船やフェリーを用いた旅行は、のんびりと優雅に過ごせる魅力的なプランです。その上で「どのようにPRして利用者を集めるか?」ということが重要になりますが、この際におすすめの方法が動画です。
記事内では、船・フェリー旅行のPRで動画を活用する利点や事例などをご紹介。広報担当の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.船・フェリー旅行のPRで動画を活用する利点
船・フェリー旅行のPRで動画を活用する利点としては、主に4つ挙げられます。それぞれどのようなものなのでしょうか。
1.感情に訴えかけやすくなる
動画は文章や画像よりも臨場感を与えやすく、視聴者の感情に訴えかけやすい存在です。美しい海の風景や豪華な船内の様子などを動画で伝えることで、「利用してみたい!」と思わせることができます。
感情に訴えかけるような動画は、知名度の向上やファンの獲得にもつながります。特にファンの獲得は船・フェリー旅行において重要な部分であり、ファンが増えるほど継続的に利用してもらいやすくなります。
2.具体的にイメージしてもらいやすくなる
文章でPRする場合、書き方や表現方法によって情報発信側が伝えたいイメージと受け手側が伝えたいイメージが食い違う恐れがあります。そうなってしまうと、実際に訪れた際にイメージのギャップによって、良い印象を持ってもらえなくなってしまうかもしれません。
しかし、動画は具体的な内容を伝えられることから、イメージの食い違いを防げます。そのままの風景を届けられるからこそ、イメージどおりの楽しい旅行を実現できるでしょう。今回のテーマであれば、船から見える海の景色や豪華な食事風景などをアピールするのがおすすめです。
3.わかりやすくプランを説明できる
船・フェリー旅行のプランは各社によって異なっている上に、日程や停泊場所なども異なります。基本的には公式サイトで紹介されていますが、うまくPRできないと他社のプランのほうが魅力的に思えてしまうかもしれません。
そこで動画を活用することで、わかりやすく旅行プランを紹介できます。動画は文章や画像よりも印象に残りやすいものでもあるため、内容次第では動画がきっかけで利用することを決める方が現れる可能性があります。
4.さまざまな媒体に転用できる
動画は
YouTubeや
Twitter、
Instagramなどさまざまな媒体に転用できます。複数の媒体で動画を展開することで、多くの方に船・フェリー旅行の魅力を伝えることが可能。新規顧客の獲得や潜在顧客の発見といった効果をもたらしてくれます。
船・フェリー旅行における動画活用事例
船・フェリー旅行における動画活用は数多くあります。ただ、各社によって動画内容が異なるため、動画を活用する目的やテーマに応じて気になるものを参考にしてみるとよいでしょう。
フェリーさんふらわあ
大阪-別府間や神戸-大分間などを運行しているフェリーさんふらわあ。
公式の
YouTubeチャンネルを開設しており、そこでプランの紹介動画や船内の紹介動画など、さまざまな動画を公開しています。
また、新型コロナウイルスの流行を踏まえて安全性をPRした動画も公開。具体的な感染症対策を紹介することで、利用しようか悩んでいる顧客の後押しをしています。
太平洋フェリー
名古屋-仙台-苫小牧間を運行している太平洋フェリーも、公式の
YouTubeチャンネルでさまざまな動画を公開しています。
例として「おうちで航海」シリーズでは、家でも太平洋フェリーの魅力を感じられるような内容となっています。
「おうちで航海」とは異なる動画として、太平洋フェリーでは
新卒採用にも動画を活用。通常の会社説明会の代わりとして取り入れられましたが、会社内容やスケジュールなどを動画で紹介することにより、どのような会社なのかわかりやすく伝えられます。
阪九フェリー
阪九フェリーでは、
アニメ動画で魅力を伝えています。可愛らしいマスコットキャラクターとゆるい雰囲気が魅力的であり、他のケースとは違った方法のおかげで差別化にもなっています。
一方でこちらの動画では、新しいフェリーを紹介。上記がゆるいアニメ動画出会ったのに対し、こちらはスタイリッシュやCG動画です。このように動画の内容に合わせて動画の種類を切り替えることも、PRをしていく上で大切なポイントです。
飛鳥クルーズ
豪華客船で有名な飛鳥クルーズでは、新型コロナウイルスの流行から「おうちで飛鳥Ⅱ」というシリーズを公開。人気メニューのレシピを紹介しており、自宅で飛鳥Ⅱの料理が再現できます。
また、他のケースと同じく旅行プランも紹介。クルーズ船ということもあって海外の魅力を全面に押し出しており、飛鳥Ⅱでどのようなことが楽しめるのかPRしています。
クルーズプラネット
上記とは少し異なるケースとして、クルーズプラネットが挙げられます。クルーズプラネットはクルーズ客船専門の
旅行会社であり、さまざまなプランの内容を紹介。また、専門店ということもあって信用性も兼ね備えています。
阪急交通社
阪急交通社の場合、オンラインでクルーズ旅行の説明会を開催。オンラインのおかげで地方に住んでいる方でもどのような内容なのか把握できます。その上、動画のほうが分かりやすく説明できることから、ただ資料を渡して各自で読んでもらうよりもおすすめです。
もしオンラインで説明会を開催するのであれば、この動画のようにアーカイブとして一定期間残しておきましょう。開催後も視聴できれば、説明会に参加できなかった人へのPRにもつながります。
船・フェリー旅行の動画を制作する上でのポイント
最後の項目では、実際に動画を制作する上でのポイントを紹介します。効果的な動画を制作するためにも、ぜひこの項目の内容を覚えておきましょう。
まずは伝えたいことを決めることから始めよう
動画を制作する際には、伝えたいことを先に決めるようにしましょう。先に決めておくことにより、そこから逆算する形で内容を決められます。
例えば、「新しいフェリーの旅行プランを利用してもらいたい」ということを伝えたいのであれば、フェリーを利用することで得られる体験やプラン内容を伝えると良いでしょう。
視聴者の印象に残すことが大切
船・フェリーに関わらず、旅行というのはいつでも気軽に行けるものではありません。だからこそ、一度見たら忘れられないほどの印象を残させるような内容が大切となります。印象に強く残れば、そのことを実現するためにスケジュールを調整してもらいやすくなります。
船・フェリー旅行においては、船から見られる景色や豪華な船内、美味しそうな料理といったことを伝えることで印象に残りやすくなります。特に高額な費用がかかるクルーズ船の場合は、なおさら利用したいと思わせることが大切です。
動画制作はプロに任せるべき?
「動画を制作するなら、やっぱりプロじゃないと」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。確かに大掛かりな撮影となればプロの力が求められますが、そうでない限りは初心者でも制作できます。例として船内の
動画撮影であれば、自分たちでもできるでしょう。
船・フェリー旅行も動画の時代!
今回は、船・フェリー旅行のPRで動画を活用する利点や事例などを紹介しました。動画の活用にはさまざまなメリットがあり、事例も数多くあります。
そのため、これから動画を活用しようと思っているのであれば、過去の事例を参考にしながら魅力的な動画を制作してみてはいかがでしょうか。