この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ 自然風景の魅力を活かした企業PR・採用動画を作りたい
- ✅ ドローンや360°カメラで撮影した素材を効果的に編集したい
- ✅ 高品質な動画を社内でスピーディに制作・活用したい
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自然(ネイチャー)動画の撮影方法と魅力的な動画を撮るコツ
最近のカメラやスマホに搭載されているカメラは、非常に高画質で高機能なので、そのまま撮影してもそれなりに魅力的な動画を撮影できてしまいます。
しかし、より魅力的な自然(ネイチャー)動画を撮影したいと考えているのであれば、撮影方法や魅力的な動画を撮影するためのコツを把握し、実践しながら撮影するべきです。
自然(ネイチャー)動画の撮影方法と魅力的な動画を撮るためのコツについて紹介していきます。
少し長めに撮影する
自然(ネイチャー)動画を撮影するだけでなく、編集して作品作りまで楽しみたいと考えているのであれば、それぞれの撮影を少し長めに撮影するようにしてください。
例えば、遠くに見える山の映像を4~5秒ほど使いたい場合は、少し長めに10秒ほど撮影するようなイメージです。
自然(ネイチャー)動画は撮影するために外出する必要があるため、気軽に追加での撮影がおこなえません。
そのため、撮りすぎと感じるくらい長めに、そして大目に撮影しておくようにしましょう。
寄りと引き両方の映像を用意しておく
映像を撮影する場合、被写体に近づいて撮影する寄りの映像と被写体から距離をとって撮影する引きの映像の両方で撮影し、両方の素材を残しておくようにしましょう。
動画は写真よりも横の比率が長くなっているため、引きでの撮影に適しています。
しかし、ずっと引きの映像ばかりだと面白みのない映像に仕上がってしまうため、寄りの映像も撮影し、寄りと引きの映像をまじえながら編集して作品にするべきです。
手間はかかってしまいますが、より良い作品にするために必要な作業だと割り切り、両方の映像を撮影しておくようにしてください。
シャッタースピードを遅めに設定する
自然(ネイチャー)動画を撮影したいと考えている方の中には野生動物を中心に撮影したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
野生動物のように動く被写体を撮影する場合、一般的にシャッタースピードを速めに設定するべきだと言われています。
しかし、動画の場合、シャッタースピードを速めに設定してしまうとカクつきが強調されてしまい、違和感のある映像になってしまいかねません。
そのため、動きのある被写体を動画で撮影する場合は、フレームレートに合わせ、通常よりも遅めのシャッタースピードで撮影するようにしましょう。
音は別撮りする
よりクオリティーの高い自然(ネイチャー)動画を撮影したいと考えているのであれば、映像だけでなく音声にもこだわるべきです。
動画は写真とは異なり、音声も作品を構成する要素の一つになるため、こだわらなくてはいけません。
そこでぜひ実践してほしいのが、映像と音の別撮りです。
自然(ネイチャー)動画を撮影する場合、映像だけに目が向いてしまいがちになるため、後から動画を再生すると雑音が入り込んでいることも珍しくありません。
人の話し声や車の音など自然の環境に似つかわしくない音は雑音にしかならず、動画のクオリティの低下につながります。
そのため、一旦映像用の素材を撮影した後で音声用の素材を撮影するなどして、音のクオリティも追求するようにしてください。
アングルを意識する
より自然の雄大さが感じられる自然(ネイチャー)動画を撮影したいのであれば、アングルを意識しながら撮影するようにしてください。
例えば、川の流れを撮影する場合、自分が立っている目線で撮影するよりも、ほふく前進のようにしゃがんだ状態で撮影する方が迫力の感じられる映像になります。
単調になりがちな映像もアングルを少し変えるだけで迫力のある壮大な映像に変わるので、ぜひ色々なアングルでの撮影にチャレンジしてみてください。
自然(ネイチャー)動画の撮影に取り入れたい3つのアイテム
カメラやスマホに搭載されているカメラの性能が向上したことで、自然(ネイチャー)動画の撮影に挑戦したいという需要はこれ以上ないほど高まっていますし、その需要の高まりを受けてカメラやスマホのカメラ向けアクセサリーも充実してきています。
これらのアイテムを取り入れれば、より魅力的な自然(ネイチャー)動画を撮影できるようになりますし、これまで撮れなかったような画を撮影できるようにもなります。
自然(ネイチャー)動画の撮影に取り入れてみてほしいおすすめのアイテムを3つピックアップしてみました。
360°カメラ
自然(ネイチャー)動画を撮影していると、より広い画角でより広い範囲を撮影したくなることが多々あります。
そんなときに大活躍してくれるのが、360°カメラです。
360°カメラは、前方と後方に180°以上撮影できるカメラをそれぞれ配置しているタイプの機体で、その名のとおり全方位の風景を撮影できるようになっています。
カメラの特性上撮影者が写り込んでしまうというデメリットはありますが、自分も含めて風景を撮影したい方にとっては最適なカメラだと言えるでしょう。
いつもと一味違う自然(ネイチャー)動画を撮影するのに重宝するアイテムとなっています。
ドローン
法整備が進み、日本でも見かけることが多くなってきたドローン。
ドローンは無人航空機の総称で、撮影に使用できるドローンにはカメラが搭載されています。
リモコンを使って操作できる上にかなり高い位置から撮影できますし、飛行しながらの映像も撮影できるため、自然(ネイチャー)動画の撮影にピッタリのアイテムです。
使用するには事前に許可を撮るなどルールを守りながら使用する必要がありますが、よりクオリティの高い自然(ネイチャー)動画を撮影したいのであれば、ぜひ導入したいアイテムだと言えるでしょう。
三脚
自然(ネイチャー)動画の撮影では、アングルを固定して撮影するケースが少なくありません。
そこで活躍してくれるのが三脚です。
三脚があれば、カメラやスマホを手で固定する必要がないため、手ブレの発生を気にせず風景や動物の撮影ができます。
タイムラプスの機能を使って定点で風景を撮影するような場面でも活躍してくれるので、自然(ネイチャー)動画を撮影するのであれば、最低でも一個は持っておきたいアイテムだと言えるでしょう。
編集でより魅力的な自然(ネイチャー)動画に
自然(ネイチャー)動画の撮影に慣れてきたら、編集ソフトや編集アプリを使って編集にもチャレンジしてみてください。
動画を編集できるようになると、不要な部分をカットしたり、異なる素材同士を組み合わせて一本の動画にしたりできるようになるので、表現の幅がグッと広がります。
動画編集のポイント
カット編集で映像のリズムを整える
自然動画は、風景や動植物といった動きの少ない被写体が中心になるため、間延びした印象を与えてしまうこともあります。そこで大切なのが、不要なシーンや間延びした部分を削除する「カット編集」です。
例えば、同じ風景を10秒以上流していた映像を、視聴者の集中が切れる前に5秒に短縮したり、動きのない前後のカットを省いたりすることで、テンポのよい仕上がりになります。テンポを意識した編集は、自然の魅力を損なうことなく視聴者を飽きさせない工夫にもつながります。
撮影時に用意しておいた「寄り」と「引き」の映像を交互に挟むことで、映像の緩急をつけ、視覚的な変化を生むのもおすすめです。
テロップやナレーションで情報を補足する
ネイチャー動画は、美しい映像をそのまま楽しんでもらうというスタイルが基本ですが、目的によってはテロップやナレーションを加えることで、作品の完成度をさらに高めることができます。
例えば、撮影した場所の名称や季節、植物や動物の名前をさりげなくテロップで表示することで、視聴者の理解度が深まり、より親しみやすい映像になります。また、ナレーションを挿入すれば、制作者の意図や自然の魅力を自分の言葉で伝えることができ、作品にオリジナリティが生まれます。
静けさを大切にしたい場面ではあえてテロップのみ、映像にストーリー性を持たせたい場合はナレーションを活用するなど、シーンによって使い分けるのが効果的です。
BGMと自然音のバランスを意識する
自然動画において“音”は重要な構成要素です。風の音、鳥のさえずり、川のせせらぎなど、自然の環境音は視聴者の五感に訴え、映像だけでは伝えきれない臨場感を補ってくれます。
ただし、撮影時の音声が不安定だったり、雑音が多かったりする場合には、別撮りした環境音を後から差し込むとよりクリアで心地よい仕上がりになります。そして、そのうえでBGMを加えることで、映像全体の雰囲気やストーリー性を補完できます。
ポイントは、BGMが環境音を邪魔しないよう、音量やタイミングを調整することです。編集時に環境音を活かすか、BGMを主体にするかをシーンごとに判断し、使い分けると映像に深みが出ます。
まとめ
自然(ネイチャー)動画の撮影方法と撮影するときのコツについて紹介してきました。
自然(ネイチャー)動画を撮影する際は、撮影方法や撮影するときのコツを把握して意識的に取り入れれば、一気に動画のクオリティがアップします。
そのため、実際に撮影する際は、今回紹介した5つのポイントを意識しながら撮影にチャレンジしてみてください。
また、あわせて紹介した3つのアイテムを取り入れることで撮影できる画の幅が一気に広がり、より魅力的な動画を撮影できるようになるので、アイテムの導入もぜひ検討してみてください。