この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ 社内で動画の内製化を進めたいが、制作体制や運用ルールづくりに不安がある
- ✅ 撮影〜編集〜配信までを一気通貫で効率化し、制作コストとリードタイムを下げたい
- ✅ 部門横断でテンプレート運用・品質基準を統一し、量と質を両立させたい
▶ メディア博士の資料を見てみる
企業が動画の内製化に取り組むべき5つの理由

企業が動画の内製化に取り組むべき理由はさまざまです。
ここでは、代表的な5つの理由を紹介していきます。
動画制作にかかるコストを削減できるから
企業が動画の内製化に取り組むべき理由の1つ目が、「動画制作にかかるコストの削減」です。
実際、動画制作にかかるコストを少しでも削減したいという思いから内製化を検討している企業は多いのではないでしょうか?
企業がマーケティングに動画を活用するために動画の制作を外注する場合、知識やノウハウがないため、撮影や編集はもちろん、企画や構成までお願いすることになりますし、コンサルをお願いするケースも少なくありません。
その場合、1本の動画を制作するのに数十万円のコストがかかります。
一方、動画の制作を完全に内製化した場合は、外注にかかるような費用が一切発生しません。
もちろん、動画の撮影や編集に対応する人件費はかかりますが、外注する場合に比べ大幅にコストを抑えることができます。
動画を内製化する場合、撮影機材も揃えなくてはいけないため数本撮影する程度であれば外注した方がいいと言えますが、本格的に動画を活用していきたいと考えているのであれば、コストの面でも内製化した方がいいと言えるわけです。
動画の制作に関する技術が身につきノウハウが蓄積されるから
企業が動画の内製化に取り組むべき理由の2つ目が、「動画制作に関する知識や技術、ノウハウの習得」です。
動画の制作を外注した場合、どういった動画を作りたいかについての打ち合わせはおこないますが、基本的には外注先にすべてお願いすることになります。
そうなると、当然ですが動画制作に関する知識や技術、ノウハウを習得することはできません。
動画を活用し続ける限り、ずっと外注し続けなくてはいけなくなります。
一方、動画の制作を内製化した場合、
・企画や構成の考え方
・魅力的な動画を撮影するための撮影の仕方
・魅力的な動画に仕上げるための編集の仕方
など、実際に動画の制作を自社でおこなわないと身につかないような知識や技術が身につきますし、ノウハウも蓄積できるようになります。
動画制作に関する知識や技術が身についてノウハウが蓄積されてくれば、より魅力的な動画を作れるようになりますし、動画制作にかかる時間も大幅に短縮されるようにもなります。
その結果、コストの削減や売上の向上にもつながるようになるはずです。
動画を活用したマーケティング関する知識や技術、ノウハウも蓄積されるから
企業が動画の内製化に取り組むべき理由の3つ目が、「動画を活用したマーケティングに関する知識や技術、ノウハウの習得」です。
実際に動画を制作する場合、徹底的にリサーチして需要の洗い出しやターゲットの設定などをおこないます。
また、ターゲットに刺さる動画の構成を考えた上で撮影や編集をおこない、形にしていきます。
さらに、動画を公開した後もアクセスデータを逐一確認し、学んだことを次の動画作りに反映させていかなくてはいけません。
この一連の流れをしっかりと実践することで、初めて顧客からの反応や売上の向上などが見込めるようになるわけです。
動画の内製化に取り組み、これらのことを意識しながら動画を作っていると、自然と動画を活用したマーケティングに関する知識や技術、ノウハウが蓄積されるようになります。
つまり、売上を向上させるなど、マーケティングでより大きな成果を出すための知識やノウハウが自然と身につくようになるわけです。
動画の制作を外注しているとこういった知識やスキル、ノウハウは絶対に身につきませんので、内製化し、自分たちで考えながら取り組まれることをおすすめします。
業界の専門家が動画を制作できるから
企業が動画の内製化に取り組むべき理由の4つ目が、「業界の専門家が動画を制作できるから」です。
マーケティングへの動画の活用法には、
・商品の紹介
・サービスの紹介
・動画マニュアル
・ハウツー動画
など、さまざまな活用法がありますが、いずれも深い知識が求められます。
商品やサービスを動画で魅力的に紹介するには商品やサービスについて熟知していなくてはいけません。
それらの使い方や活用法について解説するマニュアル動画を制作する場合も同様です。
ハウツー系の動画を作る場合も、素人が解説する動画よりもその業界に精通したプロが解説する動画の方がユーザーを満足させられる動画に仕上がりやすくなります。
動画の制作を外注した場合、その業界の専門家ではないため、企画や構成の段階から少しズレたものが出来上がってしまいかねません。
業界の専門家である貴社の社員の方が、ユーザーが欲している情報を熟知していますし、伝えるべき内容をよく理解しています。
そのため、外注ではなく内製で進めた方が、深くてためになる動画に仕上がりやすくなっているわけです。
意思の疎通が図りやすいから
企業が動画の内製化に取り組むべき理由の5つ目が、「意思の疎通が図りやすいから」です。
動画の制作を外注してしまうと、
・電話
・会議システムでのテレビ電話
・メール
・チャットツール
・打ち合わせ
の、いずれかでしか担当者との意思疎通が図れません。
すぐに対応してもらえればいいのですが、外注している企業は貴社だけではないため、早くても数時間、企業によっては返事が翌日になることもあるでしょう。
そうなると動画を作るのに時間がかかりますし、すり合わせもおこないづらくなり、良い動画ができにくくなってしまいます。
その点、動画制作を内製で進めた場合は、いつでも意思の疎通が図れますし、必要であれば会議などで意見を出し合うことも可能です。
そちらの方が良い動画できる可能性が高いため、内製化がおすすめだと言えるわけです。
企業が動画の内製化に取り組む上でのリスク・注意点
動画の内製化には多くのメリットがありますが、一方でリスクや注意点も存在します。ここでは、特に注意すべき4つのポイントを紹介していきます。
制作クオリティが安定しないリスク
内製化を始めてすぐの段階では、撮影技術や編集スキルが十分ではなく、外注と比べて動画のクオリティが不安定になることがあります。
最初の数本はどうしても試行錯誤の状態が続き、ブランド動画として活用するには不十分な仕上がりになるケースも珍しくありません。
意図した情報が正しく伝わらなかったり、視聴者に「素人感」が伝わってしまうと、企業としての信頼性に影響する可能性もあります。
そのため、最低限必要な撮影の基礎知識や編集のガイドラインを整備し、品質を一定水準に保てる体制づくりが欠かせません。
リソース不足による制作遅延の可能性
内製化が軌道に乗るまでは、動画制作に割く時間が想像以上に多くなりがちです。
企画、撮影、編集、チェック、公開準備と、動画制作には多くの工程があり、担当者が本来の業務と兼任している場合はリソースが不足し、制作が遅れることがあります。
また、繁忙期になると動画制作が後回しになり、継続的な配信が難しくなることもあります。内製化を成功させるには、動画制作を行う専任チームの設置や、スケジュール管理ルールの整備が重要です。
人材育成の負担が大きくなる可能性
動画制作は技術の幅が広いため、担当者の育成には時間とコストが必要です。撮影技術や編集スキルだけではなく、シナリオ構成、マーケティング視点での企画力、分析力など、複数の要素が必要になります。
担当者のスキルがある程度育つまではクオリティのばらつきが出やすく、制作の効率も安定しません。さらに、優秀な担当者が退職した場合は、ノウハウが一気に失われるリスクもあります。
マニュアル化やチーム体制の強化によって属人化を防ぐことが非常に重要です。
制作環境・機材の整備に初期投資が必要
内製化を始めるには、カメラや照明、マイクといった撮影機材、編集ソフトなど、最低限の制作環境を整える必要があります。外注に比べれば長期的にはコスト削減につながりますが、初期の設備投資は避けられません。
また、機材は使い続けるうちに古くなり、定期的な買い替えやアップデートが必要になります。こうした維持管理を行う体制がないと、制作品質が低下するだけでなく、制作効率も悪化してしまいます。
クラウド編集ツールのように、専門ソフトを購入しなくても編集ができる環境を整えることで、初期負担を軽減しつつ内製化をスタートする方法も有効です。
企業が動画の内製化に成功するためのコツ

内製化に取り組むべき理由はわかりましたが、どのような点に気をつければ、内製化が上手くいくでしょうか。そこで本章では、内製化が成功するためのコツを4つあげます。
目的を明確にする
企業が動画制作の内製化を成功させるには、制作の目的を明確にすることが重要です。
動画制作の目的は、商品のプロモーション、ブランド認知の向上、採用活動、社内教育など多岐にわたりますが、それぞれで必要な動画の内容やクオリティ、ターゲットが異なります。
内製化を進める際には、まず「なぜこの動画を作るのか」「どのような効果を期待しているのか」を具体的に定めることが欠かせません。目的が明確であれば、制作の方向性がブレることなく、リソースの最適化や効率的な運用が可能になります。
また、関わるメンバー全員が共通のゴールを共有することで、制作過程の意思決定もスムーズになるでしょう。目的を明確にし、具体化することが内製化の成功の基盤です。
人材育成に注力する
企業が動画制作を内製化する成功のカギは、ディレクターとなる人材の育成です。動画制作では、作業者だけでなく、制作全体を管理し、進行を指揮できるディレクターが重要な役割を果たします。
ディレクターは、スケジュール管理やコンセプトの設計、チーム間の調整を行い、効率的かつ高品質な制作を実現します。ディレクターが育てば、外部依存を減らし、制作の迅速化やコスト削減が可能です。
また、トレンドを取り入れつつ、企業のブランディングに合った動画制作を進めやすくなります。さらに、ディレクターが中心となることで、メンバー間の連携が深まり、チーム全体のスキル向上やモチベーションの維持にもつながります。
適切な研修や経験を通じてディレクターを育成することで、企業内で制作体制を構築し、内製化を成功させることができます。
制作マニュアルを作成する
制作マニュアルを作成し、整備することも重要です。マニュアルは、制作工程やルール、使用するツール、品質基準を体系的にまとめたもので、チーム全員が共通認識を持つための基盤となります。
具体的には、動画の企画立案、撮影方法、編集手順、納品フォーマットなどを詳細に記載します。これにより、作業者が迷うことなく業務を進められるため、制作効率が向上します。
また、新しいメンバーへの教育や外部パートナーとの協業もスムーズになります。さらに、マニュアルがあると制作のブレが少なく、安定した品質の動画を作りやすくなります。
内製化を進める際は、制作体制を確立するために、実務に基づいた実用的なマニュアルの整備が不可欠です。
定期的なアップデートを継続する
用意した機材やソフトウエアに加え、人材教育やマニュアルも含め、資材は定期的にアップデートし続けることが重要です。機材のアップデートは、撮影や編集の効率化やクオリティ向上に直結します。
もし、ソフトウエアのアップデートを怠ると、最新機能が使えないだけでなく、セキュリティリスクが高まる可能性もあります。そのため、最新バージョンを常に確認し、チーム全体で活用する体制を整えることが大切です。
さらに、人材教育も継続的に行う必要があります。業界のトレンドや新技術に対応できるスタッフを育成することで、内製化の質が高まり、チーム全体の生産性も向上します。
定期的な研修やワークショップを実施し、実践的なスキルを磨く機会を提供しましょう。
加えて、マニュアルも現場の状況や新しい技術に合わせてアップデートすることも求められます。時代遅れの内容では、作業効率を落とす原因になりかねません。
常に最新の情報を反映させることで、誰もが迷わず作業を進められる環境を維持できます。
まとめ
これからマーケティングに動画を取り入れていきたいと考えている企業や動画制作を外注と内製のどちらでおこなうべきかで迷っている方向けに、動画の内製化に取り組むべき理由について紹介してきました。
内製化を検討している企業のほとんどが、動画制作にかかるコストを抑えるために内製化を選んでしまいがちです。
もちろん、動画制作にかかるコストが抑えられるのも内製化におけるメリットの一つではありますが、内製化に取り組むべき理由はそれだけではありません。
動画は私たちの生活に根付き、毎日当たり前のように目にするようになってきていますし、スマートフォンの登場によって気軽に視聴できるようになっています。
特に若い世代はその傾向が強く、今の学生世代が大人になるころには、よりその傾向が強くなるはずです。
そういった時代が来る前に動画の内製化に取り組み、動画制作や動画の活用に関する技術を磨き、ノウハウを蓄積しておけば、より効率的にマーケティングが展開できるようになりますし、成果もあげやすくなります。
外注にもメリットはありますが、外注しているとビジネスへの動画の活用に関する知識やノウハウは身につきませんので、いつまでも外注頼りになってしまいがちです。
そうなってしまわないためにも、今から内製化への取り組みを進めて、動画制作や動画の活用に関する知識や技術を身につけ、ノウハウを蓄積していくようにしましょう。