ゲーム業界の動画活用は消費者の購買意欲を高めることにつながる

ゲーム業界で動画活用するなら広告やゲーム説明などに使うと良い

どんなに面白いゲームを作ったとしても、消費者がゲームに関心を抱いてくれなければ楽しさを伝えることはできません。

しかし、販売予定のゲームの説明や広告などに動画を活用することで、消費者にゲームの楽しさを伝えたり、興味を抱かせるきっかけになります。

ゲーム業界で動画活用するメリット・効果

ゲームイメージを伝えやすい

消費者にゲームを購入させるには、いかに面白いゲームであるかを伝えることが大切です。

ホームページなどでゲームシステムや操作方法を紹介する時は、実際に操作した動画を採用することで消費者にどのような体験ができるかを伝えられます。
動画は映像と音が同時に再生されるので情報量は多く、静止画とテキストのみで構成されたページよりも短時間でイメージを伝えることが可能です。

YouTubeやTikTok、ネットフリックス、アマゾンプライムなど様々な動画メディアで可処分時間の奪い合いとなっている現代において、短時間で情報を得られるのは大きなメリットといえるでしょう。

SNSと組み合わせることで拡散されやすい

利用者が多く存在するTwitterやInstagram。いずれかのSNS上に公式アカウントを作り、ゲームのプロモーション動画が流れている場面を見たことはないでしょうか。

SNSの投稿に動画を埋め込むことにより、ゲームや制作会社を知っている消費者から、認知していない消費者にゲームの存在をアピールできます。
SNS毎に投稿する動画に気を配る必要はありますが、ゲームを認知していない消費者への宣伝効果は期待できるでしょう。

人気配信者の手を借りてインフルエンサーマーケティングも可能

家の中で過ごす時間が増えた人が多くなった影響で、実際のゲームプレイを配信するゲーム実況市場は急成長しています。

実況動画を見続けてくれるファンを持つ人気配信者、著名なYouTuberの手を借りてインフルエンサーマーケティングを仕掛けるのも一つの手です。
人気配信者たちの手を借りることで、ゲームに関心を抱いていなかった配信者のファン層への認知にもつながります。

YouTube広告に出稿できる

ゲームのプロモーション動画を作成することで、利用者の多いYouTubeに動画広告を出稿できます。

YouTube広告はGoogleにログインしている人の行動から得た情報を元に、本人が興味・関心を抱くであろう商品を広告するようにできています。
販売するゲームは知らなくともゲーム系のWebサイトや動画を見ている視聴者に広告を出すので、動画で面白さを訴えることができれば購入してくれる可能性が生まれるでしょう。

SEO対策に効果的

自社サイトに動画を載せることで、消費者のページ滞在時間を長くできます。

良質なコンテンツであることが前提ですが、YouTubeへの動画投稿もSEO対策に効果的です。
消費者の関心を引くようなタイトルやサムネイルを採用することで、動画検索を通して販売するゲームの認知につながります。

動画で作成するべきコンテンツ

ゲームリリース前のプロモーション

面白いゲームを消費者の手に届けたいと考えても、ゲームの認知度がゼロであれば購買につながりません。

ゲームの認知度を上げるための手段が、リリース前のプロモーションです。プロモーションに動画を採用することで、消費者にゲームの世界観やイメージを伝えられます。

消費者に興味を抱かせるためにプロモーション動画に力を入れ、販売前に「面白そうなゲームだ」と思わせることが大切です。

ゲームに関する情報

プロモーション動画に近いですが、更新情報をまとめた動画を作るのも一つの手です。

更新情報を動画にしておくことで、静止画とテキストでの告知に比べて伝えられる情報量を多くできるでしょう。
一例として、任天堂が出しているNintendo DirectやPlayStation Japanが出しているState of Playが挙げられます。

ゲームの操作方法やシステム紹介

ゲームの操作方法やシステム紹介をする時も動画を活用した方が良いでしょう。

販売するゲームの操作方法やシステム紹介のページが、静止画とテキストのみであるよりも動画を採用した方が、消費者に購入後のイメージを湧かせやすいです。

特にアクションジャンルなど落ち着く暇もないゲームであれば、動画を採用した方が消費者に親切でしょう。
システム紹介においてもゲームプレイをイメージさせやすく、面白さを伝える手助けになります。

ゲーム業界で作成された動画コンテンツ例

Destiny

ゲーム業界で面白いプロモーションを取り入れた例として挙げるのは、PlayStation3・4専用のアクションシューティング『Destiny』です。

このゲームのプロモーションには、実写のSF映画をイメージさせるような動画が使われていました。
実写で迫力ある映像を採用することで映像が良いと錯覚、最後は続きが気になるような締め方で消費者に興味を抱かせる終わり方となっています。

ステラ・アルカナ～愛の光と運命の絆

インフルエンサーを取り入れた例として挙げるのは、YOOZOO GAMESが提供するスマートフォン向け新作ゲームアプリ『ステラ・アルカナ～愛の光と運命の絆』です。

著名なYouTuberのHIKAKINさんとはじめしゃちょーさんが、実際にゲームをプレイしながら特徴や内容を話していく動画です。
新作ゲームであるために足りない認知度を、著名なYouTuberのHIKAKINさんとはじめしゃちょーさんを通じて、一気に広めようという意図を感じられます。

あつまれ どうぶつの森

ゲーム説明に動画を取り入れた例として挙げるのは、2020年に一番売れたゲームソフトであるNintendo Switch専用の『あつまれ どうぶつの森』です。

このゲームは発売日である2020年3月20日の1ヶ月前に、YouTubeのNintendo公式チャンネルからゲームの遊び方をまとめた動画をアップロードしています。
2020年で一番売れた理由として、シリーズの人気と家の中で過ごす時間が増えた人が多くなった点が挙がりますが、消費者に自由で楽しいゲームであると伝えられたのも一つにあると考えられます。

まとめ

ゲーム業界での動画活用は、消費者への認知度を高め、購入後のイメージの手助けに役立てます。
長い期間をかけて作った渾身のゲーム作品を消費者の手に渡らせるためにも、動画を上手く活用していきましょう。