インフォグラフィック動画は現代に欠かせないコンテンツ
インフォグラフィックとは、図やグラフなどを利用して情報を目で分かりやすく表現する手法を指しています。
この手法にアニメーションや音楽・ナレーションを加えたコンテンツはインフォグラフィック動画と呼ばれ、様々な企業が告知や社内資料として使うようになってきました。
人々が時間に追われる中、効率良く情報を伝えやすいインフォグラフィック動画は、今の時代に適したコンテンツと呼べるでしょう。現代に欠かせないコンテンツであるインフォグラフィック動画には、どのような特徴があるのでしょうか。
こちらの記事ではインフォグラフィック動画の特徴や効果、作る時のポイントをご紹介いたします。
インフォグラフィック動画の特徴と効果
直感的に情報が伝わるように表現している
インフォグラフィック動画はテキストやイラスト、音などの要素を組み合わせて効率良く情報を伝えられるコンテンツです。
難しい情報もアニメーションで伝えられるため、視聴者に理解させやすくなります。
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事例として挙げるのは給与即日払いサービス『Payme』の
サービス紹介 動画。
最初に問題提起をしつつ、ターゲットを明確にしています。サービス一番の強みである最短で即日着金できる部分やメリットをアニメーションで分かりやすく表現。
アニメーションは心がワクワクするようなメリハリのある動き方をしているため、視聴者の目を引き、興味を持たせる効果があります。
幅広い年代に興味を持たせられる
前述した通り、難しい情報もアニメーションで伝えられるため、視聴者に理解させやすくなります。
ターゲット外だった年代にも動画を通して説明できるため、新規顧客の開拓にもつなげられるでしょう。
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事例として挙げるのは株式会社エヌデーデー(NDD)のインフォグラフィック動画。
会社の概要を伝える動画となっており、仕事内容と
人材教育 に対する力の入れ方を分かりやすく表現しています。
動画を通して
新卒 や転職・
中途採用 を考えている人に興味を抱かせ、応募を促す意図があって作られたコンテンツだと想像できます。
SNSで拡散されやすい
情報を分かりやすくまとめたインフォグラフィック動画は、視聴者が
SNS で拡散してくれる可能性に秘めています。
Twitter などの
SNS であればリンク元のページへ飛ばずに見られますので、更なる拡散を望めます。
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事例として挙げるのは毎日新聞が出した都道府県別で新型コロナウイルス感染者数の推移。
2020年1月15日から5月4日時点の感染者数を3Dの縦棒グラフで表現しています。日が経つにつれて縦棒が伸びていく様子は、当時の視聴者に恐怖を抱かせたことでしょう。
この動画は毎日新聞の公式Twitterで共有され、リツイートもされています。
SNSを利用する前提で動画を作成するのも1つの手です。
演出で伝えたい印象をコントロールできる
インフォグラフィック動画はテキストやイラスト、音を交えたコンテンツであるため、表現の幅は無限大です。
無限大であるからこそ動画で伝えたい内容に応じて、演出で印象をコントロールできます。
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事例として挙げるのは三菱電機の公式アカウントからアップロードされた『The DNA of DIATONE』。
これはスピーカーユニットであるDIANOTEの歴史を伝えながら、音響機材のDNAを持った液晶テレビの存在を訴えるインフォグラフィック動画です。
黒をメインとした背景に白のラインアートで歴史あるブランドを表現。楽曲は躍動感あるイメージでブランドの進化を演出しています。
インフォグラフィック動画を作る時のポイント
目的やテーマなどの大枠を決めておく
インフォグラフィック動画の作成は、コンテンツに使用する素材の作成や編集などで完成までに時間がかかります。後から変更指示を出した場合は修正までに時間がかかってしまうので、できるだけ控えた方が良いでしょう。
変更指示を出さないためにも、最初の内に動画の目的やテーマなど、コンテンツの大枠を先に決めておきましょう。動画の長さやナレーション内容、
テロップ や伝えたいメッセージなどコンテンツ作成に必要な要素を集めておきます。
この時にイラストなど視覚で伝えた方が効果的と考えられる情報も決めておきましょう。
伝える情報の収集と選別
動画作成に必要な要素が決まれば、次に行う作業は情報収集と選別です。
インフォグラフィック動画は視聴者に分かりやすく情報を伝えられるコンテンツですが、無駄な内容が入ってしまえば逆効果になる場合もあります。
最初に決めた動画を制作する目的を意識しながら情報収集を行うようにしましょう。
収集作業が終わった後は、動画に使う情報の選別です。決定した伝えたいメッセージなどを参考にし、必要な情報を選別していきましょう。
表現方法や動画内容を打ち合わせる
集めた情報を選別した後は、表現方法や動画内容の打ち合わせです。
情報を伝える順番、表示時間はどのくらいにするかなど動画内のストーリーを構築していきます。ストーリーの構築が終われば、時間軸に沿って絵コンテ作成を行います。
この時、1シーン毎に伝える情報量やテキストの文字数は抑えるようにし、できるだけシンプルにしましょう。
絵コンテ作成が終わった後は、視聴者にとって理解できる内容になっているかを確認しておくのも大切です。
絵コンテの確認が終われば、次は商品やサービスに合ったイメージ・世界観の設定です。
イラストのタッチや配色のイメージ、ナレーションのトーンなどを先に決めておき、意識の共有をします。
素材作成と動画編集
情報やイメージ・世界観の設定が全て決まった後は、動画編集に使う素材作成です。
シーン毎の静止画や必要な部分だけの画像を作成します。この時、重要度の高いデータは目立つ位置に配置したり、大きく表示したりして強調させるようにしましょう。
また、動画に複数のグラフを使う際には、視聴者を飽きさせないように数種類使用すると良いでしょう。
素材を作成する時、視聴者はスマートフォンから動画を見ると想定し、文字や数値の大きさに気を付けておくのも大切です。
使う素材が完成したら、残りは動画編集です。
作成した素材ごとに動きや音楽、エフェクトなどをつけます。動きはできるだけシンプルに、視聴者が読み取れるような表示時間を意識しましょう。
まとめ
インフォグラフィック動画の特徴や効果、作る時のポイントをご紹介しました。
テキストやイラストだけのインフォグラフィックよりも、動きや音を取り入れた動画であれば見た人の理解度は高まるでしょう。しかし、動画を作成する場合はインフォグラフィックに比べて作業量が多くなってしまいます。
変更指示を出して無駄な作業をしないようにするために、動画作成のスペシャリストに相談するのも1つの手です。
メディア博士には専属コンサルタントがおり、動画活用や情報発信方法を伝え、改善提案も行っておりますので、ぜひご相談ください。