アニメなどの影響により、近年盛り上がりを見せているキャンプや釣りなどのアウトドアブーム。それにともない、体や乗り物に装着して撮影するウェアラブルカメラ(アクションカメラ)の人気も上がってきています。今回はそんなウェアラブルカメラの代表格でもあるGoPro(ゴープロ)の使い方やどんな人にオススメできるかなど解説していきます。
ゴープロについて
ゴープロは今やテレビ業界や映画業界などでも活躍するウェアラブルカメラです。ここではそのゴープロの基本的な情報や何ができるのか、ゴープロ製品シリーズをご紹介します。
ゴープロとは?一般的なビデオカメラとの違い
ゴープロは人間の体やバイクや自転車にとりつけることのできる小型ビデオカメラです。テレビ番組のアトラクション系のロケでよく使用されており、現在では趣味で撮影しSNSに投稿して話題になることも多いカメラです。
ゴープロと一般的なビデオカメラとの違いは多々あります。ひとつはサイズと重さです。ゴープロは体や乗り物に取り付けても邪魔にならないように、非常に小さく軽量に作られています。家庭用ビデオカメラと比べても、その差は一目瞭然です。また、最初からアウトドアシーンでの撮影を想定して開発されているので、耐久性に優れ防水機能も備えています。
そして、最大の違いはやはり装着できることです。ゴープロのようなウェアラブルカメラは、アクションカメラとも呼ばれます。手持ちのカメラでは難しい臨場感たっぷりの映像を撮ることができるのが、ゴープロのようなウェアラブルカメラの特徴です。
ゴープロシリーズの紹介
現行(2021.5.17時点)で販売されている
GoProシリーズの製品は全4種類。
GoPro HEROシリーズが3種類と
GoPro MAXです。
GoPro HEROシリーズは従来のモデルを進化させたものです。主にビットレートの高さの違いや水平維持機能の違いがあります。この中ではHERO9 BLACKがフラッグシップモデルとなっており、録画ボタンを押す30秒前から撮影してくれるHindSight機能を搭載しています。
GoPro MAXの最大の特徴は、GoPro HEROシリーズでできる撮影機能に加えて360度撮影が可能なこと。また、GoPro HEROシリーズは横長ですが、こちらのモデルは正方形になっています。
※
ビットレート・・・1秒間に送受信できるデータ量のこと。表記はbps。数値が高いほど高画質になるが、動画投稿などに時間がかかる。
公式サイト:
https://gopro.com/ja/jp/
ゴープロで動画撮影するために必要なもの
ゴープロは一般の手持ちカメラなどとは用意するもの若干が違います。また、どのような撮影がしたいかによっても用意するものが変わってきます。撮影目的を確認した上で準備しましょう。
付属品
HEROシリーズとMAXには本体以外に共通して以下の付属品がついてきます。付属品を確認してから、必要なものを準備するようにしましょう。
・充電式バッテリー
・マウント用バックル
・USB-C ケーブル
・サムスクリュー(本体とマウントを固定するためのネジ)
そのほか必要なもの
ゴープロは本体に撮影データを保存できませんので、SDカードは必須。撮影の画質によって使用するデータ容量がかなり変わり、それに伴い撮影可能な時間も変ってきます。ですので、SDカードは余裕をもって容量の大きいものを用意しておくようにしましょう。録画時間は下記リンクを参考にしてみてください。
Q:SDカード容量的に何時間まで録画できるかを知りたい
また、「どこに装着して撮影したいか」によっても必要なアクセサリーが変わってきますので、撮影方法の確認も重要になります。
撮影方法とアイデア動画
ゴープロは
動画撮影、静止画撮影、
タイムラプス撮影の3種類の撮影方法ができます。ここでは撮影方法を説明した動画や、それで撮影されたアイデアあふれるユニークな動画をご紹介します。電源の入れ方やSDカードの入れ替えなどの撮影前の準備については、以下の動画を参考にしてみてください。
動画撮影
ゴープロは本体右上に「撮影開始」「撮影終了」のボタンがあり、こちらを押すだけで録画が開始されます。
2億回以上見られている有名なゴープロ動画(2021年5月現在)峡谷を走る自転車の乗り手のヘルメットにつけて臨場感たっぷりの動画にしあがっています。ウェアラブルカメラがまだ世に知られていなかった当時、かなりの衝撃的な映像だったことは想像にかたくありません。これ以外にも公式チャンネルにはゴープロを使ったさまざまな動画がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
静止画撮影
ゴープロはビデオカメラでありながら、静止画を撮ることもできます。また、一眼レフなどのカメラと同じような撮影もできますが、ゴープロは動画から静止画を取り出すことも可能です。
ですので撮影した映像の中で一番気に入った瞬間や魅力的なシーンを静止画として残しておくのもオススメの方法。ゴープロならではの迫力ある写真を撮ってみましょう。
ゴープロの静止画撮影機能について解説している動画です。特徴や撮る際の工夫などを紹介しています。また、撮影方法の
アイデアもありますので、ゴープロで静止画撮影に挑戦してみたい方にオススメの動画です。
iPhoneやiPadのカメラにも搭載されており、なじみの出てきた「
タイムラプス」。静止画をつなぎ合わせて動画にしたものです。普通の動画とは違ったユニークな映像ができあがるので、最近では
SNSでも人気の撮影機能です。
ゴープロには
タイムラプスの他に、夜間や暗い場所での
タイムラプス撮影が可能なナイトラプス機能も搭載しています。こちらの動画はこの2種類の撮影機能について解説しています。
タイムラプスやナイトラプス撮影の具体的な撮影方法や
アイデアも紹介されています。
こちらの動画は大阪や神戸街並みをGoPro HERO9を使って
タイムラプスで撮影しています。昼夜の移り変わりだけでなく、ひとや車の流れがよくわかると思います。その暗闇のなかの光の動きがラインとなったり、ユニークかつ美しい映像です。海外の人に日本を知ってもらう
インバウンド動画としてもいいかもしれません。
ゴープロで動画撮影したあとは
ゴープロで撮影した動画もパソコンやスマホに取り込めば後述のQuickアプリのように編集可能です。企業用の動画編集の場合、納期や予算、著作権など検討しなければならないことがありますので、プロのサポートを受けながら作るのも効率がよい方法です。弊社の
クラウド動画編集ツール「メディア博士」は、企画制作サポートも行っていますのでぜひ検討してみてください。
ゴープロには専用アプリ「Quick」が用意されており、さまざまな機能を搭載しているすぐれものです。たとえば、以下のようなことができます。
・ゴープロ本体とスマートフォンを接続してのリモート撮影
・ゴープロで撮影した映像や画像をスマホ本体に取り込み編集
・撮影した映像や画像をSNSへすぐにシェア
パソコンなしで手軽に編集やシェアが可能なので、撮ってすぐに共有したい!という方にオススメです。
こちらはQuickアプリで動画を編集して、
Instagramにシェアするまでの解説動画です。Quickはゴープロで撮影した動画だけではなく、スマホで撮影した動画も編集できます。アプリの使い方や使用感が気になる方はこの動画を見ながら試しに使ってみることをオススメします。
まとめ
臨場感あふれる映像を撮ることができるゴープロ。アウトドアの思い出を撮影したり、モータースポーツを撮影してみたりと使い方はさまざまです。また、個人だけでなく企業のPR動画撮影としての利用もオススメ。より視聴者の目を引く迫力ある映像を撮れるような
アイデアを考えてみましょう。