動画制作・広告動画・プロモーション動画は動画作成ツール【メディア博士】

メディア博士ウェブマガジン >
動画コラム一覧 >
パワーポイントで簡単に動画作成!操作手順を詳しく解説

パワーポイントで簡単に動画作成!操作手順を詳しく解説

2023.12.18 2023.04.09

パワーポイントで簡単に動画作成!操作手順を詳しく解説

パワーポイント資料を自動で動画化!

お問合せ・資料請求はこちら
動画を作成するためには動画編集ソフトを活用しなければいけないと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、資料を作る時によく使われているパワーポイントでも動画作成を行うことが可能です。

当コラムでは、パワーポイントを使って動画作成を行うメリットとパワーポイントで動画作成を行う方法などについて解説していきます。
​​​​​​​これまで動画作成を行ったことがない方、パワーポイントを使って動画作成を行いたい方におすすめの内容ですのでぜひ参考にしてください。
目次
  1. パワーポイントで動画をつくるメリットとは
    1. ①低コストかつ短時間で動画作成ができる
    2. ②アニメーションのクオリティが高い
    3. ③パワーポイントの資料を活用できる
    4. ④追加費用が掛からない
  2. パワーポイントで動画を作るデメリット
    1. パワーポイントは有料である(持っていない場合は買う必要がある)
    2. 細かい動画編集は出来ない
  3. パワーポイントで動画を作成する
    1. 必要な機材
    2. 作成した資料をスライドショー動画にする
    3. パワーポイントで録画・編集をする
    4. 実際の例(画像or動画)
  4. パワーポイントに動画を挿入する
    1. ファイルからビデオをアップロードする
    2. YouTubeの動画を挿入する
    3. 動画ファイルをリンクする方法
    4. 実際の例(画像or動画)
  5. パワーポイントで動画を作る際に使える便利な機能
    1. トリミング・カット
    2. 画面切り替え
    3. アニメーション
  6. パワーポイントでクオリティの高い動画を制作するためのポイント
    1. 企画を立てて構成を考える
    2. スライド資料のクオリティも意識する
    3. カメラのアングルや逆光なども意識する
    4. リハーサルで流れを確認しておく
  7. パワーポイントで動画の再生ができないケース
    1. パワーポイントで動画の再生ができない理由
    2. パワーポイントが再生できない時の対処方法
  8. 他の動画編集ソフトとの比較
    1. 機能性
    2. 使いやすさ
    3. 料金
  9. まとめ:パワーポイントで動画を作成

パワーポイントで動画をつくるメリットとは

動画を作成するのであれば動画作成専用のソフトウェアが必要だと思う方がほとんどだと思います。もちろん本格的な動画を作成するのであれば、専用のソフトウェアを使うことも選択肢の1つです。
しかし、パワーポイントで動画を作ることには以下のメリットがあります。

1.低コストかつ短い時間で動画作成ができる
2.アニメーションのクオリティが高い
3.パワーポイントの資料を活用できる
4.追加費用が掛からない


それぞれどのようなメリットがあるのかさらに詳しく解説していきます。

①低コストかつ短時間で動画作成ができる

動画作成を行う時によく使われているのがAdobeのAfter Effects、AppleのMotion5などです。
これらの動画作成ソフトは、とてもクオリティの高いアニメーションの設定ができるのはもちろん、自由度の高い動画を作成できる特徴があります。

しかし、1つのシーンにかかる編集時間や作業工数が多いためどうしても作成時間が長くかかってしまいます。作業工数が増えると人件費もかかるためコストも高くなります。
パワーポイントを活用して動画作成を行うと低コストかつ短い時間で動画作成を行うことができます。

パワーポイントには、多くのアニメーションが搭載されているため、それらを組み合わせることで動画作成ソフトを使って作る動画よりも編集時間などを大幅に削減することが可能です。
コストの削減だけではなく短時間で動画作成を行いたい方にはパワーポイントの利用がおすすめです。

②アニメーションのクオリティが高い

パワーポイントは定期的にアップデートが行われます。アップデートがされると従来のものよりもアニメーションが増え、機能性も高まることがほとんどです。
1つのアニメーションでは動画作成ソフトに劣る動画かもしれませんが複数のアニメーションをかけ合わせることでクオリティの高い動画を作ることができます。

③パワーポイントの資料を活用できる

パワーポイントを動画作成で利用することは、資料の有効活用にもつながります。一般的に動画作成を行う場合は、以下の手順を踏む必要があります。

1.動画構成の作成
2.素材などの準備
3.撮影
4.動画編集


しかし、パワーポイントであればすでに構成は完成しているためBGMの挿入、アニメーションの追加など最小限の工数だけで動画作成を行うことができます。

④追加費用が掛からない

他の動画編集ソフトだとテンプレートやデザインを追加で購入する必要がある場合がありますが、パワーポイントは一度購入すれば追加費用なく使用することができます。
パワーポイントにはたくさんのテンプレートやアニメーション等があり、バージョンアップにより進化を続けています。追加費用なく使用できるのはパワーポイントの大きなメリットだと言えます。

パワーポイントで動画を作るデメリット

クオリティの高いプレゼンテーション動画を作ることができるパワーポイントですが、以下のようなデメリットもあります。

1.パワーポイントは有料である(持っていない場合は買う必要がある)
2.細かい動画編集は出来ない


それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

パワーポイントは有料である(持っていない場合は買う必要がある)

パワーポイントは有料のソフトなので、パワーポイントを使って動画を作成するにはパワーポイントを購入する必要があります。
WindowsPCであればデフォルトでパワーポイントのソフトがインストールされていることがありますが、基本的にはソフトを購入しなければなりません。費用は出さずに無料で使いたいと思っている方には有料のパワーポイントはデメリットになります。

しかしパワーポイントは資料作成や動画編集、プレゼンテーションなど様々な分野で使用することができます。パワーポイントでしか出来ない機能も多いので、費用はかかっても購入するメリットは十分あると言えるでしょう。

細かい動画編集は出来ない

パワーポイントは元々の用途が動画編集ではないため、他の動画編集ソフトのような細かい動画編集には不向きな点があります。本格的な動画編集をしたいと考えている方にはパワーポイントはおすすめできません。

しかしシンプルな動画や短い説明動画程度であればパワーポイントでもクオリティの高い動画編集をすることができます。
パワーポイントは機能面もわかりやすく操作しやすいので、細かい動画編集を必要としない場合はパワーポイントでの動画編集で十分だと言えるでしょう。

パワーポイントで動画を作成する

次に具体的にどのような手順で動画を作成していくのかを解説していきます。

必要な機材

パワーポイントで動画を作成する際に必要な機材はこちらです。

・マイク(マイク付きイヤホンなど)
・カメラ付きのPC
・LEDライト


カメラ付きのPCには元々マイクが内蔵されていますが、ノイズが入ってしまったり音声が聞き取りにくくなる場合があるのでマイク付きのイヤホンを使用することをおすすめします。
カメラを使わずにパワーポイントで作った資料を動画にするという場合にはLEDライトは必要ありませんが、カメラを使う場合にはLEDライトがあった方が画面が明るく見やすい映像になるので準備しましょう。

作成した資料をスライドショー動画にする

既に作成しているパワーポイントで動画作成を行うときのポイントはこちらです。

・音声を挿入する
・BGMなど音楽や効果音を入れる
・アニメーションを挿入する

 

音声を挿入する

パワーポイントに音声を挿入するにはマイクが必要となります。PCにマイクが内蔵されている場合は、外付けマイクがなくても音声を挿入することができます。

パワーポイントに音声を挿入する手順はこちらです。

1.パワーポイントで音声を挿入したいファイルを開く
2.スライドショータブをクリック
3.スライドショーの記録をクリック
4.先頭から記録をクリック
5.左上に表示されている「記録」ボタンを押す
6.マイクに向かって話す
7.「停止」ボタンを押して終了

 

BGMなど音楽や効果音を入れる

PCに保存している音楽を挿入する手順はこちらです。

1.パワーポイントの挿入タブをクリック
2.メディアをクリック
3.オーディオをクリック
4.このコンピューター上のオーディオをクリック
5.音楽が保存されている場所から音楽ファイルを選択
6.挿入ボタンをクリック

 

アニメーションを挿入する

パワーポイントにアニメーションを付けることも効果的です。

・開始・・テキストやオブジェクトが強調される時に用いる
・強調・・テキストやオブジェクトを強調したい時に用いる
・終了・・テキストやオブジェクトを消す時に用いる
・アニメーションの軌跡・・アニメーションの軌跡を指定することができる


アニメーションは上記の4つのカテゴリに分けることができます。アニメーションは以下の手順で付けることができます。

1.パワーポイントを開く
2.アニメーションタブを選択する
3.アニメーションを付けたい図形やテキストを選択する
4.アニメーションメニューの中からワイプを選択する

パワーポイントで録画・編集をする

パワーポイントにはマウスポインタの動きなどを音声付きで録画することができる機能が備わっています。録画した動画はパワーポイントに埋め込むだけではなく、動画ファイルとしても保存することができます。

パワーポイントで録画を行うためにはカメラとマイクが付いているPCを用意する必要があります。持っているPCにカメラとマイクが搭載されていない場合は、別途購入してください。
 

パワーポイントでの録画に必要なもの

実際にパワーポイントで録画して動画を制作する場合、

・マイク
・原稿となるスライド
・カメラ付きのPCかWEBカメラ
・照明

など、いくつか必要になるものがあります。

わかりやすい動画にはナレーションが必要不可欠です。
音声がなくテロップだけになってしまうと動画の利便性が低下しますし、わかりにくい動画に仕上がってしまうので、動画に音声を取り込むためのマイクを用意しましょう。
PCにマイクが備わっている場合は、別途用意する必要はありません。

また、原稿となるスライドを作成して用意しておく必要もあります。
カメラと照明は必須というわけではありませんが、用意しておくと動画のクオリティが上がるのでおすすめです。
パワーポイントのスライドを活用した動画では、PCに備わっているカメラやWEBカメラで解説者の様子を撮影しながら動画を作れるようになっているので、カメラ付きのPCかWEBカメラを用意しておきましょう。

また、部屋の電気だけだと解説者の様子をハッキリと見せられない可能性があるので、照明も用意しておくようにしましょう。
 

パワーポイントで録画を行う手順

1.録画したいパワーポイントを開く
2.挿入タブをクリック
3.画面録画をクリック
4.録画ボタンをクリック


画面録画をクリックすると、パワーポイントの上部にメニューが表示されます。録音しながら画面にポインターを写したい場合は「ポインターの録画」、録画する範囲を指定する場合は「領域の選択」の設定を行いましょう。
録画領域の選択は自分が録画したいと思っている領域をドラッグするだけで完了です。

準備が整ったら録画ボタンをクリックしますが、録画がスタートするまで3秒のカウントダウンが始まります。カウントダウン後に話を始めるようにしましょう。

実際の例

実際にパワーポイントで作った資料を動画にして使う例として、大学の課題提出や会社のプレゼンテーション動画などが挙げられます。
作成した資料を音声で補足解説しながら動画にすることでよりわかりやすいプレゼンテーションが出来るでしょう。

他にも「【日本語教師&趣味】写心家いずみのラ・カシェット」では、パワーポイントで作った資料を使い外国人向けの日本語の授業を動画にしています。
読み上げている内容をポインターで示しながらひとつひとつ丁寧に解説をしており、どこの解説をしているのかが分かりやすい動画になっています。

パワーポイントに動画を挿入する

パワーポイントに挿入可能な動画ファイル形式は以下の9種類です。

1.mp4
2.wmv
3.swf
4.mpeg
5.mpg
6.mov
7.m4v
8.avi
9.asf

ファイルからビデオをアップロードする

ファイルからビデオをアップロードする手順はこちらです。動画を挿入することで説得力の高いパワーポイントとなります。

1.動画を挿入したいパワーポイントを開く
2.挿入タブをクリック
3.ビデオメニューの下にある矢印をクリック
4.このコンピューター上のビデオをクリック
5.挿入したい動画ファイルを選択する
6.マウスを使って動画サイズや位置を調整する

YouTubeの動画を挿入する

YouTubeからパワーポイントへ動画を挿入することも可能です。挿入する時の手順はこちらです。

1.YouTubeを挿入するパワーポイントを開く
2.YouTubeを挿入するスライドを選択
3.挿入タブからビデオをクリック
4.オンラインビデオをクリック
5.オンラインビデオのURL欄にYouTubeのURLを記入


パワーポイントへYouTubeを挿入することはできますが、挿入している動画がYouTubeから削除された場合は再生できなくなるため注意が必要です。またインターネットに接続していない場合もYouTube動画は再生されません。

YouTubeは不特定多数の方が利用していますが、アップロードされている動画は著作権によって保護されています。
おもわぬトラブルを防ぐためにも自社がアップロードしているYouTube動画は使用しないようにしましょう。やむを得ず使用をする場合は、チャンネル運営元などに利用規約の確認を行ってください。

動画ファイルをリンクする方法

パワーポイントの外にある動画ファイルはリンクでつなぐ事が可能です。

1.パワーポイントを開く
2.動画ファイルを挿入するスライドを選択する
3.挿入タブからビデオをクリック
4.このコンピュータ上のビデオをクリック
5.ビデオの挿入でリンクさせたい動画を選択
6.挿入ボタンのプルダウンをクリック
7.ファイルにリンクをクリック


動画をパワーポイントに挿入するのではなくリンクさせることで、ファイルサイズを抑えることができます。動画をパワーポイントに埋め込むと読み込みに時間がかかってしまうことがあります。
しかし、一方でデメリットもあります。リンクした動画やパワーポイントファイルの編集を行うとリンクが切れてしまう点です。どちらかのファイルの編集を行うたびにリンクの更新を忘れずに行うようにしましょう。

実際の例

実際にパワーポイントに動画を挿入する例として、商品のプレゼンテーションなどで使い方を動画にして挿入する例が挙げられます。
パワーポイント資料に動画を挿入することで視覚的にわかりやすいプレゼンテーションが可能になります。他にもこの動画のようにCM風の動画を作成することもでき、工夫次第で面白みのあるプレゼンテーション動画を作成することができます。

パワーポイントで動画を作る際に使える便利な機能

パワーポイントを使って動画を作る際に使える便利な機能を3つ紹介します。

トリミング・カット

トリミング・カットとは不要な部分を切り取って必要な箇所だけを残す機能のことです。適切なトリミング・カットをすることで動画のテンポを良くして流れのいい動画にすることができます。
パワーポイントにおいてのトリミング・カットには以下の2種類があります。

1.動画の表示範囲のトリミング・カット
2.動画の再生時間のトリミング・カット


動画編集をする上でトリミング・カットは動画の完成度を左右する重要な作業のひとつです。動画の必要な部分、不必要な部分を見極めてわかりやすい動画になるよう意識しながら行いましょう。

画面切り替え

画面切り替えとはパワーポイントのスライドを切り替える際の効果のことです。パワーポイントには画面切り替えの効果パターンが多く準備されています。以下はその一部です。

・変形
・フェード
・プッシュ
・ワイプ
・スプリット
・垂れ幕
・カーテン
・クシャクシャ
・時計
・回転


画面切り替え時にサウンドや効果のタイミングや速さを設定することも可能で、選ぶ効果によって動画の印象が変化します。
インパクトの強い画面切り替えばかりが続くと動画の趣旨が伝わりにくくなってしまうこともあります。メリハリのある動画になるように効果的な画面切り替えを設定することが大切です。

アニメーション

パワーポイント上のテキストや図形に動きをつける機能をアニメーションといいます。アニメーションを使うことで動画で伝えたい内容を強調したり、視覚的に飽きのない動画にすることができます。
アニメーションには以下の4つのカテゴリーがあり、それぞれの動きを組み合わせて使用することが可能です。

1.開始
2.強調
3.終了
4.アニメーションの軌跡


アニメーションを使って動画内にテロップをつけると動画が見やすくなりクオリティが良くなります。音声とテロップのタイミングも調整できるので、動画の音声や内容に合わせてテロップが表示されるようアニメーションを設定しましょう。

パワーポイントでクオリティの高い動画を制作するためのポイント

パワーポイントでクオリティの高い動画を作る上で押さえておくべきポイントとしては、

・企画を立てて構成を考える
・スライド資料のクオリティも意識する
・カメラのアングルや逆光なども意識する
・リハーサルで流れを確認しておく


それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

企画を立てて構成を考える

パワーポイントでの動画制作は、他の動画を制作するときと同様にしっかりと企画を立て、構成を考えた上で取り組む必要があります。
企画ではどういった動画にしたいかや動画のターゲットなどを決めていきますが、ここがしっかりと定まっていないとイマイチな内容の動画になってしまう可能性が高いので注意が必要です。

構成についても同様で、体系的に学んでいけるような構成になっていると視聴者を混乱させずに見進めてもらうことができます。
また、構成がしっかりと作り込まれていると撮影をスムーズに進められるようになるので、その辺を意識しながら考えるようにしましょう。

スライド資料のクオリティも意識する

パワーポイントのスライドを使って動画を制作する際は、資料となるスライドのクオリティも意識するようにしなければいけません。
パワーポイントで制作する動画の主役は「スライド」です。音声や映像、編集などにどれだけこだわったとしても、スライドのクオリティが低いと動画自体のクオリティも低くなってしまいます。

音声でも内容を説明することはできますが、動画の視聴者はスライドの内容を注視しますし、音声よりもスライドから情報を得ようとするので、なるべくクオリティの高いスライドを作成して用意するようにしてください。

カメラのアングルや逆光なども意識する

パワーポイントで動画を制作する場合、解説者の様子を取り入れながら動画を作ることもできると解説してきました。
解説者の顔が見えるのと見えないのとでは視聴者にあたえる印象が大きく異なるため、なるべく見えるようにするべきです。

ただ、そこで注意しなくてはならないのが、カメラのアングルや逆光について。
解説者の様子を取り入れながら動画を制作しても、カメラのアングルがおかしかったり逆光でよく見えない状態だと意味がないので、実際に撮影する際はカメラのアングルや光の当たり具合なども確認しながら進めるようにしてください。

リハーサルで流れを確認しておく

すべての準備が整って撮影できる状態になったとしても、いきなり撮影するのではなく、必ずリサーサルをおこなって流れを確認しておくようにしてください。
事前にリハーサルをおこなって流れをしっかりと確認しておくとスムーズに撮影できるようになりますし、解説者の緊張が解けてよりしっかりと解説できるようになります。

時間と手間を省くためにリハーサルをおこなうのを避けてしまいがちですが、リハーサルを実施することで余計なNGを避けられるようになったりもするので、必ずおこなうようにしましょう。

パワーポイントで動画の再生ができないケース

パワーポイントに動画を挿入しても中には再生できないケースも考えられます。動画が再生できない原因と対処方法について解説していきますのでぜひ参考にしてください。

パワーポイントで動画の再生ができない理由

パワーポイントで動画が再生されない理由は4つあります。当てはまる項目がないか確認しましょう。
 

①動画の形式がパワーポイントに対応していない

パワーポイントに挿入している動画が再生できない理由として多くを占めるのが動画形式がパワーポイントに対応していないことです。
先ほどパワーポイントが対応している動画形式を9つ解説しました。この9つに対応していなければ動画を再生できません。
 

②動画が重たい

正しい動画形式で挿入できたとしても動画の容量が重たすぎるとPCに負荷がかかってしまい、再生できないことがあります。
負荷がかかるとパワーポイントの起動に影響が出るだけではなく、スムーズな再生の妨げとなってしまいます。

動画の容量が大きすぎる場合は、再度編集を行い動画の長さを短くする、解像度の調整を行う必要があります。
容量が軽くなるように調整を行ってもなお再生ができなければOSやプレーヤーのバージョンを確認します。それぞれ最新のバージョンになっていなければアップデートを行います。
 

③挿入している動画が破損している

PCの中に保存されている動画をパワーポイントで使用した場合、動画が削除されると再生できないと解説しました。それと同様に挿入している動画が破損している場合も正しく再生されません。
 

④埋め込んだ動画のリンクが消えた

動画のリンクや変更がされた場合、正しく再生されないことがあります。特にYouTubeから動画の埋め込みを行っている場合、動画が削除されればパワーポイントの動画も消えてしまいます。
仮にPCに保存されている動画をパワーポイント内で使用している場合も、動画が削除されると再生はできません。

パワーポイントが再生できない時の対処方法

パワーポイントが再生できない時は以下の対処方法を試してみてください。
 

①動画の形式を変更する

動画をパワーポイントに挿入する場合、パワーポイントに適している形式にする必要があります。
パワーポイントに適している形式に変更するには無料で利用することができるファイルコンバーターや変換用のソフトウェアを使用しましょう。
 

②パワーポイントの設定を変更する

パワーポイントの設定が原因で動画が再生できない事も考えられるため、設定の変更を行いましょう。

1.設定を行うパワーポイントを開く
2.ファイルタブをクリック
3.その他…からオプションをクリック
4.パワーポイントのオプション画面の左にある詳細設定をクリック
5.下にスクロールし中盤にある「スライドショー実行中はハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする」のチェックボックスを入れる
6.OKをクリックして完了

 

③グラフィックの詳細設定を変更する

②パワーポイントの設定の変更を行っても動画が再生できない場合は、パワーポイントのグラフィックの詳細設定を行いましょう。この方法は、画面描写の負荷を軽減します。

1.Windowsのスタートボタンから設定を開く
2.システムをクリック
3.ディスプレイをクリックし下にスクロールする
4.グラフィックの設定をクリック
5.プルダウンからMicrosoftStoreアプリ・Officeを選択
6.Officeのオプションをクリック
7.省電力を選択
8.パワーポイントを再起動する
9.動画が再生できるか確認する

他の動画編集ソフトとの比較

動画編集ソフトはパワーポイント以外にもたくさんの種類がありますが、実際のところ他の動画編集ソフトと比べてパワーポイントの動画編集はどうなのでしょうか?
「機能性」「使いやすさ」「料金」の面からそれぞれ比較してみましょう。

機能性

パワーポイントは元々動画編集ソフトではなくプレゼンテーションソフトです。そのため動画編集専用のソフトと比べると高度な動画編集機能には対応しておらず、出来ることは限られています。
特殊効果を使うような本格的な動画編集をしたい、という方にはパワーポイントでの動画編集はおすすめできません。

しかし基本的な動画編集の機能は備わっているので、簡単な動画編集は十分に行えます。シンプルな動画やプレゼンテーションの一環として動画を使用したいという場合には、パワーポイントの動画編集機能は適しているといえます。

使いやすさ

パワーポイントでの動画編集は直感的に操作ができるようになっており、他の動画編集ソフトと比べると非常に使いやすく設定されています。
本格的な動画編集ソフトのような細かい設定がなくシンプルに操作が出来るので、動画編集について専門的な知識がないという方でも簡単に動画編集を行うことが可能です。

料金

動画編集ソフトは無料のものと有料のものがあり、機能や性能によって料金も異なります。パワーポイントを使用するにはパワーポイントのソフトの購入が必要です。
購入には買い切り版とサブスクリプション版があり、パワーポイントのみのソフトかワードやエクセル等を含むソフトを選択することが出来ます。

無料の動画編集ソフトと比べるとパワーポイントは購入が必要な分コストがかかってしまいます。しかしパワーポイントはプレゼンテーション資料を作ることに特化しており、パワーポイントにしかない機能も備わっています。
パワーポイントがあればデザインにこだわった資料を作ることができ、その資料を動画にすることも可能ですので料金以上の効果的な使い方ができるといえるでしょう。

まとめ:パワーポイントで動画を作成

今回は、パワーポイントで動画作成を行うための手順などについて解説しました。
パワーポイントで作った資料に一手間加えることで簡単に動画作成することが可能です。皆さんもぜひ試してみてはいかがでしょうか。

【資料DL】企業の動画内製化と外注制作の考え方
動画のインハウス化が失敗する原因とは

資料をダウンロードする

クラウド動画制作ツールでビジネス動画をカンタン作成

クラウド動画作成ツールのメディア博士ならブランディング動画・プロモーション動画・社内広報動画・広告動画などを簡単制作!

誰でも作れる・すぐに作れる・いくらでも作れる

メディア博士での動画作成には、難しい操作や知識は必要ありません。初心者でも手間なく短時間で完成させることができAI機能や専属コンサルタントが動画作成をサポートします。
また、定額プランで月に何本作ってもOK!いつでも更新・アップロードができます。


動画制作の内製化(インハウス化)で動画をフルに活用しませんか?

新着コラム記事はこちら

New article
メディア博士ウェブマガジンのトップへ

動画活用について
お気軽にお問合せください

オンライン相談予約