商品やサービスの魅力を伝える動画制作したものの、視聴回数が伸び悩み認知度向上につなげることが難しい。このような場合は、既存の商品動画ではユーザーに響いていない可能性があります。
商品・サービスの魅力をより伝えるアプローチとして、ユーザー体験型動画「インタラクティブ動画」を知っていますか?インタラクティブ動画を活用すれば、ユーザーに商品の魅力を伝えられるかもしれません。
ユーザー体験を後押しするインタラクティブ動画事例
インタラクティブ動画を一言で説明をすると、ただ見る動画ではなくユーザーが操作できる動画コンテンツになります。
実際にどのような動画が、ユーザー体験型「インタラクティブ動画」なのかについて事例を紹介します。
360度動画を活用しユーザーへサプライズ
360度動画を活用したインタラクティブ動画では、動画の再生時間中画面をタッチして操作ができます。
事例動画では、動画の画面内を自由に閲覧することが可能です。犯人を探すための謎解き動画、不動産の体験ツアーなど、さまざまな用途で動画を使うことができます。
ホームページと動画を一体化しアピール
https://akamee.com/
インタラクティブ動画をホームページと連動させることで、体験型のホームページとしてアップグレードすることが可能です。
表参道にある美容室「AKANEE」では、ホームページのトップに動画を掲載し、どのような美容室かを紹介します。その後、店舗紹介、髪質診断などユーザーが動画を見ながらクリックできる画面に移行し、知りたい情報に触れてもらうという構成をしています。
ホームページと動画を連動させることで、ユーザー体験型のコンテンツページを制作し、インパクトを与えることが可能になります。
ユーザー体験型インタラクティブ動画のメリット
ユーザー体験型のインタラクティブ動画の制作は、通常の動画と異なり分岐動画を制作し、動画がきちんと機能するように細かい設定が求められます。制作までの手間がかかる一方で、メリットもあります。
商品を動画視聴中にアピールできる
従来の商品・
サービス紹介動画では、動画視聴後に動画概要欄からページをクリックして閲覧する必要がありました。
インタラクティブ動画では、ユーザーが動画再生中に実際に操作できるため、動画の再生中に商品ページへ移行することも可能です。
インタラクティブ動画の仕組みをうまく使えば、潜在的な顧客に対し効果的なアプローチを行い、商品購入へつなげることができます。
ユーザーの理解度を高めることができる
インタラクティブ動画を研修やマニュアル動画で活用すれば、動画をクリックすることで、ユーザーの理解度を高めることも可能です。
分岐シナリオを何パターンか用意をすれば、間違えた問題を数値化し、テーマ別の理解度を客観的に判断することも可能です。
注目度が高ければ拡散を狙える
インパクトのあるインタラクティブ動画を制作すれば、SNSで拡散を行うことも可能です。
2021年に公開された「マトリックス レザレクションズ」では、青いピル、赤いピルどちらを飲むか、ユーザーに選択させその後映画に関する予告を視聴してもらうという試みをおこないました。
動画シナリオを何パターンも制作したことで、視聴者は全パターンを視聴しようと何度も再生し、結果的に興味関心の向上につなげることに成功しました。
動画を制作する際には、面白い仕掛けを設定しておくと、動画の興味・関心を高め視聴回数の向上につなげることが可能です。
ユーザーの興味・関心を動画で数値化できる
インタラクティブ動画で設定した画面をユーザーがどの程度クリックしたのか、動画公開後にチェックすることができます。
商品・サービスのどこに注目をしているのか、ユーザーにどのようなニーズがあるのか、インタラクティブ動画の分岐後の動画で数値化することが可能です。
ユーザー体験を通すことで、動画の興味・関心度を測定できるのが、インタラクティブ動画の醍醐味と言えるでしょう。
インタラクティブ動画をユーザー体験に結びつけるために必要なこと
インタラクティブ動画を制作し公開をしても、ユーザー体験へと直結しない場合もあります。
動画を制作する際にどのようなことに注意する必要があるのか、インタラクティブ動画を制作する際にどのようなことに注意すべきか解説をします。
ただ見て終わりにならないような構成を心がける
ユーザー体験動画で大切なことは、「ただ見て終わり」の構成にならないことを心がけることです。インタラクティブ動画の醍醐味はユーザーが実際に画面をタッチ・クリックし、操作できる点にあります。
どのタイミングでユーザーが操作できるのか、動画を制作しながら関心度の高い場所で操作ができるように構成を工夫してください。
視聴者の興味に合わせたデザイン・仕掛けを意識
インタラクティブ動画を制作する際には、動画のコンセプトに合わせた仕掛けを作ることも大切です。ファッション関係の商品であれば、可愛らしいレイアウトを意識してください。
例えば10代女性向けに制作をしたインタラクティブ動画では、ユーザーがクリックできるボタンを四角ではなくハート型にするなど、細かいレイアウトを意識することが大切です。
ユーザーがつい操作をしたくなるような仕掛けは何かを考えながら、ワクワクする仕掛けを検討しましょう。
視聴者参加型企画で動画の視聴を盛り上げる
インタラクティブ動画の中には、ユーザーに特定のミッションを与えチャレンジしてもらうというコンテンツもあります。
視聴者参加型動画を制作するのであれば、ユーザーが楽しめるような仕掛けを360度動画を活用して制作してください。
商品のコンセプトと相性の合う謎解きや間違い探しなどがおすすめです。また、何度もユーザーが動画を視聴するように、「クリアできそうでクリアできない」ハードルに設定して動画コンテンツを制作しましょう。
動画制作を簡略化する方法
インタラクティブ動画を制作するためには一定のクオリティ高い動画コンテンツが求められます。
動画制作ノウハウのない企業・団体様では、自社で制作をすると制作期間に時間がかかり想定した期日にコンテンツができないことも考えられます。
もし不安であれば、動画制作のプロに依頼をするか、動画制作を外注するコストが確保できない場合は、動画制作支援ツールを活用してください。
まとめ
・インタラクティブ動画はユーザー体験を生みやすい
・ユーザーが飽きないような工夫をする
・高品質な動画を制作するために支援ツールを活用する
ユーザー体験型のインタラクティブ動画は、ユーザーにインパクトを与え魅力的な動画コンテンツを制作することが可能です。動画を制作する際には、本記事で紹介したポイントに注意をして魅力的な動画を制作しましょう。
メディア博士は3つの簡単なSTEPで動画制作を可能にする支援ツールです。インタラクティブ動画に必要な訴求力の高い動画を制作することもできます。みなさまからのお問合せを心よりお待ちしております。