この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ タブレットを活用した研修や営業活動を効率化したい
- ✅ 社内DXを進め、紙資料から動画マニュアルに移行したい
- ✅ 社員教育やプレゼンで動画をスムーズに活用できる仕組みを探している
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タブレット機器を活用するメリット
今や個人利用の用途に限らず、ビジネスシーンでもタブレット端末が頻繁に活用されるようになりました。
タブレットにはデジタル化に伴った様々な活用方法があるほか、デジタル機器としての生産性の高さやパソコンにはない手軽さ、収納性の良さを持っています。
ここではそんなタブレットの魅力、メリットについて詳しくご紹介していきます。
紙資料の削減
タブレットをビジネスシーンで活用する一つのメリットとして、紙資料の利用を削減できることが挙げられます。
近年日本では国をあげてビジネスシーンでのDX化を推進していますが、このペーパーレス化もDX化に含まれる施策の一つです。
日本では1998年に電子帳簿保存が施行されましたが、依然として紙で情報を保存するというアナログな文化が根強く残っていたため、どのオフィスにも紙資料が残り続けました。
その後、あらゆる施策や時代の流れとともに徐々にオンライン上での文書管理の文化が広まり、現在ではPDFなどでの書類管理をデフォルトとする企業が徐々に増えました。
特にタブレットではPDFのような情報を大画面で見れるだけでなく、パソコンよりも仕様が単純なことから紙資料のようにデータを手軽に扱うことができ、紙資料のデジタル代用品としてもってこいの機能を兼ね備えていると言えます。
またこのように紙資料が減少していくにつれ、これまで紙ベースで作成していたマニュアルなどの資料が動画で作成される機会も増えました。
このように紙資料が削減されることにより紙資料の保管場所が不要となったほか、紙資料にかかる作成、破棄などのコストも削減することが可能になりました。
ポータブルでリッチな情報伝達ができる
タブレットを活用することにより、動画や画像データなどを使った情報伝達がより容易に実現できるようになりました。
デジタルで多くのデータを1箇所に集約して持ち運ぶことができることから、これまで会議室やパソコン上などでしかできなかったプレゼンテーションやサンプル動画の視聴も、タブレットがあることによりいつでもどこでも自由に使用することが可能になりました。
このことにより、従来に比べ格段に多くの情報伝達がよりスムーズなものとなりました。
特にビジネスでは訪問営業などのシーンにおいては、タブレットが一台あることによってクライアントなどへのプレゼンテーションがより手軽で説得力のあるものへと進化しました。
これまで紙の資料を束にして営業先に向かっていた営業マンも、情報が集約された一台のタブレットを持ち歩くことによってよりスマートに資料をクライアントに紹介できるようになっただけでなく、これまでは不可能だった動画というリッチな媒体も営業トークに盛り込むことで、より説得力のある営業トークを披露できるようになりました。
タブレットを使った動画活用方法
タブレット機器の持つメリットが掴めたところで、ここでは主にビジネスや教育のシーンを中心に、タブレットでの動画活用方法をご紹介します。
研修
企業研修の方法として動画を活用するシーンが増えていますが、タブレットを活用することによりさらに効率的なデジタル教育を行うことができます。
デジタル研修の方法にはパソコンを使ったものなど様々ありますが、タブレットを使用するメリットとしては動画やアプリを使った研修が可能になるという点が挙げられます。
コロナ禍をきっかけに活発的に活用されるようになったオンライン研修ですが、パソコン上では実践的な研修ができないという点にデメリットがありました。
しかし、実際にタッチパネルを触って操作ができるアプリを活用することにより、動画の視聴だけでなくより実践的な形で研修が行うことが可能になりました。
またアプリによっては、研修者が行き詰まった部分でタイムリーに質問できるチャット機能が搭載されているものもあり、管理側の負担を大幅軽減するというメリットも持ち合わせています。
このことにより研修に多くの教育用人員を投入する必要がなくなるほか、研修員の動向をアプリ上で追うことができるので研修フローが一気に効率化されます。
営業
動画をタブレット上で活用することで、営業にも大きな効果をもたらすことができます。
営業マンが外回りを多く行う場合、パソコンを都度持ち歩いて一日に何度も外出先でパソコンを開けなければならないのでは、決して効率のいい方法とは言えません。
しかし、タブレットであればインターネットの接続はもちろん、動画の撮影なども可能です。よって、タブレット一台だけで撮影から社内共有までのフローを一貫して行うこともでき、多くの時間と手間を削減することが可能です。
また、クライアントに対してはタブレットの大きな画面上で動画や写真を使った説明ができるほか、
プレゼンテーション資料などを画面表示させるだけでわかりやすいプラン説明などができるようになります。
オンライン授業
オンライン授業にも動画が積極的に活用されるようになり、特に体育の授業などで使用されるシーンが多く見られるようになりました。
特にオンライン授業の中でも、体育や美術のような実技が伴う授業形式のものはビデオ通話ではなく、動画を配信し課題をこなしていく形態が多く取られています。
例としては、YouTubeや共有クラウドシステム上で学校側が動画を配信し、生徒はそれを見ながら運動や描写などの実技課題を授業時間内で完成させていきます。
また、このような実技を伴う授業には小回りの効く機器が使い勝手がよく、パソコンではなくタブレットを好んで使用する学生が多くいます。
タブレットを使った動画を活用する際の注意点
タブレット機器は動画を活用する上で非常に便利なツールですが、実際に業務や教育の現場で導入する際には注意しておきたいポイントも数多くあります。ここでは代表的な5つの注意点を挙げ、それぞれについて詳しく解説します。
通信環境の整備は必須
タブレットは持ち運びやすい一方で、安定したインターネット環境がなければ動画の再生や配信がスムーズに行えません。
特に営業先や出張先など、Wi-Fiが不安定な場所での利用を想定する場合には、モバイルルーターや5G回線などのバックアップ環境を整えることが重要です。通信が途切れると、プレゼンテーションや授業の流れが中断され、視聴者に不安や不満を与えてしまいます。
また、大容量の動画データを扱う場合には、事前にタブレットへダウンロードしてオフラインで再生できるように準備しておくことも有効です。
バッテリー管理と利用時間の計画
動画を長時間再生すると、タブレットのバッテリー消費は想像以上に早く進みます。特に営業現場や授業など、充電環境が限られるシーンではバッテリー切れが致命的なトラブルになりかねません。
そのため、使用前には必ずフル充電を行い、必要に応じてモバイルバッテリーを携帯することが推奨されます。加えて、画面の明るさや音量を適切に調整することで、消費電力を抑える工夫も有効です。
運用ルールとして「動画を使用する際は必ず充電確認を行う」と定めておくと、現場でのトラブルを未然に防ぐことができます。
セキュリティ対策を怠らない
タブレットは携帯性が高い反面、紛失や盗難のリスクも大きいデバイスです。動画ファイルに顧客情報や社外秘データが含まれている場合、情報漏洩のリスクにつながります。
そのため、必ず端末にはパスコードや生体認証を設定し、業務用データはクラウドに保存して端末側には極力残さない運用が望ましいです。
また、動画共有の際にはアクセス制限や暗号化機能を活用し、「誰でも見られる状態」にならないよう配慮することが求められます。動画配信に特化した安全なプラットフォームを利用することで、安心してデータを扱うことが可能になります。
視聴者の環境や利用シーンを考慮する
タブレットを使った動画活用は便利ですが、すべての視聴者が同じ環境で視聴するわけではありません。
営業先によっては大人数で動画を視聴するケースもあり、タブレット単体の小さな画面では伝わりにくい場合があります。その際には外部ディスプレイやプロジェクターとの接続を前提に準備しておくと効果的です。
また、教育分野では学習者の集中力や学習スタイルに合わせて、短尺動画を複数用意したり、再生速度を調整できるようにしたりといった工夫が必要になります。
「動画を流す」こと自体が目的にならないよう、利用シーンに合わせて動画の長さ・構成・表示方法を調整することが大切です。
まとめ
タブレットで動画活用をするメリットや、その方法についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。コロナ禍をきっかけに教育の場面をはじめビジネスなど、様々なシーンでデジタル化が加速しています。
そんなデジタル化が進んでいく中で、今後動画の活用シーンが増えるだけでなく、タブレットもパソコンやスマートフォンと同様に高い頻度で使用されていくことが予想されます。
これからタブレットでの動画活用を検討している方にとって、この記事が参考になれば幸いです。