この記事は、こんな方におすすめです
- ✅ 図書館や公共施設の利用促進に課題を感じている
- ✅ SNSやWEBサイトで館内の魅力を発信したいと考えている
- ✅ 来館者数の推移やイベント周知に動画を取り入れたい
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図書館動画を制作するメリットと制作方法
まず動画そのものの最大のメリットは音や映像といった複数のメディアを同時に使うことによって、多くの情報量を持つことができる点にあります。
情報量が多いということは、短い時間で効率良く相手に情報を届けることができるということ。動画は文字や写真のみに比べて、人間の注意を惹きつけることも分かっています。動画は人に何かを伝えたいときに最適なツールなのです。
図書館に関する動画制作のメリットは、どのような内容のものを作るかでも変わりますが、多くの情報を一度に伝えることができる点は同じです。
また、事前に動画で図書館のことを知ることで初めて利用する際のハードルを下げるというメリットも期待できます。
図書館動画の制作方法は外部に依頼する『外注』と自社で制作する『
インハウス(内製化)』があります。
前者は映像制作会社に依頼することが多く、プロの機材や編集技術で動画制作をすることができますが、その分費用が高額になりがちです。
後者のインハウスは、自館で完結するので時間や費用などのコストを抑えることができます。
また、弊社のサービスであるクラウド動画編集ツール「メディア博士」は、インハウスで制作されるお客様の企画制作サポートも行っています。
インハウス化を希望される際にはぜひ検討してみてください。
図書館動画を制作する際のポイント
図書館の魅力や利便性を発信する手段として「動画」は非常に有効ですが、ただ撮影すれば効果が出るわけではありません。ここでは、利用者にとって分かりやすく魅力が伝わる動画にするためのポイントを解説します。
動画の目的を明確にする
動画制作の第一歩は、「誰に」「何を」伝えたいかを明確にすることです。
例えば、初めて図書館を利用する人への案内を目的とするのか、学生への学習支援のPRを意識するのか、あるいは保護者や地域住民に向けた紹介として活用するのかなど、用途によって構成や演出は大きく変わってきます。
目的を定めることで、動画全体の方向性がぶれず、視聴者にとってもわかりやすく、効果的な動画になります。
視聴者の立場で構成を考える
図書館職員の視点だけで構成を考えてしまうと、伝えたい情報が先行しすぎて、視聴者にとって本当に知りたい情報が不足する恐れがあります。
例えば、初めて図書館を利用する学生にとっては貸出や利用方法が気になりますし、保護者であれば子ども向けコーナーの安全性や雰囲気が気になるポイントです。
どのような立場の視聴者がどの場面で動画を見るのかを意識することで、自然と伝えるべき内容が絞られていきます。
1本に詰め込みすぎない
伝えたいことが多すぎると、1本の動画にあれもこれも盛り込みたくなりますが、動画が長くなるほど視聴完了率は下がる傾向にあります。
情報を詰め込みすぎず、テーマごとに短く分けてシリーズ化することで、必要な情報を視聴者がピンポイントで探しやすくなります。
例えば、図書館全体の紹介、貸出・返却方法、学習スペースの紹介などをそれぞれ2分前後に分けて制作する方法が有効です。
図書館の雰囲気を映像で伝える
図書館の魅力は単に施設の機能だけでなく、落ち着いた空間や静かな雰囲気といった「空気感」にもあります。こうした感覚的な要素は、動画ならではの強みです。
例えば、自然光が入る時間帯に撮影したり、静かな時間に図書館内をゆっくり撮影することで、視聴者が「行ってみたい」と思える演出が可能になります。
ナレーションやBGMもその空気感を大きく左右するため、施設の個性に合った音の選び方が重要です。
図書館動画の具体的な事例
ここでは、学校や自治体が公式YouTubeで公開している図書館動画をご紹介します。
規模や特徴は図書館ごとに異なり、それによって動画の構成や内容も変わることが考えられます。図書館の魅力が最大限に発揮される内容にしましょう。
紹介動画
図書館の利用者数を増やすためにはまず知ってもらうことが一番重要です。どんな図書を所蔵しているのか、どのような人が利用できるのか、他の図書館とは何が違うのかなど特徴や利点を紹介動画に盛り込みましょう。
・九州大学『動画でめぐる!九大図書館ってこんなとこ!』

福岡県福岡市にある九州大学は国内でも高ランクとして有名な国立大学です。「九大」の略称で九大図書館は、大学関係者ではない一般の方の利用も可能。
この動画もそのような人にもわかるように各図書館の特色をわかりやすく短くまとめて紹介しています。
九大には中央図書館、理系、医学など複数の種類の図書館があり、それぞれの特徴を
テロップで解説。静止画とBGM、テロップのシンプルな作りですが、各図書館がチャプター分けされていたりと見やすい工夫がされています
・九州大学『1. 九大図書館の概要』

こちらも九大図書館の動画で、これは概要を紹介している動画です。所蔵されている図書の特徴や学習室などの部屋紹介、利用できるサービスを紹介。
解説音声とBGMや静止画で構成されており、動画内の説明文を補足する形で解説が入るのでより理解しやすくなっています。他にも資料や論文の探し方、検索テクニックを紹介した動画など、図書館を便利に使いこなせるようになる有益な動画がシリーズで用意されています。
九大図書館のように一つの動画で全部盛り込むのではなく、概要や利用方法を短い動画でシリーズとして制作していく方法もあります。
一本の長い動画にしてしまうと最後まで観てもらえる可能性が低くなってしまうからです。飽きずに興味をもって観てもらえる工夫をしていきましょう。
利用方法の説明動画
コロナ禍をきっかけに、図書館での案内方法にも変化が生まれました。現在は対面での利用案内が再開されつつあるものの、動画による事前説明の利便性や効果が再評価されています。
利用者にあらかじめ動画で図書館の使い方を理解してもらうことで、受付時の対応をスムーズにし、職員の業務負担を軽減することが可能です。
・滋賀県草津市役所『図書館での借り方・返し方~たび丸とやってみよう~』

滋賀県草津市立図書館の子ども向けの利用方法動画です。図書の借り方・返し方を草津市公認マスコットキャラクター「たび丸」と図書館職員が出演して紹介。
説明は図書館職員が行い、実演はキャラクターと2人で行っています。漢字にはふりがなをつけたりかなり尺を短くしてたりと、この動画を観る子どもたちが最後まで飽きずに観られる工夫が散りばめられています。
この動画のポイントは子ども向けであることと自治体のマスコットキャラクターが起用されていること。
キャラクターを出演させることで、子どもたちの興味を惹きつけ、親しみやすく子どもたちの図書館利用のハードルを下げてくれる動画になっています。そしてキャラクターのPRも兼ねているのでメリットの多い動画といえるでしょう。
バーチャル図書館
コロナ禍を経て外出しやすくなった一方で、図書館の利用スタイルには変化が見られます。移動の手間を省きたい、事前に施設の雰囲気を把握したいというニーズは根強く、特に高校・大学受験生や遠方の利用者に多く見られます。
そうした中で注目されているのが「バーチャル図書館」です。動画を活用することで、写真や文字だけでは伝わりにくい空間の雰囲気や使いやすさをリアルに伝えることができ、図書館の魅力を効果的に発信できます。
・東京薬科大学『図書館棟|360°バーチャルキャンパスツアー』

東京薬科大の図書館棟を360°バーチャル体験できる動画です。パソコンはもとよりスマホでもバーチャル体験できるので、学生には重宝される動画ではないでしょうか。
自分の気になったところをスマホを動かしながら視聴するのは便利かつ楽しい体験です。特別な撮影機材が必要になりますが、他の図書館動画と差別化が図れます。
パノラマ動画の詳細については以下の弊社コラムも参考にしてください。
映像世界へ誘うパノラマ動画とは?特徴と作り方をご紹介
まとめ
現在ではWebサイトやSNSの台頭、電子書籍など読書スタイルが変化し図書館になじみがない人も多い時代になっています。ここで動画という情報伝達に優れたツールを利用してどんどん図書館の魅力をPRしていきましょう。