紹介します。
どのサイトも、登録なしで簡単に利用することが可能です。それぞれの特徴について解説します。
Pexels
おすすめポイント
・登録不要
・アニメーション、人物動画が豊富
・ライセンス表記不要
Pexelsは、ドイツ発の動画素材サイトです。会員登録をする必要がなく無料で動画素材の活用ができます。掲載されている動画は、全て動画概要欄にクレジット表記をする必要はありません。
Pexelsは、ドローンやスローモーション映像を活用した自然風景の動画が多く、幅広いコンテンツで使用することができます。人物の動画やCGアニメーションも多く、素材数が多いので他の動画とかぶってしまう恐れもありません。
動画制作を初めて行う方におすすめです。
Pexel:https://www.pexels.com/ja-jp/
Motion Elements
おすすめポイント
・動画だけでなく音声コンテンツも充実
・会員登録が必要
・自然風景・海外の街並みが多い
Motion Elementsは4000以上の動画を無料でダウンロードできるサイトです。商用可能の素材も多く、最適な動画を探すことができるでしょう。
動画はカテゴリ分けされており、日本語検索にも対応をしています。日本語翻訳をおこなうことがなく、動画を探す際に苦労している方におすすめです。
このサイトでは、ダウンロードするために会員登録が必要です。また、無料会員の場合ダウンロードできる素材が限られていることも注意してください。
サイトを最大限利用するのであれば、月2150円の有料会員の登録をおすすめします。
Motion Elements:https://www.motionelements.com/ja/
Mixkit
おすすめポイント
・会員登録不要
・YouTubeでの動画であれば利用可能
・動画によって使用条件が異なるので必ず確認をする
Mixkitは海外発の動画サイトです。YouTubeで使用できる動画素材が3万点以上あり、音楽や効果音も多くあります。
動画素材もカテゴライズされているため、探しやすいメリットもあります。
また、縦型の動画素材も多いためリール用の動画を制作しようと検討している方にもおすすめです。
一方、注意すべき点が日本国内で撮影した素材が少ないため、日本人向けのコンテンツを制作する際に違和感を感じてしまうこともあります。
登録不要で利用ができるので、手軽に動画素材を集めたい方におすすめです。
Mixkit:https://mixkit.co/
Mazwai
おすすめポイント
・シネマティックの動画が多い
・プロが動画素材を厳選している
・カテゴリーが多く動画を探しやすい
Mazawaiは、高品質な動画素材を多く配信しているサイトです。風景やオブジェクトの素材が多く、落ち着いた動画と相性の良い素材が豊富にあります。
素材はクリエイターが投稿したものを掲載するのではなく、運用者が1つずつ素材を確認し審査を通したものだけを掲載しています。そのため、品質の高い動画が多い点も特徴の1つです。
「タイムラプス」「ドローン」「ビーチ」とカテゴリーも豊富で、検索しやすいメリットもあります。映画テイストの動画コンテンツを制作しようと検討している方に、おすすめのサイトです。
Mazwai:https://mazwai.com/
YouTuberのための素材屋さん
おすすめポイント
・登録が不要
・YouTubeに特化した素材が多い
・製作者からの素材活用のポイントが紹介されている
YouTube動画と相性の良い素材を多く配信している動画サイトが、「YouTuberのための素材屋さん」です。動画素材が多いだけでなく、それぞれの動画素材の使い方のアドバイスも記載してあります。
もちろん、クレジット表記などの必要もありません。YouTube動画を編集する際、インパクトのある表現を行いたい方におすすめです。
YouTuberのための素材屋さん:https://ytsozaiyasan.com/
【商用可能】おすすめ無料画像素材サイト5選
動画だけでなく、画像を使用することで動画表現の幅が広がります。ここでは、動画制作やSNS運用で活用できるおすすめのサイトを5つ紹介します。
kaboompics
おすすめポイント
・SNS映えする素材が豊富
・使われている色がカラーコードで表記
・素材点数が豊富
インスタグラムに最適な素材を探している方は、kaboompicsがおすすめです。素材点数は25000点以上。その多くが、SNS映えに適したものが多く、インスタグラムを運用している方に最適です。
ダウンロードする際に、素材のカラーコードも表示されているのでダウンロード後の加工もしやすくなっている点もこのサイトを利用する点と言えるでしょう。SNS映えをする素材を頻繁に使用する方におすすめのサイトです。
kaboompics:https://kaboompics.com/
pixabay
おすすめポイント
・日本語検索が可能
・クリエイターが日々素材を投稿
・動画素材もある
pixabayは海外発のサイトです。素材数も多くクオリティの高い画像を入手することができます。日々クリエイターが投稿し、各クリエイターの得意分野の画像が集まります。
日本語検索の対応が可能なので、日本語で合わせて検索をおこなうと最適な素材を見つけることができるでしょう。画像だけでなく、動画素材も多いので合わせて利用することをおすすめします。
ただし、動画の中にはサイズが微妙に異なるのでダウンロード前に、動画のサイズを確認したうえで利用することをおすすめします。
pixabay:https://pixabay.com/ja/
unsplash
おすすめポイント
・画像だけでなくCG素材も増えている
・縦型素材も豊富
・検索が簡単
unsplashは海外の画像サイトで、登録をする手間もいりません。クレジット表記が不要なため自分好みの素材を探すことができます。
最近は、画像だけでなくCGの素材が増えてきているので、動画に使える素材を探すことも可能です。また、「Vertical」と検索すると、縦型の素材を検索することもできます。
SNSで縦型のコンテンツを発信している方におすすめのコンテンツと言えるでしょう。
unsplash:https://unsplash.com/ja
写真ACフリー
おすすめポイント
・素材数が豊富
・日本国内で撮影された素材が多い
写真ACフリーは、日本企業が運営する素材サイトです。写真だけでなく、動画、イラストなどの素材サイトもあります。登録をする必要がありますが、クレジット表記が不要な素材を検索することが可能です。
最大の特徴は、日本で運用しているサイトのため日本の風景や人物などが豊富に見つかることにあります。商品紹介の画像や、プレゼンテーション資料用の画像を探している方におすすめです。
ただし、便利な一方で注意すべきこともあります。ダウンロードする際に、広告やアンケートに答える手間があることです。さらに、1日に検索できる件数と、ダウンロードできる件数に制限があるので、1日にまとめて作業を行う方は有料会員の登録が必要です。
写真ACフリー:https://www.photo-ac.com/
ぱくたそ
おすすめポイント
・人物の表情画像が豊富
・AIが制作をした画像もある
・登録不要
ぱくたそは、日本国内で運営している素材サイトです。登録不要かつ商用可能な素材が多くあります。人物の画像が多く、最近ではAIを活用した素材も登場し、バリエーション豊富な画像のダウンロードが可能です。
ただし、ぱくたそはコミカルな表情が多く、多くの方が利用をしているため、他の動画とかぶってしまうことがあります。
利用をする際は、素材を精査しながら使用することをおすすめします。
ぱくたそ:https://www.pakutaso.com/
フリー素材を使用する際の注意点・マナー
フリー素材は便利な一方で注意すべきこともあります。使用をする際には以下の点に注意をして利用することをおすすめします。
フリー素材のライセンスについて
素材の中には、商用利用、クレジット表記不可という素材もあります。ここで勘違いしてはいけない点は、決してライセンスを手放したわけではありません。
つまりダウンロードした素材を自分で制作したものとしてネットで掲載したり、販売することは禁じられているので絶対に行わないようにしてください。
また、クレジット表記不要と謳っているサイトでも、素材によってはクレジット表記が必要なケースもあります。素材を利用する際には必ず条件を確認しておくことをおすすめします。
「CC0」というマークは何?
素材の中には、CC0と表記のあるものもあります。これは、「クリエイティブコモンズ」と呼ばれるもので、製作者が権利を放棄した状態であることを表しております。
そのため、権利関係がクリアになっているだけでなく自由に改変をおこなうことが可能です。
画質のバラツキがないかの確認
無料でダウンロードできる素材は一度画質の確認をしておくことをおすすめします。同じサイトでダウンロードした素材でも、画質にバラツキがあり、編集をした際に動画に「違和感」が生まれてしまうこともあります。
動画サイズを確認するだけでなく、編集での画質の見え方を確認しましょう。動画の雰囲気を極力統一したいのであれば、サイトに素材を投稿しているクリエイターを限定して利用することをおすすめします。
まとめ
無料で使える動画素材はさまざまで、サイトによって特徴が大きく異なります。本記事を参考にして、最適なサイトを見つけてみてはいかがでしょうか。
素材を簡単に探したい方は、動画作成支援ソフトの活用がおすすめです。素材も多く自由度の高いコンテンツ制作をおこなうことができます。メディア博士は、動画素材、テンプレートを多数用意し、訴求力の高いコンテンツの制作が可能です。みなさまからのお問い合わせを心よりお待ちしております。