Facebookで動画広告を配信するべき理由
他の媒体と同じように、Facebookでも動画広告を配信することができます。特にFacebookで動画広告を配信するべき理由とは何でしょうか。ここでは、その理由を6つ解説していきます。
個人情報に基づいて配信できる
Facebookで広告を配信する最大の利点は、個人情報に基づきターゲティングして情報配信ができることです。Facebookは実名で登録をするなど、他のSNS以上に個人の情報を得ることができるSNSです。さらに、プロフィール情報には、職業や出身校、年齢を入れることができ、それに基づいた広告を発信することができます。
そのため、ターゲティング精度の高い点が、Facebookで動画広告を配信するべき理由なのです。
広告配信が少額からできる
Facebookの広告は、比較的少額から出すことができます。1日あたりの金額でいうと、数百円というものもあるため、広告を出すのが初めての方でも取り組みやすくなっています。
初めは少額から広告配信をはじめ、徐々に予算を増やして大きな成果を狙っていくようにするのがおすすめです。
また、Facebook広告は一般的なリスティング広告よりも、1クリックあたりの単価が低くなる傾向があります。Facebook広告は、個人情報に基づき、対象者をターゲティングして配信できるため、同じ予算で設定したリスティング広告よりもクリック率が良くなるため、1クリック当たりの単価を低く抑えることができるのです。
Meta社(旧Facebook社)の媒体へ連携できる
Facebookの広告はFacebookで配信するだけでなく、Meta社(旧Facebook社)が運営する他のSNSへも連携することができます。
例えば、Instagram、Messengerなどです。Facebookの広告を他の媒体へも配信できるのは、グループの大きな強みです。
出稿の手順がわかりやすい
Facebookの広告を出したいと思った時には、画面に表示される指示通りに操作をすれば簡単に出稿ができます。その際には、画像やテキストとともに、配信のターゲットとなる人の情報や配信したい期間、広告の目的や予算を入力します。
掲載時のフォーマットも、広告の目的に合わせて種類豊富に用意されているので最適な広告を作成することができます。
ニーズに合わせて費用を設定できる
Facebookの広告では、広告オークションをして広告を入札します。その時の価格をコントロールする設定をする仕組みがあります。
この仕組みを使うと、「入札価格を一定にしたい」や、「広告費と売り上げを最適化したい」などといったニーズを叶えることができます。
広告の効果測定をしやすい
広告を配信したら、効果測定をして費用対効果を調べるというプロセスは必要不可欠です。
Facebookで広告を出すとそのプラットフォームでは、広告を配信したことによってどれくらい問い合わせがあったかや、いいね!の数、アプリのダウンロード回数などを測定できる機能があります。そのため、効果測定のためのツールをわざわざ用意して使用するといった手間が必要がありません。
Facebookで動画広告を行うメリット
Facebookで動画広告を行うメリットとはどんなことでしょうか。ここでは、主なものを5つ紹介します。
自動再生される
Facebookでは、ユーザーが記事をみるためにスクロールをしていくと映像が自動生成され、音声オフで再生されます。そのため、自然とユーザーの目に留まりやすくなることが期待できます。
Facebookのデータベースを使える
広告をうつ時に、ユーザーに確実に刺さるようターゲティングを細かくするということは必須の作業です。特にFacebookは実名登録制なので、大きな強みになります。
ユーザーのプロフィールはもとより、居住地や交友関係もわかる上、興味・関心を蓄積した巨大なデータベースは大変貴重な材料になります。
Facebook広告では、そのデータベースを使用することができるため、かなり精度の高いターゲティングをすることが期待できます。
低予算でもはじめられる
Facebook広告は、テレビや雑誌などの広告と比べ格段に安い予算で始めることができます。また、広告を出す際には、自らが設定した予算額の範囲内で広告を発信することができます。
広告予算が限られている企業や、個人でも比較的取り組みやすい広告といえます。
テキスト量に制限なし
基本的には、テキストの量の推奨は20%以内、ということが推奨されています。テキスト量が20%を超えると、超過分に応じてリーチが減らされてしまう場合があります。(詳細はビジネスヘルプセンター参照)
しかし、動画広告ではテキストの制限なしで発信することができます。そのため、テキスト量を自由に設定でき、表現の幅を広げてユーザーへアピールできる映像をつくることができます。
ただし、サムネイルについては広告画像と同じように、テキスト量の推奨は画面の20%以内とされているので注意が必要です。(詳細は
Facebook広告ガイド参照)
上手くいけばバズることができる
「バズ」とは、インターネット上で爆発的に話題になったり、SNS上で一気に有名になることを指します。
SNSで流す広告は、もしユーザーに気に入られれば、拡散、いいね、コメントなどのリアクションが簡単にできるため、ユーザー自身が広告をしてくれる効果も期待できます。ユーザーが感動するようなバズる広告を目指すのも1つの戦略です。
Facebook動画広告の種類・掲載先
Facebook動画広告は大きく3種類あります。ここでは、Facebook動画広告の種類と掲載先について解説をしていきます。
フィード広告
フィード広告は、ユーザーがいつも目にするFacebookのタイムライン上に表示されます。友人や知り合いの投稿と同じように普段の投稿と同じところに掲載される分、自然に「いいね」や「シェア」を引き出すことが可能です。
ユーザーの視界に入りやすく、違和感なく見てもらえるため自然な拡散も期待できる掲載場所です。
インストリーム広告
インストリーム広告は、動画が再生されたらその前後や、再生している途中で流れます。動画の長さは5~16秒です。インストリーム広告の動画は、動画の視聴に合わせてながれるため長時間視聴される傾向があります。時間が長く再生される分、音声や映像、テキストを駆使し商品やサービスの魅力を存分に盛り込んで視聴者に伝えることができます。
インストリーム広告は、どの動画に合わせて配信するかをあらかじめ設定できるため、よりターゲットの興味に合うように工夫した広告を配信することができます。
ただ、ユーザーの目的は動画を見ることなので、広告はスキップされてしまう可能性も高くなります。まずはスキップされないような動画づくりを心がけたり、冒頭のインパクトをもたせてターゲットの興味を引き続ける工夫が必要になります。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告はその名の通り、Facebookのストーリーズに表示されます。ストーリーズは主にスマホで視聴をされることが想定されるので、縦型の仕様になっています。
再生されると、フルスクリーンを使って動画を流すため、没入感があり、ユーザーに強いインパクトを残せる広告です。
インパクトを残せるので、ストーリーズ広告でみた製品やサービスに対し、実際にウェブサイトを訪れたり商品をチェックしたりしてみたくなる効果があるようです。そのためストーリーズ広告は、ユーザーのアクションを期待できる広告とも言えます。
ただし、スマートフォンを意識した仕様の為、PCユーザーには見てもらいづらい広告です。
Facebook動画広告の費用・入金方法
Facebook動画広告を出すには、費用が必要になります。ここでは、広告の費用とその入金方法について解説していきます。
クリック課金(CPC:Cost per Click)
広告がクリックされた時に、費用が発生する方式です。もし、クリックされることがなければ、広告が何回表示されても費用は発生しません。
インプレッション課金(CPM:Cost Per Mille、Milleはフランス語で1,000の意味)
インプレッション課金とは、広告がユーザーに表示されたときに費用が発生する方法で、回数は1,000回です。インプレッション課金の場合、クリック数やいいね!の回数は課金に関係ありません。
広告視聴単価(CPV課金/Cost Per View)
こちらは、広告の視聴時間に応じて予算を消化していく方法です。継続的な視聴をした際に費用が発生し、長さは「2秒再生」「10秒再生」「15秒再生」から選べます。
Facebook動画広告出稿のルール・注意点
Facebookの動画広告を出稿する際にはどのようなきまりがあるのでしょうか。この項では、Facebookに動画広告を出稿する場合のルールや注意点について詳しく解説していきます。
出稿時のルール
テキスト量
まず、Facebookでは基本的に、動画に対してテキストの量は20%以内であることが推奨されています。仮に20%を超えても配信は行われますが、配信される回数にペナルティが加えられてしまいます。
Facebookが提供している画像テキストチェックを使用すれば、サムネイルに含まれるテキストの割合を調べることができます。
動画の仕様
続いて、Facebook動画広告に出稿する際の、動画の仕様について説明します。(詳細はFacebook for Businessの広告ガイド、動画広告要件参照)
・解像度:上限は特になし。
・動画音声:音声付が推奨されるが、必須ではない。
・動画の長さ:最短1秒から最長240分
・メインテキスト:125文字以内
・動画アスペクト比:「1.91:1」「16:9」「1:1」「4:5」「9:16」
・動画のキャプション:キャプション付きが推奨されるが、必須ではない。
・ファイルフォーマット:ほとんどのファイルタイプに対応(詳細はビジネスヘルプセンター参照)
・動画のファイルサイズ:最大4GBまで
*上記内容について、詳細はビジネスヘルプセンター参照
出稿における注意点
音声が無くても内容が伝わるようにする
Facebook動画広告は自動再生されますが、その際音声がミュートの状態で始まります。ユーザー側で必要に応じ音声を大きくして聞いてもらうことになるのですが、場合によっては音声がないままで視聴するユーザーもいることでしょう。
音声が聞こえない状態のままでも内容が理解できるような広告であれば、様々な場面でもユーザーに見てもらうことができます。内容はさることながら、映像に字幕や説明(テロップ)をつけるなどして工夫することを強くおすすめします。
スマホで見ることを想定する
Facebookに限らず、ユーザーがSNSを利用する際に、多くの人はパソコンではなくスマホで視聴をしています。動画を作成する際にはもとから、小さな画面のスマホで動画をみることを前提に作成しましょう。
その場合、動画内の人物や商品が見えやすいように、またテキストのサイズに気をつけて動画を制作することをおすすめします。
短尺でインパクトの強い動画にする
冒頭のインパクトがなければ、ユーザーはすぐに動画をスキップしてしまうでしょう。ユーザーが最後までみつづけてくれるような動画を作成する必要があります。
Facebookでは15秒以下の動画だと、より多くのユーザーが最後まで動画をみていると言っています(ビジネスヘルプセンターより)。動画のつかみでユーザーを惹きつけるインパクトを持たせることを十分に意識しましょう。
Facebook動画広告のポリシーを順守する
動画広告はもちろんのこと全てのFacebook広告では、配信前に審査が行われ、Facebookの広告ポリシーに沿っているかどうかを確認されています。審査の結果、通常は24時間以内に、合格であれば配信が開始され、不合格の場合はその理由が書かれたメールが届きます。
広告ポリシーのポイントは以下のような点です。詳細はFacebook広告ポリシーの重要なポイントを参照ください。
・個人の特性を直接的または間接的に断定または暗示しないこと(氏名、人種、民族、性的指向、障がいや健康状態、経済的状況など)
・野卑、冒涜的、侮辱的な言葉を使用しないこと
・誤った内容、虚偽の内容、誤解を招きやすい内容を含めないこと
Facebook動画広告を活用している事例
では、実際にFacebook動画広告を活用するとどうなるのでしょうか。この項では、Facebook動画広告を活用することで成果を出した事例を3つご紹介します。
京都やまちや
出典:
京都やまちや公式HP
「京都やまちや」は、天然素材を使用した健康食品のブランドです。日本国内だけでなく、海外へも積極的に市場展開しています。Facebook広告を活用し、香港をターゲットにオンライン販売、知名度向上を達成しました。
成功要因としては、FacebookとInstagramの2つのSNSで、スマートフォンユーザーに向けて情報発信を行った点です。特に、テキストの配置や、写真の使い方などにこだわり、スマートフォンでみた時に分りやすい、利用しやすいつくりを徹底しました。
また、素材選びからこだわりぬき丁寧に製造された商品が高品質であることはもちろん、商品の魅力を最大に引き出す、動画広告クリエイティブの制作が成功の要因になりました。
Facebookを利用する、25~60歳までの幅広い層のターゲットへ向けて、自社の製品の特徴をアピールする動画と写真の広告を配信しました。
さらに、京都やまちやのウェブサイトに訪問したユーザーと商品を購入したユーザーを対象に、リターゲティング広告を配信しました。
その他にも、リーチの拡大を目指し、お茶の文化を持つことから香港へ向けて広告を展開するなどの販売戦略の変更といった施策が行われました。
その結果、コンバージョンは45%増加、カートへの商品の追加が約3倍になるなど、大幅に売り上げに貢献しました。この成果をきっかけに、認知度、売り上げともに、国内外で大きく伸びてきています。
参考:Facebook for Business
オイシックス株式会社(現オイシックス・ラ・大地株式会社)
出典:
オイシックス・ラ・大地株式会社
「オイシックス」は、素材の安全性を重視した食品の通信販売と宅配事業を行う会社です。30代から40代の主婦をメインのターゲットとし、認知度アップと会員数の増加を目指してFacebook広告を活用した情報発信をしました。
成功要因としては、Facebookのターゲティング機能を活用したことです。年齢や性別、興味関心をターゲティング昨日から分析し、関心の高いユーザーに徹底して広告配信を行いました。
その後の追跡も実施し、興味がありそうなターゲットに的を絞り、広告の最適化を行いました。広告はフィード広告へ配信して、多くのユーザーの目に留まりました。
さらに、オイシックスの広告クリエイティブが非常にわかりやすかったこと、実際の商品を箱に盛り価格も表示することでお得感を演出したことも好評でした。
その結果、ECサイトの新規訪問者数はこれまでの1.7倍に増えました。また、お試しセットの購入率は7.6倍に増加し、お試しセット購入から定期会員への転換率も1.6倍と売り上げに大きく貢献しました。
参考:Facebook for Business
メルセデス・ベンツ日本
出典:
メルセデスベンツ日本公式HP
メルセデス・ベンツ日本は、ドイツに本社をおく世界でも大変有名な車のメーカーの日本支社です。
メルセデス・ベンツ日本は、「サーティファイドカー」と呼んでいる、自社独自の基準を満たす認定中古車の問合せを増やしたいと「自動車インベントリー広告」を導入し、大きな成果をあげました。
「自動車インベントリー広告」とは、カタログをアップしてそれをみたユーザーが、興味を示したデータを集め、関連性の高いベンツの車の広告を自動生成できるようにした広告です。
カタログには、年式やモデル、カラーなどの車の情報が入っています。
広告では、ユーザーの関心が高いと思われる情報を閲覧履歴から推測し、在庫や価格情報を含めてリアルタイムで生成します。
ユーザーの閲覧データから類似種をおすすめする機能や、エリア情報をもとに店舗から近いユーザーへ広告を配信できる機能もあります。この広告は、Facebookの「フィード」や「右側の広告枠」などに配信されていました。
通常、ユーザーの好みや興味関心に合わせて、個々に広告を配信することは非常に難しいことです。
しかし、「自動車インベントリー広告」であれば、まず製品カタログでユーザーの興味をリサーチし、関連度の高い広告を自動配信していくため、ユーザーに合わせて変化する広告の生成を実現しました。
その結果、クリック率は25%、問い合わせ数の増加率は16%増、コンバージョン率は3倍に増加し、売り上げに貢献しています。
参考:Facebook for Business
Facebookでの動画広告を成功させるポイント
Facebookに動画広告をあげたものの、上手くいかないことも考えられます。動画広告を成功させるにはどのような点が重要なのでしょうか。
この項では、Facebookでの動画広告を成功させるポイントについて解説していきます。
インパクトのある動画にする
広告というものは、とにかく見てもらわなければ始まりません。ユーザーの目に留まりやすくなるよう、インパクトのある動画にすることが必要です。
Facebookをはじめ、多くのSNSで流れる動画広告はほとんどがスキップ可能になっています。一瞬目に留まっても、そのあと視聴してもらえなければ、広告が期待する効果を得ることはできません。
そのため、動画冒頭にインパクトのある動画にすることに加えて、全体の伝えたいことは短尺で伝える必要があります。それは大体、長くても15秒程度と考えた方がよいでしょう。
さらに、インパクトのある動画素材を使用すれば、よりユーザーの目を引くことができます。例えば、グラフィックやアニメーションを使用したり、あるいはアニメーションの中に実写をいれるなどするとさらにインパクトのある映像になります。
グラフィックやアニメーションを駆使した動画を作成するには外注する場合もあるかもしれませんが、ネットのサイト上にも動画素材があります。
動画を出すのが初めてという方は、無料素材を提供しているサイトなどもありますので、そこから始めてみるのも良いでしょう。
他にも、Facebookの動画広告で視聴者にインパクトをあたえるには、他の動画と差別化してあえてこの動画をみたいというきっかけづくりやつかみが非常に重要になります。
例えば、汚れを落とすクリーナーの宣伝をしたいとき、動画の冒頭に汚れを落とすシーンを持っていき、視聴者に「凄い!」と思わせて興味を惹く流れを作ったりすることも重要です。また、キャッチフレーズを工夫するなど視聴者の印象に残る仕掛けが重要になります。
一定時間動画広告を視聴してもらえる工夫をする
Facebookによると、5秒以下の動画広告が最もユーザーに視聴されていると言われています。15秒〜30秒程度の少し長めの動画になると、多くのユーザーが途中で動画を見るのをやめてしまいます。冒頭でユーザーの心をつかんだうえで、そのまま最後まで視聴してもらうには工夫が必要になります。
一方で、10秒まで動画広告が再生された場合には、それ以降の離脱率はあまり変わらないという報告もあります。そのため、動画広告を作成する際には、せめて動画の序盤や中盤には離脱されない動画となるように作成しましょう。
字幕をつける
最近では、字幕のついた動画が増えています。字幕を付けると、動画の内容がわかりやすくなるのはもちろんのこと、ミュート再生にも対応ができるので効果的です。
Facebookの動画広告はなんと、85%の割合でミュート再生されているとのことなので、やはり字幕を付けた方が動画を見やすくなると言えるでしょう。
また、Facebookは全世界の様々な人に利用されているプラットフォームなので、動画広告を見る人も多種多様です。例えば、耳が不自由な方、若い人から高齢層まで視聴する可能性があるため、どんな人にも見やすい工夫が必要です。さらに、日本だけでなく海外からの視聴も考えられるため、外国語の字幕をつけるなど、ターゲットとする国の母国語で配信をすることで、さらなる視聴者の獲得が期待できます。
ただ、字幕はやみくもに入れればよいわけではありません。一回の表示で文字数が多すぎれば、読み切れなくてかえって理解ができなくなる危険性もあります。
字幕をつける際には、短文で分りやすい字幕になるようを心がけましょう。
内製化でFacebookの動画広告を作成・運用する
内製化とはインハウスとも言い、動画の撮影や編集などを外注することなく自分で作成することを言います。もちろん、自分で作ることができればコストは安く済みますが、専門的な知識や技術がないとなかなか骨の折れる作業です。
昨今、動画需要の高まりを受けて、広告作成運用を自分で全て行いたいという企業などが増えてきています。では、内製化をするには、どのようにすればよいのでしょうか。
この項では、Facebookの動画広告を内製化で作成・運用する方法について説明していきます。
内製化すべき理由
SNSでは、情報の更新が非常に早くなっています。SNSにアップする動画制作を外注すると「費用が高い」「完成までに時間がかかる」といった課題が生じます。
また、SNSで動画広告を出し成果を得るには、動画広告の効果を検証し、即座に改善していくといったPDCAを回すことが重要です。
その場合、外注してしまうと高コストや改善のスピードが問題になってくるのです。内製化すれば、自分で制作から改善までができるのでその問題を解決することができるのです。
内製化の流れ
1.目標設定
まずは、Facebook広告で達成したい目標を明確にし、課題を整理しましょう。どれくらいのインプレッション数を目指すのか、予算はどれくらいか、いつまでに達成することを目指すのかなど、目標を設定しましょう。
2.ターゲット設定をする
動画広告のコンテンツを制作する前に、その広告をみて欲しいユーザー像(ターゲット)を設定しましょう。世代や性別、興味のある事柄など、事前にターゲットについて調べておくことで、配信する動画の内容も決まってきます。
Facebookでは、ターゲティングが高度にできる分、しっかりとユーザーをグリップできるよう、ターゲット設定は十分に検討しましょう。
3.コンテンツ制作
目標設定と、ターゲット設定が整ったら、動画広告作成に入ります。作成を始める前に、ターゲットと照らし合わせて、全体の構成を決めてから取り掛かるようにしましょう。
動画編集ソフトについては、プロが使用するソフトでも初心者が簡単に使えるものもありますのでぜひ活用しましょう。素材集めやアニメーションなどの材料はネット上にありますので調べると沢山ヒットします。
4.フィードバックと成果分析
動画広告を作成したあとは、実際に配信してみてそのリアクションを確認しましょう。Facebook自体にも、インプレッションを確認する機能があり、十分に改善に役立ちます。
内容に関しての第三者のフィードバックを経て掲載することが必要です。誤字脱字と言った基本的な部分のチェックは勿論、客観的な意見を参考にすることをおすすめしています。
掲載後には数値を元にした成果分析を行います。どれだけサイトに流入があったかなど、予め決めておいた目標数値に対する成果を確認し、次の記事での改善の参考とします。
まとめ
この記事では、Facebookで動画広告を配信するべき理由から、Facebookで動画広告を行うメリット、Facebookで動画広告を成功させるポイントなどを詳しく解説しました。また、Facebookでの動画広告を活用している事例も紹介しました。
この記事を最後まで読んでくださったあなたは、Facebookで動画広告を出してみようかなど思っていらっしゃるのではないでしょうか。Facebookでの動画広告配信にあたり、この記事が参考になれば幸いです。