この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ スキー場や観光施設の広報・集客を担当している
- ✅ 動画で施設の魅力を発信したいが、制作や編集のノウハウが社内にない
- ✅ SNSやYouTube向けに動画を活用してPRの幅を広げたい
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スキー場のPRに動画を取り入れるメリット
スキー場における集客・PRの手段として、動画の活用が今注目を集めています。ここでは、スキー場が動画を取り入れることで得られるメリットについて解説します。
スキー場の「魅力」を映像で直感的に伝えられる
スキー場を訪れるきっかけは、「楽しそう!」「景色が綺麗!」「施設が整っていて安心!」といった感覚的な印象が大きく影響します。動画はまさにこうした「感覚的な魅力」をダイレクトに伝えるのに最適な手段です。
例えば、ゲレンデを滑る爽快な映像、雪質のきめ細やかさ、リフトから見渡せる絶景、家族連れやカップルが笑顔で楽しむ姿など、文字では伝わりづらい情報を視覚と音でしっかり届けることができます。
集客ターゲットごとに動画を最適化できる
スキー場に訪れるユーザーは、初心者、上級者、家族連れ、カップル、学生グループなど多様です。動画であれば、それぞれのターゲットに合わせた内容や構成にカスタマイズが可能です。
例えば、初めてスキーに挑戦する家族向けには「キッズパーク紹介動画」や「初心者コースの滑走体験」を。上級者には「非圧雪コースの攻略動画」や「上級者向け滑走映像」を提供することで、ターゲットごとの関心をしっかりつかむことができます。
SNSでの拡散性が高く費用対効果が高い
動画はSNSとの相性が非常に良く、Instagram・YouTube・TikTok・Xなどのプラットフォームで簡単に拡散できます。
特に、イベント動画やハウツー系の動画は「面白い!」「役立つ!」という理由でシェアされやすく、自然拡散による認知拡大が期待できます。
さらに、広告として配信すれば、地域・年齢・興味関心などのターゲティングが可能で、効率的に集客につなげることも可能です。限られた広告予算でも、適切な動画を活用すれば高い費用対効果を得られます。
人手不足対策や業務効率化にもつながる
スキー場の運営には、リフト係や受付、スクール講師など、季節雇用を含む多くのスタッフが必要です。その採用活動においても、動画は大きな効果を発揮します。
仕事内容や職場の雰囲気を紹介する採用PR動画を公開することで、応募者が事前に職場のイメージをつかみやすくなり、ミスマッチを防ぐことができます。
また、新人スタッフ向けの研修マニュアルを動画化すれば、教育の効率化が図れ、業務全体の生産性向上にも貢献します。さらに、施設内の案内映像を作成してモニターに流せば、来場者への対応負担も軽減でき、サービス品質の安定化にもつながります。
スキー場が取り入れたいおすすめの動画活用法8選
「スキー場におすすめの動画の活用法」と言っても、その種類はさまざまです。
今回は、数ある活用法の中でも特におすすめの活用法を8つピックアップしてみました。取り入れられそうな活用法があれば、ぜひ取り入れてみてください。
スキー場の紹介動画
スキー場が集客や認知度の向上のために動画を取り入れる際、まず用意しておきたいのがスキー場の紹介動画です。
いくら魅力的なスキー場でも、どういったスキー場かわからない状態ではユーザーは訪れてくれません。
スキー場の紹介動画は、そういったユーザーに対してしっかりとスキー場をアピールするのに欠かせない動画です。
施設の紹介やコースの紹介、料金などシステム周りの詳しい紹介については別の動画でおこなえるので、スキー場のことが気になっているユーザーが気軽に見られる短めのプロモーションビデオのような動画を用意し、公開しましょう。
施設や設備の紹介動画
スキー場のことが気になっており、訪れてみたいと考えているユーザーに対して用意しておきたいのが「施設の紹介動画」です。
ユーザーが快適にスキーを楽しむにはどれだけ施設が充実しているかが重要になりますし、ユーザーもその点を気にしているものです。
コースやリフトなどスキーを楽しむための設備はもちろん、宿泊施設や飲食店が用意されているかどうかも重要になるため、どういった設備や施設が設けられているかを紹介する動画を制作し、公開しましょう。
一人で来る方やカップルで来る方、家族で来る方などさまざまなユーザーの来訪が予想されるので、それぞれのユーザーが必要としているであろう設備や施設を紹介するようにしてください。
コースの紹介動画
スキー場を利用したいと考えているユーザーは、どういったコースが用意されているのかも気にしています。
そのため、それぞれのコースを紹介する動画も用意しておきたいところです。
どういったコースが用意されているかはもちろん、それぞれのコースの詳細を紹介する動画も用意しておくのがおすすめです。
スキー場を訪れるユーザーには、スキーが初めての初心者もいればプロ並みのスキルを持った玄人もいるので、それぞれのユーザーが魅力的に感じるコースの紹介動画を制作し、公開しましょう。
周辺施設の紹介動画
スキー場に訪れるユーザーは、全員がスキーだけを目的にやってくるわけではありません。
例えば、家族の週末のイベントとして来訪するユーザーもいますし、旅行中の目玉の一つとしてスキー場でスキーを楽しみにくるユーザーもいます。
そういったユーザーに対して用意しておきたいのが、スキー場の周辺施設の紹介動画です。
必ずしもスキー場にある飲食店や宿泊施設を利用したいと考えているユーザーばかりではないので、スキー場の周辺にある、
・飲食店
・宿泊施設
・レジャー施設
・観光地
など、魅力的なスポットを紹介する動画も制作し、公開しましょう。
ハウツー動画
スキーに興味を持っているものの今すぐスキー場に行きたいと考えているわけではない、潜在的なユーザーに対して用意しておきたのがハウツー系の動画です。
これからスキーを始めてみたいと考えているユーザーやスキーが上手くなりたいと考えているユーザーに対してスキーに関するハウツー動画を制作し、公開することで、スキー場の認知度の向上につなげていきます。
動画の中でスキー場を紹介すれば認知度を高められますし、動画の内容や質がよければファンの獲得につなげられるのでおすすめです。
キャンペーン動画
かきいれ時の冬のシーズンなどにキャンペーンを開催するスキー場は多いかと思いますが、せっかくの魅力的なキャンペーンもユーザーがその存在を知らない状態では意味がありません。
そのため、キャンペーンを開催する際は、その告知をおこなうための動画も制作し、公開しましょう。
キャンペーン動画は、YouTubeの公式チャンネルやSNSで公開するのはもちろん、動画広告として配信し、より多くのユーザーに情報を届ける形で活用するのもおすすめです。
イベントの紹介動画
スキー場で何かしらのイベントを開催しているのであれば、そのイベントの告知やイベントの様子を紹介する動画も制作し、公開しましょう。
イベントは大きな集客効果をもたらしてくれるので開催する際は絶対にPRしておきたいところです。
また、過去のイベントの様子を公開しておくことでイベントの存在をユーザーに認知してもらえますし、来訪をうながすきっかけにもなります。
スクールの紹介動画
スキースクールやスノーボードスクールのサービスを提供しているスキー場にぜひ取り入れてほしいのが、スクールの紹介動画です。
スキー場に訪れるユーザーの中にはスキーやスノーボードに初めて挑戦するというユーザーもたくさんいます。
スクールの紹介動画は、そういったユーザーへのPRに最適です。
また、中級者や上級者向けのスクールも用意しているのであれば、そういったユーザーを取り込むこともできます。
動画を活用しているスキー場の事例2選
スキー用の経営者やマーケティング担当者が実際に動画を活用する際、ぜひ参考にしてほしいのが、すでに動画を取り入れて活用しているスキー場の事例です。
すでに動画を取り入れているスキー場の事例を参考にすることで、よりクオリティの高い動画を用意できるようになります。
今回は、特に参考になりそうな事例を2つ厳選し、紹介していきます。
めいほうスキー場

岐阜県郡上市にある岐阜県を代表するスキー場、めいほうスキー場。めいほうスキー場はYouTubeに公式チャンネルを開設して動画を投稿し、スキー場のPRに活用しています。
こちらの動画は、そんなめいほうスキー場の公式YouTubeチャンネルにアップされているイベントの紹介動画です。
動画では、さまざまなスポーツ関連のイベントを開催しているレッドブルによる「Red Bull Snow Charge」というイベントの様子が紹介されています。
楽しい雰囲気が伝わってくる動画で、動画を見たユーザーが思わず「参加してみたい…!」と感じる内容の動画になっています。
車山高原スキー場

長野県茅野市にある東山高原スキー場。東山高原スキー場ではユーザー向けのスクールをおこなっていますが、こちらの動画はそのスクールの紹介動画です。
1分ほどの短い動画ですが、初心者向けのコースから上級者向けのコースまでさまざまな内容のコースが用意されていることがわかりますし、実際のレッスンの様子も確認できるので、安心して参加できるようになっています。
スクールの紹介動画を制作する際に参考にしたい事例の一つです。
まとめ
スキー場がPRのために取り入れるべき動画の活用法について紹介してきました。
すでにWebサイトやSNS、インターネット広告など、集客にWebを活用しているスキー場は少なくないかと思います。
しかし、これからは動画の活用が必須になる時代です。
そのため、今から積極的に動画を制作して公開し、集客や認知の拡大に活用するべきです。
今回紹介させてもらった活用法はいずれも大きな効果をもたらしてくれる活用法ばかりなので、あわせて紹介した事例を参考にしながら、ぜひ取り組んでみてください。