この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ 自社のリフォーム施工事例を動画で発信したい
- ✅ 撮影や編集のノウハウがなく、社内で対応しきれない
- ✅ スマホや簡易機材でも高品質な動画を制作したい
- ✅ 現場スタッフの手間を最小限に抑えて動画を作りたい
▶ メディア博士の資料を見てみる
リフォーム会社がリフォーム動画の制作に取り組むメリット
リフォーム会社がマーケティングの手段の一つとして動画を取り入れた場合さまざまなメリットをもたらしてくれると紹介してきましたが、具体的にどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか?
リフォーム会社がリフォーム動画の制作に取り組むことで期待できるようになる代表的な3つのメリットを紹介していきます。
集客ツールになる
リフォーム会社が動画を活用する場合、SNSやYouTubeなどの動画配信プラットフォームで動画を公開するケースがほとんどです。
それらのプラットフォームに動画を公開した場合、多くのユーザーの目に触れることになるので、動画が集客ツールとして機能してくれる可能性があります。
例えば、YouTubeにアップした動画がYouTube内でおすすめされれば数千~数万単位のユーザーの目に触れることになりますし、SNSで拡散された場合はより多くのユーザーの目に触れることになります。
SNSやYouTubeなどの動画配信プラットフォームを使いこなせるようになれば、新しい集客の柱として機能するようにもなるので、ビジネスをおこなう上で非常に大きなメリットになると言えるでしょう。
リフォームへの意欲が高まる
興味のあるアイテムの動画や欲しいアイテムの動画を見ていると購買意欲が刺激され、「ますます欲しくなってしまう…」という経験をしたことがある方は少なくないかと思いますが、リフォーム動画にも同じことが言えます。
リフォームを検討しているユーザーがリフォーム動画を視聴した場合、リフォームへの意欲が一時的に高まるため、動画から申し込みや問い合わせへの導線をしっかりと確保しておけば、申し込みや問い合わせなどのコンバージョンが期待できるようになります。
これもビジネスにおいて非常に大きなメリットだと言えるでしょう。
実績紹介・事例紹介ツールになる
Webサイトにリフォームに関する実績や事例を紹介するコンテンツを掲載しているリフォーム会社は多いと思いますが、動画を制作してYouTubeなどのプラットフォームに公開した場合、公開した動画が、実績や事例を紹介するツールとして機能してくれるようになります。
事例として紹介できる動画が多ければ多いほどしっかりとした実績のある会社だということをユーザーにアピールできるようになりますし、動画で事例を確認できれば、ユーザーは安心して申し込めるようになります。
その結果、申し込み数の増加につながるわけです。
これも動画の活用によってもたらされる非常に嬉しいメリットの一つだと言えるでしょう。
リフォーム動画の撮影方法
リフォーム動画の撮影方法に決まりはありませんが、基本的に、
1.施工前
2.施工中
3.施工後
といった流れで撮影をおこなっていきます。
施工中の様子を撮影されることを嫌う職人は多く、施工中の映像を残さないタイプのリフォーム会社も少なくありません。
しかし、施工の様子を知りたいと考えるユーザーは多いので、なるべく撮影して取り入れるべきです。
施工前と施工中の映像は取り直しがきかないので、慎重に撮影をおこなうようにしてください。
リフォーム動画を撮影するときに抑えておきたい4つのポイント
リフォーム動画の撮影は先ほど紹介した方法と流れでおこなっていきますが、クオリティの高い動画を撮影するにはいくつかポイントを抑えておく必要があります。
リフォーム動画を撮影するときに抑えておくべきポイントの中でも特に重要な5つのポイントについて解説していきます。
なるべく多く撮影しておく
リフォーム動画を撮影する際は、リフォーム前の様子をなるべく多く撮影しておくようにしてください。当然ですが、一旦リフォームに着手してしまうとリフォーム前の様子を撮影することはできません。
そのため、後になって「〇〇の映像も欲しかった…」となってしまったとしても、どうすることもできません。リフォーム前の映像は、過剰と思えるくらい撮影し、なるべく多くの素材を残しておくようにしましょう。
同じ位置から撮影する
リフォーム前の様子とリフォーム後の様子を撮影する際は、なるべく同じ位置から撮影するようにしてください。異なる位置から撮影してしまうと、ユーザーに変化が伝わりにくく、イメージしづらくなってしまいます。
リフォーム後の動画を撮影する際はリフォーム前の動画をチェックしながら、なるべく同じ位置で撮影するようにしましょう。
施工している様子を撮影する
リフォームを検討しているユーザーは、リフォーム前とリフォーム後の様子だけでなく、リフォームをおこなっている最中の様子も気にしています。
長々と撮影する必要はありませんので、どういった人がどのようにリフォーム工事をおこなっているのかがわかるような映像を撮影し、動画に取り入れるようにしましょう。
お客様の声を撮影して取り入れる
リフォーム事例の動画を撮影する際は、可能であればリフォームを実施したお客様にインタビューをおこない、動画にお客様の声を取り入れるようにしましょう。
実際にその会社にリフォームを依頼し、工事を実施してもらったユーザーの声は、そのリフォーム会社に工事を依頼するかどうかを決める上で非常に参考になります。
顔出ししてもらえるのであれば顔出ししてもらった方が信憑性が上がりますが、顔出しできなくても特に問題はありませんので、コンテンツの一つとしてなるべく取り入れるようにしてください。
動画の質をより高める編集のコツ
リフォーム動画の魅力を最大限に引き出すには、撮影だけでなく編集の質も重要なポイントになります。ここでは、実際の制作現場でよく見られる課題と、それを解決するための編集上の工夫について紹介していきます。
ストーリー性を意識して編集する
動画編集の第一歩として意識したいのが、ストーリー構成です。単に撮影した映像を時系列で並べるだけでは、視聴者の心を動かすような動画にはなりません。
リフォーム動画では、リフォーム前の課題や住まいの悩みを示した上で、どのような工事が行われ、最終的にどんな空間に生まれ変わったのかを明確に伝える構成が求められます。
編集では、この流れを壊さないように素材を取捨選択し、映像や音声が自然につながるように調整することが大切です。
BGMとテロップの活用で印象に残る動画に
視聴者にリフォームの良さを直感的に伝えるには、BGMとテロップの役割が欠かせません。
BGMは動画全体の印象を左右する重要な要素で、あまりにも賑やかだったり主張が強すぎるBGMは、リフォームの落ち着いた世界観を壊してしまうため、選曲は慎重に行いましょう。
テロップは視覚的に情報を補足する役割を担っており、映像だけでは伝わりにくい内容や工事のポイントを補足するのに有効です。
例えば、「クロス貼り替え中」や「床材はフローリングからフロアタイルに変更」など、施工内容を簡潔に表示することで、専門知識がない視聴者にも理解が進みます。
カット編集でテンポよく見せる
リフォーム動画は、情報量が多くなる傾向があるため、視聴者が途中で離脱しないようテンポの良い編集が求められます。そのためには、カット編集で冗長な部分を削り、伝えたいポイントだけを的確に残すことが大切です。
また、場面の切り替えには自然なトランジションを用いると、動画全体が滑らかに進行する印象を与えることができます。
無理に派手な効果を使う必要はなく、シンプルなフェードやクロスディゾルブなどを中心に、視聴者が違和感なく見られるように工夫するのがポイントです。
ビフォーアフターは画角をそろえて比較しやすく
リフォーム動画で視聴者が最も注目するのが「ビフォーアフターの変化」です。その魅力をしっかり伝えるには、編集時に比較しやすい構図を意識する必要があります。
撮影の段階で同じ場所・同じアングルでビフォーとアフターを記録していれば、編集時に画面を切り替えるだけでもその違いは明確に伝わります。
仮にアングルがずれていた場合でも、編集でズームやトリミングなどを使って、できるだけ画角を合わせておくと、視聴者にとって見やすい動画になります。
参考にしたい動画を活用しているリフォーム会社の事例5選
実際に動画を撮影して制作する場合は、すでに動画を活用しているリフォーム会社の事例を参考にしましょう。
インターネット上にはさまざまなリフォーム会社の動画がアップされていますが、動画を撮影したり制作したりする上で参考になるものがたくさんあります。今回は、特に参考になりそうな事例を2つピックアップしてみました。
こころリフォーム

富山で水回りのリフォームを中心におこなっているリフォーム会社、「こころリフォーム」。こころリフォームは、YouTubeに公式のチャンネルを開設し、70本以上の動画をアップしています。
中でも注目なのが、「システムキッチンの選び方」などリフォームに関する基礎知識が学べるシリーズの動画です。
リフォームを考えているユーザーは基本的にリフォームに関する知識を持ち合わせていないため、こういった豆知識的な動画は非常に需要があります。
リフォームの事例に関する動画もいいですが、こういった動画も需要が高いので、ぜひ制作にチャレンジされてみてはいかがでしょうか?
ハウスメンテ静岡

静岡県にあるリフォーム会社、「ハウスメンテ静岡」。外壁塗装を得意としている会社ですが、フルリノベーションなどのリフォーム工事も実施しています。
こちらの動画は中古物件をフルリノベーションした事例の動画です。
最初にリフォーム前の物件の様子を細かく撮影し、施工している様子を少しだけで見せつつ、リフォーム後の様子をしっかりと伝えるような構成の動画になっています。
リフォーム前の住宅を撮影する際に気になる部分を一つずつ指摘しながら撮影しているので、リフォーム後の変化がより強調され、リフォームへの意欲をかきたてる動画となっています。
旭化成リフォーム株式会社

出典:
旭化成リフォーム株式会社公式HP
旭化成リフォーム株式会社は、大手総合科学メーカーである旭化成株式会社のグループ会社です。事業内容はリフォームを専門としています。
旭化成リフォーム株式会社の公式HPでは、リフォーム実例集があり、360度ビューでリフォーム後の家の中を見られるようになっています。
また、毎月更新されるルームツアー動画では、リフォームのポイントや生活の様子が紹介されています。リフォームを検討している人にとって知りたい情報がつまっており、動画をうまく活用している好例と言えます。
街の屋根屋さん

出典:YouTube
ガルバリウム鋼板の屋根材を選ぶ際の注意点【街の屋根やさん】
街の屋根屋さんは、屋根の修理塗装葺き替え、外壁塗装リフォームの専門店です。街の屋根屋さんはリフォームチャンネルを開設しており、リフォームの実例を動画で紹介しています。
工事の様子から、なぜ屋根修理が必要になるかなど、工事に関する情報もつまっており、見ごたえのある動画になっています。
住友不動産の新築そっくりさん

出典:YouTube
【リフォーム実例紹介】戸建 祖父母の住まいをライフスタイルにあわせ新築同様に再生
こちらは、新築そっくりさんが運営する動画チャンネルです。新築そっくりさんとは、住友不動産が手掛ける戸建てのリフォーム会社のことです。
チャンネルでは、戸建てのリフォームやマンションのリフォーム実例が紹介されています。お客様の声も収録しており、リフォームを検討している人にとって有益な情報が盛り込まれています。
動画配信プラットフォームでリフォーム動画を活用
この項では、動画配信プラットフォームで効果的にリフォーム動画を活用している会社を3つピックアップしました。どの会社も動画を作成したり配信するにあたって大変参考になる会社です。
NICHIREKU MOVIE CHANNEL|物件動画配信プラットフォーム

出典:
NICHIREKU MOVIE CHANNEL
NICHIREKU MOVIE CHANNELでは、大阪府池田市と兵庫県川西市の不動産情報を扱っています。動画の内容は、不動産売買や賃貸物件、リノベーションに関するものと、周辺の地域情報です。
賃貸物件の内見動画では、家の中をしっかりと見渡すことができ、実際に内見をしているかのような動画となっています。
メディア博士掲載ページ:
ピタットハウス池田店 ニチレク動画チャンネル
おうちPARK動画スクール|顧客向け動画プラットフォーム

出典:
おうちPARK動画スクール
おうちPARK動画スクールは、センチュリー21アークレストの動画チャンネルです。こちらのチャンネルでは、動画で内覧ルームツアーだけでなく、建築事例や不動産のまめ知識、DIY日記などを配信しています。
不動産の知識を一から自分で学ぶのはハードルが高いですが、このような動画があると不動産の相談をしたい人にとっては大変ありがたいものです。サイト内検索もできるので、見たい動画を探しやすくなっているのも良い所です。
古民家建築リノベーションプロジェクト|情報発信動画プラットフォーム

出典:
飯能ベース公式HP
古民家別荘をデザインリノベーションし、仕事と趣味が出来るベース(基地)を造るというプロジェクトのHPです。郊外でのんびりと仕事をしたり会議をしたりできるリゾートオフィスの紹介をしています。
動画では、不動産の選定やリノベーションのプロジェクト企画を配信しています。また、古民家を解体してリノベーションする過程も更新されています。
このように企画から施工、完成までを一連の動画で配信することによって、プロジェクトに共感できたり、地域に興味が持てたりする効果もあります。
メディア博士掲載ページ:
『飯能ベース』古民家建築リノベーションプロジェクト
まとめ
動画をマーケティングに活用したいと考えているリフォーム業界の方向けに、リフォーム動画の撮影方法と撮影する際に抑えておきたいポイントについて紹介してきました。
リフォーム動画の撮影は、撮り直しがききません。
そのため、緊張感を持ってのぞむべきですし、過剰だと思えるくらいリフォーム前の映像を撮影しておくべきです。
また、その他にもいくつか重要なポイントがありますので、今回紹介させてもらった内容を参考にしながら、ぜひリフォーム動画の制作にチャレンジしてみてください。