動画内製化の3つのメリット
動画内製化の主なメリットは、
・動画制作に関する知識やスキル、ノウハウを蓄積できる
・動画制作にかかるコストを削減できる
・意思の疎通が取りやすい
の、3つです。
それぞれのメリットについて解説していきます。
動画制作に関する知識やスキル、ノウハウを蓄積できる
動画内製化に取り組むことで得られるメリットの中でも特に大きなメリットと言えるのが、動画制作に関する知識やスキル、ノウハウを蓄積できる点です。
動画の制作を内製でおこなう場合、当然ですが動画制作について学ばなくてはいけません。
企業のマーケティングに活用するための動画を制作し、なおかつ公開するわけですから、クオリティの低いものは出せません。
そのため、基本的な知識だけでなく、魅力的な動画作りについても学ぶ必要があります。
これらの知識を一から学んで身につけるのはとにかく大変ですが、学びながら取り組むことで知識がつきますし、スキルも習得できるようになります。
動画制作に関するノウハウも溜まりますので、これから動画をマーケティングに活用したいと考えている企業にとっては非常に魅力的なメリットだと言えるでしょう。
動画制作にかかるコストを削減できる
先ほども紹介したとおり、これまで動画制作をおこなった経験がない方が動画制作に取り組む場合、まともな動画が作れるようになるまでに時間がかかります。
また、動画制作に必要な道具を揃える必要もあるため、短期的にみると逆にコストがかさんでしまいがちです。
しかし、知識やスキルが高まりノウハウが溜まってくると動画制作にかかる時間を短縮できるようになるため、長期的な視点で考えた場合、動画制作にかかるコストの大幅な削減が可能になります。
マーケティングに活用するために動画制作に本格的に取り組むのであれば非常に大きなメリットになると言えるでしょう。
意思の疎通が取りやすい
意識の疎通の取りやすさも、動画内製化におけるメリットの一つとしてあげられます。
動画制作を外注する場合、担当者にヒアリングしてもらい、その内容を元に動画を作ってもらうことになります。
優秀な動画制作会社の場合、ヒアリングでこちらの抽象的なイメージをしっかりと形にしてくれるため非常に魅力的だと言えますが、こちらのイメージが抽象的すぎるとイメージしていたものとまったく異なる動画ができてしまいかねません。
担当者がこちらのビジネスに疎い、あるいはしっかりと把握していない場合であればなおさらです。
こちらがイメージした通りの動画を制作してもらうためには打ち合わせを何度も繰り返すなど意識の疎通が必要になりますが、外注の場合、担当者は社外の人間になるためどうしても意思の疎通が図りにくくなってしまいがちです。
なかなか返事がもらえずヤキモキすることもでてくるでしょう。
一方、内製化した場合は、動画制作を社内の人間が担当することになるため、例え異なる部署の間でのやり取りが必要になったとしてもいつでも意思の疎通が図れます。
意思の疎通が取りやすくなればなるほど、動画制作にもスピード感をもって取り組めるようになりますし、急なトラブルにも対応しやすくなります。
動画内製化の3つのデメリット
動画制作を内製化することによって得られるメリットは非常に魅力的です。
しかし、実際に内製化するかどうかは内製化のデメリットについても把握した上で決めなくてはいけません。
なぜなら、デメリットを把握しておかないと、後々「こんなの聞いてなかった…」となってしまいかねないからです。
動画内製化の主なデメリットとしては、
・動画制作に関する知識やスキルを身につける必要がある
・動画を制作するための道具を揃える必要がある
・ノウハウが貯まるまでは動画のクオリティが低くなってしまう
の、3つがあげられます。
それぞれのデメリットについて解説していきます。
動画制作に関する知識やスキルを身につける必要がある
先ほども紹介したとおり、動画の制作を内製化する場合は動画制作に関する知識やスキルを身につける必要がありますが、動画制作に必要な知識やスキルを一から身につけるとなるととにかく時間がかかります。
ビジネスに活用できるレベルの動画を作るとなるとなおさらです。
・必要な道具について
・必要な道具の選び方
・撮影のやり方
・編集のやり方
・音声について
・照明について
など、とにかくさまざまなことを学び、知識とスキルを習得しなくてはいけません。
一方、動画の制作を外注する場合であれば、撮影から編集まですべて任せられるためこちらが知識やスキルを身につける必要がなくなります。
必要な道具について調べたり選び方について調べたりする必要もありませんし、音声や照明について学ぶ必要もありません。
この点は内製化ならではの大きなデメリットだと言えるでしょう。
動画を制作するための道具を揃える必要がある
企業がマーケティングに動画を活用する場合、その動画を作るために必要な道具を揃えなくてはいけませんが、動画の撮影・編集にはさまざまな道具が必要になります。
動画の撮影には、最低でも、
・カメラ
・照明
・マイク
を、揃える必要がありますし、編集するには、
・パソコン
・編集ソフト
を、用意する必要があります。
ビジネスで活用するための動画となるとそれなりのクオリティが求められるため、それぞれそれなりのスペックのものを揃える必要がありますが、そうなると結構な金額になります。
最低でも30万円以上はかかると考えておくべきです。
最近はスマートフォンやタブレットだけで撮影から編集までおこなうケースも増えてきていますが、企業がマーケティング活用する動画となるとスマートフォンやタブレットだと心もとないため、やはり、
・カメラ
・照明
・マイク
・パソコン
・編集ソフト
など、それなりの道具を揃える必要があると言えるでしょう。
ノウハウが貯まるまでは動画のクオリティが低くなってしまう
動画の制作を内製化する場合、最初はどうしても動画のクオリティが低くなってしまいます。
どれだけ知識やスキルを身につけたとしても、それを使いこなしてクオリティの高い動画を作るには経験やノウハウが必要になるため、どうしても初期の動画はクオリティが低くなってしまうわけです。
クオリティの低い動画を公開してしまった場合、ユーザーや潜在的な顧客が離れてしまう可能性があるため注意しなくてはいけません。
まとめ
動画制作の内製化に取り組む前に知っておきたい、動画内製化のメリットとデメリットについて紹介てしてきました。
動画内製化にはメリットもあればデメリットもあります。
そのため、実際に動画内製化に取り組むかどうかはメリットとデメリットをよく比較した上で決めるべきです。
ただ、
「動画でのマーケティングに本気で取り組みたい」
「動画でのマーケティングをマーケティングの柱にしたい」
と、考えているのであれば、デメリットよりもメリットの方が大きいと言えるため、動画内製化に取り組むべきだと言えるでしょう。
「動画を制作するための知識と技術力、ノウハウを身につけるのに時間がかかる」という内製化の大きなデメリットは、動画制作の内製化をサポートしてくれるようなサービスを利用することで解決できますので、そういったサービスの利用も検討しながら内製化に取り組まれてみてはいかがでしょうか?