現在、動画をマーケティングツールとして活用する企業が業界を問わず増えています。世界中で大人気の動画投稿サイトYouTubeにも国内企業の公式チャンネルが数多くあります。
それは、化粧品やバス用品などの日用品を扱うトイレタリー業界にも広がっています。
今回はトイレタリー商品を扱う企業やショップに向けて、トイレタリー動画を使ったマーケティングをオススメするとともに、事例動画をご紹介していきます。
トイレタリー動画のメリット
ここではトイレタリー動画を含め、企業が動画を制作し活用することのメリットを解説します。
どうしても費用や時間のコストがかかる動画制作ですが、メリットも多いのでぜご検討ください。
企業が動画を作るメリットとは
映像・音・文字・静止画を使える動画は、一度にたくさんの情報を相手に伝えることに優れています。その情報量の多さは、紙媒体やWebサイトなどに比べ格段に多く、効率的に情報発信できる上に、より正確に相手に伝えることが可能です。
また、人は動くものに対して目を奪われやすい性質があります。つまり、動画は目に留まりやすく注目されやすいPRに向いているメディアなのです。
SNSの広告でも最近は文字や画像だけの広告ではなく動画広告が増えてきたのはそのような理由からだと考えられます。文字よりも印象に残りやすく、マーケティングと動画は非常に相性が良いものといえるでしょう。
トイレタリー動画を作るメリット
トイレタリー商品を扱う企業が動画を作るメリットは、その動画の内容によって変わってきます。商品紹介動画であれば実際に使用しながら説明することでよりセールスポイントをアピールできます。
また、普段の困ったを解決するライフハック系の動画も、日常生活と縁の深いトイレタリーならではの動画です。
企業動画は入社希望者や新規の取引先への名刺代わりにもなる動画。いろいろな場面で利用できる動画といえるでしょう。
日常生活にかかせないトイレタリー商品は国内で売られているものだけでも種類が多く、テレビCMも多く放映されています。
競合が多いということは差別化が重要であるということ。そこで動画を活用したマーケティングがオススメです。
動画制作にはコストや技術が必要なので、動画マーケティングの導入のハードルは低いとはいえず、二の足を踏んでいる企業も多いのではないでしょうか。だからこそ、やってみる価値があるともいえます。
現代人はスマートフォンの高い普及率に加え、YouTubeやSNSといった場所で動画を視聴することに慣れています。分からないこと、悩んでいることがあったらYouTubeで検索して解決策を探す消費者も多いでしょう。
自社動画を見て悩みを解決してもらえれば、商品や企業の信頼性が高まり、それが結果的に売上につながります。
詳しいことは後述しますが、動画制作は方法次第でコストや制作時間は抑えることが可能です。ぜひ、マーケティングツールとしての動画を検討してみてください。
動画制作の方法
動画制作には大きく分けて2種類の方法があります。外部の映像制作会社に依頼する「外注」と、社内で制作する「インハウス(内製)」という方法です。
CG合成や4Kなどの高画質撮影、空撮ドローンを用いた撮影など、プロの技術や機材が必要な動画を制作したい場合には外注をオススメします。高額な機材を購入したり、時間をかけて撮影技術を習得する必要がないからです。
その代わり、プロへの依頼となりますので制作料金が高くなる可能性があります。
特に上記のような動画を希望しない場合には、予算や制作時間を抑えることのできるインハウスがオススメ。撮影や編集の機材は購入する必要がありますが、継続的に動画制作をすることでそのノウハウを蓄積でき、動画のクオリティを上げていくことができます。
また、インハウスでも客観的な視点でプロのアドバイスをもらうことは効率的に動画制作をする上で非常に有効です。よりクオリティの高い動画を制作し活用してくために第三者のサポートを受けることをオススメします。
弊社のサービスであるクラウド動画編集ツール「メディア博士」は、企画制作サポートも行っています。インハウス化を希望される際にはぜひ検討してみてください。
動画活用事例
ここではトイレタリーメーカーがYouTubeに公開している動画をご紹介します。トイレタリーに関する動画は商品動画だけではありません。
ここで紹介するもの以外にもさまざまなトイレタリー動画がありますので、ぜひ探してみてください。
LION株式会社「石けんカス汚れの簡単な落とし方/Lidea」
ライオン株式会社は生活情報Webメディア「Lidea(リディア)」を運営しており、それと連動して動画を公開しています。
こちらは浴室にあるイスや洗面器についた石鹸カスをキレイに落とす方法を紹介した動画。尺は約1分のお手軽ライフハック的な内容です。
こちらはライオンの商品を使って解決する動画ではありません。しかし、このような視聴者が日常で感じているちょっとした「困った」「どうにかならないかな」を解決することはファンをつくることに有効です。
ファン獲得から集客・売り上げアップにつなげていきましょう。
サラヤ株式会社「自然派ケア化粧品 Jojoble(ジョジョブル) ブランドイメージ動画」
ヤシノミ洗剤など衛生用品の製造販売をメインにしているサラヤ株式会社。こちらはサラヤのオリジナル化粧品ブランド「Jojoble(ジョジョブル)」のブランドイメージ動画です。
概要欄に紹介されているように、砂漠の過酷な環境の中でたくましく育つホホバの樹をメインとして、エジプトのエキゾチックな雰囲気と徐々にうるおいがましていくみずみずしさを映像とBGMのみでうまく表現しています。
イメージ動画はいかにそのブランドの雰囲気を正確に伝えることができるかが重要な少し難易度の高い動画です。
ただ、ブランドや商品イメージにぴったりと合う動画ができたときには、ターゲット層を的確にとらえることも期待できます。
フィリップス・ジャパン「フィリップス ヘアーカッター《今旬おしゃれボウズ セルフカット完全マニュアルvol.2》爽やかベリーショート」
男性用電動シェーバーで有名なPHILIPS。こちらの動画はPHILIPSのヘアーカッターでおしゃれ坊主のセルフカットの方法をメンズヘアサロンの美容師が教える動画となっています。
3種類のコームを駆使してナチュラルかつおしゃれに見えるセルフカットの方法が紹介されています。
コロナ禍でなかなか今までのようにヘアカットに行けなくなった方も多いはず。セルフカット動画は、そんな人たちからの需要もあります。
「今まではお店に通っていたけど自宅でできるようにしたいもの」はセルフカットだけでなく商品によっては意外とあるのではないでしょうか。ぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
生活にならないトイレタリー商品は数多くの種類があります。どれを購入すれば良いか分からず悩んでいた消費者の購入決め手が自社動画になる可能性も十分にあります。
ぜひ、売り上げアップのチャンスでもある、トイレタリー動画の制作をご検討ください。