「学生はスマホでYouTubeをはじめとした動画を視聴している。動画活用のプロモーションをしたい」大学内からこのような声が上がるが、効果が分からない。大学における動画活用で悩んでいる担当者様に、動画制作のメリットや効果、具体的なコンテンツ例を紹介します。
動画活用すべき理由を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
大学が動画活用するメリット・効果
大学における動画活用をおこなう場合、
YouTubeや
Twitterで動画を発信するとどのようなメリットがあるかご存知でしょうか。メリットや効果について解説をしていきましょう。
入学希望者の増加につながる
動画活用したプロモーションをおこなうと、結果的に大学への入学希望者が増加する可能性があります。受験生の多くは、スマホを持ち休み時間に
SNSで情報収集をおこないます。面白い情報をチェックするだけではありません。受験に必要な情報も
SNSで常に収集しています。
大学が、受験生に向けてどのような大学かをアピールすれば、情報を欲しい受験生に大学の情報が行き届き「この大学を受けてみようかな」という気持ちにさせることも可能です。
知名度UP
郊外の大学は首都圏の大学に比べて認知度が低いというデメリットがあります。良い教育をおこない、優秀な卒業生を多く排出している郊外の大学でも、首都圏の大学に比べれば知名度が低く受験生の獲得に失敗してしまうこともあります。
知名度の低い大学でも、動画活用で動画が拡散されれば、知名度が上がることが考えられます。知名度が高くなれば、必然的に入学希望者が増える可能性があります。
知名度が低く、入学者の獲得に苦戦をしている大学は、動画活用で受験生を獲得する方法も1つ手段として検討をしましょう。
冊子よりも情報を多く入れ込むことが可能
従来の宣伝方法は、高校にパンフレットを送り興味を持った学生にしか情報を届けることができませんでした。パンフレットはページ数が限られており、情報も限られたものしか送れないというデメリットもあります。
一方で動画はパンフレット以上の情報を織り込むことが可能です。キャンパスを実際に歩く様子や、部活動の練習風景など、パンフレットの写真では表現できなかったことも、動画では可能です。
動画ページに、電子版のパンフレットのURLを貼り付ければ効果的に受験生にアピールすることも可能です。
入学希望者のミスマッチを防ぐことが可能
入学した大学生の中には、入学後のイメージが異なり辞めてしまう学生も珍しくありません。動画活用をすれば、入学を希望している受験生に具体的な情報を届け、ミスマッチを防ぐことも期待できます。
動画活用で気を付けるべきポイント
大学が動画活用しても、動画が視聴されない可能性があります。効果が得られない場合は、以下の要素が抜けている可能性があります。動画活用をする際は以下のポイントに注意をして制作するようにしましょう。
どのようなメッセージを発信するのか明確にする
動画活用を検討しているのであれば、視聴者がどのようなメッセージを受け取ってもらいたいのかを明確にしたうえで動画制作をおこないましょう。
受験生にキャンパスライフがどのようなものになるのか、イメージしてもらいたいのであれば、大学生の擬似体験が出来るような映像を作成します。保護者に向けて訴求をするのであれば、保護者が安心するような、「卒業後の進路」や「どのようなことを学ぶことができるのか」といった保護者が知りたい情報を発信します。
一方的な情報を発信しても、視聴者が動画に辿りつかない可能性があるので、動画活用する際は、明確な意図を持って制作するように心がけましょう。
効果がすぐに出ない可能性がある
動画活用を実施しても、すぐに効果が出ない可能性があります。動画を制したその年から入学者が急増すると考えるのではなく、コンテンツを継続的に発信していきながら受験希望者を集める認識で運用しましょう。
状況に合わせた撮影と編集ノウハウが必要
動画活用をする際に、自分達で作成する動画(内製化)と、プロモーション映像のようなプロに依頼をする動画(外注)を状況に合わせて作成する必要があります。プロモーション映像では、プロの撮影・編集ノウハウが必要になります。
プロに依頼をした動画は、クオリティが高く視聴者を惹きつける動画制作が可能な一方で、時間とコストがかかり、完成までに一定期間時間が必要になります。
一方で内製化はコストを最小限に抑えながら、自分たちでスケジューリングをしながら制作が可能というメリットがあります。動画制作の際は、外注と内製化のすみわけを意識しながらコンテンツを作りあげましょう。
コンテンツ例
実際に、どのようなコンテンツを制作できるのか、大学の動画活用におけるコンテンツ例を紹介していきましょう。
プロモーション映像
受験生の知りたいこととして入学後のイメージがあります。入学後のイメージをプロモーション映像(作りこんだ動画)で制作すると、「どのようなキャンパスライフが待っているのか」受験生にイメージしてもらえます。
音楽に合わせて、カット毎におしゃれに大学を紹介するプロモーション映像を作成しましょう。プロモーション映像を制作する際には、30秒、1分、3分と媒体に合わせたバリエーションを制作するようにしましょう。
関係者へインタビュー
おしゃれなプロモーション映像だけではなく、関係者へインタビューをおこなう映像も動画活用では有効な手段の1つです。現役大学生からどのようなキャンパスライフが送れるのか、現役大学生からのメッセージ映像は有効と言えるでしょう。
現役大学生だけでなく、卒業生にインタビューをし、大学の経験が社会人でどのように活用されたのかを語ってもらうコンテンツも有効です。
インタビュー動画で大切なことは、インタビューを通して視聴者に何を知ってもらいたいのか、という点に注目をして、動画を制作するようにしてください。
イベント案内
オープンキャンパスや、文化祭など大学における重要なイベントの前に、告知映像を制作すると、多くの参加者を獲得できる可能性があります。
オープンキャンパスや、文化祭のイベント映像は終了後も活用が可能です。入学希望者に対してイベント様子を紹介する映像を発信すれば、入学者に対してどのような大学なのかアピールすることが可能です。
イベント開催の1ヶ月前からカウントダウン形式で告知するなど、告知の工夫をして、映像を制作するように心がけましょう。
導入事例
実際に動画活用をおこない、受験生に具体的なイメージを提示している大学があります。動画活用にはどのような事例があるのか解説していきましょう。
武蔵野大学
武蔵野大学公式アカウント:https://www.youtube.com/channel/UCK05KbP7ReOoi3YZZtZvpYg/videos
武蔵野大学は、都内のキャンパスを持つ私立大学です。武蔵野大学では、どのような学部があるのか、大学におけるイベントはどのようなものかなど、受験生が気になる情報を中心に情報を発信しています。
学食や講義室といったキャンパスを代表する場所で撮影をおこない、入学後、どのようなキャンパスライフが待っているのかイメージしてもらう動画づくりも特徴の1つです。
群馬大学
群馬大学公式アカウント:https://www.youtube.com/user/GunmaUniversity/videos
群馬大学では、おしゃれなプロモーション映像ではなく、現役大学生を中心した動画を多く活用して、受験生に「キャンパスライフ」の共有をおこなっています。
楽しいキャンパスライフが送れるよう、さまざまな学生にインタビューをしています。
インタビュー映像をただ発信するだけではありません。広報担当の大学生を起用し、大学生目線から受験生が知りたい情報を発信しています。一方的な情報だけでなく、受験生に寄り添った情報発信が必要と言えるでしょう。
中京大学
中京大学公式アカウント:https://www.youtube.com/user/ChukyoUniversityCh/videos
浅田真央さん、室伏広治さんなどを排出した中京大学では、体育学部の特徴を活かしたコンテンツを多く発信しています。特に部活動の様子を重点的に紹介し、全国各地から優秀な学生を集めようとする姿勢が動画内からも伝わります。
受験生だけではなく、合格した入学生に向けた情報を発信し、入学後の履修登録をはじめとした従来の伝達手段としても活用しているところが特徴です。
中京大学のように、履修案内や学生が戸惑う手続きについては、限定公開の動画でURLを共有し、現役生に情報を発信する方法も有効と言えるでしょう。
まとめ
・受験生に向けて情報発信が可能
・パンフレット以上に情報を集約できる
・使い方によっては現役学生に向けた情報発信も可能
入学者を増やすため、学校の
認知度を上げるために、積極的に動画活用して注目度を集めましょう。
メディア博士.comでは、プロの目線から訴求力の高い映像制作が可能です。動画活用を検討している広報担当者様は、当社にご相談ください。皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。