動画の撮影はカメラのみでも十分可能
機材の種類 |
価格の目安 |
カメラ |
100,000円~ |
スマートフォン |
50,000円~ |
タブレット |
40,000円~ |
「動画を撮影する」と聞くとさまざまな機材を揃えないといけないと考えてしまいがちですが、そんなことはありません。
実は、一眼レフカメラなどのカメラや、カメラを搭載したスマートフォンや
タブレットだけでも動画の撮影は十分可能です。
動画の撮影に使用できるカメラとしては、
・デジタルカメラ
・ミラーレスカメラ
・一眼レフカメラ
・ビデオカメラ
・アクションカメラ
などがあげられますが、これらのカメラは静止画だけでなく動画の撮影に対応しているものが多く、マイクも搭載されているため、カメラさえ準備できれば動画の撮影がおこなえるようになっています。
また、最近のスマートフォンや
タブレットには高性能のカメラとマイクが搭載されているので、そういったスマートフォンや
タブレットを所有していたり用意できたりするのであれば、わざわざカメラを用意する必要もありません。
ただ、求めるクオリティや映像、画質によってはミラーレスカメラや一眼レフカメラが必要になるので、その点については事前に話し合って、どういった方法でカメラを用意するか決めておくようにしましょう。
撮影した動画の編集に必要なもの
動画の撮影はカメラのみでもおこなえると紹介してきましたが、撮影した動画をアップしてユーザーに見てもらうためには、撮影した素材の編集をおこなわなくてはいけません。
そこでここからは、撮影した動画の編集に必要になるものについて紹介していきます。
PC
撮影した動画の編集は基本的にPCでおこなうことになるため、PCを用意しなくてはいけません。
個人が
SNSにアップするような動画の編集であればスマートフォンでもおこなえますが、企業が販促などに活用する動画の編集はスマートフォンではおこなえません。
タブレットのアプリも充実してきているとはいえ、まだまだ企業が活用できるレベルではないというのが現状です。
そのため、動画の編集をおこなえるスペックを備えたPCの用意が必要になります。
必要なスペックについては使用する編集ソフトによって異なるので、編集ソフトの公式サイトなどで確認してから用意するようにしてください。
動画の編集ソフト
編集ソフト |
価格 |
Premiere Pro |
22,176円~52,536円(年額) |
Final Cut Pro |
36,800円(買い切り) |
DaVinci Resolve Studio |
43,535円(買い切り) |
撮影した動画を編集するには動画の編集ソフトも必要になります。
代表的なものとしては、
・Premiere Pro
・Final Cut Pro
・DaVinci Resolve Studio
などがあげられるでしょうか。
iMovieなどの元々PCに備わっているタイプの編集ソフトも使えなくはないのですが、業務レベルという観点からみるとやはり物足りませんので、上記のソフトのいずれかを用意するようにしましょう。
画像の編集ソフト
編集ソフト |
価格 |
Photoshop |
12,936円~52,536円(年額) |
GIMP |
無料 |
Canva |
無料
※年間12,000円の有料プランや1人あたり月額3,000円の法人プランもあり |
動画を編集して
YouTubeなどにアップする場合、
サムネイルを作成しなくてはいけません。
動画の一部分を
サムネイルとして登録することもできますが、ユーザーに手を止めて反応してもらうには魅力的な
サムネイルの作成が必要になります。
画像の編集ソフトとしては「Photoshop(フォトショップ)」が有名ですが、「GIMP(ギンプ)」などのフリーソフトや「Canva(キャンバ)」など無料で使えるWebサービスもあります。
BGMやSE
動画には
BGMやSE(効果音)も欠かせません。
BGMやSEは無料で利用できるものと有料のものとがありますが、よほどこだわりたい場合でない限りは無料のもので十分です。
YouTubeにアップする形で動画を活用していきたいのであれば、オーディオライブラリという
YouTubeのサービスを利用して
BGMやSEを無料で用意することができます。
BGMやSEにもこだわりたい場合は、「Artlist(アートリスト)」などの有料のサービスに登録し、音源をダウンロードして使用するようにしましょう。
動画のクオリティをあげるたいときに導入したい4つの撮影機材
動画の撮影に必須というわけではありませんが、取り入れることで動画の質を高められる撮影機材もいくつかあります。
ここでは、ぜひ取り入れることを検討してほしい4つの撮影機材を紹介していきます。
マイク
動画を撮影する際の音声は、カメラやスマートフォン、
タブレットに内臓されているマイクでも十分録音可能です。
しかし、それらのマイクはマイクそのものがメインではないため、最低限の性能しか備えていないというデメリットがあります。
動画の音声がクリアに聞こえるかどうかはとても重要な要素の一つになるので、動画のクオリティをあげたいのであれば、マイクの購入をおすすめします。
マイクはメーカーによって品質の差が激しいので、失敗したくないのであれば有名メーカーの物を購入することをおすすめします。
特に人気が高く定番と言えるのは、「RODE」の
「Video Micro」です。
ユーザーからの評価も高く、コスパの高いマイクとなっています。
照明
照明も動画のクオリティを何倍にも高めてくれるおすすめの撮影機材の一つです。
自然光で撮影できるのであれば自然光で撮影するのが一番ですが、自然光は調整が難しいですし、天候に左右されてしまいがちです。
一方、照明があれば天気に関係なく撮影がおこなえますし、角度や光量の調整で、より理想に近い動画の撮影がおこなえます。
何本か動画を撮影するのであれば、動画のテイストを統一するのにも役立ちますので、照明の導入もぜひ検討してみてください。
照明デビューには「MOMAN」の
「MFL-03」がおすすめです。
コンパクトながら光量も十分ですし、カメラにも取り付けられるので利便性の高い照明でもあります。
三脚
カメラを固定して撮影したいときに重宝するのが三脚です。
三脚があれば、カメラやスマートフォンを固定して撮影をおこなえるので一人での撮影も可能になります。
撮影者がいる場合であっても三脚があるのとないのとでは画の安定性がまったく異なりますので、三脚についても、ぜひ導入を検討してみてください。
リーズナブルで使い勝手のいい三脚なら「SLIK」の
「GX6400」がおすすめです。
安定感があり、比較的重さのあるカメラでもしっかりと支えてくれます。
ジンバル
外で歩きながら撮影するなど、カメラマンが動きながら撮影をおこなう場合は手ブレに注意しなくてはいけませんが、その手ブレを抑えてくれるアイテムとしておすすめなのが「ジンバル」です。
ジンバルは手ブレを特殊な構造で抑制しくれるアイテムで、動きのある撮影もブレてしまうことなくおこなえるようになっています。
手ブレが発生しやすい環境で撮影をおこなうのであれば、必ず用意しておきたいアイテムだと言えるでしょう。
定番のジンバルとしては、人気ブランドの「ZHIYUN」から出ている
「Crane-M2」があげられます。価格もリーズナブルですし、品質に定評のあるブランドですので、ジンバルデビューにピッタリの製品となっています。
まとめ
今回は、動画を撮影する際の撮影機材について紹介してきました。
今回紹介させてもらったように、カメラとマイクを内臓しているカメラやスマートフォン、
タブレットがあれば動画の撮影はおこなえます。
もしそういったアイテムが手元にあるのであれば、機材を揃える前に一度撮影してみるのもおすすめです。
ただ、企業がマーケティングに動画を活用するのであればそれなりのクオリティが求められますので、
・カメラ
・マイク
・照明
・三脚
の4つは用意しておいた方がいいと言えるでしょう。
また、撮影した動画を編集するために、
・PC
・動画の編集ソフト
・画像の編集ソフト
・BGMやSE
も必要になるので、忘れずに用意しておくようにしてください。