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おしゃれな動画を作成するには?トランジションや動画編集のこだわりポイントを紹介

おしゃれな動画を作成するには?トランジションや動画編集のこだわりポイントを紹介

おしゃれな動画を作成するには?トランジションや動画編集のこだわりポイントを紹介
動画を多くの人に見てもらうためには「おしゃれで編集が凝っている動画」が必要だと思われがちです。しかしなぜおしゃれな動画でないといけないのか?どういったものが視聴を伸ばす動画なのかを把握しているのでしょうか?
そんな疑問を解決するために今回は「おしゃれな動画」の基礎知識を紹介していきます。

おしゃれとは

そもそも「おしゃれ」とはどういうことを指すのでしょうか?『服装がおしゃれ』などといった場面でよく耳にしますが、おしゃれは人それぞれ違って感じることを前提に認識しておかなければなりません。
例えば服屋のマネキンがおしゃれと感じて購入したものの自分にはしっくりこなかった経験のように、おしゃれとは基準があるものではなく、時と場合によって上品さやシンプルでよいと意味が変わります。

おしゃれな動画にはトランジションのこだわりがある

人それぞれでおしゃれの定義が異なる事を再認識してもらいましたが、多くの人がおしゃれだと感じやす動画にはいくつかの共通点があり、その一つが「トランジションの工夫」になります。
トランジション」とは映画や動画編集の工程において、シーンやショットを組み合わせる手法で、雰囲気を変えたりするのに役立ちます。動画は多くのシーンやショットから成り立っており、その組み合わせ方や雰囲気はトランジションに大きく左右されるためおしゃれな動画にはトランジションの工夫が不可欠になります。

おしゃれな動画にするためのトランジション6選

おしゃれな動画にはトランジションの工夫が施されている共通点がありますが、トランジションにはいったいどんな種類があるのでしょうか?
編集で多く採用されているトランジション6種類をピックアップして紹介します。

カットアウェイショット

カットアウェイショットとはキャラクターの言動内容を確認するために別のシーンに飛ばせる手法になります。
冒頭の動画では落ちそうになるメインシーンとそれを見ている女性のサブシーンで構成されています。落ちそうになっている女性の手に汗握る表現を別カットの水が滴るシーンを含めることでより落ちそうな切迫具合を表現しています。
このようにカットアウェイショットはあるシーンの表現を一層強くする効果があります。

コントラストカット

コントラストカットとは映像と音楽の両方を活用し2つのシーンを並列させることでインパクトのあるシーン変化をもたらす手法になります。
この動画では雨降りしきる中、倒れる男性のシーンが壮大な曲と共に始まります。しかし曲が最高潮に膨らむ前に家具店の展示ベットで寝ていたシーンに変化しています。
このように2つのシーンの並列を曲の変化を用いることで夢の中にいたような印象を与えることができます。このようにコントラストカットは現実に戻すようなシーン変化を得意としています。

JカットとLカット

JカットとLカットとは先に次のシーンの音声を流すことで映像が音声を追従させるようにする手法になります。
こちらの動画の4;21からでは台風衛生動画シーンが流れているときすでに次のシーンの地上での豪雨の音が流れ始めています。
このように音声を動画が追いかけるようにすることで繋がりにくいシーン同士でも自然な流れで展開することができます。

ディゾルブ

ディゾルブとは通常のフレームレートより遅くすることで、残像を残し印象的なシーン変化を行う手法になります。
実際にそのような動画を撮影するには莫大な資金や機材が必要になりますが、現在は通常の動画に編集で加工するだけで作れるため容易に行えるトランジションになります。

デフォーカス

デフォーカスは一番簡単なトランジションといわれており、カメラのフォーカスを外すことでぼやけた画面にし、新たなシーンに移行する手段になります。特に夢の中に入る際や記憶を失うなどの表現の際に利用されています。

フェード

フェードアウトやフェードインという言葉でよく耳にするフェードは、黒い背景からシーンが始まったり、黒い背景に溶けてシーンが終わったりする手法になります。

おしゃれな動画にするためのポイント

おしゃれな動画を作るためには、いくつか意識しておくと良いポイントがあります。
ここからは、おしゃれな動画を制作する際におさえておきたいポイントは何かについて解説していきましょう。

テロップのフォントや色・効果にこだわる

動画の中で使用するフォントは、おしゃれな動画を作るためにとても重要です。フォントの種類は豊富でさまざまで、かっこいいものからバラエティ色の強いものまであります。1つの動画に対して2〜3種類のものを使用することで、魅力的な動画を制作することが可能です。
動画編集時には、どのようなフォントが適しているのかをイメージしながら制作をしてください。

フォントを選ぶ際には、動画編集ソフトの中に入っているフォントを使用して編集することも可能ですが、他の動画と同じになってしまい差別化ができないデメリットがあります。
フォントを選ぶ際は、フォントサイトから著作権フリーで使えるものを使用し、差別化を図りましょう。

編集でよくあるミスとして、フォントの縁取りをしない状態で反映してしまうことがあります。フォントの縁取りは視認性を高くするので、必ずおこなうように意識してください。
フォントのデザイン次第で、商品紹介のナレーションテロップが魅力的なものになるので、動画コンセプトと合う色合いや雰囲気を意識してください。

BGMや効果音の配置にこだわる

BGMや効果音の配置にもこだわりましょう。BGMと合わせてカットが切り替わると、見ていて気持ちのよい動画になります。
BGMは、動画の世界観を伝えるために大切な要素となります。本編に最適なBGMを使うことで、躍動感や爽快感など、動画のイメージを分かりやすく伝えることが可能です。

BGMだけでなく、効果音も合わせて適度に使用することで訴求力の高い動画の制作が可能になります。動画編集時に効果音をいくつか配置しながら、訴求力を高めましょう。
BGMと効果音は世界観と大きく離れているものもあるので、配置をしたら必ず違和感がないかを全体の映像を見渡しながら確認をおこなうようにしてください。

アニメーションを効果的に使用する

画像やテロップなどを表示する際には、アニメーションを使うことでより魅力的な動画を制作することが可能になります。動画の世界感にある、アニメーションをうまく使い、おしゃれな動画を制作しましょう。
アニメーションをよりおしゃれなものに仕上げるためには、イーズを意識した編集が必要です。イーズとは、アニメーションに対して加速運動をつけるもので、アニメーションの動きに変化が生まれます。

人は、等間隔の動きを見ていると違和感を感じてしまいます。また、アニメーションの動きと映像がリンクしていないものは、違和感だけでなくチープさを感じてしまうので注意が必要です。
シーンに適したアニメーションを配置するために、イーズを使用してみましょう。

冒頭10秒で世界観を伝える

おしゃれな動画では、冒頭の10秒でいかに世界観を表現できるかどうかも重要になります。冒頭10秒で、おしゃれなBGM、ハイグレードな映像、世界観に合うフォントの3つを使用することで視聴者の興味・関心を惹きつけることも可能です。
冒頭10秒で意識することは、視聴者にどのような世界観を紹介したいのかを伝えることです。YouTubeなどでおしゃれな動画を投稿するのであれば、おしゃれなオープニング映像を使用しても良いでしょう。世界観に合った動画を制作してください。

スロー再生を活用する

動画の中にスローモーションを意図的に入れることで、おしゃれな動画がより魅力的なものに変身します。被写体がただ街を歩いているだけの映像も、スローモーションを取り入れることで映像に動きが生まれ、魅力的なものになります。
また、スローモーションと合わせてタイムラプスシーンを取り入れると、動と静を表現できる魅力的なものになります。

スロー再生は動画編集で調整することも可能ですが、映像としての違和感がどうしても生まれてしまいます。
違和感を起こさないようにするために、スロー再生を活用する際は動画でスローモーションを再生するための設定をおこなってから制作するようにしてください。

撮影機材にもこだわる

おしゃれな動画を制作する際には、撮影機材にもこだわりましょう。編集で色合いを調整することも可能ですが元素材の画素数が粗いなど、問題があると編集を加えてもあまり良いものを作ることができません。
スマホで撮影をするのであれば、カメラの性能を最大限引き出すアプリを使用するなど工夫をしてください。

ビデオカメラで撮影をするのであれば、一眼レフカメラなどをうまく使い動画撮影をおこなうことをおすすめします。
外でロケをするのであれば、撮影機材をこだわるだけでなくカメラスタビライザーなどもうまく使い、なめらかな映像を表現することができるように工夫をしてください。

テロップやBGMは適度に入れる

テロップを入れる際には、必要な箇所に必要な情報だけを反映するように心がけてください。障碍者向けの動画など特別な理由がない場合を除き、テロップやBGMの使用は控えるようにしましょう。
テロップをあまり多く入れすぎてしまうと、おしゃれな動画を制作するためにこだわったシーンの邪魔になってしまう恐れがあります。

テロップやBGMはあくまで、動画の魅力を引き出すための手段です。しつこく入れるのではなく適度な量を意識しながら反映するようにしてください。

おしゃれな動画を作成する際の注意

おしゃれな動画に感じてもらえる手法のトランジションについて紹介しましたが、ただこういった技術を駆使しただけではおしゃれな動画になりません。
そこでトランジションを最大限効果を発揮させつつおしゃれな動画作成を成功させるために注意すべきことを紹介します。

おしゃれはアクセント程度に

トランジションのようなおしゃれ目的の編集はあくまでもアクセントとして利用しなくてはなりません。あまりにも多すぎた編集を行うと、動画の内容に支障をきたし、おしゃれとはかけ離れたイメージを持たれてしまいます。
そのためトランジション等はアクセントを追加する程度の意識で行いましょう。

コンセプトの統一

数多くのトランジションがあるものの、動画内の自然な繋ぎや抑揚を与えたりと、それぞれ違った役割を担っています。
そのため動画が伝えたい内容と違った働きをするトランジションを使用してしまうと視聴者に間違った情報を伝達してしまいます。動画内の抑揚など全体のバランスを確認しながらトランジションを選択するようにしましょう。

視聴者に伝えたい内容が伝わっているかどうか

おしゃれなフォント、BGMなど見せ方にこだわりすぎた結果、おしゃれな映像ではあるけれど何を伝えたいか分からない動画になる恐れがあります。
おしゃれな動画を制作しても、視聴者に伝えたい内容でなければ動画を制作する意味がありません。大切なことは、「おしゃれな動画を作る」ではなく、「おしゃれな動画を通して視聴者の感情を動かすこと」です。

動画を制作後は、必ず客観的な視野で動画がどのように評価されるのかを確認してください。

動画制作前に競合動画を確認する

おしゃれな動画を初めて作る方は、投稿先の媒体で注目を集めている動画を確認しましょう。ホームページ用の動画であれば、競合となるサイトをいくつかピックアップして、チェックするようにしてください。
競合動画を確認することで、どのようなおしゃれな動画を制作しているか分かり、似た手法の動画制作を避けることができます。動画制作時の参考にもなるため、必ず競合動画を確認してください。

端末での見え方を確認する

動画が完成したあとは、必ずPCだけで確認をするのではなく、タブレット、スマホからどのように見えているのかの確認をしてください。
YouTubeなどでは、端末によって見え方が微妙に異なります。例えば、PCでは違和感のないテロップでもスマホでみるとテロップサイズが多く、視認性が悪いと感じてしまうこともあります。

どの端末で見てもおしゃれな動画と感じることができるように、完成後は1つの端末でチェックするのではなく複数の端末から仕上がりを確認してください。
視聴者がどのような端末から視聴するかをイメージして動画を制作すると、確認作業も減るため動画制作時には、視聴環境も意識して制作するようにしましょう。

おしゃれな動画作成のサポートツール

おしゃれな動画作成における注意事項を確認したあとは実際に作成してみましょう。一から作るのは不安という方には簡単な編集ソフトを利用しながら技術を覚えていく事をお勧めします。
初心者向けの無料サービスをはじめ海外映画製作陣が利用する本格的な有料サービスまで幅広くあります。そこで初心者でも利用できる無料サービス2点を今回紹介します。

DaVinci Resolve

https://www.blackmagicdesign.com/products/davinciresolve
DaVinci Resolveはプロ向けの有料プランが基本ですが、機能が縮小された無料版も用意されており、特にカラー補正の編集が強く初心者からプロまで幅広く使えるソフトになります。

Avid Media Composer

https://www.avid.com/ja/media-composer
Avid Media Composerは画面設計が初心者に向けては複雑だと不評な点があるものの、有名映画でも利用されているなどの安心感があり、無料版でプロと同じものが使ってみたい方にお勧めです。

まとめ

今回はおしゃれな動画について紐解いてきました。おしゃれな動画を作ろうと意識しすぎるあまり、動画を作成した意図を忘れてはいけません。
おしゃれはアクセント程度と割り切って、動画で伝えたい内容を濃くすることが一番のおしゃれへの近道になるので動画内容の吟味の次におしゃれの工夫をしてみてはいかがでしょうか?

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