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【動画活用事例あり】美術館の来館客増加に繋げるための動画コンテンツ制作とは

【動画活用事例あり】美術館の来館客増加に繋げるための動画コンテンツ制作とは

【動画活用事例あり】美術館の来館客増加に繋げるための動画コンテンツ制作とは

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さまざまな業界でWEB動画コンテンツを制作しているケースが多くあります。美術館も動画を効果的に活用すれば、来館者を増やすことも可能です。
集客に繋がるWEB動画はどのようなものを制作すれば良いか、本記事では美術館の動画活用を解説します。美術館でのWEB動画制作を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

美術館の集客に動画を活用すべき理由

芸術や文化を扱う美術館にとって、作品や空間の「空気感」や「感動の瞬間」を臨場感たっぷりに伝えられる動画は、来館意欲を引き出すための有力なツールです。ここでは、美術館の集客に動画を活用すべき理由について解説していきます。

作品の魅力を「体験」として疑似的に届けられる

動画は、単に作品を映すだけでなく、「作品の背景」「展示空間の雰囲気」「観覧者の視点」を組み合わせて、作品鑑賞そのものを一つのストーリーとして伝えることができます。

例えば、作品のアップから始まり、音楽とナレーションで構成された数十秒のプロモーション映像は、まるでその場にいるような没入体験を視聴者に提供し、「実際にこの空間を訪れたい」という行動の動機付けにつながります。
静止画やポスターでは伝えきれない感動の瞬間を、動画ならリアルに表現できます。

美術館の敷居の高さを下げる

美術館は「難しそう」「静かすぎて入りづらい」といったイメージを持たれがちです。しかし、スタッフの紹介や日常業務の裏側などを動画で発信することで、美術館が「開かれた場所」であることを自然にアピールできます。

例えば、学芸員が作品についてわかりやすく説明する動画や、館内のカフェやグッズショップの紹介などは、来館を迷っている層にとって心理的ハードルを下げるきっかけになります。
「気軽に楽しめる場所」という印象付けが、ライト層の取り込みに有効です。

インバウンド対応としても効果的

近年は訪日外国人観光客の増加とともに、美術館の多言語対応も重要になっています。動画であれば、英語や中国語などの字幕を入れることで、海外からの観光客にもわかりやすく情報を届けることができます。

例えば、国立西洋美術館のように英語字幕付きで学芸員が作品解説する動画を用意しておけば、展示会の開催告知だけでなく、美術館そのものの魅力を世界中に発信できるのです。
来日前に動画を見た外国人が、「行ってみたい場所」として選ぶ確率も高くなります。

特別展や休館中でも集客の導線を維持できる

展示の入れ替えやリニューアル工事などで休館期間が発生しても、動画を通じてオンラインでのコミュニケーションは維持できます。
来館できない期間でも、美術館の存在を思い出してもらえるコンテンツを発信することで、ファン離れを防ぐ効果があります。

「行けないけど、今もここにある」と感じられる動画は、再開後の来館動機にも直結します。

美術館が作成するべき動画コンテンツ例

美術館はさまざまなWEB動画コンテンツを制作することが可能です。どのような動画コンテンツを制作できるのか、具体的に解説をしていきましょう。

作品を専門家目線で解説する

美術館に所蔵されている作品の特徴を、学芸員や専門スタッフの解説を反映した動画を制作します。作品を専門家目線で解説する動画を制作することで、館内に所蔵された作品の魅力をより分かりやすく解説することが可能です。
常設で展示している作品だけでなく、特別展の解説動画を制作すれば、PR動画として効果が期待できます。

解説動画を制作する際には、一方的に情報を発信するのではなく視聴者が動画を最後まで視聴をするような工夫が必要です。
視聴者を飽きさせないために、作品にフォーカスするシーンを取り入れたり、短時間で伝えたい情報をまとめて発信するなど工夫を心がけましょう。

専門的な技術の紹介

美術館に展示されている所蔵品の多くは、作品を制作する過程で専門的な技術を多く取り入れています。解説ページには、専門的な技術の紹介が多く掲載されることもありますが、美術に関する専門知識の無い方は、技術の凄さを理解できないこともあります。
作品の魅力を最大限紹介するために、専門的な技術を紹介することで知識の無い来館者に向けて情報を発信する方法も有効です。

絵画や彫刻作品では、専門的な技術について、映像を通して伝えることが可能です。
映像を通して知識の無い視聴者でも作品の凄さを知り、館内に訪れた際により充実した時間を過ごすことが可能になります。

専門的な技術や技法を紹介する際には、正しい情報を短時間で分かりやすく伝えることを意識しながら動画コンテンツを制作してください。

美術館の日常風景を紹介する

美術館のファンに向けた動画コンテンツを制作し、新規ファンの獲得を狙うこともできます。
日常風景を紹介する動画コンテンツではYouTubeだけでなく、TwitterやTik Tokなど、拡散されやすいSNSプラットフォームでの動画投稿を心がけましょう。

閉館中の館内の様子や、館内周辺で伝えたい情報など、作品を紹介するだけでなく、美術館としてユーザーに伝えたい情報を積極的に発信してください。

AR技術を活用し解説映像を提示

AR技術を活用し、展示されている作品を魅力的に紹介することも可能です。作品とAR動画を連動することで、作品の魅力を最大限まで引き出すことも可能になります。
AR技術を活用する際には、アニメーションが効果的です。特別展の企画など美術館のイベントの動画での活用をおすすめします。

美術館主導で制作された動画事例

美術館で実際に制作された動画コンテンツはどのようなものがあるのかについて解説します。

学芸員による作品紹介(国立西洋美術館)


国立西洋美術館では、所蔵されている作品を学芸員が丁寧に解説する動画を複数制作しています。作品のポイントを分かりやすく理解してもらうために、3分40秒の動画で端的に解説しています。

インバウンド向けの集客を意識するために、英語字幕を入れて日本人だけでなく海外観光客にもどのような作品かをアピールし、さまざまな来場者に合わせたコンテンツを提供するように心がけています。
一方的な解説にならないよう、絵の寄り映像、学芸員の解説をしている引きの映像などカットにも工夫をしています。

技法を分かりやすく解説(横浜美術館)


横浜美術館では、展示作品の中でも多く活用されている「油彩転写」について、どのような技法なのかを3分の動画で簡潔にまとめて紹介しています。
解説動画では、どのような過程で油彩転写がおこなわれているのか実際の作業風景をもとに展開しています。テロップで作業の注意点や主な特徴を補足情報として解説をしているため、視聴者は映像を見ながら、「油彩転写」について学ぶことが可能です。

動画終盤では、横浜美術館のPRに繋がるロゴを掲載し、PR動画としての訴求もおこない視聴者の気持ちをうまく掴んでいるでしょう。
動画概要欄には横浜美術館のホームページサイトのURLを掲載し、動画チャンネルの導線として動画を効果的に活用しています。

休館期間にポジティブな情報を発信(三鷹の森ジブリ美術館)


コロナ禍の際には美術館が突如休館となるケースも見られました。そうした状況下では、休館期間中にファン向けの動画をWEB上で発信し、ユーザーの興味・関心を継続的に惹きつける取り組みが有効でした。

三鷹の森ジブリ美術館では、コロナ禍の際に休館となってしまった館内の様子をV-log形式で紹介しました。
閉館後の館内の様子や開館前の様子などを動画で発信すると、既存のファンが喜ぶ映像を提供できるだけでなく、興味深いコンテンツであればWEBで拡散することも可能です。

ジブリの森美術館では、館内の様子を動画で紹介する動画が20万回再生以上を獲得しています。(2025年7月現在)
休館中もWEB動画を効果的に活用すれば、ファンの注目・関心度を高めることができる事例動画と言えます。

SNSで日常風景を紹介(尾道市立美術館)

https://x.com/bijutsu1/status/1493065816354418688

美術館の日常風景の動画コンテンツで多くのフォロワーを獲得したのが、尾道市立美術館です。尾道市立美術館では、特別展の期間中に「ある戦い」が話題となって、現在では10万人以上のフォロワーを獲得することに成功しました。
ある戦いとは、猫と警備員とのやりとりです。美術館に入ろうとする猫とそれを止める警備員の様子が話題となり、多くのフォロワーを獲得しました。

https://x.com/bijutsu1/status/1490823601771089923

猫と警備員のやりとりを継続的に発信することで、多くのフォロワーを獲得し、最近では、猫の動画を投稿するだけで、多くの視聴者がRTをするほどに成長しました。
美術館で起きている出来事を継続的にSNSで発信をすることでフォロワーを獲得できる事例とも言えるでしょう。

独自のアプローチをおこない新規フォロワー獲得を目指す

美術館の動画コンテンツとして大切なことは、独自のアプローチをおこない新規フォロワー獲得を目指すことが重要になります。新規フォロワーを獲得するために、他の美術館ではできない情報発信を心がけましょう。
大切なことは、継続的に動画を投稿し続けることです。動画を制作する際には、投稿スケジュールをあらかじめ設定しフォロワー獲得を目指しましょう。

まとめ

・独自の視点で動画コンテンツを制作する
・フォロワーを獲得するために継続的に情報を発信
・ファンの喜ぶ動画を制作する


美術館で効果的に動画を発信すれば、多くのファンを獲得することが期待できます。本記事で紹介した動画活用事例やコンテンツを参考に、来場者の訴求につながる動画を制作しましょう。
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