コロナ禍によりおうち時間が増えたことでペットを飼う人が増えています。今後は、コロナでの自粛が徐々に明けていくことにより出張や旅行をする飼い主(以下、ペットオーナー)が増えると予想されます。そうなると需要が増えるのがペットホテル。今回はペットホテルの担当の方に向けて、マーケティングツールとしての動画制作をご紹介します。
ペットホテル動画のメリット
動画を作ってYouTubeやSNSで活用したいけれど、費用や制作時間が気になっている担当の方も多いのではないでしょうか。ここでは、なぜ動画を制作するのか、そこにどのようなメリットがあるのかを解説します。デメリットと合わせて検討してみてください。
動画を作るメリットとは
動画は、映像や音、文字や静止画と、複数のメディアを同時に使えるので、一つの動画だけで多くの情報を持つことができます。その情報量は従来の広告の主流だった紙媒体と比べると格段に多く、効率的に情報発信のできるメディアといえるでしょう。
また、視覚だけではなく聴覚にも訴えることのできる動画は人の目に留まりやすく、記憶にも定着しやすいと言われています。つまり、商品やサービスをアピールするのに最適なツールなのです。
ペットホテル動画を作るメリット
ペットホテルに関する動画を作るメリットは、その内容によって少しずつ変わります。事例動画で詳しく解説しますが、共通するメリットは「信頼」です。見込み顧客である視聴者に動画を見てもらい、サービスやペットへの接し方を知ってもらうことで、ホテルへの信頼感を得ることが期待できます。
その信頼感がホテルへの利用につながったり、ペットグッズへの売上につながります。ペットオーナーから「このホテルは自分のペットをあずけても大丈夫そうだな」という安心・信頼を得るためにも動画を活用することをオススメします。
動画制作の方法(外注とインハウス)
動画制作には大きく分けて「外注」と「インハウス(内製化)」という2つの方法があります。
外注とは、外部の映像制作会社に依頼して動画制作を任せる方法です。撮影から編集までを担ってくれますので、自分達で機材を準備したり編集する必要がありません。相性の良い制作会社とマッチングできれば、自分たちの希望に沿った動画ができあがるでしょう。ただし、納得のいく制作会社の選定は難しく、制作のための打ち合わせは時間がかかるかもしれません。また、プロに依頼することになるので、制作費が高額になる可能性もあります。
インハウスは、自分たちで撮影・編集する方法。制作機材を持っていない場合は購入の必要がありますが、全体的な費用や制作時間などのコストは抑えることが可能です。まずは低予算から動画作りを始めてみたいという場合にオススメです。インハウスで継続的に動画制作すればノウハウも貯まり、よりクオリティの高い動画を作るようになれます。
そして、インハウスで制作する場合でも制作や運用など動画に関することで疑問や不安が出てきた際には、第三者のアドバイスが非常に有効です。効率良くクオリティの高い動画を作るためには、客観的な視点で動画を見てもらうことが重要です。弊社のサービスであるクラウド動画編集ツール「メディア博士」は、企画制作サポートも行っています。インハウス化を希望される際にはぜひ検討してみてください。
どのようなペットホテル動画があるのか(事例紹介)
ここではペットホテルを経営している企業がYouTubeで公開している動画をご紹介します。自社の特徴や強みをアピールできる内容を探してみてください。
サービス紹介
現在はさまざまな形態のペットホテルがありサービスも多様になってきており、どこを選べばいいか悩んでいるペットオーナーはたくさんいます。他のホテルにはない独自のサービスがある場合は、他社と差別化を図るためにもサービス紹介動画は特にオススメです。またペットオーナーに事前にサービスを理解しておいてもらえれば、問い合わせのコストを減らせるのもメリットといえるでしょう。
こちらは福井県福井市のペットショップVOWWOW(バウワウ)の動画。VOWWOWは2018年に子犬・子猫の展示販売を終了したペットを販売しないペットショップとしても有名です。この動画では小型犬・中大型犬のお部屋を店長がカメラマンであるスタッフとトークしながら紹介。スタッフ自身が部屋に入ったりと楽しい動画に仕上がっています。
コメント欄でもこのユニークな紹介動画は好評の様子。スタッフの楽しい雰囲気が伝わるとペットオーナーも安心して預けやすいので撮影の雰囲気も大事にしていきつつ、しっかりとサービス内容が伝わる動画にしましょう。
ルーティーン
上記のサービス紹介動画と似ていますが、ペットホテルの一日を紹介するルーティーン動画もあります。事前にサービスや雰囲気を確認して少しでも安心できるペットホテルに預けたいと考えるペットオーナーは多いもの。
実際にホテルのサービスを受けているペットの様子が見られるルーティーン動画があれば、サービス等に対するペットオーナーとのミスマッチも起きにくくなります。つまり、ホテルとペットオーナーの双方にとってメリットがある動画です。
横浜にある三ツ池動物病院が公開している動物病院に併設されたペットホテルのルーティーン動画です。動物病院に併設されているペットホテルの強みはワクチンやノミダニ予防をしっかりとしてもらえること、ペットに何かあったときにすぐに獣医師の診療が受けられること。その強みを前面に出しつつ、利用しているペットの元気な様子を見せることがオススメです。
ペットホテルの選び方・利用方法
先述したように、多種多様なペットホテルでどこを使うかは、特に初めてペットホテルを利用しようとしているペットオーナーには大きな問題です。そこで、プロであるペットホテルスタッフの言葉でその選び方を教えてあげれば、スタッフへの信用がホテルの信頼にもつながることが期待できます。
東京都港区にある「ペットホテル&スパHaruとMana」のスタッフが教える、ペットホテルを利用したことがないペットオーナーに向けての動画。ペットホテルの概要、探し方、必要なもの、注意事項などを詳しく解説しています。
ポイントは公平な目線で解説していること。自分の店をアピールするのではなく、あくまでも視聴者であるペットオーナーに寄り添ったホテル選びをしています。それが結局お店への信頼につながり売上になっていきますので、ぜひこのような動画を作る際にはそこを留意しておいてください。
まとめ
自分のペットを預けるために、まずはそのペットホテルがどれくらい信頼できるところなのか情報収集するペットオーナーは多くいます。そこで積極的に情報発信をしていくことが信頼性を高める上でとても重要になってきます。ホテルを利用したときのメリットやかわいいペットのホテルでの様子を動画を活用し発信していきましょう。