この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ ブリーダーの魅力や動物たちの様子を動画でわかりやすく伝えたい
- ✅ SNSやホームページで動画を活用した集客を検討している
- ✅ 繁忙期の問い合わせ対応を効率化したい
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ブリーダーが動画を作るメリット
「映像」「音」「画像(図形)」の複数のメディアをひとつにまとめて使える動画は、多くの情報をもつことができます。
このメリットを活かせば、一度で効率よく情報伝達をすることが可能です。つまり、動画はマーケティングツールとして非常に優れているといえるでしょう。
ブリーダーに関しての動画を作るメリットもそこにあります。動画を使って、視聴者に愛情込めてブリードしていることが伝われば、「ここからペットをお迎えしたい!」と思ってくれる人が増えるはず。
まずは動画を使って積極的に情報発信していくことで、ブリーダーとしての信用性を高め、そこから集客アップを目指しましょう。
ブリーダーの動画制作の方法
動画制作には外部の映像制作会社に発注する「外注」と自社内で完結させる「
インハウス(内製化)」があります。
外注は撮影から編集までを映像のプロに任せることができるのがメリットですが、費用が高額になりがちです。インハウスであれば、自社スタッフで制作するので人件費などのコストを抑えることができます。
最近ではインハウスでの動画制作をサポートするツールも出ています。
弊社のサービスであるクラウド動画編集ツール「メディア博士」は、インハウスで制作されるお客様の企画制作サポートも行っていますので、
インハウス化を希望される際にはぜひ検討してみてください。
ブリーダーが動画を制作する際のポイント
ブリーダーが自らの活動やペットたちの魅力を動画で発信する際には、見る側の立場に立って構成や撮影の工夫をすることで、より強い訴求力を持たせることができます。ここでは、動画を制作する際のポイントをご紹介します。
飼育環境の見える化を意識する
ブリーダー選びにおいて、購入者が最も重視するのは「飼育環境の清潔さ」や「動物の健康状態」「スタッフの対応力」などの見えない情報です。
動画ではこれらの情報を見える化することができます。例えば、犬舎や猫舎の日常的な掃除の様子、運動スペースの使い方、温度・湿度管理の工夫、子犬や子猫の寝床の環境などを丁寧に紹介しましょう。
ただ映すのではなく、ナレーションやテロップで「なぜこのような管理をしているのか」という理由やこだわりを補足することで、視聴者の理解と安心感が高まります。
動物への接し方をしっかり伝える
どれだけ施設が整っていても、動物に対する接し方に違和感を覚えると、動画視聴者は離れていきます。動画には、スタッフが動物に対してどれだけ愛情を持って接しているかを映すことがとても大切です。
例えば、子犬の体調チェックを優しく行っている様子や、名前を呼んでスキンシップをとっている場面を入れることで、飼育者としての姿勢が伝わります。
また、動物がスタッフに懐いている様子は、自然な信頼関係を証明する要素にもなります。
取り組み内容を具体的に紹介する
ブリーダーの重要な役割のひとつは、動物が新しい家庭で健やかに暮らせるよう準備をすることです。
動画では、しつけ(トイレトレーニングや噛み癖対策など)や健康管理(予防接種、食事内容、運動の工夫)、そして社会化(他の個体との関わり、人との接し方)にどのように取り組んでいるかを紹介すると良いでしょう。
特にしつけの様子は、購入を検討している視聴者が「この子なら安心して迎えられる」と感じる判断材料になります。手順や声かけ、使用している道具なども併せて説明すると、より親切な動画になります。
誰に向けた動画なのか目的を明確にしておく
動画を制作する前に「この動画は誰に向けて、どんな目的で作るのか」を明確にしましょう。
例えば、「初めてペットを迎える家庭に安心感を与える」ための紹介動画であれば、専門用語は避け、丁寧なナレーションや落ち着いた音楽を使うことが好ましいです。
一方で、「自社のこだわりを強調し、他ブリーダーとの差別化を図る」ことが目的であれば、設備や飼育理念など専門的な視点から情報を伝えることも効果的です。
目的と対象者を意識することで、自然と撮影内容やトーンが定まり、見る人に届きやすい動画になります。
ブリーダーの活用事例動画
ここでは、ブリーダーの公式チャンネルがYouTubeにアップしている動画をご紹介します。ブリーダー動画の大事なポイントは『犬や猫への愛情が感じられるか』『飼育環境は整っているか』です。
どのような環境で飼育されているかは、ブリーダー選別の重要な判断材料となりますので、ぜひそこを重点的にアピールしていきましょう。
芝田荘『【柴犬の実家】芝田荘・朝の犬舎作業ルーティーンを大公開【製造業のノウハウをブリーダー業へ】』

静岡県の柴犬・豆柴専門ブリーダー「芝田荘」の犬舎作業のモーニングルーティーン動画。芝田荘が行なっている独自の管理方法を動画で見ることができます。
効率性の高い作業を実現しつつ、犬たちとしっかり触れ合いコミュニケーションをとっているところが映像におさめられています。
映像、BGM、テロップのシンプルな構成の動画で、動画の初めにはスタッフのコメント音声が入っています。
テロップは画面中央に映像の邪魔にならないサイズ感かつ上品なセリフ体のフォントで配置してあります。テロップは可読性ももちろん大事ですが、映像を優先的に見せたい場合はサイズやフォントに注意しましょう。
ルーティン動画は、日常のブリーダー業を映像にすることで元気いっぱいの犬たちと愛情もってお世話しているスタッフ、飼育環境が可視化される動画です。
このようなブリーダー業の内側を見せる動画は視聴者からの信用性を高めることが期待できるので非常にオススメです。
芝田荘『子犬たちのしつけトレーニング』

こちらも芝田荘の動画で、スタッフが子犬たちにしつけを行っているトレーニング動画となっています。わんぱくなパピーと優しいスタッフのトレーニングしている姿が魅力的な動画です。
おすわりの練習から歯磨きまで、家庭犬になるために大事な訓練が映像に入っており、コメント欄でも「参考になる」「丁寧に愛情を注いでる」などスタッフの子犬と接する姿勢が大変好評です。
子犬のしつけは犬を初めて飼う人にとっては大きな悩みのひとつ。書籍ではわかりにくい細かい部分も文章や写真より動画の方かわかりやすい場合が多いので、初心者には特に有益な動画といえるでしょう。
また、犬種によって性格の傾向に違いがあるので、その犬種のプロであるブリーダーのトレーニング映像は需要があります。トレーニングによって犬の行動がどのように変化したかビフォーアフターを撮影するのも良いでしょう。
トレーニング動画は個体一匹いっぴきと向き合う必要があるので、愛情もって手をかけて育てていることが伝わりやすく、ブリーダーの信用性を高めるためにもぜひ制作してほしい動画です。
猫の本質が解る猫専門ブリーダー 沢辺雅斗『【猫を飼う前に見て!!】猫ブリーダーが教える「飼いにくい猫種」5選。』

猫専門ブリーダー「沢辺雅斗」さんの動画。ペットを飼いたいけれど、性格や飼育環境がわからない、ペットの種類別性格を知りたいという需要に応えたものとなっています。
犬種や猫種によってはペット初心者には向かない種類やハイレベルな飼育環境が必要な種類がいます。
飼いたいという思いだけでは飼ってはいけないとお客様に伝えるのはブリーダーの重要な役割であり、デメリット情報を伝えることは信頼につながり、より知識を持ち飼育環境の整ったお客様のもとに迎え入れられることでペットの幸せにつながります。
猫の本質が解る猫専門ブリーダー 沢辺雅斗『【知らないと損する!?】猫を飼ったら"すぐに"やってほしい事5選。しつけ方法やお世話のコツを猫専門ブリーダーがご紹介!』

こちらも沢辺雅斗さんの動画です。トイレの悩みやサークル、爪研ぎのしつけなど猫特有の悩みを解決してくれる内容です。ブリーダーからお迎えした人だけでなく、猫をこれから迎えいれる人であれば見ておきたい動画となっています。
飼育上の悩みを、原因とその解決方法を提案することできちんとした専門的知識をもった信用できるブリーダーと見てもらえます。
また、お客さまから問い合わせの多い質問やお悩みを動画にすれば、問い合わせコストを削減できますので、ぜひ制作を検討してみてください。
ブリーダー動画制作のポイント
飼育環境はブリーダーによって違いがあるので、敷地の広さやスタッフの専門性など強みを全面に押し出す動画作りをオススメします。
元気な個体の映像も大事ですが、働くスタッフの仕事への真摯な姿勢を撮影して、信頼性を高めていきましょう。
動画を見た人がすぐにお客様になるわけではありません。継続的に動画制作を行うことで徐々にファンを作り信用を高め、集客数アップにつなげていきましょう。
まとめ
対面での見学や訪問が必須ではなくなってきた今だからこそ、オンラインでの情報発信がより重要になっています。動画を作りWebサイトやYouTube、SNSにアップすることで、遠隔地の人にもアピールすることができます。
より多くのひとに自分たちの思いを届け、それを理解し共感してくれるお客様を見つけるためにも、動画を活用したマーケティングをオススメします。