動画の内製化に成功した会社の3つの活用事例
動画の内製化に取り組む際、参考にするべきなのが、動画の内製化に成功している会社の活用事例です。
なぜなら、内製化に取り組み、成功させている会社の活用事例を参考にすることで、内製化を成功させる上で重要なポイントや内製する上での理想的な取り組み方などが見えてくるからです。
今回は、動画の内製化に成功した会社の活用事例の中でも特に参考になりそうな活用事例を3つピックアップして紹介していきます。
メルカリ
月に1,000万人もの人が利用しているフリマアプリ「メルカリ」。
そのメルカリも内製での動画活用を成功させた会社の一つです。
メルカリは動画制作にかかる金銭的なコストと外部企業との余計なコミュニケーションにかかるコストを削減したいという思いから動画の内製化への取り組みをスタートさせました。
メルカリの公式チャンネルにアップされている動画を見てもらえるとわかりますが、シンプルでわかりやすいマニュアル動画が多数アップされています。
それらのマニュアル動画はメルカリの元々の人気の高さも相まって、数万回以上再生されているものも少なくありません。
今後はVR動画の制作にも注力していくとしています。
JapanTaxi株式会社
https://business.adobe.com/jp/customer-success-stories/japantax-2020-case-study.html
タクシーの配車サービスを展開しているJapanTaxi株式会社。
JapanTaxi株式会社は2018年の秋頃から動画の内製化に取り組み始め、
・制作開始までの時間の短縮
・動画制作に関するノウハウの蓄積
・動画制作にかかる時間の大幅な短縮
などの成果につながっているとしています。
外注していたときと比べてPDCAサイクルのスピードが20倍以上にもなっているという点は、内製化ならではのメリットだと言えるでしょう。
株式会社⼤塚商会
https://business.adobe.com/jp/customer-success-stories/otsuka-case-study.html
企業が抱える課題解決のサポートをおこなっている株式会社⼤塚商会。
同社は、営業が日々の活動で使用する製品の紹介動画の制作を外部の会社に依頼していましたが、欲しいタイミングで動画があがってこないなどストレスを感じることが多かったため内製化に切り替えました。
内製化した当時こそ苦労したものの、今ではスピーディーな動画制作が可能になり、営業一人でもさまざまな製品やサービスの詳細な紹介をおこなえるようになったと言います。
動画内製化によって期待できる3つのメリット
動画の制作を外注ではなく内製で進めていくのであれば、外注にはない内製化のメリットについて把握しておくべきです。
動画内製化によって期待できるようになる3つのメリットについて解説していきます。
動画制作にかかるコストを大幅に削減できる
動画の制作を業者に外注するのではなく内製化することで期待できるようになるメリットの中でも特に大きなメリットと言えるのが、コストの削減です。
制作する動画の種類や内容、依頼する業者にもよりますが、動画を外注で制作する場合、安くても数十万円はかかると考えておくべきです。100万円以上かかってしまうケースも少なくありません。
動画を複数制作する場合、そのコストはかなりの額になってしまいます。内製するにしてもそれなりにコストはかかりますが、外注にかかるコストほどではありません。
動画を複数制作する場合であればなおさらです。動画制作に割ける予算が少ない企業にとっては非常に大きなメリットだと言えるでしょう。
動画制作のノウハウを蓄積できる
動画制作を外部の業者に外注するとどれだけ動画を作っても動画制作のノウハウが貯まることはありません。
一方、内製化すると動画制作のノウハウを自社内に蓄積できます。
初めはノウハウが溜まっていない状態で始めることになるので大変ですが、ノウハウが溜まってくると動画のクオリティも上がってきますし、スピードも早くなってきます。
何より動画制作のノウハウは企業にとって大きな財産になるので、この点も内製化の魅力の一つだと言えるでしょう。
スピード感を持って動画制作に取り組める
外部の業者に動画制作を依頼する場合、連絡のやり取りで時間を消費してしまいがちです。
「ちょっとした問い合わせに対して数時間返信が返ってこない…」というケースはザラにあります。
一方、内製化すればやり取りを社内で完結させることができるため、意思決定も早くなりますし、スピード感を持って動画制作に取り組むことができます。
動画内製化を成功させたい企業が知っておくべき内製化のポイント
魅力的なメリットの多い動画の内製化ですが、それらのメリットを享受するには動画の内製化を成功させなくてはいけません。
そこでここからは、動画の内製化を成功させる上で重要になる4つのポイントについて紹介していきます。
事前にしっかりと計画を練る
動画制作を内製化して自社内ですべて進めていくと決めたのであれば、事前にしっかりと計画を練ってから取り組み始めるようにしましょう。
・動画を活用する目的
・動画のターゲット
・制作する動画
・動画を配信する媒体
など、具体的なことを事前に決めておかないと方針がブレてしまい動画の内製化が頓挫してしまいかねませんので注意してください。
チームを構成する
動画の内製はとにかく時間がかかります。これまで動画を制作した経験がないのであればなおさらです。
経験がないにも関わらず一人で進めてしまおうとすると「いつまで経っても動画が完成しない…」となってしまいかねませんので、チームを構成し、メンバーで役割を分担しながら動画の制作に取り組むようにしましょう。
ノウハウを溜め、マニュアル化する
動画の内製化によって溜まったノウハウは、いつメンバーが入れ替わってもいいようにマニュアル化しておきましょう。
「あの人がいないと動画の制作を進められない…」という状況はなるべく避けなくてはいけません。
そのために必要になるのがノウハウのマニュアル化です。
マニュアルの形式は特に決まっていませんが、マニュアルも動画化しておくと見やすくなりますし、動画制作のスキル向上にもつながるのでおすすめです。
動画内製化をサポートしてくれる企業にサポートを依頼する
「動画を内製で進めたいけどどうやって進めていけばいいかわからない…」という場合は、動画の内製化をサポートしてくれる企業にサポートを依頼してみるのもおすすめです。
動画制作のサービスを提供している企業の中には内製化をサポートするサービスを提供しているところもあるので、そういった企業にサポートしてもらいながら内製化に取り組めば、内製化への取り組みをスムーズに進められるようになります。
まとめ
マーケティングに活用する動画の制作を外注ではなく内製で進めていきたいと考えている経営者や担当者向けに、動画内製化に成功している会社の活用事例について紹介してきました。
今回紹介させてもらった活用事例はあくまで一例でしかありませんが、内製化に成功している会社の活用事例をチェックしていると、内製化を成功させる上で重要なポイントや内製化に成功する会社の共通点などが見えてくるはずです。
動画の内製化に挑戦している・挑戦した会社はたくさんありますが、それらの会社すべてが内製化に成功しているわけではありません。
むしろ成功している会社の方が少ないと言えるでしょう。
今回紹介させてもらったポイントを参考にしながら取り組めばきっと内製化を成功させられるはずですが、「それでも成功させられるか不安…」という場合は、動画の内製化をサポートしてくれる企業にサポートを依頼するのも一つの手です。
すべて自社でまかなうことに固執せず、ぜひそういったサービスの利用も検討してみてください。