近年動画の活用に取り組む企業が爆発的に増えてきていますが、動画を活用しているのは企業だけではありません。俳優やインフルエンサー、クリエイターなど個人で活動している方も積極的に動画の活用に取り組んでいます。
動画はさまざまな媒体に露出でき、インパクトも強いので、個人で活動している人も積極的に活用したいところです。
今回は、モデルとして活動している方におすすめの動画の活用法について紹介していきます。
この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ モデルを起用した商品PR・ブランド動画を自社で効率的に制作したい企業担当者
- ✅ SNSやWeb広告で活用できる映像コンテンツを継続的に配信したいマーケティング担当者
- ✅ 外注コストを抑えつつ、モデル出演を含む動画を社内でスピーディに仕上げたい法人
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モデルが動画を活用するメリット
モデルとして活動している方にとって、動画は単なる宣伝ツールにとどまらず、自身のブランディングやキャリア形成に直結する非常に重要な手段となっています。ここでは、モデルが動画を活用するメリットを解説していきます。
自分の魅力を立体的に伝えられる
オーディションや企業案件で重要視されるのは「写真写り」だけではありません。歩き方、話し方、表情の変化といった動的な要素も評価対象になります。
動画であれば、ポージングやウォーキングの雰囲気をリアルに伝えられるため、静止画だけでは伝わりにくい個性や強みをアピールできます。
また、プロフィール動画や自己紹介動画を用意しておけば、事務所に所属していないフリーランスモデルでも、自分の特徴を効果的にプレゼンできるため、仕事のチャンスをつかみやすくなります。
実績や経験を効果的に証明できる
写真ポートフォリオは従来からある定番の自己PR方法ですが、動画を組み合わせることで「これまでどんな現場で活動してきたか」をよりわかりやすく提示できます。
ファッションショーのウォーキング映像や雑誌撮影のメイキング、広告出演シーンなどを編集した実績紹介動画は、クライアントにとって大きな判断材料になります。
映像として残しておけば、オンラインで共有するだけで簡単に閲覧してもらえるため、遠方のクライアントや海外案件の交渉にも活用可能です。
ファンとの関係構築がしやすい
モデルの活動はBtoBの仕事が中心になりがちですが、個人で発信力を持つことは大きな価値につながります。SNSやYouTubeで日常の様子や美容・ファッションに関する知識を発信すれば、ファンとの距離が近づき、応援してくれる層が増えていきます。
特にライブ配信やVlog形式の動画は、視聴者に「人柄」を感じてもらえるため、単なるビジュアルモデルとしてだけでなく「共感される存在」へと成長できます。
ファン基盤を築ければ、ブランドや企業からタイアップ依頼が来る可能性も高まり、収益機会が広がります。
差別化による競争力アップにつながる
モデル業界は競争が激しく、似たようなプロフィールやビジュアルのライバルも多いのが実情です。その中で動画を活用して自分を魅力的に演出できる人は、他との差別化に成功します。
例えば、単なるウォーキング映像だけでなく、ライフスタイルや趣味、トレーニング風景を盛り込めば「この人にしかない魅力」を伝えられます。
動画を活用してオリジナリティを発揮できれば、クライアントの記憶にも残りやすく、選ばれる可能性が高まります。
モデルにおすすめの動画活用法5選
モデルとして活動している方におすすめの動画の活用法にはさまざまな方法があります。
今回はそれらの活用法の中でも特に取り入れてほしい、5つの活用法をピックアップしてみました。
動画を活用する上で必ず実践してほしい活用法から必須ではないもののぜひ取り入れてほしい活用法まで厳選しているので、ぜひ参考にしてみてください。
自己紹介動画
モデルとして活動している方が動画の活用に取り組む上でまず用意しておきたいのが、自己紹介動画です。
自己紹介動画は、企業にとっての
会社紹介動画や店舗にとっての店舗紹介動画にあたる非常に重要性の高い動画で、どの動画よりも率先して制作するべき動画だと言えます。
動画に含めるべき内容に決まりはありませんが、
・プロフィール
・活動内容
・これまでの主な実績
・強み
などの情報については触れておくべきでしょう。
モデルはビジュアルが重要になるので、動画にもある程度のクオリティが求められます。
どれだけビジュアルが良くても、動画の作りや内容が稚拙だと「本当にこの人に依頼して大丈夫かな…?」と不安にさせてしまう可能性があるので、なるべくクオリティにもこだわりながら制作するようにしましょう。
実績紹介動画
あなたがモデルとしてこれまでにこなしてきた仕事の内容が明確になるとクライアントがより仕事を依頼しやすくなるので、これまでの仕事の実績紹介動画も必ず用意しておくようにしましょう。
自己紹介動画でも実績のアピールはおこなえますが、自己紹介動画はあくまでも自己紹介のための動画なので、実績紹介のパートが長くなると本来の動画の目的や狙いからズレてしまう可能性があります。
売り込み色も強くなってしまいますし、動画が長くなってしまう可能性もあるので、実績の紹介がメインとなる実績紹介動画を別で用意しておくべきです。
これまでこなしてきた仕事の内容についての紹介がメインとなりますが、写真や映像の現物があるとよりイメージしてもらいやすくなるので、積極的に動画に取り入れるようにしましょう。
ただ、著作権など権利関連の問題に発展してしまう可能性もあるので、必ず確認した上で写真や映像を使用するようにしてください。
モデルになりたい人に向けての情報発信
モデルとして活動している方が動画の活用に取り組む場合、企業にアピールするための動画活用ばかりを模索してしまいがちですが、動画には他の活用方法もあるので、それらの活用法にも目を向けるべきです。
そのうちの一つが、モデルを目指している人に向けての情報発信です。
インターネットが発展したことでひと昔前より情報を集めやすくなったとは言え、業界の情報を集めるのは簡単ではありません。
モデルを目指してはいるものの、具体的にどういったアクションをおこせばいいかわからず四苦八苦している人も多いでしょう。
そういった人にとって現役のモデルが発信する情報は非常に有益な情報になります。
また、そういった分野での発信力がつけば、講師やセミナーなどの仕事が入ってくれる可能性もあります。
体型維持やファッションなど知識系の動画の発信
ファンを増やしたいのであれば、一般のユーザーに向けた情報発信に動画を活用するのもおすすめです。
モデルをしている方は体型維持やファッション、美容に関する知識が豊富だと思いますが、それらの知識を一般のユーザーに向けて発信することでファンの獲得につながる可能性があります。
これらの情報をYouTubeやSNSで発信しているとチャンネル登録者やフォロワーを獲得できるようになりますが、チャンネル登録者やフォロワーが多くなってくると企業の目にもとまりやすくなるので、仕事や活動の幅を広げるためにも取り入れておきたい動画の活用法だと言えます。
開発した商品のマーケティング
YouTubeやSNSでの情報発信によってファンを獲得できるようになってくると、自分の商品を制作して販売することもできるようになります。
実際、そういった形でビジネスを展開し、大成功している人も少なくありません。
動画は、自分で開発した商品のマーケティングにも活用できます。
どういった商品を開発して売り出すかにもよりますが、動画は画像やテキストよりも訴求力が高いので大きく貢献してくれるはずです。
YouTubeやInstagramなどのライブ配信機能を活用して、生の映像で商品をPRするという活用方法もあります。
動画を活用しているモデルの事例
モデルとして活動している方が動画の活用法に取り組む上で参考にしたいのが、実際に動画を制作して活用しているモデルの事例です。
冒頭でも紹介したとおり、最近は企業だけでなく個人でも動画を積極的に活用する人が増えてきているので、YouTubeやSNSに動画をアップして活用しているモデルが大勢います。
「動画を活用するべき」「動画を活用しよう」と言われてもどういった動画を用意すればいいかわからないという方は、事例をチェックして、
・どういった動画を用意すればいいのか
・どういった構成で動画を制作すればいいのか
・動画の見せ方
などについて学ぶのが一番です。
ここでは、特に参考になりそうなモデルの事例を2つ厳選して紹介していきます。
鈴木真奈さん

ヘアパーツモデルとして活動している鈴木真奈さん。
鈴木さんは、YouTubeに公式のチャンネルを開設し、自己紹介動画や知識系の動画を投稿する形で動画の活用に取り組んでいます。
こちらの動画は、これまでおこなってきた仕事やパーソナルな部分について鈴木さん自身が語っている自己紹介動画です。動画に目を通せば、鈴木さんの経歴や人となりが確認できるようになっています。
自己紹介動画を制作するときに参考にしたい事例の一つです。
五明祐子さん

18歳の時にデビューし、数々の女性誌やCM、広告に出演してきた五明祐子さん。
五明さんも、YouTubeに公式のチャンネルを開設し、Vlog動画や自己紹介動画などさまざまな動画をアップする形で動画を活用しています。
こちらの動画はモデルの仕事に密着している動画で、普段なかなか目にすることのできない現場の雰囲気が感じられる動画となっています。
こういった動画はファンの獲得につながりますし、きちんとした実績があることをクライアントにアピールできる動画にもなるので、積極的にマネして取り入れたい動画だと言えるでしょう。
まとめ
モデルとして活動している方におすすめの動画の活用法について紹介してきました。
ビジュアルで勝負するモデル業は動画との相性が抜群なので、積極的に動画の活用に取り組むべきです。
今回紹介した動画の活用法の中には、定番の活用法もあれば、まだ取り入れている人が少ない活用法もあるので、これから動画の活用に取り組んだとしても結果を出せる可能性は大いにあります。
事例も参考にしながら、どんどん動画で情報を発信していきましょう。
ただ、事務所に所属している方の場合は注意が必要です。
事務所に所属している方の場合、許可を得ずに勝手に動画を制作してYouTubeやSNSにアップしてしまうとトラブルに発展してしまう可能性があります。
イメージ戦略もあるはずなので、まずはマネージャーなどの担当者に相談した上で動画の活用に取り組むようにしてください。