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動画テロップ必要性の判断と設計ポイント

動画テロップの必要性とは?社内動画を伝わる形にする設計とコツ

動画テロップの必要性とは?社内動画を伝わる形にする設計とコツ

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研修や採用、営業資料、社内広報などで動画を活用する企業が増える一方、「話している内容が伝わらない」「途中で離脱される」「現場から“結局何をすればいいの?”と言われる」といった悩みもよく聞きます。
そこで検討されるのがテロップですが、入れ方を誤ると読みにくくなったり、制作工数ばかり増えたりして逆効果になることもあります。

大切なのは、動画テロップの必要性を目的と視聴環境から整理し、最小の手間で最大の効果が出る設計に落とし込むことです。本記事では、テロップの役割から判断基準、具体的な作り方と社内運用のコツまでを解説します。

この記事は、こんな方におすすめです

  • ✅ 研修やマニュアル動画を、現場が理解しやすい形に整えたい
  • ✅ 無音視聴やながら視聴でも伝わるように情報を補強したい
  • ✅ 採用・営業・社内広報で要点が刺さる動画にしたい
  • ✅ テロップの工数を増やさず、社内で運用できる型を作りたい

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テロップとは何か:字幕やキャプションとの違い

企業動画の制作現場では、「字幕」「テロップ」「キャプション」などの言葉が混ざって使われがちです。
用語が曖昧なままだと、関係者間で完成イメージがズレたり、必要以上に手間が増えたりします。まずは言葉を整理し、どの役割を動画に持たせたいのかを明確にしましょう。

企業動画で混同しやすい用語を整理する

字幕は、話している内容を文字で再現するものです。聞き取りを補助し、無音でも理解できる状態を作ります。一方で、話している内容をそのまま全て文字にすると、画面が読みにくくなりやすい点には注意が必要です。


テロップは、字幕のように発言を文字化する場合もありますが、企業動画では「要点を短くまとめて見せる」「数字や条件などの重要情報を確実に伝える」「見どころを強調する」など、情報設計のために使われることが多いです。
つまり、発言の再現に限らず、視聴者の理解を導くための“視覚的な補助線”として機能します。


キャプションは、画面内の補足説明や注釈、登場人物の肩書、注意事項などを示す意味で使われることが多く、テロップの一種として扱っても差し支えありません。現場では言い方よりも、何を補う目的なのかを揃えるのが重要です。

テロップの代表的な種類と役割

企業動画で使いやすいテロップは、大きく次のように整理できます。

  • 字幕型:発言やナレーションを補助し、聞き取りやすさを上げる
  • 要約・強調型:長い説明を短く言い換え、重要点だけを残す
  • 固定情報型:商品名や工程名、手順番号、注意事項などを一定時間表示する
  • 注釈型:条件や例外、補足説明を小さめに添える


この分類で考えると、「全部に文字を入れるかどうか」ではなく、「何を確実に伝えるために、どの型をどこに置くか」という設計の話にできます。ここが、動画テロップの必要性を判断する最初の分岐点になります。

動画テロップの必要性はどこで決まるのか

「テロップは入れたほうがいいですか?」という相談は多いのですが、答えは目的と視聴環境によって変わります。企業動画は、エンタメ動画のように“好きで見に来る”とは限りません。
業務の合間に見られたり、周囲に人がいたり、移動中だったりします。つまり、視聴者側の集中力や音の条件が一定ではない前提で設計する必要があります。

視聴環境と視聴者の前提をそろえる

動画テロップの必要性が高まる典型は、次のような状況です。

  • 無音または小音量で視聴されやすい:オフィスや移動中など、音が出しにくい環境
  • 視聴者の前提知識がバラバラ:新人とベテラン、他部署、拠点違いなど
  • 正確性が求められる:手順、注意事項、数値、条件、ルールなどの誤解がリスクになる
  • 短時間で要点を掴ませたい:忙しい担当者が“まず概要だけ”見たいケース


逆に、落ち着いて音ありで視聴できることが前提で、内容も短く単純な場合は、テロップの必要性が相対的に下がることもあります。ただし、企業動画は想定外の見られ方が起きやすいので、最低限の補助は入れておくほうが安心です。

目的別:入れるべき量と優先順位の考え方

必要性を判断するために、まず動画の目的を次のどれに近いかで整理します。


1. 理解度を上げたい(研修・マニュアル)
この場合は、聞き取り補助よりも「誤解なく手順を再現できること」が重要です。要約・強調型と固定情報型を中心に、工程名、手順番号、注意点、判断基準などをテロップで残すと、後から見返しても迷いにくくなります。


2. 印象を残したい(採用・企業PR)
世界観やトーンを崩さない範囲で、要点の言い換えやキーフレーズの強調が有効です。文字を増やしすぎると映像の良さが削がれるため、量は少なめにして「ここだけ覚えてほしい」を絞るのがコツです。


3. 行動につなげたい(営業・提案・問い合わせ導線)
視聴者が見終わった直後に何をすべきかが明確になるよう、条件、メリット、次アクションを短く提示します。言い切りの文章で、判断材料が一目で分かるようにすると効果が出やすいです。


このように、目的が違えば“適切なテロップ量”も違います。フルテロップか否かで迷うより、目的達成に必要な情報だけを、読みやすい形で載せるのが現実的です。

入れない判断が成立するケースと注意点

テロップを入れない、または最小限にする判断が成立しやすいのは、例えば次のようなケースです。

  • 映像だけで意味が伝わり、説明がほとんど不要な短い動画
  • 対象者が限定されており、前提知識が揃っている社内向け動画
  • ナレーションが短く明瞭で、視聴環境も音ありを想定できる配信


ただし、企業活動では「想定していない人が見る」「音が出せない状況で見る」「途中から見始める」といったことが起こります。
最低限、重要用語の表示、手順番号、注意事項などの“抜けると困る情報”だけでもテロップとして残しておくと、後工程の問い合わせや確認の往復が減りやすくなります。

テロップが効く企業シーン:研修・採用・営業・社内広報

テロップは「見た目を派手にする装飾」ではなく、業務の伝達精度を上げる仕組みとして使うと効果が出やすいです。ここでは、企業で特に効果が出やすい代表的なシーンを整理します。

研修・マニュアル動画での活用

研修やマニュアル動画では、視聴者が“その場で作業できる状態”になることがゴールです。口頭説明だけだと、メモを取る手間が発生し、集中も途切れやすくなります。
テロップで手順と判断基準を提示しておくと、視聴しながら作業しやすくなり、質問の発生も抑えやすくなります。


特に効果が出やすいのは、次のような情報です。

  • 手順番号(1→2→3)と作業の区切り
  • “やってはいけない”注意点や例外条件
  • 数値や条件(時間、回数、基準)
  • 専門用語の短い定義

ポイントは、話している内容を全て文字にするのではなく、「ミスが起きやすい部分」「曖昧になりやすい部分」を優先して可視化することです。

採用・企業PR・営業動画での活用

採用や企業PR、営業用途の動画は、視聴者が途中で離脱しやすいのが現実です。テロップは、冒頭で“見る理由”を作ったり、途中の要点を拾わせたりするのに役立ちます。


例えば、冒頭では「誰に向けた動画か」「何が得られるか」を短く提示し、中盤以降はキーメッセージや強みを短い言い換えで強調します。
ここで文字が多すぎると、映像の印象よりも“読む作業”になってしまうため、量は控えめにして、強調点だけを置く設計が向いています。

社内広報・多部署共有での活用

社内広報や全社向けの共有動画では、部署や拠点、職種によって前提知識が違います。用語の定義や背景が共有されていないと、同じ動画を見ても受け取り方がズレます。
テロップで「これは何の話か」「対象範囲はどこか」「いつから何が変わるのか」を押さえると、誤解が減りやすくなります。


また、社内動画は“後で見返す”ことが多いです。見返し前提なら、固定情報型や注釈型のテロップをうまく使い、重要な情報がどこにあるかを画面上に残しておくと、再視聴のコストが下がります。

効果を落とさず工数を増やさないテロップ設計のコツ

テロップは入れれば良いものではなく、読みやすさと制作効率の両立が重要です。企業動画では本数が増えやすいため、毎回ゼロから作ると運用が破綻しがちです。
ここでは、品質を保ちながら工数を増やしにくい考え方をまとめます。

文章・見せ方・タイミングの基本ルール

文章は短く、意味が切れる単位にする
話し言葉をそのまま文字にすると長くなり、読みにくくなります。テロップは「一文を短く」「結論を先に」「助詞を減らしても意味が通る形」を意識すると、視認性が上がります。
特に業務手順は、主語よりも動詞を先に置くと伝わりやすくなります(例:確認する/入力する/共有する)。


画面の“読ませる場所”を固定する
テロップの位置が毎回変わると目が疲れ、内容よりも追従に意識が取られます。基本の表示位置を決め、例外は必要な場合だけにすると、理解がスムーズになります。
人物の顔や重要な操作画面に被らない“安全な余白”を意識することも大切です。


表示時間は「読める」より「理解できる」を基準にする
読める速度でも、理解が追いつかないと意味がありません。要点テロップは、短い文を少し長めに出すくらいが現場では使いやすいです。逆に、長文を短時間で流すのは、情報を落とす原因になります。


動きは控えめにしてルール化する
動きが多いと目立ちますが、企業動画では“落ち着き”も品質の一部です。動きを付ける場合は、出現と消失のパターンを統一し、目的(強調したい、区切りを見せたい)に対して必要な範囲に留めると、制作も運用もしやすくなります。

ミスを防ぐチェック体制とテンプレ化

企業動画のテロップは、誤字脱字だけでなく、条件や数値の誤りがトラブルにつながる可能性があります。制作の流れに、短いチェック工程を組み込むのがおすすめです。

  • 原稿とテロップを分けて管理する:話す内容(台本)と表示する要点を別で用意し、差分を意図して作る
  • 表記ルールを決める:用語、単位、数字の表記、敬語、言い回しを統一する
  • 確認者を固定する:内容確認(業務担当)と表現確認(広報・人事など)の役割を分ける
  • テロップの型をテンプレ化する:手順番号、注意事項、結論提示などを「いつもの型」にする


テンプレ化は、デザインだけでなく文章の型にも効きます。「注意:〜」「ポイント:〜」「結論:〜」のような枠組みを決めておくと、迷いが減り、制作スピードが上がります。

メディア博士でテロップ制作と運用を社内完結しやすくする

テロップを継続運用する際の課題は、デザインや編集スキルよりも「社内で回る仕組み」を作れるかどうかです。担当者が変わるたびに品質がブレたり、過去動画の修正ができなかったりすると、動画活用が止まってしまいます。


メディア博士のようなクラウド型の動画制作環境を使うと、テロップ付き動画の運用を社内で回しやすくなります。
例えば、テロップの基本デザインや言い回しをテンプレとして整え、部署ごとに必要な動画を同じ型で作ることで、品質を保ちながら本数を増やしやすくなります。


また、研修・マニュアル・採用・社内広報など複数用途に動画を展開する企業では、同じ素材を目的別に作り分ける場面も出てきます。
そうしたときに、テンプレや部品を共有して編集できる状態を作っておくと、テロップ制作の負担が特定の人に集中しにくくなります。結果として、動画活用のスピードと継続性が上がりやすくなります。

まとめ

動画テロップの必要性は、「入れるか入れないか」ではなく、目的と視聴環境に合わせて“どの情報を、どの型で、どこに置くか”で決まります。研修やマニュアルでは誤解防止と再現性のために要点や条件を残し、採用や企業PR、営業では印象と理解の導線として短く強調するのが基本です。
工数を増やさずに継続するには、文章・表示位置・動きのルールを決め、テンプレ化とチェック体制を整えることが重要です。社内でテロップ付き動画を継続的に作る体制づくりとして、メディア博士の活用も選択肢になります。

田村 航
監修者

田村 航

株式会社博士.com
メディア事業・プロモーション業務管轄
サブマネージャー

博士.comに2017年に中途入社し、不動産会社のHP制作やSEOコンサルタントとして従事。 これまでに累計で80社以上のクライアントを担当し、幅広い支援実績を持つ。
その後、メディア事業部へ異動し、これまで培ったSEOやコンテンツ戦略の知見を活かしながら、動画活用のコンサルティングに携わっている。

田村 航
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田村 航

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メディア事業・プロモーション業務管轄 サブマネージャー

博士.comに2017年に中途入社し、不動産会社のHP制作やSEOコンサルタントとして従事。 これまでに累計で80社以上のクライアントを担当し、幅広い支援実績を持つ。
その後、メディア事業部へ異動し、これまで培ったSEOやコンテンツ戦略の知見を活かしながら、動画活用のコンサルティングに携わっている。

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