YouTubeの動画を作成しようと思った時、効果音を入れたいけど、どうやって探せばよいのか困ったことはありませんか?また、サイトは分かっても、YouTubeで使えるのかが分からない、ということがありますよね。
この記事では、YouTubeの動画に無料で使用できる効果音やBGMサイトをご紹介していきます。さらに、効果音を上手く活用する方法や、効果音を使用するときの注意点についても詳しく解説していきます。
YouTubeの動画に効果音を入れるメリット
YouTubeの動画には、効果音やBGMが様々な場面で使われています。では、YouTubeの動画に効果音をいれるそのメリットはどんなことなのでしょうか。ここでは大きく3つ解説していきます。
動画が見やすくなる
YouTube動画で欠かせないのが編集のテクニックですが、特に効果音の役割は重要です。
楽しい雰囲気の場面では楽しい音楽、怖いシーンでは恐怖をあおる音など、効果音を活用することで一段とその場面に感情移入がし易くなります。音やBGMを工夫することで視聴者を驚かせたり、強調したいシーンにインパクトを持たせることができます。
また、説明をする場面などでは、アニメーションを使用したり、適切な効果音を使うことで、より理解がし易くなります。さらに、場面を転換する時や雑音が入ってしまったのを消すときなどにも使うことができます。
効果音を適切に入れることで、動画にメリハリが生まれ、動画が見やすくなるのです。
動画が印象に残りやすくなる
CMの挿入歌や、コンビニの入店音など、音というものは映像とともに強く印象に残ります。動画のオープニングやエンディングに特定の曲を使用すると、チャンネルの印象が耳に残るようになります。
音のイメージが定着すると、音を聞いただけで特定のチャンネルが浮かんだり、動画が連想されたりするようになります。視覚とともに聴覚でも印象付けができるのです。
飽きさせない工夫になる
動画の内容によっては、単調になってしまうものもあります。例えば、インタビュー動画など、興味のある人にとっては異なるかもしれませんが、ただ話しているだけの動画であると大変単調に見えてしまうかもしれません。
そうなると、見ていて面白くない映像となってしまいます。そのような変化の少ない動画に、BGMや効果音を使うことによって、見ている人を飽きさせない映像にかえることができます。
また、風景や海の中など、見た目だけでも素敵な映像にさらにBGMや効果音などで演出をすれば、その美しさ・雄大さを最大限に表現することができます。
BGM・効果音を駆使すれば飽きさせない、惹きつける動画を創ることができるのです。
YouTube動画に無料で使用できる効果音・BGMサイトをご紹介
この項では、YouTube動画に無料で使用できる、効果音やBGMのサイトを5つご紹介していきます。
実際に使用する際には、著作権やクレジット表記に注意が必要です。各サイトの利用規約をよく確認してください。
効果音ラボは、効果音に特化したサイトです。合わせて2,000種類以上の効果音があります。それぞれの音源は「演出・アニメ」や「機械・乗り物」のようにカテゴライズされており、検索をかけて探すこともできます。
サイト内では、効果音を自分好みにカスタマイズして使用する際の編集ソフトの使い方や、効果音をループして使用する方法も解説されています。
YouTubeAudioLibraryは、YouTubeがクリエイターに向けて無料で提供している、効果音やBGMのサイトです。
アクセスするには、YouTubeで動画を投稿するページの、YouTubeStudioから直接アクセスできます。BGMは1,000種類以上、効果音は800種類以上そろっており、自由に使用できるのが特徴です。ただし、タイトルが英語表記の為、慣れていないと若干探し辛いのが難点です。
YouTubeが公式で提供をしている音源なので、著作権などを気にせず使用できるのが嬉しいポイントです。
DOVA-SYNDROMEは、フリー素材サイトの代表格の様なサイトです。BGMはプロの作曲家が作成しており1万曲以上扱っています。効果音も1,000種類以上ある上に「アラーム」「扉」などキーワード検索もしやすく使いやすいのが特徴です。
YouTubeの公式チャンネルで、BGMを配信しているので、どのようなBGMなのか実際に聞いて試せるのもポイントです。
魔王魂は作曲家:森田交一氏が作成した楽曲を載せているサイトです。森田氏は、カラオケで配信されている曲も作曲しているので、BGMのクオリティが高いのが特徴です。検索もジャンルやカテゴリー毎に分けられているため、探している曲のイメージに合わせて調べやすくなっています。
曲の中にはどこか懐かしいようなファミコン風の音楽や、RPGゲームに使われていそうな曲などが数多く用意されています。
こちらのサイトの曲については、使用する際には「クレジット表記」をする必要があるので、YouTubeであれば概要欄に載せるなどといった注意が必要です。
無料効果音はその名の通り、効果音に特化していて無料で利用できるサイトです。現在では1,700個以上の効果音が用意されています。
効果音のジャンルは、幅広くありどのようなテイストの動画にも合わせることができる音源です。管理人の方の情報では、毎日4,000人以上のアクセスがあるとのことで、かなり人気のサイトです。
このサイトの特徴としては、1つのカテゴリーに用意されている効果音全てを一括でダウンロードができる機能があります。まずは数を揃えたい、という場合は一括ダウンロードが活用できるかもしれません。
また、このサイトでも、音楽編集ソフトを用いた加工のやり方を解説してくれています。効果音のダウンロードだけでなく、動画制作に活かせる知識も得ることができるサイトです。
YouTube動画の効果音をうまく活用する方法
ここでは、YouTube動画で効果音を上手く活用するにはどのようにすればよいのでしょうか。この項では、YouTubeの動画でどのような時に効果音を入れると効果的なのかをご紹介していきます。
テロップに効果音を付ける
テロップを出す際に効果音を付けると、内容をより面白く感じさせたり、注目させたりすることができます。
例えば、テロップとともに、拍手を付けたり、歓声をつけたりすると、良いテロップのイメージがもてます。また、テロップとともに、ポカンと言うような拍子抜けした音をつければコミカルな表現になります。
動きに効果音を付ける
例えば、さざえさんのタラちゃんやいくらちゃんが歩いている場面を思い出すと分かりやすいです。キャラクターが歩いている音の表現で、かわいらしいポニョポニョとした音であれば、赤ちゃんや小さな子供が歩いているようなイメージになります。
体格のいい男性が歩くときにドスドスという音がつけば重いイメージになります。動きに効果音をつけると、映像とともに情報がより伝わるようになります。
一方で、可憐な女性なのに、重々しいイメージの音だとか、ごつい男性なのにフェミニンな音がつけられているなど、音から連想されるイメージと違う映像であれば、ギャップから面白さも生まれます。
場面展開に効果音を付ける
同じような展開が続く動画だと変化がなくてつまらない映像になってしまいがちです。そこで場面展開を表現する効果音を付け、映像にメリハリをつけます。
パターン化してくると、視聴者に対しても音で次の展開を予想するなどのワクワク感を惹きだすことができます。
感情を引き出したい時に効果音を付ける
心霊スポットに行った時の動画では、お化けが出そうなBGMをかけるなどするとより怖さが引き立ちます。
また、映画の「ジョーズ」のように、恐ろしいサメがどんどん近づいてくるときのBGMを思い浮かべれば、恐怖で心臓がドキドキするイメージを連想できると思います。
悲しい場面、嬉しい場面、楽しい場面、恐怖を感じる場面、びっくりする場面、怒りを感じる場面など視聴者の感情移入を助けるためにも効果音は重要です。
感情をひきだしたり、さらに高めたりなど、動画の内容に対して視聴者を惹き込む効果が期待できます。
重要なポイントに効果音を付ける
動画で「ここは特に注目して欲しい」という場面に効果音を使うことは大変効果的です。視覚的に
テロップで強調をさせると思いますが、さらに音でも注目度をあげ、視聴者の五感を刺激できます。
動画は一定時間見ているとどうしても注意が散漫になってしまうものなので、処々に活用することで視聴者の目を引く効果が期待できます。
最初と最後のBGMをパターン化する
最初と最後のBGMをパターン化することも効果的です。そうすると、このBGMといったら〇〇チャンネルと覚えてもらいやすくなります。
またパターン化すると、その分の尺で行うことが決まってくるので編集作業においても楽です。さらに流れが生まれて、動画を見やすくなります。
ただし、あまりにも長い期間同じものを使用すると、視聴者に飽きられてしまう危険性が高い方法です。そのため、最初と最後のBGMは定期的に変更することをおすすめします。
むしろ効果音を消す
効果音を入れると、視聴者の興味を惹いたり、特定の感情を想起させたり、注目させる効果が期待できます。ですが、むしろ効果音を消すことによっても、同じような効果を得ることができます。
これまで流れていたBGMが消え、静かな状態になると、何があるのだろうと自然と注目が集まります。
ただしこちらも、乱発は逆効果です。ここぞというときの演出と心得ましょう。
YouTube動画に効果音を付ける際の注意点
YouTube動画で効果音をいれると、様々な効果が期待できることがわかりました。ですが、何でもかんでも効果音を多用すればよいのかといえば、そうではありません。
YouTubeでは、動画が再生されることにより収入が発生したりするような商用利用という側面があったり、効果音自体にある著作権の問題があったりと、注意するべき点がいくつかあります。
ここでは、YouTubeに効果音を付ける際の注意点について解説していきます。
著作権について
音楽には著作権が保障されているので、効果音を使用する際には注意が必要です。歌詞の入っていない音楽に、著作権はないのでは?と思っている方もいるかもしれないので、気を付けましょう。
効果音にももちろん著作権はあります。勝手に曲を使ったとなると、著作権の侵害となってしまいます。
ではもし、無断使用している、となった場合にはどうなるのでしょうか。著作権の侵害にあたると、「10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金」が科せられます。
知らなかったといっても免除にはなりません。効果音でも著作権はあるので、安易に使用しないようにしましょう。音源を使用したい場合は、使用可能かサイトの利用規約をよく確認しましょう。
商用利用可能か
商用利用するとは、「営利目的で利用すること」です。音源素材そのものを売る、といった行為はもちろん禁止です。その他例えば、YouTubeに出した動画に効果音を使っていて、その動画で広告収入があるときなどです。
少しでも利益が出る可能性があるなら、商用利用可能な音源でないと問題になってしまいます。一切何も利益の出ない活動であれば問題はないのですが、YouTubeで使用するとなると結果的に広告収入が発生する場合が考えられます。
そのため、基本的には商用利用可能な音源を使用することが多いでしょう。素材サイトの利用規約には商用利用可能かそうでないかが載っていますので必ずチェックしましょう。
クレジット表記が必要かどうか
クレジット表記とは、素材の著作者や提供者がわかる表記のことです。
例えば、「使用素材:〇〇サイト」など、素材の発信元サイトのURLを記載するといったイメージです。表記の仕方にも制約があるサイトもありますので、こちらも良く確認して使用するようにしましょう。
YouTubeに動画をアップしていると、ある日突然音声が消えていたりなどする場合もあります。
行為が悪質だったり、不可と判断されると、動画が消えるだけでなくチャンネルごと消されてしまう場合もありますので、十分注意しましょう。
BGMの音量
BGMとして使用する際には、音量に注意が必要です。音量が大きすぎると動画を見るのが苦痛になってしまい、むしろ不快感を与えてしまいます。また、人物の会話やストーリーに関係のある音を消してしまうので注意が必要です。
逆に小さすぎても、効果が半減してしまいます。BGMは視聴者側では調節することができないので、視聴者が使うデバイスも考慮しながら、ちょうどよい音量になるよう配慮しましょう。
まとめ
YouTubeの動画を作成しようと思った時、効果音を入れたいけど、どうやって探せばよいのか困ったことはありませんか?また、サイトは分かっても、YouTubeで使えるのかが分からない、ということがありますよね。
この記事では、YouTubeの動画に無料で使用できる効果音やBGMサイトをご紹介しました。また、効果音を上手く活用する方法や、効果音を使用するときの注意点についても詳しく解説しました。
特に、音源を使用する際の、著作権や商用利用の規約、クレジット表記が必要かについては大変重要な項目です。守ることができないと罰則を受けることもありますので、よく注意して使用しましょう。
ぜひこの記事を参考にして、動画をよりよいものにしてください。