企業説明動画は数豊富?
企業説明動画は会社をより把握してもらうことを主旨にしていますが、その中でもいくつか種類分けすることができます。
例えば自社のブランドや製品、サービスを紹介する『紹介型動画』を始め、他社との比較情報を中心とした内容の『比較型動画』、新入社員を募集するための『募集型動画』などがあげられます。
いづれも企業プロモーションにとって重要なものに間違いありませんが、動画によって企業をどのように説明したいのか、誰を対象にするかが異なります。自社がどのような動画を作成を目標としているのかしっかりと把握しておきましょう。
動画での企業説明が重要なわけとは
ではなぜ企業説明動画が重要とされているのでしょうか?SNSの影響力が拡大する時代背景と共に謎に迫りましょう。
近年のSNSの生活への浸透性は非常に高く、SNSを中心に生活しているといっても過言では無くなりました。中でも私たちは動画プラットフォームから多くの情報を取得し判断する傾向が高まっており、多くの人に企業情報を知ってもらうためには動画での発信が重要になります。
さらに新卒向け就職エージェントを運営するレバレジーズ株式会社と動画マーケティングのコンサルティングを行う株式会社プルークスが合同で実施した「就職活動におけるスマートフォンの活用と採用動画視聴に関するアンケート調査」によると
・採用動画視聴により8割の就活生が志望度上昇
・「採用動画があったほうがいい」と回答する学生は9割越え
との結果が発表され、このことからも動画による企業説明の必要性が伺えます。
動画による企業説明の成功の鍵は?
動画による企業説明の重要性を紹介しましたが、実際に企業説明動画を多くの人に見てもらい動画内容を広く発信するにはどういった点に気をつけるべきでしょうか?
エンターテイメント動画と違って企業説明動画に独自のアレンジを加えることが成功の大きな鍵を握ります。その詳細について一つずつ紐解いていきましょう。
動画時間を短時間にする
動画の長さは非常に重要で、長すぎると視聴してもらえない事があるため動画時間を意識する必要があります。
アメリカの調査会社によると動画の長さによって視聴時間が大きく変動することが判明しており、30秒と1時間の動画の平均視率を調査したところ、30秒の動画は約80%、一時間の動画は約25%の視聴率が確認されました。
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30秒動画 |
1時間動画 |
平均視聴率 |
80% |
25% |
この調査結果より短い動画時間で内容を伝えるほうがより視聴され、長時間動画は視聴率が大きく落ちる傾向があります。ただ一概に時間だけが視聴率に影響を与えているわけでなく、動画の序盤にて視聴に値するかを判断していると推測されます。そのため30秒以上の長時間動画だとしても序盤に関心をひく内容を込めることができれば視聴率を高くすることができます。
エンターテイメント動画の場合は平均4分以上の動画が視聴率が高く好まれる傾向があるため、この違いを把握しておかないと視聴率が低く企業動画を失敗に終わらせてしまいます。
https://blog.hubspot.com/marketing/how-long-should-videos-be-on-instagram-twitter-facebook-youtube
参加型動画にする
世界的に蔓延したコロナウイルスの影響もあり、zoomといった参加型の動画が日常に普及しました。コロナ前と比較しzoomの国内利用者数が63倍に増加していることもあり、参加型動画はコロナウイルスが終息した後も継続して利用される見込みです。
そのため企業説明もこの仕組みの導入が期待されています。例えばweb会社説明会のようにライブ配信し視聴者(就活生)と企業側が直接繋がる環境を作ることで、質問が気軽にできたりと企業情報を事細かく届けることが出来ます。有望な就活生がいる場合は直接オファーができるなど魅力が満載な工夫の一つです。
配信プラットフォームはyoutubeが中心
企業説明動画がどれほどよくても配信先を間違えてしまっては効果が期待できません。レバレジーズ株式会社の調査によると、約5割の学生がYouTubeで就活先の企業動画を視聴しているとの結果が出ています。
近年多くの企業がYouTubeに動画をアップロードしていることもあり、学生はYouTube上でさらに企業情報を得ると推測されています。そのため企業説明動画のアップロード先はYouTubeを採用したほうが最善でしょう。自社サイトに多くの動画がある場合は、YouTubeを中心にリンクで飛べるような工夫を施すとよいでしょう。
企業説明動画の作成方法
ここまで企業説明動画の鍵を紐解きましたが、この点を踏まえたうえでどのように動画を作成するのか順序立てて紹介していきます。
動画の目的を明確化
動画による企業説明には『新規顧客を得るためにブランド発信したい』や『新入社員を獲得したい』などそれぞれ異なる目的があります。
『どういった内容を配信したいのか?』『どのような動画だと視聴者に内容が伝わるのか?』などを明確にすることで目的沿った動画を作ることができ、動画の効果を最大限に活かすことが出来ます。
作成計画を立てる
動画の目的が決定した後は作成計画を練りましょう。『動画作成を社内で可能なのか?』『外注しなくてはいけないのか?』、外注する場合はフリーランスや企業によってに予算やスケジュールに幅が出てきます。自社にとって最適な予算や予定を元に計画を立てるようにしましょう。
また企業動画作成を機に社内でクリエイティブ担当部署を作るのもよいでしょう。
ストーリーや発信先
次に動画のストーリについて意識を向けましょう。ストーリーは視聴者を惹きつける重要な部分で視聴率に直結します。ストーリーにも数多くの種類があり、感動系や面白い系、アクション系など幅広くあるため作成初期に決めた動画の目的に沿ったストーリーを採用するようにしましょう。
そして最後に発信先になります。YouTubeを中心とした発信が最適ですが、他にも自社プラットフォーム、ビデオコンテンツを必要としている小さな業界誌や他のプラットフォームにも同時に配信することで多くの人に効率よく宣伝することが出来ます。
まとめ
さて今回は企業説明動画について紹介してきましたがいかがだったでしょうか?かつてwebパンフレットが主な企業説明でしたが、時代の変化と共に動画が主流となってきています。
しかし動画での配信に変わったことで、事細かな企業情報を視聴者に届けることが出来るため、今まで生まれがちだった情報不足による誤解の減少が期待されています。企業側は動画で存分に自社の魅力を発信していきましょう。