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安易な公開は危険!動画作成におけるリスク回避を覚えておこう!

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現在ではさまざまなサービスやツールの登場により、初心者でも気軽に動画を作成できるようになりました。しかし、企業が安易に動画を作成するのはおすすめできません。
そこで今回は、なんとなくで動画を公開する危険性やリスクを回避する方法などについて紹介します。初めてPR動画や求人動画などを作成しようと思っている方は、ぜひ読んでみてください。

なんとなくの公開が危険である理由

動画自体はさまざまな業界で用いられており、効果もあります。だからといって、その流れに合わせてなんとなくで公開するのはおすすめできません。その理由として以下の3つが挙げられます。

理由1.炎上する恐れがあるため

SNSの登場やインターネットの普及により、現在では個人や団体を問わずに炎上するケースが増えてきました。このことは動画でも当てはまることであり、動画の内容や出演者などの問題で悪影響を及ぼす原因になるかもしれません。

その上、動画は多くの人に興味を持ってもらいやすいこともあり、炎上するとあっという間に広がってしまいます。そうなると元々の動画を公開停止にしても、誰かが勝手に保存しておいた動画を公開するかもしれません。
動画を問わず、インターネットの情報は1度公開すると再度隠すのはほぼ不可能であるため、そこまで考えた上で公開するかどうか決めなくてはなりません。

理由2.すぐに修正できないため

テキストコンテンツであれば、問題が発生しても管理画面から内容を一部修正するだけで済みますが、動画の場合はそうはいきません。

ナレーションや映像に問題が見つかった場合、部分的な修正は非常に難しく、撮影や編集作業をやり直す必要が出てきます。
さらに、再編集・再アップロードには時間とコストがかかり、場合によってはプロジェクト全体のスケジュール遅延や追加費用発生に直結します。

つまり、動画は「公開後の微調整」が極めて困難なメディアであるため、公開前にリスクを洗い出し、綿密なチェックと検証を行うことが不可欠です。

理由3.ネット上で面白がられてしまうため

動画は加工や合成などができることから、ネット上のおもちゃとしてもてあそばれてしまう恐れがあります。
一部を切り取られて拡散されたり、加工動画としてSNS上で拡散されると、本来伝えたかったメッセージとはまったく違う意味合いで認識され、企業ブランドにダメージを与える結果になりかねません。

視聴者目線で「誤解されないか」「揚げ足を取られないか」という視点を持ち、冗談やイジリの対象にされやすい表現を慎重に避けるべきです。

動画の炎上が企業に及ぼす影響

ここでは、動画の炎上が具体的にどのような悪影響を企業にもたらすのかを詳しく解説します。

信頼の失墜とブランドイメージの悪化

動画炎上の最大のリスクは、企業の信頼が一気に失われてしまうことです。
特に、社会的に問題視されるテーマ(差別表現、ジェンダーバイアス、不適切な演出など)に関わる炎上の場合、消費者から「この企業は価値観が古い」「配慮に欠けている」といったネガティブな印象を持たれてしまいます。

一度損なわれた信頼は、簡単には回復できません。新たな商品やサービスをリリースしても、過去の炎上を引き合いに出されてしまう可能性もあり、企業活動全体に長期的なダメージを与えます。
さらに、炎上の影響は国内だけでなく、SNSやメディアを通じて海外にも波及し、グローバル展開を目指す企業にとってはより致命的な打撃となる場合もあります。

売上や採用活動への悪影響

ブランドイメージの悪化は、直接的に売上にも響きます。特に、消費者の感情に強く訴える商品・サービスを扱っている企業では、炎上による不買運動が起きたり、SNSでのボイコット呼びかけが広がったりすることもあります。

また、企業の採用活動にも影響します。
求職者は企業の評判を重視して就職先を選びますが、炎上歴のある企業は「ブラック企業かもしれない」「コンプライアンス意識が低いのでは」といったマイナスイメージを持たれやすくなり、優秀な人材確保が難しくなってしまいます。

採用難だけでなく、既存社員のモチベーション低下や離職率増加にもつながるリスクを持っている点にも注意が必要です。

社員・関係者への心理的負担

動画炎上は、企業内外の関係者にも大きなストレスを与えます。広報部門やマーケティング部門、営業担当者などは、顧客や取引先からの問い合わせ対応に追われ、精神的に疲弊するケースも少なくありません。

また、SNS上での炎上の場合は、個人特定に発展することもあり、関係者個人に対して中傷や攻撃が行われるリスクもあります。
さらに、パートナー企業や取引先からの信用低下にもつながり、業務提携や商談がキャンセルされるなど、ビジネスチャンスを失う危険性も抱えることになります。

動画のリスクを回避するためのポイントとは?

動画にはさまざまなリスクがあるからこそ、人によっては「やはり作るのはやめておこうかな…」と思うかもしれません。ただ、動画におけるリスクは回避する方法があるため、そちらをチェックした上で作成するようにしましょう。

世情を考える

動画を作る上では、公開するときの時代や社会が重要です。事実、昔は問題なかったコンテンツが現在において批判されてしまうケースも数多く起こっています。
そのため、動画を作成する際は現代において問題のないコンテンツかどうか考えながら作りましょう。

世情を考えた動画というのは簡単に作れるものではありませんが、うまく作れれば注目を浴びられるきっかけとなります。

例としてビールで有名なハイネケン社の場合、「ビールは男で、カクテルは女が飲むもの」というジェンターバイアスをうまくイジったCMを公開。
英語がわからない人でも内容を把握できる動画となっており、「Men drink cocktails too」というキャッチコピーもセンスを感じさせます。

公開前に第三者のチェックを受ける

動画を作成する際、一人だけだとその人の独断や偏見が混ざってしまい、炎上する可能性がある動画なのに気づけないまま公開してしまう恐れがあります。
公開する前にリスクを回避するためにも、あらかじめ第三者のチェックを受けるようにしましょう。

第三者のチェックは、できる限り動画作成に関わっていない人に見せるのがおすすめです。関わっていないからこそ、忖度をすることなくチェックしてもらえます。
場合によっては、動画をさらに魅力的なものにするためのヒントが見つかるかもしれません。

これまでの炎上事例を把握しておく

動画の炎上事例というのは数多くあります。だからこそ、これまでの事例を把握しておくことで、どのような動画だと炎上するのか判断しやすくなります。
動画を作成する上での参考となるからこそ、作成前にチェックしてみると良いでしょう。

これまでの動画における炎上事例とは?

上記で述べたように、動画の炎上は数多くあります。そこで、主な事例をいくつかピックアップしましたので作成前の参考として読んでみてください。

株式会社テレビ朝日

株式会社テレビ朝日では、有名なニュース番組「報道ステーション」のCMで炎上してしまいました。
まるで女性をバカにしているような動画は炎上してすぐに公開停止されたものの、多くのメディアで動画の根本的な原因が何だったのか紹介されるほどの注目を集めました。

一部のメディアでは「炎上狙いとしては最高」と冗談交じりで紹介されていますが、炎上狙いの動画は視聴者を裏切る形となるため、あまりおすすめできない手法です。

サントリーホールディングス株式会社

サントリーホールディングス株式会社の炎上事件も、株式会社テレビ朝日の事例と同じく女性のことを考えていない動画でした。
サントリーホールディングス株式会社は、新商品のPRを目的とした「絶頂うまい出張」というシリーズ動画の公開。出張した先で現地の女性が登場する内容ですが、性差別的な見せ方となっていることが問題視されました。

性的な見せ方というのは、男性から注目を集めやすいという特徴があります。しかし、見せ方によっては女性蔑視にもつながりかねない上に、人によっては気持ち悪いと思われる恐れがあります。
性的な見せ方は現代でもPR動画で用いられていますが、あまりおすすめできるものではないため、これから動画を作る方はやめておきましょう。

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社の場合、内容というよりは撮影方法が問題視されて炎上しました。
問題となった動画は新商品のPRとして公開されましたが、突然町中の人たちにカメラを向けるという撮影方法で、盗撮を推奨しているといった批判の声が挙がりました。

その上、撮影する上での道路使用許可をもらっておらず、動画内には警察から職務質問を受けているところもありました。
どんな人でもカメラを向けられた撮影を許してくれるというわけではないため、公共の場所や人が多い場所で撮影する際は注意しましょう。

ホルンバッハ社

動画で炎上するのは日本だけではなく、海外でも起きています。ドイツのホルンバッハ社では、公開したCMがアジア人をバカにしているかのような内容で炎上しました。
内容としては、白人の下着をアジア人が嗅ぐという内容からしてもおかしな動画であり、日本だけではなく、アジア全域で問題視されました。

ユニリーバ社

炎上した事例の中には、賛否両論のケースもあります。その1つがユニリーバ社であり、日本でも販売されている商品「ダヴ」のCMが炎上しました。
服を脱ぐごとに黒人や白人などさまざまな人種の女性に変わるという内容ですが、人種差別という声が挙がったことで削除されました。

しかし、別の動画で炎上した動画に出演した女性が反論するという異例の出来事が起きています。ユニリーバ社自体は謝罪していますが、出演した女性は自分の考えをしっかりと伝えています。


このような現象は、誰もが声を挙げられる時代になったからこそ起きることと言えるでしょう。特に人種差別や男女差別に関する問題は非常にセンシティブな部分だからこそ、海外向けに動画を作る際に注意しなければなりません。

安易な動画作成はマイナスなイメージにつながる

なんとなくで動画を作成して公開するのは炎上する恐れがあります。だからこそ、今回紹介した回避術や炎上事例などを参考にしつつ、多くの人から支持されるような動画を作成してみてください。

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