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MP4の動画ファイルを結合する方法をおすすめのソフトとあわせて解説

MP4の動画ファイルを結合する方法をおすすめのソフトとあわせて解説

2025-11-11

MP4の動画ファイルを結合する方法をおすすめのソフトとあわせて解説

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動画の代表的な形式として広く知られている「MP4」。そんなMP4の動画ファイルですが、映像制作をおこなっていると、複数のMP4の動画ファイルを結合し、一つの動画ファイルとして扱いたくなる場面が多々あります。
動画ファイルが複数に分かれているとどうしても煩雑になってしまうので、

「ファイルを一つにまとめたい」
「一つに結合したい」

と思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、複数のMP4の動画ファイルを一つの動画データとして結合する方法について紹介していきます。

この記事は、こんな方におすすめです

  • ✅ 複数の動画素材をまとめて編集・共有する手間を減らしたい
  • ✅ 撮影から編集・公開までを社内で効率的に進めたい
  • ✅ 各部署や拠点で撮影した映像を一元管理したい
  • ✅ マニュアル動画や研修動画をスムーズに制作・更新したい

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MP4 動画の結合とは

MP4の結合は、複数の動画ファイルを一つの映像データにまとめる作業を指します。例えば、撮影したシーンごとに動画ファイルが分かれている場合や、複数のイベントを撮影した素材を一つにしたい場合などに行われます。

個別のファイルをそのまま扱うと、再生や管理の手間が増えるだけでなく、編集の際にも複数ファイルを並べて処理しなければならず効率が悪くなります。
そこで、結合によって一つのファイルにまとめることで、再生がスムーズになり、編集や共有の利便性が向上するのです。

結合の基本的な仕組み

MP4の結合は、基本的に「タイムラインに動画を並べ、順番どおりに書き出す」という流れで行われます。まず、動画編集ソフトや結合専用のツールに複数の動画ファイルを読み込みます。その後、希望する順番でタイムラインに配置し、最終的に一つの新しい動画ファイルとして書き出すのです。
この時、ファイル形式やエンコード方式を統一することが重要です。異なる形式のファイルを無理に結合すると、音声がずれたり再生が途切れたりする原因になるからです。

また、結合の方法には「再エンコード方式」と「無再エンコード方式」の2種類があります。再エンコード方式は一度映像を変換し直すため、画質や音質を調整できるメリットがある一方で、処理に時間がかかりファイルサイズが増大する傾向があります。
対して、無再エンコード方式は変換を伴わずファイルをつなぎ合わせるため高速で容量の増加も抑えられますが、同じ解像度・フレームレート・コーデックでないと正しく結合できません。用途や目的に応じて、どちらの方式を使うかを選ぶことがポイントです。

MP4 動画を結合する方法

MP4の結合は動画編集ソフトで簡単におこなえます。
具体的な流れは以下のとおりです。

1.動画編集ソフトに結合したい複数の動画ファイルをアップする
2.すべての動画ファイルをタイムラインに任意の順番で並べる
3.動画を新規ファイルとして書き出す


これだけで複数のMP4ファイルを一つの動画ファイルに結合できるようになります。
ただ、実際の結合方法は使用する動画編集ソフトによって異なるので、WindowsとMacで編集する場合に分け、それぞれのOSでの結合方法について解説していきます。

WindowsでMP4の動画を結合する方法

Windowsでの動画ファイルの結合は、PCに入っている純正のフォトアプリで簡単におこなえます。
フォトアプリで動画ファイルを結合するときの流れは以下のとおりです。

1.フォトアプリを立ち上げる
2.メニューの「ビデオエディター」をクリックする
3.「ビデオプロジェクト」をクリックし、ファイル名を設定する
4.プロジェクトライブラリの「追加」をクリックし、「このPCから」をクリックしてファイルを選ぶ
5.結合したい動画ファイルをドラッグ&ドロップでタイムラインに配置する
6.「ビデオの完了」をクリックする
7.ファイルを保存する


これで、複数の動画ファイルを一つの動画ファイルにまとめることができます。

MacでMP4の動画を結合する方法

MacでのMP4ファイルの結合は、純正の動画編集アプリである「iMovie」でおこなうことができます。
iMovieでファイルを結合するときの流れは以下のとおりです。

1.iMovieを立ち上げる
2.「プロジェクト」から「新規作成」を選んでクリックする
3.「Movie」をクリックする
4.結合したいファイルをタイムラインにドラッグして配置する
5.すべて配置したら、「ファイル」をクリックする
6.設定をおこない、動画を書き出す


これで、複数の動画ファイルを一つの動画ファイルにまとめることができます。

MP4 動画の結合をするメリット

MP4の動画ファイルを結合する主なメリットとしては、

・閲覧しやすくなる
・編集しやすくなる
・管理が楽になる

などがあげられます。

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

ファイルを一つにすることで閲覧しやすくなる

MP4の動画ファイルを一つにすることで得られるメリットにはユーザー向けのメリットと、編集者向け、ファイルの保有者向けのメリットがありますが、複数のファイルを一つのファイルにまとめることで閲覧しやすくなる点はユーザー向けの大きなメリットの一つです。
動画が複数に分かれていると、ファイルをクリックして動画を再生し、再生が完了したらファイルを閉じるという動作を何度も繰り返さなくてはいけなくなってしまうため、手間がかかります。

一方、ファイルを結合して一つの動画にまとめた場合は、一度再生するだけで最初から最後まで動画を閲覧できるので手間がかかりません。
動画が複数に分かれていると面倒に感じて視聴をやめてしまうユーザーも少なくありませんが、ファイルを結合して動画を一つにした場合、このようなユーザーの離脱を抑制できるようになります。

ファイルを一つにすることで編集しやすくなる

MP4の動画ファイルを一つにすることで得られる編集者向けの大きなメリットとしては、編集をおこないやすくなるという点があげられます。
動画ファイルが複数に分かれていると、それぞれの動画ファイルを動画編集ソフトに読み込ませ、一つずつ編集のタイムラインに配置していくという作業が必要になります。この工程は、扱う動画ファイルが増えれば増えるほど操作が増え、面倒になるものです。

一方、動画ファイルを一つに結合した場合、動画編集ソフトに読み込ませる動画は一つだけなので、タイムラインに複数の動画を配置する必要はありません。一つ配置するだけですぐに編集を始められるようになります。
動画編集ではこういった一手間を省くことで、より効率的に編集作業をおこなえるようになるので、編集者にとって非常に魅力的なポイントの一つだと言えるでしょう。

複数のファイルをまとめることで管理が楽になる

複数の動画ファイルを一つにまとめると管理も楽になります。
動画ファイルの管理を楽にする方法としては、フォルダ分けやファイル名の設定が一般的ですが、いくらフォルダを分けてファイル名を設定しても、ファイルが多くなればなるほど管理も大変になっていくものです。

一方、動画ファイルを一つにまとめれば、フォルダ分けの作業もファイル名の設定も一回で済ませることができるので手間がかかりませんし、ファイルの管理も楽になります。
どこに何のファイルが格納されているかがわかりやすくなる点は、ファイルの保有者にとって非常に大きなメリットの一つです。

MP4 動画の結合をするデメリット

MP4の動画ファイルを結合する場合、「よかれと思って結合したものの、結合したことで逆に扱いづらくなってしまった…」ということも十分に考えられるので、結合する上でのデメリットについても把握しておかなくてはいけません。
主なデメリットとしては、

・ファイルのサイズが重くなる
・再生時間が長くなる
・編集の手間がかかる

などがあげられます。

それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

ファイルのサイズが重くなる

MP4の動画ファイルを結合することで生じる代表的なデメリットの一つが、ファイルサイズが大きくなるという点です。
結合したファイルは複数のMP4動画ファイルが合わさって構成されることになるので、当然ですが、ファイルのサイズも大きくなります。

例えば、100MBの動画ファイルを5つ結合した場合、500MBの動画ファイルが一つできることになります。
厳密には全く同じサイズになるわけではなく、結合したファイルの方が元の動画ファイルのサイズよりも小さくなる傾向にありますが、ファイルのサイズが大きくなってしまうことに変わりはありません。

ファイルのサイズが大きくなる弊害としては、他者とファイルを共有するときやYouTubeに動画をアップして公開するときなどに時間がかかるという点があげられます。

再生時間が長くなる

複数の動画を結合して一つの動画にすることで大きくなるのはファイルのサイズだけではありません。動画の再生時間も長くなります。
例えば、1分の長さの動画を5つ結合した場合、結合した動画の長さは5分になります。

動画が長くなるとさまざまな情報をより詳細に伝えられるようになりますが、その一方で視聴する際のハードルは高くなってしまいがちです。「この動画5分もあるのか…」という印象をもたれてしまい、再生されにくくなってしまう可能性があります。
また、プラットフォームによっては長尺の動画をアップできなかったりもするので、その場合は編集によって動画を短くするか、元の動画をアップするなどの対応が必要になることもあります。

編集に手間がかかる

複数に分かれている動画を一つに結合する場合、動画の編集作業にも時間と手間がかかります。
複数の動画を編集する場合も一つに結合された動画を編集する場合も編集にかかる時間や手間は変わらないように感じられますが、結合の作業が必要になりますし、複数の動画を一つにまとめている分、より自然な流れを意識しながら編集しなくてはならなくなるため、それぞれ個別に編集するよりも時間と手間がかかるようになってしまうわけです。

結合する動画の数が多くなればなるほど、より時間と手間がかかってしまうようになるので、たくさんの動画を一つに結合して編集する際は注意が必要です。
また、動画にBGMを挿入する場合は長いBGMを探す必要が生じるため、BGMのリサーチにも手間がかかることになります。

MP4 動画の結合に使えるおすすめソフト

MP4の動画ファイルを結合するには動画編集ソフトが必要になりますが、最近は映像制作が一般的なものになり敷居が低くなったことでさまざまな動画編集ソフトが出てきているため選ぶのが大変です。
そこでここでは、MP4の動画ファイルの結合に使用できるおすすめの動画編集ソフトを2つピックアップして紹介していきたいと思います。

iMovie

Macユーザーにおすすめしたい動画編集ソフトが、Apple純正の動画編集ソフト「iMovie」です。iMovieはMacユーザーなら無料で利用できる動画編集ソフトですが、無料とは思えないほどさまざまな機能が備わっています。
もちろん複数のMP4ファイルの結合も可能で、「MacでMP4の動画を結合する方法」の見出しで解説したとおり簡単です。

DaVinci Resolve

先ほど紹介したiMacは、MacOSでしか使用できない動画編集ソフトなので、WindowsのPCで利用することができません。そこでWindowsユーザーにおすすめしたいのが、同じく無料で利用できる高機能動画編集ソフトの「DaVinci Resolve」です。
DaVinci Resolveは映像機器を販売しているメーカーが開発しているソフトなので、編集者がほしい機能が備わっていたり、作業しやすいようなUIになっていたりと、かゆいところに手が届く仕様がありがたい動画編集ソフトです。もちろんファイルの結合も簡単におこなえます。

WindowsのPCは「WindowsでMP4の動画を結合する方法」の見出しで解説したとおりファイルの結合など簡単な作業であれば純正のアプリでもおこなえますが、もう少ししっかりした機能が備わっている編集ソフトが欲しいという方におすすめです。

まとめ

複数のMP4の動画ファイルを一つに結合する方法について紹介してきました。動画のデータを一つにまとめておくべきかどうかはケース・バイ・ケースで、場合によっては複数のデータにしておいた方がいいこともあります。
そのため、ファイルを結合するメリットとデメリットを比較して結合するべきかどうかを決めるべきではありますが、結合すると管理が楽になったり編集が楽になったりするので、結合しても問題ないのであれば結合するべきです。

動画の結合は動画編集における基本的な編集の一つで、どんな動画編集ソフトでもおこなえるようになっています。
ただ、安全性や使いやすさを考慮すると、今回紹介した、

・iMovie
・DaVinci Resolve

などがおすすめなので、ぜひそれらの動画編集ソフトを活用しながら編集してみてください。
田村 航
監修者

田村 航

株式会社博士.com
メディア事業・プロモーション業務管轄
サブマネージャー

博士.comに2017年に中途入社し、不動産会社のHP制作やSEOコンサルタントとして従事。 これまでに累計で80社以上のクライアントを担当し、幅広い支援実績を持つ。
その後、メディア事業部へ異動し、これまで培ったSEOやコンテンツ戦略の知見を活かしながら、動画活用のコンサルティングに携わっている。

田村 航
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田村 航

株式会社博士.com
メディア事業・プロモーション業務管轄 サブマネージャー

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その後、メディア事業部へ異動し、これまで培ったSEOやコンテンツ戦略の知見を活かしながら、動画活用のコンサルティングに携わっている。

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