マッサージ店が取り組むべき10種類の集客方法
マッサージ店で取り入れられる集客方法には、インターネットを活用するデジタルな方法もあれば、昔ながらのアナログな方法もあります。
それぞれ効果は異なりますが、しっかりと集客して店舗を繁盛させたいと考えるのであれば、デジタルな方法・アナログ方法に関わらず、積極的に取り入れるべきです。
ここでは、とくに大きな効果の見込める10種類の集客方法を紹介していきます。
ホームページ
インターネット経由での集客を考える場合、まず取り組むべきなのがホームページでの集客です。
ホームページを作成し、コンテンツを充実させることで、検索ブラウザ経由でユーザーがホームページに来訪してくれるようになります。
きちんとしたホームページが用意されているかどうかは、ユーザーが利用する店舗を選ぶ上でのポイントの一つにもなるので、ホームページを用意し、ブログやコラムなどでユーザーが求める情報をどんどん発信していきましょう。
Googleマップ(MEO)
マッサージ店は実店舗を持つタイプのビジネスですが、実店舗を持つタイプのビジネスで積極的に取り入れたいのが、Googleマップを活用する集客方法です。
GoogleはGoogleマップという地図版の検索エンジンのようなサービスを提供していますが、Googleマップで検索すると、そのキーワードに関連するさまざまな店舗が表示されるようになっています。
このGoogleマップに最適化させる取り組みをMEOと言いますが、MEO対策を実施して、「〇〇(地域名) マッサージ店」などの検索結果で上位表示されるようになると、多くのユーザーに自店舗をアピールできるようになりますし、多くのお客さんが来店してくれるようになります。
ポータルサイト
SEO対策やMEO対策を実施しての集客は非常に効果的ですが、集客できるようになるまでに時間がかかります。
より即効性を求めるのであれば、ポータルサイトを活用した集客がおすすめです。
マッサージ店が活用できるポータルサイトとしては、以下のようなものがあげられます。
・エキテン
・しんきゅうコンパス
・ヘルモア
これらのポータルサイトは、利用しているユーザーの数が非常に多く、ここに掲載されている情報を参考に利用する店舗を決める人も多いので、これらのポータルサイトに自店舗の情報を掲載し、集客に活用しましょう。
Web広告
SEOやMEOなど、しっかりと集客できるようになるまでにある程度時間のかかる集客方法と並行しておこないたいのが、Web広告での集客です。
検索結果にテキストで表示されるリスティング広告や、画像でアピールできるバナー広告、YouTubeなどの動画配信プラットフォームで流れる動画広告など、さまざまな種類の広告を活用し、集客していきます。
Web広告はお金のかかる集客方法ですが、費用の分だけしっかりとユーザーにアプローチでき、早ければ広告を出稿したその日の来店につなげたりすることもできるので、即効性を求める方におすすめです。
YouTubeなどの動画配信プラットフォーム
今最も取り入れる店舗が多く、盛り上がっているのが、YouTubeなどの動画配信プラットフォームを活用する集客方法です。
この方法では、YouTubeなどの動画配信プラットフォームに動画を上げ、その動画を視聴したユーザーに店舗の利用を促していきます。
どういった動画を配信するかがとても重要になりますが、店舗の紹介やサービス内容を紹介する動画はもちろん、体の不調や疲れに悩まされているユーザーの悩みの解消につながるような動画や、ユーザーの役に立つ動画をアップすることで、たくさんのユーザーの集客につながる可能性があります。
InstagramやX、FacebookなどのSNS
YouTubeなどの動画配信プラットフォームと同様に盛り上がりを見せているのが、InstagramやX、FacebookなどのSNSを活用する集客方法です。
これらのSNSは、いずれも国内のユーザー数が数千万人を超えているため、うまく活用すればたくさんのユーザーを集客できるようになる可能性を秘めています。
SNSはユーザーと交流しやすい媒体でもあるので、単純な集客はもちろん、ユーザーをファン化したいときにもおすすめです。
LINE公式アカウント
自店舗に興味を持ってくれているユーザーの来店につなげたり、リピーターの獲得に大きく貢献してくれるのが、LINE公式アカウントです。
LINE公式アカウントは、LINEで友だち登録してくれたユーザーに対し、さまざまな情報を発信できるようになる機能です。
代表的な使い方としては、お試し利用やクーポンなどのお得情報を発信する方法があげられますが、利用を迷っているユーザーに無料お試しや割引などの情報を届けることで背中を押してあげられるようになりますし、再来店を促せるようになります。
チラシ
チラシでの集客は、昔から取り入れられてきた定番の集客方法です。
ここまで紹介してきたデジタルな方法とは異なり、アナログな集客方法ですが、効果は抜群です。
店舗を紹介するチラシを作成して近隣の住宅にポスティングしたり、新聞と一緒に届けてもらうことで、チラシを見てくれたユーザーの来店につなげていきます。
即効性の高い集客方法ですし、クーポンをつけるなど、工夫しやすい集客方法でもあります。
また、駅前など人通りの多い場所に立ち、手配りで集客につなげることも可能です。
イベントへの出店
イベントへの出店は、取り入れる店舗が少ない集客方法でありながら、大きな効果の期待できる集客方法です。
祭りなどのイベント会場にブースを設け、イベントに訪れるお客さんを集客していきます。
祭りやフェスは、長時間立ちっぱなし、歩きっぱなしになるので、価格設定さえ間違えなければ多くのお客さんが利用してくれる可能性があります。
そこで丁寧に施術して、店舗の存在をアピールできれば、店舗の方に来店してもらえる可能性がありますし、リピートしてもらえる可能性もあるので、ぜひ取り入れてみてください。
紹介キャンペーン
新規顧客とリピーターを同時に獲得できるのが、紹介キャンペーンを活用した集客方法です。
店舗を利用してくれたお客さんに対し、新しいお客さんを紹介してもらった場合に利用できるクーポン券を配布したり、クーポン付きのDMを送るなどして、新規顧客とリピーターを獲得していきます。
既存の顧客に対して行う方法という性質上、多くの新規顧客を集客できる方法というわけではありませんが、新規顧客とリピーターを同時に獲得できる可能性のある、魅力的な集客方法の一つです。
マッサージ店が動画を集客に活用するメリット
紹介してきたとおりマッサージ店が取り入れられる集客方法にはさまざまな方法がありますが、それらの方法の中でもとくにおすすめなのが、動画を活用する方法です。
マッサージ店が動画を集客に活用する場合、以下のようなメリットが期待できるようになります。
・自分が施術されている様子をイメージしやすい
・ホームページの情報をわかりやすく伝えられる
・低コストで認知度の向上
・同じ動画素材をさまざまな媒体に流用できる
それぞれ詳しく解説していきます。
自分が施術されている様子をイメージしやすい
マッサージ店が自店舗や店舗で受けられるマッサージについてのアピールを行う場合、テキストや画像などさまざまな方法がありますが、映像でアピールできる動画は最も効果的なアピール方法です。
マッサージの気持ちよさや技術力の高さなどについてテキストや画像でアピールするのは限界がありますし、イマイチ伝わりづらいという側面がありますが、施術しているところを映像で見てもらえる動画なら、伝えたい情報をしっかりと伝えることができます。
また、動画は音声でも伝えることができるので、見ているユーザーがより自分ごととしてイメージしやすくなりますし、施術に興味を持ってもらいやすくもなります。
ホームページの情報をわかりやすく伝えられる
従来のマッサージ店の紹介はホームページが主流でした。お店の雰囲気を伝えても、視聴者にうまく伝わっていないこともあります。
特に、技術力の高いお店では、施術様子を画像で伝えてもうまく伝わりません。
しかし、動画を制作することで、お店のことを知らないユーザーに対しても、ホームページでわかりやすく紹介することが可能になります。
低コストで認知度の向上
SNSで制作した動画が多くのユーザーに視聴されれば、低コストで認知度を向上させることが可能です。
マッサージ店の動画はYouTubeだけでなく、TikTokやTwitterでも拡散されやすく、うまくいけば多くの視聴者に動画を通してお店の魅力を伝えることが可能になります。
コンスタントに動画をバズらせることができれば、従来の広告に比べて低コストでお店の認知度を向上させることが可能になります。
同じ動画素材をさまざまな媒体に流用できる
紹介してきたとおり、マッサージ店が集客に活用できる方法や媒体にはさまざまなものがあります。
どの集客方法を取り入れ、どの媒体を活用するかは店舗の戦略次第ですが、動画は、制作した素材をさまざまな媒体に流用できるので、効率的にマーケティング活動を行いたいマッサージ店にうってつけです。
例えば、近年活用する店舗が増えてきているショート動画であれば、YouTube ShortsやInstagramのリール、Xなどで流用することで、それぞれのSNSを使っている異なるユーザーに対してアプローチできます。
今はどのプラットフォームも動画を活用するための機能に力を入れているので、その点も動画を活用するべき理由の一つになります。
マッサージ店の動画活用事例
マッサージ店ではどのような動画が制作されているのでしょうか。マッサージ店で活用が期待できる動画事例について解説します。
施術メニューを動画で紹介(鍼灸マッサージサロンORCA)
鍼灸マッサージサロン「ORCA」の動画では、お店でどのような施術を受けることができるのか、施術の様子を動画化することで、店舗で受けられる施術を紹介しています。
施術メニューそれぞれの特徴を簡単に紹介し、どのような効果が期待できるのかもわかりやすく記載しています。実際の施術内容に合わせて解説しているため、利用者が施術内容をイメージしやすくなっています。
マッサージ店の施術内容や技術力は店舗により異なりホームページで技術力の高さを紹介してもうまく伝わらないことがあります。
施術メニューを動画にすることで、マッサージ店の技術をわかりやすく伝えることができ、視聴者が施術に対してイメージしやすい特徴があります。
画像を活用し店舗紹介(Bodysh)
神戸元町にあるBodyshは、店舗紹介について30秒の動画でうまくまとめて紹介しています。
受付、マッサージスペース、リラックススペースの3つのエリアを画像で紹介し、利用者にお店で快適に過ごせる環境が整っていることをアピールしています。
店舗の画像をうまく組み合わせることで動画制作が可能になり、デジタルサイネージ向けの広告として発信することもできるようになります。動画に出演することに対して抵抗のあるオーナーさんにおすすめの手法です。
お店の技術力をわかりやすく紹介(Re.Ra.Ku)
Re.Ra.Kuの動画では、マッサージ師が実際に行なっている「肩甲骨はがし」のやり方について紹介する動画を制作しました。
自宅でも気軽にできるマッサージ方法を紹介することで、マッサージ店が確かな技術力をアピールすることが可能になります。
「マッサージ師として技術力を磨きたい」「マッサージ師になりたい」と考えている方に向けても、施術の手順方を紹介することで「指導の丁寧さ」「わかりやすさ」を伝えることができるためスタッフ採用動画としても活用ができます。
店舗を紹介するのではなく、スタッフの人間性をアピールして動画を制作するアプローチもおすすめです。
店舗経営者向けの動画コンテンツ(Dream Hint)
マッサージ店の動画では、お客さん向けの動画だけでなく、マッサージ店を開業したいと検討している方に向けての動画も制作が可能です。動画では開業後の集客の難しさを20分程度の動画で紹介しています。
マッサージ店のノウハウを活用して、マッサージ師向けのスクールや開業支援を事業として展開しているお店では、自社の知識を動画化することでスクールの勧誘にもつなげることができます。
TikTok用に動画を制作(このみ@神業)
https://www.tiktok.com/@inouekonomi/video/7097533104025308417?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=6944890741890156033
リンパマッサージを得意とするこのみ先生の動画では、TikTokでマッサージのやり方を紹介する動画を制作しています。
TikTok風に動画編集をアレンジしながら、わかりやすくセルフケアの紹介をしています。ただ紹介するのではなく、このみ先生の人間性が伝わる内容で動画をうまく制作しています。
自宅で簡単にできるマッサー方法を紹介する動画は、SNSでも拡散性が高く多くのユーザーに視聴される可能性があります。
動画制作時に気を付けること
マッサージ店が動画を活用した集客方法を取り入れる場合、以下の4点に注意しなくてはいけません。
・ターゲットを明確にする
・構成を検討
・世界観に合わせた撮影・編集をおこなう
・求められている情報を発信する
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。
ターゲットを明確にする
動画を制作する際にはターゲットを明確にしましょう。
マッサージ店によく足を運ぶお客さんに向けての動画、マッサージ師向けの動画、自宅でできる良いマッサージ方法を考えている視聴者など、動画を視聴するターゲットを設定してください。
ターゲットを明確にすることで、視聴者にどのような情報を発信したいのかがわかりやすくなります。多くの視聴者に動画を見てもらうために、ターゲットを明確にしましょう。
構成を検討
動画の中身をどのような構成を検討するのかも重要です。
施術内容を伝えるのであれば、メニューをどのような順番で紹介するのか、店舗紹介であればスタッフの施術内容を取り入れるのか、店舗をどのような目線で紹介するのか、具体的に検討します。
構成案を検討する際には、動画撮影時の参考にするための絵コンテを制作しておきましょう。絵コンテを制作することでスムーズな撮影が可能になります。
世界観に合わせた撮影・編集をおこなう
マッサージ店の動画では、リラックスできる空間であることをアピールするために、ヒーリング系の音楽を使用や、ASMR動画に対応したコンテンツを制作するケースもあります。
世界観に合わせた動画を制作することで、視聴者にお店の世界観を伝えることができるため、事前にどのような世界観を伝えるのかイメージしながら制作をしてください。
求められている情報を発信する
今はどのプラットフォームも動画関連の機能に力を入れており、動画を優遇している傾向があります。
そのため、投稿した動画が多くのユーザーに見られ、反応を得られることも珍しくありません。
ただ、そこで注意しなければならないのが、しっかりと集客したいのであれば、ユーザーに求められている情報を発信しなくてはならないという点についてです。
例えば、TikTokでは、企業や店舗が自社のビジネスとまったく関係のない動画の投稿を行い、集客に失敗している事例がいくつもあります。
ビジネスと関係のない動画の投稿は、新規顧客を取りこぼすだけでなく、ファンやリピーターが離れていく原因にもなりかねません。
各パーツの痛みの原因を解説する動画や、痛みを解消する簡易的なマッサージのやり方を解説する動画など、マッサージ店のアカウントをチェックするユーザーが求めている情報のみを発信し、しっかりとブランディングしていくようにしましょう。
ユーザーがどういった情報を求めているかわからない場合は、競合他社のアカウントの投稿内容をチェックしたり、同じマッサージ店のSNSやブログの内容をチェックすることで、発信するべき内容が見えてきます。
まとめ
・マッサージ店は動画との相性が良い
・ターゲットを明確に最適な動画コンテンツを制作する
・SNS媒体に合わせて動画を制作する
マッサージ店の動画はお店の宣伝をする際に有効な手段です。個人店でもうまく動画を制作し発信すれば認知度を高めることができます。動画制作にハードルの高さを感じている方は、動画制作を簡略化する動画支援ツールの導入を検討してください。
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