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ソフトバンクのブランディング戦略と動画の活用を中心としたWeb戦略

ソフトバンクのブランディング戦略と動画の活用を中心としたWeb戦略

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2023年度の売上高は6兆円を超え、国内有数の規模を誇る企業にまで成長した、「ソフトバンクグループ」。

​​​​​​​1998年から2005年まで1兆円の売上高を突破するのに苦労していた企業とは思えないほどの成長を遂げているソフトバンクグループですが、その急成長の鍵を握っているのが、「ブランディング戦略」と「動画を中心としたWeb戦略」です。

今回は、

「企業のブランド力を高めていきたい!」
「動画を上手く活用したい!」

と考えている企業向けに、ソフトバンクの戦略について紹介していきます。

ソフトバンクのブランディング

ソフトバンクはブランディングが上手い企業として知られていますが、その中でも際立っているのがCMを活用した企業イメージに対するブランディングです。
少し古いデータになりますが、ソフトバンクは2008年~2014年まで、7年連続でCMに対する好感度1位という偉業を達成しています。

犬をお父さんに見立てたり、ロボットを出演させるなどユニークなCMが多く、それらに視聴者が好感を抱いたことで7年連続1位を達成できたわけです。
これは、「ソフトバンクの携帯電話を所有していることがかっこいい」というイメージをユーザーに持ってもらうことを目的としておこなわれた施策で、目標としていたイメージの獲得に大きく貢献したとされています。

ソフトバンクの動画を中心としたWeb戦略

ソフトバンクの成長を支えた主な戦略としては、ブランディング戦略以外にWeb戦略もあげられますが、ソフトバンクはWeb戦略に動画を積極的に活用する企業としても知られています。
ここからは、その代表的な事例に触れながら、ソフトバンクの動画を中心としたWeb戦略について解説していきます。

インタラクティブ動画

ソフトバンクの動画を中心としたWeb戦略の一つ目が、「インタラクティブ動画」です。
インタラクティブ動画は触れる動画とも呼ばれる動画で、その名のとおり、動画に触れることでさまざまなアクションが起こせるようになっています。

ソフトバンクは2018年に「お父さんを探せ」というゲーム調のインタラクティブ動画を公開し、見事制限時間内にお父さんを探せたユーザーには抽選でプレゼントを配布するという企画をおこなっています。
これはインタラクティブ動画の性能やユーザーの反応を確かめるために試験的におこなわれた施策ですが、非常に好評だったとされています。

マニュアル動画(ユーザー向け)

https://www.youtube.com/user/SoftBank/videos

ソフトバンクの動画を中心としたWeb戦略の二つ目が、「ユーザー向けのマニュアル動画」です。
ソフトバンクはYouTubeに公式のチャンネルを公開し、そこで複数のマニュアル動画を公開しています。
特に人気の高い機種であるiPhoneの操作方法や活用方法に関するマニュアル動画が充実していて、基本的な操作方法からメールの送り方まで、動画で丁寧に解説しています。

iPhoneには説明書が用意されていないため、初めてスマートフォンに変える方の場合、操作方法がわからず戸惑ってしまいがちです。
そういったユーザーに向けて内容が伝わりやすい動画で解説することによって顧客満足度を向上させ、リピーターやファンの獲得につなげているわけです。

商品紹介

https://www.youtube.com/user/SBSELECTION

ソフトバンクの動画を中心としたWeb戦略の三つ目が、「商品紹介動画」です。
ソフトバンクは「ソフトバンクセレクション」というスマートフォンやタブレット専門のECサイトを展開していますが、そのソフトバンクセレクションの専門チャンネルをYouTubeに開設し、商品紹介動画などを多数公開しています。

ECサイトは便利な反面、商品を手にとって確認できないというデメリットがありますが、動画を使って映像で商品のディティールを確認してもらうことで、商品の購入につなげているわけです。
また、販売されている商品を使ってできることなどの動画も公開するなど、ユーザーの購買意欲を刺激するタイプの動画も多数公開されています。

ソフトバンクのマーケティング以外での動画の活用法

ソフトバンクの動画の活用は、マーケティングなどのWeb戦略だけにとどまりません。
日々の業務などにも積極的に活用しています。
ソフトバンクのマーケティング以外での動画の活用法について紹介していきます。

マニュアル動画(社員向け)

ソフトバンクのマーケティング以外での動画活用法の一つ目が、「社員向けのマニュアル動画」です。
ソフトバンクでは、「Smart & Fun!」というスローガンをかかげていますが、これは業務の効率化によって生まれた時間を新しい取り組みに活用していこうというものです。

そのためにツールを使って、

・フォーマットの統一
・情報の一元化
・過去のバージョンとの比較

など、標準化を図りながらマニュアル動画の制作をおこない、制作した動画を社内で共有しながら活用しています。

採用動画

https://www.youtube.com/channel/UCC47XuzdHahtUrB1k7BMFbg

ソフトバンクのマーケティング以外での動画活用法の二つ目が、「採用動画」です。
ソフトバンクは採用動画専門の「SoftBank recruit」というチャンネルをYouTubeチャンネルで公開しています。

そのチャンネルには会社説明動画やソフトバンクでの働き方に関する動画が多数アップされています。
ソフトバンクへの就職・転職を検討している方に向けてこれらの動画を発信し、視聴してもらうことで、ソフトバンクで働いている自分をリアルに想像してもらい、就職・転職を前向きに検討してもらうわけです。

動画は映像でアピールできるため、テキストや画像で訴求するよりもよりリアルに想像してもらいやすいというメリットがあります。

営業動画

https://www.youtube.com/user/SoftBankBiz/featured

ソフトバンクのマーケティング以外での動画活用法の三つ目が、「営業動画」です。
ソフトバンクはさまざまな事業を展開していますが、その中の一つが法人向けの製品やサービスの提供です。
そして、法人向けのチャンネルとしてYouTubeに開設しているのが、「SoftBank for Biz」というチャンネルです。

このチャンネルでは、

・製品の紹介動画
・サービスの紹介動画
・マニュアル動画

などが、多数公開されています。

動画は製品の紹介やサービスの紹介をおこなうのに適していますし、営業先で動画を活用しながら営業したりリモート営業にも活用できます。     

動画での情報共有

ソフトバンクのマーケティング以外での動画活用法の四つ目が、「動画での情報共有」です。
ソフトバンクはツールを活用し、

・IT部門
・法人営業部
・コンシューマー営業部

にて、動画での情報共有をおこなっています。

IT部門ではトップからのメッセージなど質の高い動画で情報を共有し、法人営業部では営業での成功事例などを共有しています、
また、コンシューマー営業部では、教育系の動画を配信し、情報を共有しながらよりよいサービスの提供に努めています。

ソフトバンクの事例に学ぶ動画活用の注意点

ソフトバンクは、ブランディングと動画を中心としたWeb戦略を巧みに活用して成長を遂げた企業です。その成功事例から学べるのは、単に動画を取り入れるだけではなく、戦略的に設計し、運用する重要性です。
ここでは、ソフトバンクの事例を参考に、動画活用を成功させるために企業が注意すべき点について解説していきます。

動画活用の目的を明確にする

ソフトバンクの動画活用はすべて「目的ありき」で進められています。この姿勢は、どの企業にも必須の考え方です。動画を制作する際は、「誰に」「何を伝え」「どんな行動をしてほしいのか」を最初に明確にしなければなりません。

目的が不明確なまま制作を進めると、内容がぼやけ、ターゲットにも刺さらず、成果に結びつかない動画になってしまいます。
例えば、商品紹介動画を作る場合でも、「認知拡大なのか、購買促進なのか」で演出方法やメッセージの設計は大きく変わってきます。制作前に必ずゴール設定を行い、ブレない動画施策を目指しましょう。

視聴者目線での分かりやすさを追求する

ソフトバンクのマニュアル動画は、初心者にもわかりやすい工夫が施されていることで、幅広い層の支持を得ています。
企業が動画を活用する際も、この「視聴者目線」を徹底することが不可欠です。専門用語を避け、シンプルな表現を心がける、画面上の説明とナレーションをリンクさせる、テンポよく情報を伝えるなど、細かな工夫を積み重ねていく必要があります。

また、内容だけでなく、動画の長さにも注意が必要です。
一般的に、情報提供型の動画は3分以内、商品紹介や操作マニュアルであれば1〜2分以内にまとめると、視聴完了率が高まる傾向にあります。ターゲットの視聴習慣を想定し、最後までストレスなく見てもらえる構成を目指しましょう。

動画の種類ごとに最適な配信チャネルを選ぶ

ソフトバンクは、配信チャネルの使い分けにも長けています。ターゲット層や動画の目的に応じて配信チャネルを明確に分けることで、それぞれの動画が「届けたい相手」に確実に届く設計がなされています。
企業が動画活用を行う場合も、単に公式サイトにまとめて掲載するだけでは不十分です。

例えば、認知拡大を狙う動画ならYouTubeやTikTokといった拡散力の高いSNSを中心に、見込み顧客向けの商品比較動画ならオウンドメディアやECサイト上での掲載、社員教育用動画なら社内限定のプラットフォームで配信といった具合に、目的に応じた最適な配信設計を行う必要があります。
動画の配信場所を間違えると、本来届けたかったターゲットにリーチできず、効果が半減してしまうため注意が必要です。

まとめ

ソフトバンクを売上高6兆円を超える規模の企業にまで成長させた2つの戦略について紹介してきました。
今回紹介してきたとおり、ソフトバンクはブランディングが非常に上手い企業です。
そのため、自社のブランド力を高めたいと考えている企業にとっては、非常にいいお手本となるはずです。

また、動画を活用したWeb戦略の上手さもトップクラスだと言えます。
商品紹介動画などの定番と言える活用法だけにとどまらず、インタラクティブ動画や商品紹介動画など、最新鋭の技術を用いた方法でも動画を積極的に活用しています。

さらに、

・社員向けのマニュアル動画
・採用動画
・営業動画
・動画での情報共有

など、マーケティング以外への動画の活用にも積極的です。

ソフトバンクのこういった動きは、ビジネスへの動画の活用を模索している企業にとって非常に参考になるので、動画を活用したいと考えている企業の担当者は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

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