ゴルフ業界における動画活用はレッスンと宣伝にある
経済産業省が行った特定サービス産業動態統計調査によると、2020年4月でゴルフ場の利用者数は約50万人。
1ヶ月後の5月は約70万人と利用者は急増しています。ゴルフ場の利用者数は増加し続け、2020年8月では100万人近くまで増えました。
引用元:
「経済産業省」特定サービス産業動態統計調査(2021年3月) ゴルフ場の動向
1ヶ月あたりにゴルフ場の利用者数が増えている様子から、ゴルフ業界は今が稼ぎ時といえるでしょう。稼ぎ時である今だからこそ、動画を使って売り上げ向上を狙えると良いです。
ゴルフ業界における動画活用はレッスン動画で技術を教えたり、関連商品を宣伝したりと様々な使い方があります。レッスン動画は初心者や向上心が高い人に向け、商品の宣伝はゴルフを好きで続けているプレイヤーに向けて作ると良いでしょう。こちらではレッスン動画や商品宣伝を行う映像コンテンツの事例をご紹介いたします。
ゴルフのレッスン動画を作る
正しいスイングのコツや練習法を学ぶ
ゴルフに限らずスポーツは、自分自身が上手くならなければ楽しめる場面は少ないでしょう。
練習して上手くなろうとしても、思うように上達せず辞めてしまう人がいるかもしれません。正しいスイングのコツや練習方法を動画で伝えられると、上達するきっかけにつながります。
参考事例としてGOKFavoがアップロードしたゴルフクラブの振り方を教える動画。
プロゴルファーの松本一誠が、軽く振っても飛ぶスイングの方法を伝える動画です。練習方法と実践を通して細かく解説しており、初心者に優しい構成になっています。
プロゴルファーの打ち方を紹介する
正しいスイングの練習方法やコツを伝える以外にも、プロゴルファーから打ち方を聞く動画も良いです。
基本の打ち方からプロ流のアレンジやイメージを紹介し、できなかった技能ができるようになるきっかけ作りになるかもしれません。口頭での説明とプロが実際に打ってみる構成の動画を作ると、より効果的に視聴者に打ち方を伝えられるでしょう。
参考事例としてキャロウェイゴルフがアップロードしたプロゴルファー石川遼のレッスン動画。
ロングアイアンの打ち方を石川遼が語る動画です。駄目なパターンや上手く打つためのワンポイントアドバイスを要所毎に
テロップで入れています。
プロゴルファーのスイングをスローモーションで見る
スポーツに限らず、技能を向上させるには上手い人の動きを真似るのが手っ取り早いです。
動画でプロゴルファーのスイングを撮っておくと、動きを何度も見られるため、時間のある限りフォームの練習に励めるでしょう。また、通常のスピードでは見逃しやすい部分もあるため、動画の速さを事前に調整しておくと良いです。
参考事例としてプロゴルファー渋野日向子のスイング動画。
渋野日向子の練習風景をスローモーションにした動画です。ゴルフクラブの構えから始まり、打ち終えるところまで映っています。
プロゴルファーのスイングを分析する
プロゴルファーのスイングを動画で見て学ぼうとしても、動きだけで理解するのが難しい場合もあるでしょう。
動きを見て真似るのが難しい場合は、参考にするスイングを別のプロが解説する動画を作ると良いです。動きの要所毎に解説を入れ、どのようにして体を動かすべきなのかを視聴者にイメージさせる手助けになります。
参考事例としてレクサスJAPANがアップロードしたプロゴルファー松山英樹のスイング分析動画。
松山英樹のスイングを解説の芹澤信雄プロが分析する動画です。後方や横から見るパターンでそれぞれ解説しており、視聴者にプロゴルファーのスイングを理解してもらいたい意図が感じ取れます。
ゴルフに関わるビジネスの宣伝手段として使う
ゴルフ場を紹介する
ゴルフ場の利用者が増えている様子から、施設の経営者同士で利用客の奪い合いが想定されます。
利用客の争奪戦を制するには、いかに経営するゴルフ場が魅力的であるかを利用者にアピールしなければなりません。ゴルフ場の紹介動画を作っておくと、画像と文章に比べて魅力を伝えやすく、利用客の増加につながるでしょう。
参考事例として庄司ゴルフクラブがアップロードしたゴルフ場のプロモーション動画。
ボートレース関係で活躍する城田ゆかりが、庄司ゴルフクラブで楽しむ様子を映した動画です。関西屈指のパブリックコース、ナイタープレイも可能など、ゴルフ場のメリットを伝えています。
ゴルフのレッスン場を紹介する
ゴルフ場以外にもゴルフの練習ができるスクールなどを動画で紹介するのも良いでしょう。
スクールなどのゴルフ練習場も2020年4月は100~150万人が利用。1ヶ月後の5月は150万人越えと利用者は急増しています。
引用元:
「経済産業省」特定サービス産業動態統計調査(2021年3月) ゴルフ練習場の動向
ゴルフ場同様にゴルフ練習場も利用客の奪い合いが想定されます。動画で経営する練習場の魅力を伝えられると、利用客の増加が狙えるでしょう。
参考事例としてR.Bゴルフ倶楽部がアップロードした倶楽部の紹介動画。
月会費6000円で気軽かつ本格的にゴルフ練習ができる施設を紹介した動画です。月に1回のレッスンや自分のスイングを客観的に見られる設備の存在を伝えています。初心者でも安心して上達できる環境が備わっている旨を伝える意図が感じ取れます。
ゴルフ用品を紹介する
本格的にゴルフを続ける場合、自前のゴルフ用品を購入する人が多いでしょう。
ゴルファーとなった利用者に対しては、ゴルフ用品の営業をかけると良いです
。営業ツールとして動画を使うと、カタログなどに比べて魅力が伝わりやすく、商品購入につながるでしょう。
参考事例としてキャロウェイゴルフがアップロードしたMAVRIKドライバーの
CM動画。
安定してボールを飛ばせるMAVRIKドライバーを紹介する動画です。様々なゴルファーに商品を使わせ、使用感を視聴者に伝える構成になっています。利用者の声を取り入れ、商品の有用性を訴える意図が感じ取れます。
ゴルフウェアを紹介する
ゴルフは紳士のスポーツと呼ばれているためか、マナーが厳しい競技です。
例えばゴルフ場に来場する時の服装。
Tシャツやトレーナーなど、カジュアルすぎる服装はマナー違反とみなされます。マナーを守るためにも、ゴルフ事業を扱っている会社が販売するゴルフウェアを買う人が出てくるでしょう。ゴルフウェアの機能性やデザインを紹介する動画を作っておくと、コンテンツ経由で商品購入につながる場合があります。
参考事例としてミズノゴルフがアップロードしたゴルフウェアの紹介動画。
ミズノゴルフアパレルが提供するNEXLITE RAINSUITS+の撥水力を強調した動画です。スイングのしやすさを追求した生地を採用し、雨にも負けずゴルフクラブをスイングしようとするゴルファーの姿を映しています。
まとめ
レッスン動画や商品宣伝を行う映像コンテンツの事例をご紹介しました。
レッスン動画は指導をプロゴルファーにお願いし、スイングやフォームなどについて解説をする構成で作ると良いです。ビジネスの宣伝手段として活用する場合はゴルフ場や練習場、ゴルフ用具を動画で紹介するのもアリです。
ゴルファー全体の技術を磨き、ゴルフ業界を盛り上げられると、業界全体の売り上げをさらに向上させられるでしょう。
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