動物病院の動画活用は集客がメインになる
一般社団法人ペットフード協会が出した全国犬猫飼育実態調査の結果によると、犬猫共に新規飼育者飼育頭数が2018年から2020年にかけて上昇傾向にあります。
参照:
「一般社団法人ペットフード協会」2020年全国犬猫飼育実態調査 結果
動物を飼育する人が増えている影響もあってか、小動物診療獣医師の数も増えてきています。
参照:
「農林水産省」令和元年度獣医事審議会 第2回計画部会 配付資料
動物を飼育する人がさらに増える場合、動物病院も増えると想像するのも容易でしょう。
ライバルが多くなるであろう動物病院間で差をつけるには、患者に施設を利用するメリットや魅力を伝えると良いです。動画であれば情報を効率良く伝えられますし、
SNSなどを使って様々な人にコンテンツを拡散もできます。
作る動画は集客のために動物病院の魅力を伝え、来院タイミングや動物の手入れ方法などを紹介すると良いでしょう。こちらでは動物病院の集客に役立てる動画活用の事例をご紹介いたします。
動物病院を紹介して飼い主の不安を解消させる
動物病院の魅力を紹介して通院のメリットを伝える
集客目的で動画活用する際に一番思い付くのは、動物病院の魅力を紹介する映像コンテンツでしょう。
飼育動物は飼い主にとって家族のような存在であるため、動物病院選びは慎重になります。動画で動物病院の魅力やメリットを伝えられると、飼い主の解消につながります。
参考事例として『密着!!アニマルドクター』がアップロードした動物病院の紹介動画。
新百合山手動物病院の紹介動画です。最初は院内の案内から始まり、院長が動物病院の特徴や早期受診の重要性を語っています。
CM動画で様々な人に動物病院の存在を知ってもらう
どんなに腕の良い獣医や設備の揃った良質な動物病院であっても、存在が知られていなければ意味はありません。
新しく開設された動物病院であれば、
CM動画を作成しておくと良いでしょう。CM動画であれば多くの人が目を通しやすいテレビに限らず、動画配信サイトの
動画広告としても使えます。
通院する患者の声を取り入れて不安を解消させる
飼育動物は飼い主にとって家族のような存在です。
通院を検討する動物病院の評判は、人間の病院と同じように気になります。動画で動物病院に通院している患者の声を取り入れると、利用を検討する人の不安解消につながります。
視聴者の不安を解消できると、動物病院に足を運ぶきっかけが作れるでしょう。
参考事例として『患者の声・川崎ドクターズ』がアップロードした動画。
神奈川県にある『有馬動物病院』に通院する患者の声を取り入れた動画です。患者に一問一答し、動物病院に所属する先生の対応や印象などを答えています。
働く獣医師の姿を見せて飼い主を安心させる
飼育動物を動物病院に預ける場合、飼い主はどんな獣医師が診るのか心配になるでしょう。
獣医師が働く姿を動画に収めておくと、どんな人が診てくれるのかを把握できるため、飼い主は安心できます。獣医師や動物病院の1日などのタイトルをつけて密着動画を作るのも面白いかもしれません。
参考事例として『密着!!アニマルドクター』がアップロードした獣医の日常に密着した動画。
大阪動物医療センターに勤務する獣医師の1日に密着した動画です。入院している動物のチェックや手術、カルテ作成など日々の業務を映しています。
来院タイミングや動物の手入れ方法を伝える
動物の手入れ方法を伝えて信頼を得る
一般社団法人ペットフード協会が出した全国犬猫飼育実態調査の結果によると、ペットを飼育する理由は「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」と犬猫共に多く挙がっています。
参照:
「一般社団法人ペットフード協会」2020年全国犬猫飼育実態調査 結果
犬や猫に癒やされている飼い主は、飼育動物の手入れをしっかりとやっておくべきでしょう。獣医師が手入れ方法などを紹介する動画を作っておくと、勤務する動物病院に来院するきっかけが生まれるかもしれません。
参考事例として三ツ池動物病院がアップロードした猫の目ヤニと耳掃除の動画。
獣医師が猫の手入れについて話す動画です。作業しやすい場所の説明や手入れ方法や健康状態の確認などを伝えています。
動物病院に連れてきて欲しい状態を伝える
飼育動物は飼い主にとって家族と同じような存在ですが、人間と同じように言葉は話せません。
言語で体調を伝えられない分、飼い主が飼育動物の様子を気遣ってあげる必要があります。獣医師は動物の容体を診て、対応するべき行動を判断するプロです。獣医師に相談して欲しい容体を紹介する動画を作っておくと、視聴者が動物病院に来院するきっかけを作れます。
参考事例として三ツ池動物病院がアップロードした動画。
獣医師が様子を見ないで動物病院に連れてきて欲しい症状について伝える動画です。症状から考えられる病気や治療方法も一緒に伝える構成になっています。
動物ごとに危険な対応を伝える
飼育動物を動物病院に連れて行ったとしても、知らずに危険な対応をしてしまえば手遅れになる場合があります。
人間の場合は頭や首に怪我の可能性があれば必要以上に体を揺すらないなど、容体によって危険な対応は様々です。獣医師が動物ごとに危険な対応を紹介しておくと、飼育動物の生存率を上げるきっかけにもなるでしょう。
参考事例としてまさの森・動物病院がアップロードしたインコやオウムの危険な状態を話す動画。
インコやオウムに触れると危ない状態をメインに話す動画です。注意して見なければ気付きづらい異変であるため、インコやオウムを飼う予定の人は見ておくべき動画といえるでしょう。
時期ごとにかかりやすい病気を伝える
人間なら夏は熱中症、冬はインフルエンザなど季節によって気を付ける病気は異なります。
飼育動物も同じように、時期ごとにかかりやすい病気が存在するのです。時期ごとにかかりやすい病気を紹介する動画を作っておくと、解説する獣医師の元に患者がやってくる可能性が生まれます。
参考事例として三ツ池動物病院がアップロードした猫の病気について話す動画。
獣医師が寒くなってきた時期になりやすい猫の病気について話す動画です。猫の場合は膀胱炎になりやすく、検査の様子や治療法を動画で伝えています。
動物病院の動画活用を行う際の注意点
動物病院が動画を活用することで、来院促進や飼い主との信頼関係の構築につながります。しかし、適切なポイントを押さえなければ、視聴者に伝わりにくく、期待した効果を得られない可能性があります。
ここでは、動物病院の動画活用を行う際の注意点について紹介していきます。
飼い主の視点を意識した内容にする
動物病院の動画は獣医学的な知識を伝えることも重要ですが、専門的な情報を一方的に話してしまうと、飼い主にとって理解しにくいものになってしまいます。
動画では、飼い主が気にするポイントを優先し、例えば「ワクチン接種の適切な時期」「ペットの緊急症状の見分け方」など、身近なテーマを扱うことが大切です。
また、「○○な症状がある場合はすぐに動物病院へ」といった明確なアドバイスを盛り込むことで、視聴者にとって実用的な動画になります。
過剰な演出や誇張表現を避ける
動画のインパクトを強めるために、過剰な演出や誇張表現を用いると、かえって視聴者の不信感を招く恐れがあります。
特に「この治療で絶対に治る」「どんな病気でも早期発見すれば問題ない」といった断定的な表現は控えるべきです。
視聴者が不安を感じることなく、正確な情報を受け取れるよう、「この治療法にはこういった効果が期待できます」といった慎重な表現を用いることが重要です。
また、治療前後の比較を示す場合も、加工や編集で実際よりも良く見せるような手法は避けましょう。
動物のストレスや安全に配慮する
診察や治療の様子を動画にする際は、動物に過度なストレスを与えないよう配慮が必要です。
例えば、動物が怖がっている表情や苦しそうな様子を過剰に映すと、視聴者に不安を与え、動物病院に対する印象が悪くなってしまう可能性があります。
撮影の際は、診察中の優しい声かけやリラックスした雰囲気を意識し、できるだけ動物が落ち着いた状態の映像を使うようにしましょう。
また、撮影時に動物が暴れる可能性がある場合は、獣医師やスタッフが適切にサポートし、安全な環境でおこなうことが大切です。
プライバシーと著作権に注意する
動画を公開する際は、飼い主やスタッフのプライバシーを守ることも重要です。
診察中の映像に飼い主の顔や個人情報が映り込んでしまうと、トラブルにつながる可能性があります。そのため、撮影時には許可を得ることが大前提となります。
また、動画内で使用する音楽や画像についても著作権を確認し、フリー素材や自作のコンテンツを活用するのが望ましいです。
特にYouTubeなどの動画プラットフォームでは、著作権違反が厳しく取り締まられているため、慎重に選ぶ必要があります。
まとめ
動物病院の集客に役立てる動画活用の事例をご紹介しました。
動画で動物病院の集客につながる方法は、病院の魅力を伝えるか、飼育動物に関する相談で来院させるよう誘導するかの2つです。どちらも用意しておき、あらゆる導線から新規の来院者を増やす努力をしてみましょう。
メディア博士では定期ミーティングやセミナーで動画活用方法をお伝えしています。
撮影手順から情報発信、改善提案など動画作成のお力になれると思いますので、ぜひご相談ください。