この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ LINE広告で新規顧客獲得を狙いたい
- ✅ 既存顧客との関係を動画で強化したい
- ✅ 効率的にターゲットへ訴求したい
▶ メディア博士の資料を見てみる
企業が取り入れられるLINE動画の種類
企業がLINEを使った動画の活用に取り組もうと考えた場合、具体的な方法としては「動画広告」と「LINE公式アカウント」といった2種類の方法が考えられます。
それぞれの活用方法について詳しく解説していきます。
動画広告
LINEは「LINE広告」という名称で独自の広告サービスを展開していますが、そのLINE広告では、静止画の広告だけでなく動画広告の配信も可能です。
広告なので出稿するのに費用がかかりますが、貴社の商品やサービスを認知していないユーザーに対して広くリーチできるので、新規顧客の獲得に大きく貢献してくれます。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、企業がビジネスに活用できるLINEのアカウントです。
一般的なアカウントは個人間のやりとりに活用されますが、公式アカウントでは、アカウントを友だち登録してくれるすべてのユーザーに対して情報を発信できるようになっています。
個別でやりとりするためのアカウントというよりは、企業がユーザーに向けて情報を発信する場所といったイメージです。
そのLINE公式アカウントでは、通常のアカウントでトークをおこなうときと同様にテキストや画像などさまざまな方法で情報を発信できるようになっており、動画を投稿することもできます。
アカウントを友だち登録してくれているユーザーに対し、
・商品やサービスの紹介動画
・新商品やサービスの紹介動画
・活用事例の動画
・キャンペーンなどお得情報の動画
などを配信することで、商品の購入やサービスの利用をうながします。
LINEでの動画活用は動画広告がメイン
LINEでの動画活用には動画広告とLINE公式アカウントでの動画配信という2種類の方法があると紹介してきましたが、メインの活用法になるのは動画広告です。
動画広告とLINE公式アカウントとでは、アプローチするユーザーの段階に大きな違いがあります。
動画広告は、
・貴社の商品やサービスを知らない
・知っているものの特に興味があるわけではない
・知っていて興味も持っている
など、さまざまなユーザーにアプローチできます。
また、一度商品を購入したりサービスを利用した経験があるユーザーに対してもリーチ可能です。
一方、LINE公式アカウントは、貴社の商品やサービスに興味を持っているアカウントに登録してくれたユーザーや既存顧客にしかリーチできません。
もちろんそれらのユーザーに対してアプローチすることも大切ですが、より多くのユーザーに商品を購入してもらったりサービスを利用してもらいたいのであれば、動画広告の方が向いています。
そのため、動画広告という形での動画活用がメインになると言えますし、実際に企業がLINEで動画を活用する場合は動画広告をメインに施策を展開しています。
企業がLINE動画を活用するメリット
テキストや画像だけでは伝えきれない情報を直感的に届けられる動画を、LINEという生活インフラ的なプラットフォーム上で配信することにより、多くのメリットが生まれます。ここでは、企業がLINE動画を活用するメリットを解説していきます。
圧倒的なリーチ力とターゲティング精度
LINEは国内利用者の年齢層が幅広く、若年層からシニア層までほぼすべての世代にリーチできます。動画広告を活用すれば、ユーザーの興味関心や行動データをもとに精度の高いターゲティングが可能です。
例えば、美容商品であれば20〜30代女性、金融サービスであれば40代以上のビジネス層といった形で、効率よく自社の商品やサービスを届けられます。広範なリーチ力とターゲティング精度の組み合わせは、他の媒体にはない強みです。
視覚的訴求による高いエンゲージメント
文章や静止画広告では情報量が限られますが、動画は映像と音声を組み合わせることで商品やサービスの価値を直感的に伝えられます。新商品の使用シーンを動画で紹介すれば、ユーザーは自分が実際に使っている姿を想像しやすくなり、購買意欲を刺激できます。
また、キャンペーン告知や体験談なども、短尺動画であれば最後まで視聴されやすく、エンゲージメントの高さにつながります。
既存顧客との関係強化
LINE公式アカウントを活用すれば、すでに友だち登録しているユーザーに動画を配信できます。新商品の案内やキャンペーン動画を配信することで、顧客のロイヤルティを高め、リピート購入やサービス継続につなげられます。
また、動画を用いた使い方解説や事例紹介は、既存顧客に「より便利に」「より安心して」サービスを利用してもらうきっかけになり、解約防止やブランド信頼性の強化にも寄与します。
資料や店舗では伝えきれない情報を補完
商品カタログや店頭接客では伝えきれない使用感や体験価値を、動画で補完できるのも大きなメリットです。特にオンライン完結型のサービスやECでは、ユーザーは「実際に体験できない不安」を抱きがちです。
動画によるデモンストレーションやユーザーインタビューをLINEで届けることで、信頼性を高め購買決定を後押しできます。
LINEの動画広告を活用して成果を上げた企業の事例2選
実際にLINEで動画広告を配信して売上の向上やユーザーの獲得などの成果につなげる場合、ぜひチェックしておきたいのが成功している企業の事例です。
LINEの動画広告を活用して大きな成果をあげている企業はいくつもありますが、それらの企業の事例に目を通すことで、動画を活用する上でのヒントが見えてきます。
ここでは、特に参考にしてほしい2つの事例を紹介していきます。
株式会社スタイル・エッジ
https://www.linebiz.com/jp/case-study/styleedge/
士業や医業向けのコンサルティングサービスを展開している「株式会社スタイル・エッジ」。
株式会社スタイル・エッジはマーケティング方法の一つとしてLINE広告を積極的に活用している企業の一つです。
2021年の4月からLINE広告の活用を始め、LINE広告を活用するようになって一ヶ月という早い段階でクライアントのWebサイトに訪問するユーザーの数が240%もアップしたそうです。
中でも動画広告に対する反応は非常に高いようで、積極的に活用しているといいます。
エーザイ株式会社
https://www.linebiz.com/jp/case-study/eisai/?field_case_category_function_target_id=74
日本を代表する大手の製薬会社、「エーザイ株式会社」。
エーザイ株式会社も動画広告の活用によって大きな成果をあげている企業の一つです。
エーザイ株式会社は元々マス広告を中心に活用していましたが、効果が鈍化したことからSNS広告の活用に比重を置き始め、そのタイミングでLINE広告にも力を入れ始めたそうです。
そのスタイルも非常にユニークで、元々静止画の広告として配信していたものの中から特に効果の高かったものを動画化し、動画広告として出稿しています。
もともとあった素材を活用することによって低コストで動画広告用の素材を用意できた一方で効果の高さが実証されている素材を使って動画を用意したので、売上の増加や新規顧客の獲得に大きく貢献してくれたと言います。
LINEの動画広告で成果を出すために知っておくべき2つのポイント
実際にLINEで動画広告を出稿しようと考えているのであれば、成果を出すためのポイントについてもチェックしておきましょう。
なぜなら、成果を出すためのコツとなるポイントを把握しているのとしていないのとでは、成果を実感できるようになるまでの期間や実感できる効果に大きな違いが生じてしまうからです。
ここでは、特に重要な2つのポイントについて紹介していきます。
制作コストの低い動画から始めてみる
動画広告は、静止画の広告とくらべて制作するのにコストがかかります。
しかし、コストをかけたからと言って必ず成果が出るわけではありません。
「時間もお金もかけたのに全然反応が得られなかった…」というケースは多々あります。
そのため、ノウハウが溜まるまではとにかくコストを抑えながら動画を制作することが大切です。
静止画を組み合わせたスライドショーのような動画や静止画の一部分のみがアニメーションで動く動画などでも効果は十分に期待できます。
制作コストの低い動画でデータやノウハウをため、それから本格的な動画広告を制作することでより効果的に活用できるようになるので、ぜひ意識しながらクリエイティブの制作に取り組むようにしてください。
手を止めて視聴してもらうことを意識する
動画広告は最後まで視聴してもらって初めてその効果を発揮します。
逆に言えば、最後まで見てもらえないと広告としての効果を十分に発揮できないと考えられるわけですが、動画に興味を持ってもらい最後まで目を通してもらうには最初の数秒が重要です。
最初の数秒でユーザーの目を引き、手を止めてもらわなくてはいけません。
例えば、ニキビに悩んでいるユーザーに訴求する商品を販売するのであれば、「ニキビに悩んでいるそこのあなた」や「ニキビに悩まされる生活から抜け出したいと考えている方」など、最初の数秒で自分の悩みを解決してくれる商品であると気づかせて手を止めることが重要になるわけです。
どれだけ優れた商品やサービスを紹介する動画でも見てもらえなくては意味がありませんので、手を止めて視聴してもらうことを意識して動画を制作するようにしましょう。
まとめ
企業が取り入れられるLINEを用いた動画活用について紹介してきました。
LINEを用いた動画の活用方法としては動画広告とLINE@での動画配信があげられますが、動画広告がメインの施策になるので、動画広告の導入や活用をメインに考えるべきです。
広告の出稿には費用がかかるので躊躇してしまうかもしれませんが、うまく活用できれば広告費の何倍もの成果をもたらしてくれるので、ぜひチャレンジしてみるべきだと言えるでしょう。
今回紹介させてもらった事例やポイントを参考にしてもらいながら取り組めばきっと成果を得られるはずですので、ぜひ導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか?