スタッフ紹介動画の活用アイデア
まず初めに、スタッフ紹介動画がどのような場面で活用できるのかについて紹介していきます。
スタッフ紹介動画が活用できる主な場面は、「ユーザーへのPR」と「就職希望者へのPR」の2つです。
ユーザーへのPR
スタッフ紹介動画を活用できる場面の1つ目が、ユーザーへのPRです。
貴社の販売している製品や貴社が提供しているサービスに興味を持っているユーザーに対し、スタッフを紹介する動画を制作して配信し、視聴してもらいます。
こちらの動画も、就職希望者へのPRを目的として制作される動画と内容的にはほとんど変わりません。
ただ、おこなっているビジネスが
BtoBか
BtoCかによって、動画の内容やPRの仕方が異なるので注意が必要です。
例えば、
BtoCの場合だと一般の消費者に向けてPRすることになるので、仕事に対する姿勢などについてはもちろんですが、少しプライベートな部分も見せて親近感を抱いてもらうことが重要になってきます。
一方、
BtoBの場合は、親近感よりも安心感や信頼感の方が重要になってくるので、仕事に対する姿勢などについて語る部分のボリュームを増やし、「この人になら任せてみてもいいかな」と思ってもらえるPRが必要になります。
就職希望者へのPR
スタッフ紹介動画を活用できる場面の2つ目が、就職希望者へのPRです。
貴社へ興味を持っている就職希望者や貴社への就職を検討している就職希望者に対して今現在働いているスタッフを紹介する動画を制作し、視聴してもらいます。
動画の内容としては、どういった部署でどういった事業に携わっていて、日々どのような仕事をしているのかを紹介するタイプの動画が多くなっています。
スタッフ紹介動画を制作するメリット
貴社に就職を希望している就職希望者へのPRと、貴社の製品やサービスの利用を検討しているユーザーへのPRに活用できるスタッフ紹介動画。
そのスタッフ紹介動画を制作し、配信することで得られるメリットや期待できるようになるメリットとしてはどのようなものがあげられるのでしょうか?
就職した後のことをより具体的にイメージしてもらえる
就職希望者へ向けたスタッフ紹介動画は、
・会社
・配属されている部署
・携わっているプロジェクトや事業
・普段おこなっている業務
・これまで経験したきたこと
・やりがいや挑戦したいこと
などについて、インタビュー形式で語るタイプの動画が多くなっています。
就職希望者にとってこれらの話はとても参考になる話で、その会社に就職した後のことを具体的にイメージするための貴重な資料になります。
その会社に就職した後のことをイメージできないとなかなか応募に踏み切ることができませんが、就職後を具体的にイメージできるようになってもらうことで、応募を前向きに検討してもらえるようになります。
ユーザーからの信頼を獲得できる
スマートフォンや
タブレットが登場し、時間や場所を選ばずにインターネットにアクセスできるようになったことでユーザーの情報収集の方法も大きく変わりました。
ネットリテラシーが向上したことで、すぐに製品を購入したりサービスを利用し始めたりするのでなく、一旦どういった企業が製造している製品なのか、どういった企業が提供しているサービスなのかを調べるようになってきています。
つまり、ユーザーは、信頼できる企業かどうかをチェックした上で製品の購入やサービスの利用を検討するようになってきているわけですね。
その会社で働いているスタッフやスタッフの人柄を紹介するスタッフ紹介動画は、そういったユーザーからの信頼を獲得するためのツールとして大活躍してくれます。
ユーザーの信頼の獲得は、製品の購入やサービスの利用にも大きく関わってくるので、企業にとっては非常に大きなメリットだと言えるでしょう。
スタッフ紹介動画を制作する際に意識したい3つのポイント
企業にとって嬉しいメリットをもたらしてくれるスタッフ紹介動画ですが、実際にスタッフ紹介動画を制作する場合、いくつか意識したいポイントがあります。
動画を作る目的を明確にする
スタッフ紹介動画には、就職希望者向けの動画とユーザー向けの動画があると紹介してきました。
そのため、まずは「何のために動画を作るの」を明確にし、どのタイプのスタッフ紹介動画を作るのかを決める必要があります。
どちらの動画も大まかな内容はそこまで変わりませんが、発信する相手が異なるので、発信する相手に最適化された動画を作ることが重要になってきます。
就職希望者にワクワクしてもらえるような動画を作る
就職希望者向けのスタッフ紹介動画を作る場合は、その動画を見た就職希望者が、「この会社で働いてみたい…!」と感じるかどうかを意識しながら動画を制作するようにしなくてはいけません。
単なる会社の紹介動画やおこなっている事業の紹介動画にならないよう、どういったことにやりがいを感じているのか、将来どういったことをこの会社でやっていきたいのかなど、今後その会社で働きたいと思っている就職希望者がワクワクするような動画を作るようにしましょう。
ユーザーに信頼してもらえるような動画を作る
ユーザーに向けてスタッフ紹介動画を作る場合、動画を通してユーザーに安心感や信頼感をあたえられるかどうかが重要になります。
スタッフ紹介動画を視聴するユーザーは、すくなくとも貴社の製品やサービスに興味を持っている状態です。
そのため、動画を通して安心してもらったり信頼してもらったりすることができれば、そのユーザーは高い確率で製品やサービスを利用してくれます。
スタッフの人柄が伝わる動画作りを意識し、
「この人が作っている製品なら購入してみてもいいかな」
「この人が作っているサービスなら利用してみてもいいかな」
と思ってもらえる動画を作るようにしましょう。
スタッフ紹介動画の活用事例
スタッフ紹介動画の活用事例として参考になる事例を3つ紹介していきます。
ハートフルホーム福山株式会社
注文住宅の販売やリフォーム事業を展開している福山の会社、「ハートフルホーム福山株式会社」。
ハートフルホーム福山株式会社は公式の
YouTubeチャンネルを立ち上げさまざまな動画を配信していますが、会社で働いている社員の紹介をおこなうスタッフ紹介動画もいくつか公開されています。 動画はとてもアットホームな内容になっていて、語られているのは、仕事に関することではなく趣味に関することがほとんどです。
そのため、登場している方の人間性が伝わる、とてもいいスタッフ紹介動画となっています。
動画はおそらく内製化されているものでクオリティが高いわけではありませんが、それがアットホームな印象をより高めてくれています。
スタッフ紹介動画を内製化したいと考えている方にとって非常に参考になる事例だと言えるのではないでしょうか?
ツジカワ株式会社
金属彫刻などの製造をおこなっている大阪のメーカー、「ツジカワ株式会社」。
ツジカワ株式会社もスタッフ紹介動画を積極的に活用している会社で、
YouTubeチャンネルで複数のスタッフ紹介動画を公開しています。
複数のスタッフをまとめて紹介するのではなく、スタッフ一人に対して一つの動画を作っているので、よりスタッフの人柄がわかる動画となっています。
就職希望者に向けて作られているものと思われますが、趣味などについて語っている動画もあり、ユーザーへのPRにも併用できそうなスタッフ紹介動画の事例です。
株式会社伊藤木材建設
ユーザーに対するPRとしてスタッフ紹介動画を有効活用しているのが、株式会社伊藤木材建設の事例です。
株式会社伊藤木材建設では、自社の
YouTubeチャンネルである「樹の家工房チャンネル」で家づくりにまつわる知識系の動画を配信していますが、同チャンネルのコンテンツの一つとしてスタッフ紹介動画も配信しています。
事例として紹介するのは専務の伊藤さんが自己紹介をおこなっている動画で、会社の成り立ちや自分がおこなっている業務について解説しています。
決してクオリティの高い動画というわけではありませんが、会社の雰囲気が伝わる良いスタッフ紹介動画です。
まとめ
今回は、スタッフ紹介動画について紹介してきました。
就職希望者やユーザーに向けて会社をPRする動画を制作するのであれば、スタッフ紹介動画もあわせて制作されることをおすすめします。 スタッフ紹介動画は採用活動にも大きく貢献してくれますし、売上にも大きく貢献してくれます。
今回紹介させてもらった、動画を制作する際に意識するべきポイントや活用事例を参考にしながら、スタッフ紹介動画の制作に取り組まれてみてはいかがでしょうか?