思わずマネしたくなるかっこいい会社案内動画3選！かっこいい動画を作る上で知っておくべきポイントとは？

かっこいい会社案内動画3選

かっこいい会社案内動画を制作する上で参考にしたいのが、他の企業の事例です。
かっこいい会社案内動画をイチから企画して作るのはとにかく大変で、動画を作った経験のない方がセンスの感じられるかっこいい動画を作るのはほぼ不可能だと言っても過言ではありません。

そこで参考にしたいのが他社の事例というわけです。
完全にマネてしまうのはマナー違反なので避けるべきですが、取り入れられそうな要素を取り入れて動画を制作することで、その企業の会社案内動画のようにかっこいい動画を作れるようになります。

ここでは、特に参考になりそうな事例を3つピックアップして紹介していきます。

佐藤製線グループ

宮城県の亘理郡にある建設土木資材の総合商社、「佐藤製線グループ」。
こちらの動画は、佐藤製線グループの会社案内動画です。

冒頭の釘がアップで映し出されるところから惹きつけられる動画で、会社の歴史や働いている社員のさまざまな映像を交えながら自社を紹介しています。
「かっこいいですね！」というコメントが投稿されるほど印象に残る会社案内動画です。

ニヨド印刷株式会社

高知県の吾川郡にある印刷会社、「ニヨド印刷株式会社」。
ニヨド印刷株式会社の会社案内動画も、動画を見たユーザーから「かっこいい」と評価されている代表的な動画の一つです。

冒頭で本社の外観が映し出され、その後は作業をおこなっている社員や稼働している機械の様子がテンポよく切り替わっていく構成となっています。
2分ほどの短い動画ですが、熟練した技術がところどころに感じられる動画になっていて、思わず「かっこいい」と言葉にしてしまいそうになる会社案内動画です。

LINE Developers

私たちの生活に欠かせないモバイル端末向けアプリの「LINE（ライン）」。
こちらの動画は、そのLINEが会社や事業内容を紹介している会社案内動画です。

社員へのインタビューを中心に構成されたよくある内容の動画ですが、本社のさまざまな場所でインタビューがおこなわれており、社内の洗練されたインテリアも相まってかっこよく感じられる動画に仕上がっています。
採用を目的とした会社案内動画を作るときにも参考になる事例の一つです。

会社案内動画とは

会社案内動画とは、企業そのものをPRするために制作される動画です。
企業が制作する動画としては、自社の製品やサービスを紹介する製品紹介動画やサービス紹介動画などが代表的なものとしてあげられますが、会社案内動画も企業が積極的に制作して活用するべき動画の一つです。

会社案内動画では、以下のような情報を紹介していきます。

・どのような会社か
・どのような事業を行っているのか
・経営理念

これらの情報を動画として公開し、ユーザーに届けることで、企業としての認知度を高めるのはもちろん、信頼の獲得や自社のブランディングにつなげていきます。

企業が会社案内動画を制作する目的や制作するメリット

企業が会社案内動画を制作する目的や制作するメリットとしては、以下の3点があげられます。

・企業の認知度を高められる
・企業のブランディングに活用できる
・人材の確保に活用できる

それぞれ詳しく解説していきます。

企業の認知度を高められる

いくら素晴らしい製品を作っていたり優れたサービスを提供している企業でも、その存在が知られていなければ、ユーザーに興味を持ってもらうことはできませんし、製品やサービスを利用してもらうこともできません。
会社案内動画は、そのような問題を解決するのにうってつけのマーケティング方法です。

会社案内動画を制作し、YouTubeやInstagram、XなどのSNSで公開することで、まだ自社のことを知らないユーザーに対してアプローチできるようになり、企業としての認知度を高められるようになります。
企業の認知は、製品やサービスの認知のきっかけにもなります。

企業のブランディングに活用できる

「この企業の製品だから購入する」「この企業のサービスだから利用する」というファンの存在は、安定した売上の確保や企業としての成長に欠かせません。
そんなユーザーのファン化にはブランディングが必須になりますが、ブランディングに大きく貢献してくれるのが会社案内動画です。

会社案内動画でどういった会社なのかを紹介したり、これまでの歴史や経営理念などを紹介することで、企業に興味を持ってもらえるようになるのはもちろん、「良さそうな会社だな」「おもしろい会社かも」「この経営理念には賛同できる」など、支持してくれるユーザー、将来的にファンになってくれそうな濃いユーザーを獲得できるようになります。

人材の確保に活用できる

昨今はどの業界も人材不足に悩まされていますが、会社案内動画は、人材不足の問題を解消してくれる可能性も秘めています。
就職を控えている学生や転職を検討している社会人は、インターネットを活用して企業の情報を収集するのが一般的ですが、そういった人材にテキストや画像だけで会社の魅力を伝えるのは限界があります。

そういった問題を解消してくれるのが、会社案内動画です。
会社案内動画をSNSにアップすればそういった人材にアプローチできるようになりますし、ホームページに会社案内動画を掲載することで、より多くの情報を伝え、会社に興味をもってもらえるようになります。

最近は、既存の社員に会社について語ってもらうインタビューを中心とした会社案内動画や、職場の環境を伝えられるオフィスツアー動画の人気も高まってきています。

会社案内動画の具体的な活用方法

会社案内動画を作成するのであれば、作成した動画の具体的な活用方法についても押さえておきましょう。
会社案内動画の具体的な活用方法としては、以下のようなものがあげられます。

・自社のホームページに掲載する
・SNSにアップする
・広告の素材として活用する
・イベントで公開する

自社のホームページに掲載することでホームページのコンテンツをより充実させることができますし、ホームページに訪問してきてくれたユーザーに対し、簡潔に自社のことを伝えられるようになります。
SNSへのアップも大きな効果の見込める活用方法の一つです。
YouTubeやInstagram、XなどのSNSは数千万人のユーザーが利用していますが、それらの媒体に動画をアップすることで、さまざまなユーザーにアプローチできるようになります。

有料になりますが、動画広告の素材として活用するのもおすすめです。
広告はかけた費用の分だけしっかりとユーザーに情報を届けられるようになっているので、スピード感をもって取り組みたいときにおすすめです。
また、就職フェアや転職フェア、展示会などのイベントのときに流しておくという活用方法もあります。

かっこいい会社案内動画を作る上で押さえておきたいポイント

先ほど紹介した事例を参考にしながら会社案内動画の制作に取りかかればそれなりにかっこいい動画を作ることができるはずですが、よりかっこよくて洗練された動画を用意したいのであれば、かっこいい動画にするポイントについても把握しておくべきです。
会社案内動画を制作するときに押さえておきたいポイントとしては、以下の5点があげられます。

・会社案内動画を作る目的を明確にする
・会社案内動画で伝えたいことを明確にする
・映像や音声、BGMにこだわる
・テンポの良い編集を意識する
・ターゲットを明確にする

かっこいい会社案内動画を作る上で押さえておきたい5つのポイントを、それぞれ詳しく解説していきます。

会社案内動画を作る目的を明確にする

会社案内動画を制作する際は、まず、何のために会社案内動画を作るのかを明確にしましょう。
動画の内容や動画内で伝えるメッセージは、動画を作る目的や動画を作ることで達成したい目標によって変わるため、適切な内容の動画を制作するためにも、目的は明確にしておかなくてはいけません。

会社案内動画を制作するときの手順については後ほど解説しますが、会社案内動画を作る目的を明確にするところから始めるようにしましょう。

会社案内動画で伝えたいことを明確にする

会社案内動画を作る目的を明確にして、どういった動画を作るのかが決まったら、動画内で伝えたいことについても明確にしていきましょう。
会社の特徴や経営理念、製品やサービスなど会社案内動画で伝えられることは多岐にわたりますが、伝えたいメッセージが明確になっていないと、動画の内容や動画内でのメッセージがブレてしまいます。

内容やメッセージがブレたり一貫性がなくなると、ユーザーからの信用を獲得したり指示してもらうのが難しくなるので、伝えたいことやメッセージの内容は事前に明確にしておくようにしましょう。

映像や音声、BGMにこだわる

先ほど紹介したかっこいい会社案内動画を実際にチェックしてもらえるとわかりやすいかと思いますが、かっこいい会社案内動画は、映像や音声、BGMにこだわりが感じられる動画ばかりです。
一眼レフカメラなど画質の良いカメラやボケ感を演出できるレンズを用いて撮影していますし、カメラに備わっているマイクではなく専用の外付けマイクやピンマイクを用いて音声を収録していたりします。

また、BGMについても、YouTubeなどで耳にするようなありきたりのものを使用するのでなく、オリジナルのものを用意して使用している動画がほとんどです。
映像や音声、BGMにこだわるのとこだわらないのとでは動画の質が大きく異なりますし、受ける印象も大きく異なるので、なるべくこだわって制作するようにしてください。

テンポの良い編集を意識する

いくら映像や音声、BGMにこだわっても、編集がイマイチだとかっこいい会社案内動画にはなりません。
先ほど紹介した動画を実際に見てもらえるとわかりますが、どの動画もテンポ良く編集されています。
編集のテンポが悪い動画は、違和感を感じやすく、素人が作ったようなイメージを持たれてしまいがちです。

一方、テンポ良く編集されている動画は、素人くささの感じられない洗練されている動画になりやすい傾向にあります。
かっこいい会社案内動画を作りたいのであれば、動画のテンポも意識しながら編集するようにしましょう。

ターゲットを明確にする

かっこいい会社案内動画を作る場合、誰もがかっこいいと感じる動画を作ろうとするのではなく、ターゲットにかっこいいと思ってもらえる動画を目指すべきです。
ここでターゲットとなるのは、貴社の製品を購入してくれたりサービスを利用してくれる可能性のある見込み顧客や、貴社の求人に応募してくれる就活生・転職者などです。

全員にかっこいいと感じてもらえる動画にしようとすると、誰に何を伝えたい動画かがわかりづらくなってしまい、結果的に誰にも刺さらない動画になってしまう可能性があります。
そうならないためにも、まずはターゲットを明確にして、ターゲットに「かっこいい」と感じてもらえる動画を制作するようにしましょう。

会社案内動画の作り方

会社紹介動画を自社で内製したいと考えているのであれば、作り方についても把握しておきたいところです。
会社案内動画は、以下のようなステップで制作していきます。

1. 企画を立てる
2. 構成を考えて台本やショットリストを作成する
3. 撮影・編集
4. チェック
5. 公開

それぞれの工程を詳しく解説していきます。

1. 企画を立てる

会社案内動画を制作する上でのはじめの一歩となるのが、企画です。

・何の目的で会社案内動画を作るのか
・どう活用するのか
・動画のターゲット
・動画で伝えたいこと
・動画の内容

などを明確にし、今後の作業をスムーズに進めていけるようしっかりと企画しましょう。

2. 構成を考えて台本やショットリストを作成する

企画を立てたら、その内容をもとに動画の構成を考えていきます。
ユーザーに違和感なく動画を視聴してもらうためには、構成についてもしっかりと練っておかなくてはいけません。
構成ができたら、台本とショットリストも作成しましょう。

3. 撮影・編集

台本とショットリストができたら、それらに沿って撮影していきます。
動画の撮影はスマートフォンでも十分に行えますが、見やすさを意識するのであれば、マイクを用意して音声の質にこだわったり、照明を用意してライティングにもこだわりたいところです。
撮影が完了したら、余計な部分をカットしたり、テロップで必要な情報を追記したりして、より見やすい動画に仕上げていきましょう。

4. チェック

編集が完了した後は、動画の内容を確認し、公開しても問題ないかをチェックしていきます。
公開してはいけないものや情報が映っていたり、動画で伝えた情報に誤りがあるとトラブルになる可能性があるので、事前にしっかりとチェックしておくようにしましょう。
もちろん、動画の内容やクオリティについてもチェックするようにしてください。

5. 公開

チェックが完了したら、いよいよ動画を公開していきます。
公開する媒体などの活用方法については、先述した方法を参考にしてください。

会社案内動画では会社の魅力を伝えられるかどうかを第一に考えよう

他社のかっこいい会社案内動画を見ると、つい「自社でも」と考えてしまいがちです。
もちろんかっこいい動画に仕上げることは悪いことではありませんし、かっこいい動画に魅力を感じるユーザーが多いのも事実です。

ただ、会社案内動画で最も重要なのは「かっこよさ」ではなく「企業としての魅力を伝えられるかどうか」なので、そこを間違えないようにしてください。
かっこよさよりも、どういった企業でどのような事業をおこなっていて、どういった魅力のある会社なのかを伝えることを第一に考えて動画を制作するようにしましょう。

かっこよさを追求するのであれば、それらを担保した上で追求するようにしてください。

プロにサポートしてもらうのもおすすめ

最近は動画を内製する企業も増えてきましたが、これまで動画を制作した経験のない企業がいきなりかっこいい会社案内動画を制作するのは非常に難易度が高いと言えます。
なぜなら、動画制作に関するノウハウを持ち合わせていないのはもちろん、かっこいい映像の撮影方法やテンポを意識した編集方法など、かっこいい動画に仕上げるためのノウハウも持ち合わせていないからです。

もし独力で会社案内動画を作るのが難しいと思える場合は、プロにサポートしてもらうのも一つの手です。
制作会社に任せるのもアリですし、動画の内製をサポートしてもらうこともできます。
費用はかかりますが、プロにサポートしてもらう方が効率的ですし、かっこいい動画に仕上がりやすくなるので、ぜひ検討してみてください。

まとめ

かっこいい会社案内動画を作りたいと考えている企業の経営者や担当者向けに、動画を作る上で参考になりそうなかっこいい会社案内動画の事例を3つ厳選して紹介してきました。
今回紹介した3社の会社案内動画はどれも洗練されていて、ユーザーが魅力を感じるものばかりです。

これらの動画を参考にしながら会社案内動画を作るようにしてもらえれば、初めて会社案内動画を制作する場合であっても洗練されたかっこいい会社案内動画を作れるようになるはずですので、ぜひ参考にしながら制作に取り組んでみてはいかがでしょうか？