この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ ランディングページのCV率を高めたいと考えている法人担当者
- ✅ LPの差別化に課題があり、印象に残る手法を探している
- ✅ 自社サービスの魅力を動画で的確に伝えたいと考えている
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そもそもランディングページって何?
ランディングページとは、検索結果や広告を経由して訪問者が最初にアクセスするページのことです。ランディングページを略してLPと呼ばれることもあります。
多くのランディングページは、訪問者をお問い合わせや資料請求・商品購入などに導くために、縦長にデザインされていることが多いです。
ランディングページは、商品を購入したい、あるいはサービスに申し込みたいと考えたユーザーが一番最初にたどり着くページなので、見栄えを良くしたり、わかりやすい情報を加えたりする必要があります。
もし、あなたが街でケーキを買いたいとして、見た目があまり良くないケーキ屋さんを見かけても、そこでケーキを買いたいとは思わないはずです。それどころか、ケーキ屋さんであることすら気がつかないかもしれません。
インターネットの世界も同じで、売り上げをあげるためには、ユーザーが最初にたどり着くランディングページはわかりやすく見やすいデザインや構成にする必要があります。
ランディングページに動画を導入するメリット
冒頭でもお伝えしましたが、ランディングページに動画を導入することで、様々なメリットが得られます。
実際にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
より多くの情報をストレスなく伝えることができる
動画には、テキストや画像よりも多くの情報を伝えることができます。
テキストや画像の量が増えると読む人はストレスを感じ、最後まで読む気力をなくしてページから離脱してしまいます。
ページから離脱されるということは、お店からお客さんが出ていってしまうことを意味し、結果として商品の購入率が下がってしまいます。
商品の購入率やサービスを上げるためには、動画などを導入してサイトに訪問してくれた消費者のストレスを軽減し、離脱率を下げる工夫をすることが必要です。
消費者の商品・サービスに対する理解度が深まる
動画を導入することで、消費者の商品やサービスに対する理解度を深めることができます。動画には、テキストや画像では伝わらない「音」や「動き」を伝えることができます。
例えば、実際に商品を使用している様子や、サービス内容を映像として伝えることで、消費者は、自分が購入したあとのイメージを持つことができ、結果として商品の購入率を高めることができます。
これは、販売する商品やサービス内容が複雑であればあるほど効果を発揮すると言えるでしょう。
消費者の注目を集めることができる
ランディングページに動画を導入することで、画面の動きや音で消費者の注目を引くことができます。導入した動画を消費者が視聴することで、相対的にページ直帰率や離脱率を減らすことができます。
直帰率とは、ページを訪れた消費者が商品リンクや詳細ページのリンクを一切踏まずにページを離れてしまう確率のことです。
アパレルショップを例にすると、お店に来てくれたお客さんが商品を手に取ることも、洋服の試着もせずにそのまま帰っていってしまうことと同じです。
より深く商品やサービスを知ってもらうためにも、できる限り消費者の注意を引くことが大切です。
ランディングページに動画を導入するデメリット
ランディングページに動画を導入することは、多くのメリットがある反面、注意しなければならないデメリットも存在します。実際にどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
ページの表示速度が遅くなるリスク
動画は画像やテキストと比べてデータ容量が大きいため、ページに直接埋め込むことで表示速度が遅くなる場合があります。表示速度の低下は、ユーザー体験の悪化を招くだけでなく、SEOにも悪影響を及ぼします。
このような事態を避けるには、動画の読み込み方式に注意を払いましょう。例えば、「遅延読み込み」を活用することで、ページの初回表示時には動画を読み込まず、ユーザーがスクロールして動画位置に到達したときに初めて読み込みを開始するよう設定するのが有効です。
また、動画ファイルは軽量なMP4形式に変換し、解像度も目的に応じて調整するなど、ファイルの最適化が重要です。
音声による離脱リスクや視聴環境の制限
動画に音声が含まれている場合、自動再生されることで突然音が出てしまい、ユーザーが驚いて離脱するケースがあります。
このようなリスクを回避するために、動画は「ミュート状態」での自動再生設定が基本です。音声による情報を伝えたい場合は、字幕を付けるなどの工夫を施し、音が出せない環境でも内容が伝わるようにすることが重要です。
こうした字幕対応は、視覚障害や聴覚障害を持つユーザーへのアクセシビリティ向上にもつながります。
編集や更新に手間がかかる
動画は一度制作すると、変更や修正が簡単にはできません。
価格やキャンペーン情報が変更になった際、テキストや画像であれば数分で更新できますが、動画では再編集・再レンダリング・再アップロードといった手間がかかります。場合によってはナレーションの再収録が必要になることもあり、運用面での負担が大きくなるのです。
そのため、動画内に含める情報はなるべく「長期的に変わらないもの」にとどめ、可変情報は動画外で補足する構成が理想的です。
動画をランディングページに導入する際の注意点
ランディングページに動画を導入するメリットが理解できたところで、次は動画をランディングページに導入する注意点を確認していきましょう。
動画の尺は1~3分ほどに収める
ランディングページに導入する動画は、1~3分の尺を意識しましょう。動画の尺が長すぎてしまうと、消費者にストレスを与え、離脱される原因になってしまいます。
伝えたい情報すべてを盛り込むのではなく、伝えたい情報に優先順位をつけて動画を制作しましょう。
閲覧するデバイスを考慮した動画を制作する
最近だと、スマートフォンを使ってサイトを閲覧する人が増えてきています。
小さな画面でも字幕が見えるようにしたり、小さな画面で見ても理解できる映像になっているかなど、デバイスのサイズや表示方法に気をつけながら動画を制作していくことが大切です。
動画を設置する場所はページ上部
特別な理由がない限り、動画はランディングページの上部に設置するようにしましょう。
なぜなら、動画は上部にあった方がクリック率が高まるからです。さらに、動画が自動再生されるようにしておくことで、消費者の目を惹き付けることができます。
ランディングページに導入されている動画参考事例
ここでは、ランディングページに導入されている動画をいくつか紹介します。
それぞれのランディングページにどのような動画が活用されているか見ていきましょう。
電動車いす「WHILL」LP

こちらのランディングページでは、画面いっぱいで自動再生されるタイプの動画と、クリックして再生するタイプの埋め込み動画の2種類が使われています。
大きい動画で、大まかな電動車いすの形状や使い方を確認することができ、細かい操作方法などを小さい動画で説明しています。
コーディング専門店 GLATION グラシオン
コーディング専門店 GLATION
様々なものにコーディングができるコーディング専門店GLATIONのランディングページ。
こちらのランディングページでは、ファーストビューのところに、スライドの画像を用意し、「動画はこちら」というボタンを設置することで、消費者の興味を引く工夫が施されています。
設置されている動画は、コーティングしたものとしてないものを比較して、コーティングによって汚れや傷を防ぐことができるというメリットを1分で理解することができるようになっています。
実際に動画で見ることで、より違いが明らかでインパクトもあるので、かなり効果的な動画の使い方だと言えます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ランディングページに動画を導入するメリットと、導入する際の注意点を紹介してきました。より魅力的かつ効果的なランディングページを作るためには、動画の導入が欠かせないことが理解できたかと思います。
大切なのは、消費者の目線になって動画を配置することです。配置する位置や大きさによってもクリック率などが変わってくるので、ABテストなどを実行しながら企業にとってベストなランディングページを作成してみてください。