この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ 写真館の集客・認知度に課題を感じている
- ✅ スタジオの魅力を伝える手段として動画を検討している
- ✅ 動画を使ったサービス紹介やブランディングに興味がある
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写真館が動画を活用すべき理由
現在では、Web上での情報発信が集客やブランディングに大きな影響を与える時代となっています。そんな中、写真館こそ積極的に取り入れるべきなのが「動画コンテンツの活用」です。
なぜ写真館にとって動画が効果的なのか、その理由を解説していきます。
写真では伝えきれない空気感を動画で補える
写真館の強みは「高い撮影技術」や「接客の丁寧さ」「安心できるスタジオ空間」などにありますが、それらの魅力はホームページや写真ギャラリーだけではなかなか伝わりません。
動画であれば、撮影中の雰囲気やスタッフの人柄、スタジオの広さや清潔感まで、よりリアルに表現できます。
実際の撮影風景やカメラマンとお子さまのやりとりを映すことで、「ここなら安心して子どもを任せられる」と感じてもらうことができ、来店ハードルを下げることが可能です。
スタッフの人柄や雰囲気が信頼感につながる
写真館は「技術」だけでなく「人」が大きな差別化要因となるサービス業です。とくに七五三や100日祝いなど、こども向けの撮影においては、どんなスタッフが対応するのかが保護者にとって重要な判断材料になります。
そこで有効なのが、スタッフ紹介動画やインタビュー動画です。こどもと自然に接する様子や、スタッフの笑顔、現場での丁寧な言葉遣いを動画で伝えることで、親御さんに安心感を与え、予約につながりやすくなります。
はじめての写真館を利用する層の不安を払拭できる
人生で何度も訪れることのない写真館。だからこそ、「どんな流れで撮影するのか」「着替えはどうするのか」「撮影中の家族の動き方」など、初めての利用者は不安を抱えています。
この不安を解消するために、撮影の流れを動画で紹介するのは非常に効果的です。事前に流れを知ることができれば、初来店の心理的なハードルが下がり、安心して予約・来店してもらえるようになります。
SNSとの相性が良く、拡散力も高い
InstagramのリールやTikTok、YouTube Shortsといったショート動画プラットフォームの普及により、写真館も“日常的に動画を見せるメディア”としての対応が求められています。
「1歳の誕生日フォトの舞台裏」「マタニティ撮影の感動シーン」など、エモーショナルで共感性の高い動画はSNSでの拡散も期待でき、フォロワーの獲得や地域外からの問い合わせにもつながります。
写真館が取り入れるべき動画の活用法6選
写真館が取り入れられる動画の活用法はさまざまですが、今回はそれらの中でも特に高い効果が見込める定番の活用法を6つピックアップして紹介していきます。
取り入れられそうなものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
写真館の紹介動画
写真館が集客や認知度の向上に動画を活用する場合、まず制作しておきたいのが「写真館の紹介動画」です。
どれだけ優れたサービスを提供していたとしても、どういった写真館かがわからない状態ではユーザーは足を運んでくれません。
ホームページで伝えることもできますが、映像の方が何倍も伝わりやすいので、写真館の紹介動画を制作して用意しておくべきだと言えます。
特徴や歴史、アクセス方法などをまじえながら写真館を紹介する動画を制作してYouTubeやSNSで公開しましょう。
スタッフの紹介動画
100日写真や七五三の写真など、こども向けのサービスを提供している写真館にぜひ取り入れてほしいのが、「スタッフ紹介動画」です。
写真館でこどもの写真を撮影したいと考えている親御さんはなるべく笑顔の写真を撮影したいと考えているものですが、こどもが笑顔で写真撮影に応じてくれるかどうかにおいて重要になるのがこどもに好かれるスタッフの存在です。
こどもをあやすのがうまいスタッフを紹介する動画を制作して用意しておくことで、こどものいる親御さんが選びやすくなりますし、利用しやすくなります。
撮影コースやサービスの紹介動画
写真館では、フォトウエディングやファミリーフォト、こども向けの撮影などさまざまなコースが用意されているかと思いますが、ユーザーがそれぞれのコースやコースの内容を理解し、利用しやすくなるよう、撮影コースを紹介する動画も用意しておきましょう。
また、写真館で提供しているサービスについて紹介する動画も用意しておきましょう。そうすることで、よりユーザーに選んでもらいやすくなります。
撮影している様子や流れの紹介動画
写真館は、そう何度も利用するタイプの店舗ではありません。
多くても一年に数回程度しか利用しませんし、何年かに一度だけ大きなイベントのタイミングで利用するというユーザーも多いでしょう。そのため、基本的にユーザーは写真館を利用する際の流れを把握していないと考えるべきです。
ただ、どういった流れで利用するのかがイメージできないと利用するための一歩を踏み出しづらくなってしまうので、そういったユーザー向けに、写真を撮影している様子を紹介する動画や撮影する際の流れを紹介する動画を制作し、公開しておきましょう。
そうすることで、よりユーザーがサービスを利用しやすくなります。
採用動画
動画は集客や認知度の向上だけでなく、採用にも活用できます。もし新しいスタッフの採用を考えているのであれば、採用動画を制作し、YouTubeやSNSで公開しましょう。
最近の求職者は、就職や転職する際の情報をYouTubeやSNSでもリサーチする傾向にあります。
例えば、写真スタジオへの就職・転職を希望しているカメラマンに写真スタジオでの業務の流れを含む採用動画を制作して届けてあげれば、より写真スタジオへの就職・転職に興味を持ってくれるかもしれません。
採用に動画を活用する企業は年々増えてきていますし、大きな効果をもたらしてくれることもあるので、ぜひ検討してみてください。
写真・動画撮影に関する豆知識動画
すでに写真館の利用を検討しているユーザーではなく、この先写真館を利用する可能性のあるユーザーに向けて制作するのが、「写真・動画撮影に関する豆知識動画」です。
写真・動画撮影に関する豆知識動画を制作してYouTubeやSNSに投稿することで、写真や動画に興味を持っている層を取り込むことできます。
写真撮影や動画撮影のプロが解説する動画なので絶対に需要はありますし、この動画がきっかけで写真館に興味を持ってくれるかもしれませんし、サービスを利用してくれるかもしれません。
写真・動画撮影に関する豆知識動画を制作し、潜在的なユーザーに届けていきましょう。
動画を活用している写真館の事例2選
写真館が動画を活用したいと思った場合にチェックしておくべきなのが、すでに動画を取り入れ、活用している写真館の事例についてです。
すでに動画を取り入れて活用している写真館の事例をチェックすることで、「どういった動画を用意すればいいのか」「どういった構成で動画を作ればいいのか」などのポイントが見えてきますし、その事例の良いところと悪いところも見えてきます。
今回は、特に参考になりそうな事例を2つほどピックアップしてみました。
Luce Photo Studio

熊本にある写真スタジオ、「Luce Photo Studio」。
Luce Photo StudioはYouTubeに公式のチャンネルを開設し、さまざまな動画をアップしています。
1,000回以上再生されている動画もあるため、動画を上手く活用できている写真スタジオの事例の一つだと言えるでしょう。
そして、こちらの動画は、写真館が動画を活用する際に絶対用意しておきたい「写真館の紹介動画」です。
ユーザー目線でスタジオの中をあるいて回るというシンプルな動画ですが、どういったスタジオかを映像を通してチェックできますし、設備が充実しているスタジオだということをユーザーに伝えることができます。
ラヴィファクトリー

国内に19ものスタジオを構え、海外にもスタジオを展開している写真館、「ラヴィファクトリー」。
ラヴィファクトリーも動画をうまく活用している写真館の一つで、1,000人以上がラヴィファクトリーの公式YouTubeチャンネルに登録しています。
こちらの動画は、そのラヴィファクトリーが提供しているサービスの一つであるファミリーフォトの紹介動画で、ファミリーフォトを撮影する様子や実際に撮影された写真などが紹介されています。
こういった動画を用意し、事前に確認できるようにしておくことでユーザーがより安心して利用できるようになるので、こちらの事例を参考にしながら、「撮影コースやサービスの紹介動画」や「撮影している様子や流れの紹介動画」を用意しておくようにしましょう。
まとめ
ユーザーへのPR方法の一つとして動画を取り入れたいと考えている写真館の経営者向けに、おすすめの動画の活用法について紹介してきました。
今回紹介させてもらった活用法を参考にしながら動画を制作し、活用してもらえれば、集客や認知の拡大に大きく貢献してくれるはずです。
また、「写真・動画撮影に関する豆知識動画」のようにすでに写真館の利用を検討している顕在的な顧客だけでなく、将来的に写真館を利用する可能性がある潜在的な顧客に対してアプローチできるタイプの動画もあるので、取り入れられそうなものからぜひ取り入れてみてください。